ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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今回は裏主人公の物語です。

別連載にしようとしたけど、普通にこちらで一話のみの話にしました、


45 一青

幼い頃の記憶…………それは母親が俺を見る目…………

 

汚いものを見るような目……

 

恐ろしいものを見る目……

 

不快そうに見る目……

 

優しさもなにも感じさせない目……

 

「あんたなんか…………生まなければ良かった。あんたは忌み子よ」

 

吐き捨てるかのように言い、俺を捨てた。

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと汗だくだった。またあの夢…………

 

「いい加減忘れたい」

 

悪夢に蝕まれる俺。もう思い出したくないのに…………

 

悪夢のせいで朝から疲れたけど、早いところ飯を食べないと…………

 

 

 

 

俺は成瀬一青。すこやか中に通ってる中学二年。

 

一人で……というわけではないけど、親はいない…………

 

俺は捨てられ、自分の名前も救ってくれた人が与えてくれたものだ

 

 

 

 

 

 

 

「供物と言うわけではないな」

 

一番古い記憶。俺は鎧を纏った男の前にいた

 

「鬼神様……何故人の子がここに?」

 

「ここは普通に来れる場所じゃないだろ」

 

「歪みだろうな。それにしてもこの赤子……」

 

鎧を纏った男……鬼神は俺に触れようとする。その瞬間、鬼神の手が何かに弾かれる。

 

「なるほど……忌み子か」

 

「忌み子……捨てられたのだな」

 

「人間は本当にろくな奴じゃないな」

 

「まぁいい。ここに会ったのも何かの縁だ‼」

 

 

 

 

 

 

 

それから俺は鬼たちに育てられ、名前も与えられた。

 

「……今日はサボるか」

 

確かめたいことがあった。そのためにあの場所に行かないと…………

 

俺は指をならすと一瞬で別の場所に移動した。

 

 

 

そこは赤黒い世界……ビョーゲンキングダム。

俺はしばらく道なりに歩いていると、角と蠍の尻尾を生やした男がいた

 

「何?また来たの」

 

「俺も一応は協力者だからね。ダルイゼン」

 

ダルイゼン。ビョーゲンキングダムの幹部の一人。地球を病気で蝕み、自分達が住みやすいようにしているらしい。俺を拾った鬼たちも協力している。

 

「それで何か用?」

 

「あぁ、少し前に怪物騒ぎがあったけど……動き出したってことでいいのか?」

 

「わざわざそれを確かめるために来たの?まぁそうだよ」

 

やっぱりか……ダルイゼンたちが動き出したなら、鬼たちも動く。

 

「それと同時に……プリキュアが現れた」

 

「プリキュア?あぁ伝説の戦士か……」

 

「あと変な奴も……」

 

「変な奴?」

 

「刀を持った奴だよ。お前と歳は変わらない」

 

そんな奴がいるのか……それにプリキュア……

 

「お前も動くの?」

 

「俺は適当に動くよ。お前たちの邪魔にならないように…………」

 

俺は笑みを浮かべ、家に戻るのであった。

 

「変わった奴…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

家に戻ると外は夕方になっていた。あっちに行くとたまに時間がずれるな……

 

「刀を持った奴か…………」

 

俺は何もない場所から一本の刀を出現させる。

 

「月輪刀…………月の光を浴びた鉱石から作られた刀…………」

 

この刀は俺が捨てられたときに一緒にあったらしい。俺のだとということで、所持してるが…………

 

「戦うことになったら……どうなるだろうな」

 

いつか来る戦いに期待する俺。その時が楽しみだよ…………

 

ピンポーン

 

呼び鈴がなり、月輪刀をしまい、玄関を開けると……

 

「あれ?元気そうじゃん」

 

「何しに来たんだよ。平光」

 

訪ねてきたのは同級生の平光ひなただった。一体何しに来たのやら……

 

「はい、これ先生に頼まれたプリント」

 

プリント…………わざわざ来たのか……

 

「別に机の中にでも入れておいてくれればいいんだけど……」

 

「先生に頼まれたの。いーくん、体調不良で休みだからって」

 

「そう……」

 

プリントを受けとり、扉を閉めようとすると、

 

「サボったりしたらダメだからね。また明日」

 

閉め切る前にそんなことを言われた。サボりか…………

 

「今日は頭痛が酷かっただけだ。と言うか不良だと思われてるのか?俺は……」

 

「違うの?」

 

「違う……ほら、暗くなるから早く帰れ」

 

「うん、じゃあまた明日」

 

平光は笑顔でそう言うのであった。

 

 

 

 

 

 

「明日か……」

 

夢を見なければ行けそうだな。

 

「へぇ、仲良さそうじゃない」

 

リビングに入ると同居人の一人である下弦の鬼、零余子がいた。俺の家は言うなれば鬼たちのたまり場になっている。

特に問題とかはないからいいけど……

 

「盗み聞きか?趣味の悪いやつ」

 

「ちょっと聞こえただけだから…………」

 

「あっそ」

 

とりあえず零余子にお茶を出し、目の前に座った。

 

「お前はプリキュアに会ったのか?」

 

「私たちはまだ出撃してないわよ。命令が下ってないしね」

 

「そうか……俺も戦うときは……楽しみだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから暫くしてから、プリキュアが増え、鬼狩りも増えていることを知り、そのプリキュアと鬼狩りの一人が、クラスメイトだと知った。それにひなたもプリキュアだと言うことを…………

 

「それでお前はどうするんだ?」

 

酒呑に呼び出された俺は今後戦えるのかを言われた

 

「さぁな……だがお前らには恩がある」

 

「恩のために戦うのか?」

 

「あぁ」

 

「ならばお前に任せるぞ」

 

そう……俺は戦う。どんな事が起きたとしても…………

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