別連載にしようとしたけど、普通にこちらで一話のみの話にしました、
幼い頃の記憶…………それは母親が俺を見る目…………
汚いものを見るような目……
恐ろしいものを見る目……
不快そうに見る目……
優しさもなにも感じさせない目……
「あんたなんか…………生まなければ良かった。あんたは忌み子よ」
吐き捨てるかのように言い、俺を捨てた。
目を覚ますと汗だくだった。またあの夢…………
「いい加減忘れたい」
悪夢に蝕まれる俺。もう思い出したくないのに…………
悪夢のせいで朝から疲れたけど、早いところ飯を食べないと…………
俺は成瀬一青。すこやか中に通ってる中学二年。
一人で……というわけではないけど、親はいない…………
俺は捨てられ、自分の名前も救ってくれた人が与えてくれたものだ
「供物と言うわけではないな」
一番古い記憶。俺は鎧を纏った男の前にいた
「鬼神様……何故人の子がここに?」
「ここは普通に来れる場所じゃないだろ」
「歪みだろうな。それにしてもこの赤子……」
鎧を纏った男……鬼神は俺に触れようとする。その瞬間、鬼神の手が何かに弾かれる。
「なるほど……忌み子か」
「忌み子……捨てられたのだな」
「人間は本当にろくな奴じゃないな」
「まぁいい。ここに会ったのも何かの縁だ‼」
それから俺は鬼たちに育てられ、名前も与えられた。
「……今日はサボるか」
確かめたいことがあった。そのためにあの場所に行かないと…………
俺は指をならすと一瞬で別の場所に移動した。
そこは赤黒い世界……ビョーゲンキングダム。
俺はしばらく道なりに歩いていると、角と蠍の尻尾を生やした男がいた
「何?また来たの」
「俺も一応は協力者だからね。ダルイゼン」
ダルイゼン。ビョーゲンキングダムの幹部の一人。地球を病気で蝕み、自分達が住みやすいようにしているらしい。俺を拾った鬼たちも協力している。
「それで何か用?」
「あぁ、少し前に怪物騒ぎがあったけど……動き出したってことでいいのか?」
「わざわざそれを確かめるために来たの?まぁそうだよ」
やっぱりか……ダルイゼンたちが動き出したなら、鬼たちも動く。
「それと同時に……プリキュアが現れた」
「プリキュア?あぁ伝説の戦士か……」
「あと変な奴も……」
「変な奴?」
「刀を持った奴だよ。お前と歳は変わらない」
そんな奴がいるのか……それにプリキュア……
「お前も動くの?」
「俺は適当に動くよ。お前たちの邪魔にならないように…………」
俺は笑みを浮かべ、家に戻るのであった。
「変わった奴…………」
家に戻ると外は夕方になっていた。あっちに行くとたまに時間がずれるな……
「刀を持った奴か…………」
俺は何もない場所から一本の刀を出現させる。
「月輪刀…………月の光を浴びた鉱石から作られた刀…………」
この刀は俺が捨てられたときに一緒にあったらしい。俺のだとということで、所持してるが…………
「戦うことになったら……どうなるだろうな」
いつか来る戦いに期待する俺。その時が楽しみだよ…………
ピンポーン
呼び鈴がなり、月輪刀をしまい、玄関を開けると……
「あれ?元気そうじゃん」
「何しに来たんだよ。平光」
訪ねてきたのは同級生の平光ひなただった。一体何しに来たのやら……
「はい、これ先生に頼まれたプリント」
プリント…………わざわざ来たのか……
「別に机の中にでも入れておいてくれればいいんだけど……」
「先生に頼まれたの。いーくん、体調不良で休みだからって」
「そう……」
プリントを受けとり、扉を閉めようとすると、
「サボったりしたらダメだからね。また明日」
閉め切る前にそんなことを言われた。サボりか…………
「今日は頭痛が酷かっただけだ。と言うか不良だと思われてるのか?俺は……」
「違うの?」
「違う……ほら、暗くなるから早く帰れ」
「うん、じゃあまた明日」
平光は笑顔でそう言うのであった。
「明日か……」
夢を見なければ行けそうだな。
「へぇ、仲良さそうじゃない」
リビングに入ると同居人の一人である下弦の鬼、零余子がいた。俺の家は言うなれば鬼たちのたまり場になっている。
特に問題とかはないからいいけど……
「盗み聞きか?趣味の悪いやつ」
「ちょっと聞こえただけだから…………」
「あっそ」
とりあえず零余子にお茶を出し、目の前に座った。
「お前はプリキュアに会ったのか?」
「私たちはまだ出撃してないわよ。命令が下ってないしね」
「そうか……俺も戦うときは……楽しみだな」
それから暫くしてから、プリキュアが増え、鬼狩りも増えていることを知り、そのプリキュアと鬼狩りの一人が、クラスメイトだと知った。それにひなたもプリキュアだと言うことを…………
「それでお前はどうするんだ?」
酒呑に呼び出された俺は今後戦えるのかを言われた
「さぁな……だがお前らには恩がある」
「恩のために戦うのか?」
「あぁ」
「ならばお前に任せるぞ」
そう……俺は戦う。どんな事が起きたとしても…………