ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

57 / 129
今週……ちゆの出番少なかった……




50 のどかとラビリンの喧嘩

ある日の学校で……

 

「どうしよう……音楽で使うリコーダー……家に忘れてきちゃった」

 

「えぇ!?のどかっちが忘れ物なんて珍しい~」

 

「正直に先生に言うしかないわね」

 

「流石に誰かに借りるのって言うのはな」

 

衛生的に悪かったりするしな……

 

「その必要はないラビ」

 

茂みからラビリンたちが出てきて、ラビリンはのどかの忘れ物のリコーダーを届けた。

 

「ラビリン、ありがとう~」

 

「友達なら当然ラビ~」

 

「何て言うか友達と言うより姉妹みたいだな」

 

「まぁ姉妹みたいに仲が良いってことだよ」

 

「そうね」

 

「ラビリンたちだけで来たのか?」

 

「来るときに玄弥が出かけるところだったペエ」

 

「玄弥に連れてきて貰ったから帰りも安心だぜ」

 

なんと言うか……玄弥も面倒見いいな……

 

 

 

 

 

 

 

玄弥side

 

ラビリンたちの付き添いで紫乃たちが通ってる学校まで来て、その帰り道…………

 

「良かった良かったペエ」

 

「たくっ、待ってる間大変だったんだからな」

 

怪しいやつって言われて、教師たちに通報されそうになったけど…………非常勤でたまたま来ていたカナエさんのおかげでなんとかなったけど……

 

「まぁ大丈夫だったから良かっただろ」

 

「まぁな」

 

ふっとある場所を通りすぎると、ペギタンが立ち止まり……あるものを発見した。

 

紫色の……だるまのぬいぐるみ?

 

「何だこりゃ!?」

 

「ちゆに教えてもらったことがあるペエ。だるまはとっても縁起がいい置物だって」

 

「そのだるまがなんでラベンダーと一緒になってるんだよ!?」

 

「ちゆに教えてもらったことがあるペエ。これはきっとダジャレって奴だペエ」

 

「意味わかんねぇーー」

 

まぁこの時代らしいものだと思っていた方がいいな。

 

「か、可愛いラビ」

 

ラビリンだけはペギタンたちが思っていた印象と違っていた。可愛いの……か?

 

「本気か!?」

 

「かわいくないペエ」

 

「えっ!?…………冗談ラビ」

 

冗談か……そうは見えなかったけどな…………

 

 

 

 

 

 

夜、紫乃にあることを頼んだ

 

「紫乃……悪いんだけど……お金を貸してくれ」

 

「…………やだ」

 

だよな……速攻断るよな

 

「お金貸すのはいいけど、何に使うんだ?」

 

「その……は、ハーブティーを…………」

 

「ハーブティー?飲みたいなら買ってくるけど…………」

 

「いや、そうじゃなく……」

 

「ちゃんと理由を話してくれ。じゃないと貸すことは出来ない」

 

紫乃らしい答えだな。ちゃんと……理由を…………

 

 

 

 

「なるほどな。ラビリンには世話になってるからそのお礼をしたいってことか」

 

「あぁ」

 

こっちに来てから割と世話になってるから…………のどかにも…………お礼をしたいと考えていた。その機会が回ってきたんだ

 

「分かったよ……」

 

「それじゃ……」

 

「金は貸さない」

 

分かったんじゃないのかよ…………

俺は銃を抜こうとしたけど……

 

「たまにはハーブティー飲みたいし……付き合え。玄弥」

 

「えっ?」

 

「何だよ……駄目なのか?」

 

「い、いや……付き添ってやるよ」

 

何だかんだ紫乃は優しい…………

 

「それにしても……玄弥は変わってるな」

 

「変わってるって?」

 

「ん?ラビリンの事が好…………」

 

紫乃の額に銃弾を撃ち込む俺。こいつはアホなのか?

 

「いきなり撃つなよ……死ぬだろ‼」

 

「お前なら死なないだろ‼」

 

「基本再生能力持ちでも痛みとかあるんだからな‼外傷で死ねなくても、ショック死とかで死ぬからな‼」

 

「お前がアホみたいなことを言うからだ‼」

 

「アホって…………何?のどかの事が好きなの?」

 

「……………………」

 

「へぇーなるほどな~確かにたまに仲良く話してるところあるもんな~」

 

「う、うるせぇよ。つうか好きって訳じゃねぇよ‼俺は日頃のお礼をだな……」

 

精一杯の文句を言う俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

一青side

 

「鬼喰い?」

 

酒天と鈴鹿の二人に呼び出された俺はある任務を頼まれていた。

 

「あぁ、鬼狩りにいるだろう。そいつの処分をな」

 

「そんなに厄介なのか?」

 

「厄介と言うより…………私たちの血肉を取り込んだ時のことを考えてね」

 

「下手すれば脅威になるからか。厄介どころじゃないな」

 

「そこでだ。お前には他の鬼狩りの足止めを頼む」

 

「俺一人でか?」

 

「勿論……上弦から一人……いや、二人だな」

 

まぁ楽になるならいいか

 

 

 

 

 

 

 

紫乃side

 

玄弥の付き添いでハーブティーを飲みにきた僕と…………

 

「楽しみね」

 

「ハーブティーって飲んでみたかったんだよね~」

 

カナエさんと蜜璃さんの二人も付いてきた。まぁ女性がいると助かるな

 

「それにしてもこのラベンダルマ……可愛いわ」

 

「うんうん、しのぶちゃんたちの分も通わないと」

 

その目的のラベンダルマは期間限定で……スタンプを押してもらってもらえるものらしい。

 

お店の入り口に着くとのどかとラビリン、ラテがいた。

 

「あれ?紫乃くんたち、どうしたの?」

 

「僕は…………玄……」

 

「紫乃たちがハーブティー飲みたいって言って……その付き添いで」

 

慌てて口を塞ぐなよ……恥ずかしいのは分かったから

 

「そうなんだ。私たちも……」

 

「のどか!」

 

「えっと……」

 

あくまで秘密にしておきたいと言うことかな?するとカナエさんは

 

「このラベンダルマ可愛いよね。ラビリン」

 

「カナエ……可愛いラビ」

 

まぁ何が好きなのかはからかったりしないから……安心はしてほしいけど…………

 

「のどかちゃんたちも?」

 

「はい」

 

なんと言うか…………玄弥はドンマイだな。

 

みんなでお店の中に入ると、お客さんは誰もいなかった。

すると店員の人が出てきて……

 

「いらっしゃい」

 

なんと言うか……おか……中性的な人だな。

 

「良かった。この子、あんまり人気が無くてね。でも5人も来てくれるなんて嬉しいわ。自慢のハーブティー入れるわね」

 

みんなでハーブティーを飲むと…………

 

「ふわぁ~何だか落ち着く~」

 

「でしょ。ラベンダーにはリラックス効果があるの」

 

「へぇ~」

 

「確かに……落ち着く……」

 

「たまにはこう言うのも悪くない時間ね」

 

「うん」

 

それから通い続けて、スタンプも埋まり、目的のラベンダルマを手に入れて、ラビリンは嬉しそうにしていた。

 

 

そんな帰り道……

 

「のどか、ありがとうラビ」

 

「ううん、お礼を言うのはこっちの方だよ」

 

「どうしてラビ?」

 

「私もすっかり愛着わいちゃったし……それに初めてだったんだ。友達と一つのことで盛り上がれたのって…………」

 

のどからしいな…………にしても……

 

「僕らが持つとシュールだな。玄弥」

 

「言うな……」

 

「ふふ、大切にしないとね」

 

「また来て、女子全員分も集めないとね」

 

カナエさんと蜜璃さんの二人がそんなことを話していると前の方にひなたとニャトランがいた。

 

「おーい」

 

「ひなたちゃん、ニャトラン」

 

ラビリンはと言うと、何故かラベンダルマが見られないようにしていた。

 

「お買い物に行ってたの?」

 

「うん、ちょっとゆめぽーとにね」

 

「ラビリン、なに持ってるんだ?」

 

ニャトランの問いにラビリンは恥ずかしがってると、のどかは嬉しそうにひなたたちに見せていた。

 

「ラベンダルマちゃんだよ。いいでしょ~」

 

「の、のどか……」

 

「今日一緒にイベント行って、貰ってきたんだ~」

 

「あ、その、これは……」

 

「あ、あのダサい達磨じゃん」

 

ダサいって……僕も愛着わいて可愛いと思うけどな…………

 

「ラビリン、この前あんなこと言ってたのに、ハマったのか~」

 

ニャトランはそう言うけど、ラビリンにはからかわれてるように思い、持っていたラベンダルマを投げ捨てた。

 

「ラビリンはこんなの好きじゃないラビ‼」

 

思わず投げ捨てたのだろうけど……何だか空気が変わってきたな…………

 

のどかは投げ捨てられたラベンダルマを拾い……

 

「何するの‼ラビリン!」

 

「ラビリンは別にそんなのほしくなかったラビ!」

 

「どうしてそんな嘘を……」

 

「嘘じゃないラビ」

 

「嘘だよ!私……楽しかったのに……何でそんなひどいこと言うの!」

 

「ひどいのはのどかの方ラビ!ラビリンは嫌だったのに‼」

 

「何が!」

 

「言いたくないラビ!」

 

「それじゃ分からないよ!」

 

やばい……この状況はまずい……カナエさんも蜜璃さんも動揺してるし……玄弥もどうしたらいいのか困惑してるし…………

僕はひなたに助けを求め、アイコンタクトを送るが、ひなたもニャトランも動揺してる

 

「もう放っておいてほしいラビ」

 

ラビリンはそう言って、何処かへ行くのであった。のどかはラベンダルマを握りしめて、涙を浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、のどかにラビリンが帰ってるか聞いたら、帰ってるけど口を聞いてくれないらしい。

 

電話を切ると……

 

「紫乃……」

 

「どうした?玄弥」

 

「あの二人……仲直りさせてほしいんだ」

 

「…………何でそう思った?」

 

「…………俺は喧嘩したり、ひどいことを言って疎遠になるのが嫌なんだ…………」

 

「それは……玄弥自身も経験があるのか?」

 

「…………」

 

黙ったまま頷く玄弥。

 

「話を聞いてもいいか?」

 

「あぁ」

 

玄弥は語った。苦楽を共にしてきた玄弥たち兄弟だけど…………ある日の夜、母親の帰りを待っていた時に、侵入してきた何かに兄弟たちが殺され、玄弥の兄は守るために一人で立ち向かったけど…………玄弥が目にしたのは、血だらけになった玄弥の兄とその側に横たわる…………母親の姿だった。

 

玄弥はそれを見て、罵声を浴びせた。

 

だけど後々、襲ったのは鬼にされた母親で…………玄弥の兄自身も……自分が母親を殺したことにショックを受けていた。

 

玄弥はお兄さんにその事をずっと謝りたかった…………

 

「謝れたのは…………俺が死ぬ寸前だったんだ。その間……兄貴は俺と話してくれなかった。鬼殺隊に入ったことも怒っていたけど…………」

 

それは……玄弥の兄は玄弥にはただ幸せになってほしかったと言う意味があったらしい。鬼もなにも知らないまま……幸せな家庭を築いてほしい……その幸せだけは守ると言うものだった

 

「だから……俺みたいになってほしくないんだよ…………」

 

「玄弥……」

 

放っておけないよな。二人のこと…………

 

「のどかたちに話してもいいか?」

 

「…………ラビリンには俺が話すよ」

 

とりあえず仲直りのために動くか。




本当は紫乃の出番も無くそうかと思ったけど……主人公の出番がないのも何だかと思いました。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。