私と彼との出会いはほんの些細なきっかけだった。
彼は私の隣の家に住んでいる。
出会ってから色々と衝撃的な出来事が起こったけど……彼と一緒に頑張れた……
「のどか?調子悪いのか?」
「えっ?」
不意に声をかけられた。そうだ。今日は紫乃くんの家で勉強を教わってるんだった。
「少し休むか?」
「さっき始めたばっかりだよ~大丈夫」
「そう?」
紫乃くんは勉強できる方だ…………だからちょっとした時間にこうやって教えてもらってる
「紫乃くんって、昔から勉強できる方だったの?」
「ん?そういう訳じゃないな…………ほら、前に話したけど、僕も病弱だったんだ。病院にいる間はそれとなく勉強をしていたな」
「そっか……」
「まぁこうして……いるのも宗一さんのお陰だけど……」
紫乃くんの身体には特殊な血液……鬼の血が流れている。それのお陰で身体が丈夫になって、再生能力や身体能力が人よりも上がってる……それについて悩んでいたこともあるけど……紫乃くんは紫乃くんだ
「ん?のどか、少し動かないで」
彼はそう言って私の髪に触れた。突然のことで驚く私……
「し、紫乃くん……」
「はい、髪にゴミついてたよ」
そう言って見せてきた紫乃くん…………何というかそう言うことをいきなりやらないでほしい……凄くドキドキするから……
「ねぇ、紫乃くん……」
「何だ?」
「紫乃くんは好きな人いるの?」
「好きな人?」
私……無意識に聞いていた……でも仕方ないことだ。
彼の思いを寄せている人が私以外だったら…………私は素直に応援したい……
「まぁ……いるかな?」
いるんだ…………このままこの話を終わらせてもいいけど……私は更に問いかけた
「誰?」
「…………教えない」
「そっか」
これ以上は聞かないことにした。だって聞いたらいけない気がするから……
少し時間が経ち、気がつくと夕方になっていた。私はそろそろ帰ることを伝えようとすると……
「寝てる……」
疲れているのか寝てしまっている紫乃くん……起きるの待つべきだけど……いつ起きるか分からないから…………私はメモを残して帰ろうとする……
だけど何故か立ち止まり……私は紫乃くんに耳打ちをした
「紫乃くん……好き。大好きだよ」
今だけは自分の気持ちを伝えさせて…………
紫乃side
目を覚ますとのどかの姿はなかった……なかったけど……
「あの時の言葉は……嘘じゃないよな」
あの時、のどかが耳打ちしてくれた言葉……
夢じゃないよな……聞こえた瞬間起きようとしたけど、止めた……でも薄目を開けながらのどかの顔を見たら…………
のどかは頬を赤く染めていた
「…………どうしたものか……」
僕は自分の気持ちを伝えるべきか……