幼い頃、僕はのどかみたいに病弱だった。
外の景色を見れば、走り回りたいと思いたいほど…………
ずっと辛い思いをしていた。
そんな入院していたとき、お爺ちゃんの知り合いの宗一さんが僕に処置を施した。
今思えばそれは僕の鬼の力を授けたものだったのかな……
「お陰で健康的になれたから…………って何でみんな、悲しそうな顔してるんだよ!?」
「だ、だって……紫乃っち……」
「何で話してくれなかったのよ……」
「わざわざ話すことじゃなかったし……」
「秘密にしてたなら……話してごめんね」
「いや、謝ることじゃないし……」
「紫乃……その……宗一さんの事は恨んだりしてないのか?元気になったけど、鬼の力や不死身になったことについて…………」
「恨みとかはないよ。宗一さんは僕のためを思ってやったことだし…………もしも病気が治らなくっても……恨むのは間違ってるから……」
「そっか……紫乃らしいな」
炭治郎は笑顔で返すけど…………
「のどかたちも泣くなよ……ほら、好きなものあげるからさ」
「「本当に!?」」
のどかとひなた、変わり身早いな……
「紫乃……」
「ちゆも気にするなよ……ただ昔は身体が弱かっただけの話だからさ。今は元気なんだから」
「そうね。紫乃の知らなかったことが知れただけで充分だわ」
「ほら、食べ歩きしよう」
「えぇ」
それからみんなで食べ歩きを満喫したり、腕相撲をしたり、フェスを楽しむのであった。
一青side
「さて……フェスだから探し人が見つかるかな~」
人間の姿をした累と共に探し人の捜索を始めるのであった
「ねぇ」
「何だよ。累」
「その探し人の特徴は?」
特徴?はて……
「累が聞いてるんじゃないのか?」
「知らないよ」
「じゃあどうやって探すんだよ……」
「さぁ?」
………………情報集めてからにしておけば良かった……
「…………何か食べるか?」
「まぁそうだね。だけどこの街に鬼狩りがいるんだろ?大丈夫なのか?」
「特別な処置をしてるからな。人の姿なら鬼だとバレないし、俺も戦うときも似たような処置をしてある」
じゃないと敵に俺の正体がバレるからな
「さて、今日は何があっても楽しむぞ」
「…………」
後で茨木に話を聞いておこう
紫乃side
みんなでフェスを回っていると、すこやか饅頭を売っている屋台の人達の声が聞こえた。
話を聞くとどうにも蒸器が壊れたらしく、すこやか饅頭を作れないらしい。
すると周りの人達が力を貸してくれることになり、僕らも手伝うことになった。
「すごいね……みんなの力であっという間に解決しちゃうんだもん」
「そうね」
「あら、こんなの大したことじゃないわ」
近くの椅子に座っていたお婆さんがそんなことを言い出した。大したことないって……
「すこやか市はね。そもそもそう言う町なんだよ」
「そう言う?」
「えぇ、昔から病気やトラブルに見舞われる度に、みんなで協力して困難を乗り越えたんだよ。だからすこやか饅頭が作れないなんてトラブル、この町のみんなが力を合わせれば何て事ないよ」
力を合わせればか……確かにそうかもしれないな。
「確かにすこやか市はそう言う街かもしれないわ。何かあったらみんなで乗り越えるって言う」
「そう言うパワフルなとこあるかもね」
「だな」
僕らもそうしていってるしな。
「のどかの元気の源はこの街から貰ってるかもしれないな」
「うん!」
しのぶside
「つまり……協力する気はあると」
「お館様からの命令だからな」
「それじゃ早くみんなの所に紹介に……」
「…………」
この人は……黙りこんで……のどかさんたちに聴診器借りてきた方がいいかもしれない。
そんなとき、離れたところから悲鳴が聞こえてきた。
「何だろ?」
「まさか!?行きましょう!冨岡さん‼」
「……まだ鮭大根を……」
「………………」ピキッ
「し、しのぶちゃん?」
紫乃side
メガビョーゲンが現れ、のどかたちは何処かに行っていたラビリンたちと合流し……
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」
プリキュアに変身して、メガビョーゲンの前に立った。
「ちぃーす!プリキュアー!ご機嫌いかがっすかー!」
「ふん、あんた来たからちょー最悪」
「おーこっわ!」
今回はバテテモーダだけなのか?なら、プリキュアたちの戦いに集中できる!
「それじゃー行くよー!」
メガビョーゲンの突進を僕らは避け、炭治郎と同時に攻撃を仕掛けようとするが、メガビョーゲンは両腕の扇風機を掲げて、風を巻き起こして僕らを吹き飛ばした。
吹き飛ばされた僕らは近くの山に落ちると、追ってきたメガビョーゲンがまた風を起こして僕らの動きを封じる。
「動けなーい!?」
「この風じゃ……血鬼術も……炭治郎、何か策がないか?」
「流石にこれだと……」
「任せて‼」
フォンテーヌが風が吹いていないところへと移動して、メガビョーゲンに攻撃を加え、よろけた瞬間にスパークルと共に
「ハアアアア‼」
『雪の呼吸!壱の型!初雪!』
『ヒノカミ神楽!円舞』
更に攻撃加えて倒れるメガビョーゲン。その隙にグレースはキュアスキャンで風のエレメントさんの場所を確認し、攻撃を加えようとした瞬間
『十二月の呼吸!参の月弥夜李‼』
三つの斬撃がグレースたちに迫ってきた。僕と炭治郎は咄嗟に防ぐ。
「はぁ、あいつめ……後で大量に奢らせてやる‼」
「そもそも本来の目的忘れてたでしょ」
メガビョーゲンの前には月鬼とあれは……
「下弦の伍!?」
「久しぶりだね。君の妹は元気にしてる?」
下弦の伍はそう言って、手から何かを出してきた。僕は身構えた瞬間、身体を動けなくされていた
「これは……!?」
「紫乃!?」
炭治郎は慌てて僕を助けようとするが、月鬼がそれを邪魔する
「悪いが奢らせる分の働きはする‼それに……」
『十二月の呼吸!肆の月!雨月‼』
四連続の突きが炭治郎を襲う
「日の呼吸と十二月の呼吸の力比べだ‼」
「くっ」
早く抜け出さないと……僕は拘束から抜け出そうとしていた
「紫乃くん、ダメ!?」
「再生できるからって、その間に攻撃されるわ!?」
「今、助けに」
「僕の事は気にするな!」
「気にするわよ‼」
フォンテーヌに怒られた瞬間、首に何かが巻き付いた。
「これは……糸!?」
「君はどこまで再生できるかな?」
ゆっくりと締め上げてくる糸……このままだと……
『水の呼吸!拾壱の型!凪』
突然、締め上げていた糸が切られた。そして僕の前には黒髪に半分ずつ縫い合わせた羽織を羽織った男がいた。
「お前!?」
「義勇さん!?」
炭治郎は月鬼の攻撃を弾き、義勇と呼ばれる人に駆け寄る
「久しぶりだな。炭治郎」
「義勇さんも……」
「積もる話は後だ。こいつを倒して……」
「あの時の恨みは忘れて……」
「止めとくぞ。累。分が悪い」
月鬼は下弦の伍を押さえつけて、姿を消した。
「逃げたのか?」
逃げたなら、グレースたちのところに…………
するとメガビョーゲンが空を飛び、グレースたちを吹き飛ばす。僕らは急いでグレースたちの所へと向かった。
街に戻るとたちはメガビョーゲンを倒し終えていた。
「大丈夫だったか?」
「うん、紫乃くんたちも」
「えっと……そちらの人は?」
「この人は水柱の冨岡義勇さん。俺の兄弟子なんだ」
「………………」
冨岡さんは何も言わず、その場から去ろうとしていた。
「義勇さん、どこに!?」
「…………胡蝶に鮭大根を……」
そう言ってその場から去った。鮭大根って……
「何か感じ悪い人だね」
「いや、あの人は……口下手と言うか……」
要するにコミュニケーションをあまり取ろうとしてないと言うことか…………
僕らは助けた風のエレメントさんから話を聞くと……
『ありがとう。みなさん。それにしても、プリキュアと鬼殺隊の方に会えるなんて本当に久しぶりです』
久しぶりって……どう言うことだ?
『私が前に会ったのずっとずっと昔でしたから』
「昔?」
「それは伝説のプリキュア!?のどかたちの前のプリキュアラビ!?」
ラビリン曰く昔、のどかたちと同じようにビョーゲンズと戦っていたらしい。その時にテアティーヌとのパートナーを組んでいたらしい
『その女の子はこの街に住んでいたんですよ。遥か昔、この土地に住んでいた女の子が音楽を奏でることで、人間のみならず動物やエレメントの心と病を癒していたのです。その女の子があなたたちの前のプリキュアです』
そんな事があったのか……いや、それだけじゃない
「鬼殺隊について何で知ってるんだ?鬼殺隊は別世界の…………」
『存在してましたよ。ただあまり知られないようにしていたみたいで、ある日、双子の剣士が鬼の始祖を力を合わせて戦い…………鬼の始祖を倒しました。その時にプリキュアと力を合わせていましたね』
双子の剣士……それにプリキュアと一緒に……
「…………歴史が違うのか……」
炭治郎は何か覚えがあるのかな?
「その剣士が使っていた呼吸は?」
『日と月です。二人とも子孫を残したみたいですよ』
子孫もいるのか…………
『ただ日の呼吸の剣士は、鬼の血で何かをしていたみたいですね。プリキュアが問い詰めたみたいですけど…………』
エレメントさんの話では、日の呼吸の剣士は、鬼の始祖の血が何かを目覚めさせたみたいだと言っていたらしい
その何かって………………
エレメントさんからの話を聞き終えると、ラビリンが慌てて僕らをあるところへと連れ出した。そこは大声コンテストが開かれていて、賞品としてすこやか饅頭100個がもらえるとのことで、僕、のどか、ちゆ、ひなたの四人で参加することに…………
炭治郎は冨岡さんの所へと行くとかでいなかった。
「スマホ新しいのほしーーい‼」
「沢泉の温泉!サイコーーー‼」
僕の番か……まぁ叫ぶ内容は……
「紫乃っち、ちゆちー大好きって叫ぶの?」
「………………………………そんなことないぞ」
「そっか」
ひなたは最近僕の心を読みすぎじゃないかな?だけど今回は違う‼
「ちゆーーーーーー愛してるーーーーーー!!!」
「もう……紫乃ったら////」
叫んだけど、ひなたには呆れられた。
「私……すっごく生きてるって感じーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
結果、大声コンテストはのどかの優勝で決まり、みんなですこやか饅頭を食べることになった
「鬼の始祖…………奴の血が鬼神たちを甦らせた…………」
宗一さんは一本の刀を手にしていた
「これは一族の罪……紫乃、お前に押し付けてすまない…………そして月の呼吸の剣士の末裔を探さなければ…………」
色々と伏線撒きました。
そして紫乃と無惨はある意味似ていた感じです
次回のプリキュアのあらすじを見て、あの人を出すことを決めました