ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

43 / 129
38 圧倒的な力

グレースたちと一緒に舞台裏に行くとそこには金地鬼の姿があった。

 

「来たか」

 

「間に合ったのか?」

 

「多分……」

 

「この鬼が来る前に逃げたのよ‼」

 

「もうせっかく楽しみにしてたのに‼ライブめちゃくちゃにして」

 

グレースたちがそう言う中、僕は鬼化して玄弥の前に腕をつきだした。

 

「僕の腕で悪いけど……」

 

「必要ねぇよ。と言うかお前のはどんな感じになるか分からないから止めとく」

 

「もうここまで追い込んだんだから覚悟しなさい‼」

 

蜜璃さんが日輪刀を抜き、

 

『恋の呼吸‼壱ノ型初恋のわななき』

 

技を放つが、金地鬼は刃を受け止める

 

「!?」

 

「ほう、面白い刀だな。それに使用者も中々の力を持っているが……弱い‼」

 

金地鬼が引っ張った瞬間、蜜璃さんの身体が浮き上がり、投げ飛ばされる

 

「つっ!?」

 

蜜璃さんは受け身をとるが投げ飛ばされたことにたいして驚いていた。

 

蜜璃さんは見た目以上の力持ちなのに……力負けしたのか?

 

「この程度か。柱と言うものは」

 

「な!?まだ本気出してないだけだから‼」

 

『弐ノ型‼懊悩巡る恋』

 

高速の斬撃が金地鬼に迫るが、金地鬼は斬撃を避け、蜜璃さんに一瞬で近づき、みぞうちに一撃入れる。

 

「かはっ!?」

 

蜜璃さんはお腹を押さえて、その場に座り込む。僕は急いで血鬼術で治そうと駆け寄ろうとするが……

 

「敵に背を向けるのか?」

 

金地鬼の鋭い一撃が叩き込まれ、地面に転がされる。何とか立ち上がろうとするが、踏まれて押さえつけられた。

 

「ぐっ……」

 

「お前が相手してきた奴等は加減していたみたいだな。悪いが俺は手加減はせずにお前を殺す‼」

 

「ハアアアア‼」

 

グレースたちが攻撃を繰り出すが、金地鬼は人さし指一つで三人の拳を弾き、吹き飛ばす

 

「プリキュアか……お前らは抹殺対象ではない。大人しくしていろ」

 

「ちっ‼」

 

「そこのお前もだ」

 

銃を構えて撃とうとしていた玄弥だが、金地鬼が軽く腕を振っただけで、顎に一撃を喰らった

 

「玄弥!?」

 

「まずはお前らを殺したあと、他の奴等を殺す。上弦との戦いで弱っているだろうしな」

 

「あなた……そこまで強いのに……何で……」

 

「確実に殺すためなら……何でも使う‼それだけだ‼」

 

金地鬼の言葉を聞き、グレースは立ちあがり……

 

「何でもって……このイベントを無茶苦茶にしたのも……ただあなたの目的のために?そんなのおかしいよ」

 

「小娘が……いい加減黙れ‼」

 

金地鬼が両腕を振り、グレースたちを吹き飛ばし、三人の変身が解けてしまった。

 

「みんな!?」

 

「先ずはお前だ‼プリキュアもお前の亡骸を見て……どんな反応をするだろうな」

 

「僕は死なない……そんなことも……」

 

「死ぬまで殺せば……死ぬだろう」

 

金地鬼が大太刀を抜き、僕の首を切ろうとかかげた。

 

「さぁ、何度目で死ぬかな?」

 

「紫乃!?」

 

金地鬼が大太刀を振り落とす。もうダメかと思った瞬間……

 

『壱ノ型‼不知火』

 

斬撃が金地鬼の腕を切り落とす。金地鬼は斬られた瞬間、後ろへ下がった。

 

「うむ‼待たせたな」

 

「杏寿郎さん……」

 

杏寿郎さんに伊之助と善逸も駆けつけてきた。

 

「無事とは言えないが……間に合ったな」

 

「杏寿郎さん……奴は強いです。さっきまで戦ったばかりじゃ……」

 

「紫乃、俺たちは大丈夫だ‼」

 

「あの暗殺野郎に任せてきたからな」

 

暗殺野郎って……誰?

 

「ほう、上弦を相手に逃げてきたのか‼」

 

「逃げてねぇよ‼」

 

伊之助が怒ってるけど……本当に何があったんだ?

 

「だが人数が増えたところで……」

 

「お待たせしました。大丈夫ですか?」

 

するとしのぶさんたちも駆けつけてきたけど……何か機嫌がいいのは気のせいかな?

 

「師範……」

 

「しのぶ、もう少し感情を抑えないとダメよ」

 

「ふふ、あのくそ野郎の恐怖に引きつった顔……最高だったわ」

 

本当に何があったんだ……

 

「……誰一人鬼狩りを殺せないとは…………ガッカリだ‼」

 

金地鬼の筋肉が膨れ上がり、顔付きも変わっていき、巨大な尻尾も生え始め、怪物のような姿になった。

 

「まぁいい‼ここで全員ぶっ殺す‼」

 

巨大な腕を上げ、僕らを叩き潰そうとするが……

 

「「ハアアアア‼」」

 

天井を突き破り、二つの何かが金地鬼の頭をぶん殴った

 

「あの壺‼何処に逃げたのよ‼」

 

「間に合ったか」

 

大鎌を持った少女と鎧を纏った男が並び立っていた。

 

「生きていたのか」

 

「ん?さっきの……それでこの怪物が元凶か?」

 

「逃げられたのね‼あの壺‼今度会ったら粉々にしてやるんだから‼」

 

何か変わった人たちだけど…………誰なんだ?

 

「ミナトくん」

 

「フレイヤ」

 

するとのどかたちの所に見知らぬ少女たちが駆け寄っていた。

 

「あ、あなたたちは?」

 

「ごめんね。みんなを避難させていたから」

 

「でも私たちが来たからにはもう大丈夫‼」

 

大丈夫って……相手は化け物なのにどうするんだ?

 

「ダメ……あの怪物は…………」

 

「大丈夫‼私たちプリキュアだから」

 

「あなたもだよね」

 

「プリキュア……」

 

駆けつけてきた少女たちが並び立ち、のどかたちも並び立つ

 

「みんな‼行くよ」

 

『うん‼』

 

「「「「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」」」」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

 

「輝く未来を抱きしめて!!みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

 

「「輝く未来を抱きしめて!!みんな大好き!愛のプリキュア!」

 

「キュアマシェリ!」

 

「キュアアムール!」

 

「「「「「HUGっと!プリキュア!」」」」」

 

「宇宙に輝くキラキラ星‼キュアスター‼」

 

「天にあまねくミルキーウェイ‼キュアミルキー‼」

 

「宇宙を照らす‼灼熱のきらめき‼キュアソレイユ‼」

 

「夜空に輝く‼神秘の月あかり‼キュアセレーネ‼」

 

「銀河に光る‼虹色のスペクトル‼キュアコスモ‼」

 

「「「「「スター☆トゥインクルプリキュア‼」」」」」

 

「私たちも‼」

 

「「「スタート」」」

 

「「「プリキュアオペレーション」」」

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」

 

「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」

 

「「「地球をお手当て‼」」」

 

「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」




次回辺りでオリストも終われるかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。