ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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以前書いていたものと流れは変わりませんが、頑張って書いていきます


本編
01 お医者さん見習いと見習い隊員


「おじさん、どうしたの?」

 

幼い頃、森で遊んでいると傷だらけの黒い服を着たおじさんが倒れていた。

 

おじさんの反応はなく、どうしようかと思い、お祖父ちゃんに助けを求めに行くのであった。

 

 

 

 

 

 

おじさんは病院に運ばれ、怪我が治った後、お祖父ちゃんが保護することになった。おじさんの話はお祖父ちゃんが聞くことになり、どうにも別の世界から来たとからしい。

 

 

 

 

 

 

二年前

おじさんとお祖父ちゃんは亡くなった。悲しみのなか、僕は森でおじさんに習ったことをしていると、長い黒髪の女性と黄色い髪の男の人が倒れていた。その二人が着ていた服はあのおじさんと同じだった。

 

僕は両親に連絡して、二人を病院に連れていく。

 

二人の話を聞くとやはりおじさんと同じ世界の人だった。両親が保護人になり、二人は僕の家に住むことになった。

 

 

 

 

 

 

そして現在

 

春休み最終日、家の庭で木刀を素振りしていると、誰かの声が聞こえてきた。家に誰かいなかったかと思ったけど、両親は仕事で帰ってきてないし、あの二人は買い物だった。玄関先に行くとそこには眼鏡をかけた中年の男性がいた。

 

「あれ?君一人かな?」

 

「あぁ両親は仕事が忙しくって、滅多に帰ってこないですけど、どちら様?」

 

「今日隣に引っ越してきた花寺です」

 

「橘紫乃です。お隣さんですか。よろしくお願いします」

 

「はは、娘と変わらないのに礼儀正しい子だね。良かったら娘と仲良くしてくれないかな」

 

「分かりました」

 

他愛ない話をし終え、素振りを続けた。

 

 

 

 

 

 

家で少し出掛けようと、玄関の扉を開けると

 

「わっ!?」

 

赤い髪の見知らぬ女の子がいた。

 

「っと、どちら様?」

 

「あ、私、花寺のどかって言います。えっと…………」

 

さっき言ってた娘さんかな?もしかして挨拶しに来たのかな?

 

「橘紫乃です。何か用事?」

 

「えっと、お父さんが街を案内してもらいなさいって言われて…………」

 

街の案内か…………暇していたからいいかな

 

 

「いいよ。のどかさん」

 

「ありがとうございます。橘くん」

 

「紫乃でいいよ」

 

「しの…………くん」

 

何故恥ずかしがる。まぁ普通はそういうものなのかな。

 

 

 

 

 

 

のどかさんの街を案内する中、のどかさんはあることを聞いてきた。

 

「紫乃くんのお家、変わってるね」

 

「そうか?」

 

「だって紫乃くん、道場あって、武術家さんなの?」

 

「武術家と言うより、知り合ったおじさんのためにお祖父ちゃんが作ったんだよ」

 

「おじさん?」

 

「今は亡くなったけど、いい人だったよ」

 

「……ごめんなさい」

 

「気にしなくていいよ。残してくれたものがあるから」

 

背中に背負う竹刀を僕は見た。特別なときにしか変わらないようにお祖父ちゃんの知り合いがそうしてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

のどかさんと一緒に街を歩いているとアニマルクリニックに着いた。ここは確か…………

 

「アニマルクリニックがあるんだね」

 

のどかさんがそんなことを言っていると、のどかさんが誰かとぶつかった。

 

「ごめん、大丈夫?めっちゃ痛かったよね」

 

「いえ、大丈夫です。私もよそ見してたので…………」

 

「嘘!?めっちゃいい子じゃん…………って紫乃っちじゃん」

 

のどかさんがぶつかった女の子。学校の知り合いだった。

 

「なになに?デート?」

 

「違う。と言うか急いでたんじゃないのか?」

 

「そうだった‼うちカフェもやってるから遊びに来てね~紫乃っちはちゃんとエスコートするんだよ~」

 

違うって言ってるのに…………

 

「光の速さで言っちゃった…………」

 

「ああいう奴だから気にするな」

 

「あ、あはは、あれ?」

 

のどかさんは重い荷物を持ったお婆さんに気がつき、荷物を持ってあげることにした。なんと言うか人助けが好きだな。

 

 

 

 

 

 

 

お婆さんの荷物を家まで持っていき、また歩き始めるが、のどかさんは何だか疲れていた。

 

「大丈夫か?」

 

「あはは、歩き過ぎちゃって…………」

 

「思ったけど、のどかさんって…………」

 

「何?」

 

「いや、なんでもない。飲み物買ってくる」

 

「うん」

 

何かしらの事情があるみたいだし、変に聞かない方がいいよな。

 

 

 

 

 

飲み物を買い終えると、さっきの場所にのどかさんがいなくなっていた

 

「…………どこに行ったんだ?」

 

辺りを探していると、遠くの方にのどかさんが誰かと話しているのが見え、そこに向かうと…………

 

「あれ?紫乃」

 

「ちゆと一緒だったか」

 

「あ、ごめんなさい。紫乃くん」

 

「知りあい?」

 

「お隣さん」

 

「そっか、それじゃまたね」

 

ちゆはそう言って走り去った。なんと言うか知り合いによく会うな今日は…………

 

「あの紫乃くん」

 

「ん?」

 

「大きな公園とかないかな?行ってみたくって」

 

公園か。近くにあったな。それに本来の目的である採取に行こうとしてた場所だし

 

「それじゃ行こう」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

公園に着き、一旦のどかさんと別れ、瞑想をしていた。少ししてから…………

 

「そろそろのどかさんと合流するか」

 

のどかさんを探しに行こうとした瞬間、突然地響きと悲鳴が聞こえてきた。

 

辺りを見渡すと巨大な化け物が暴れている。

 

「何だあれ?」

 

化け物が何なのか分からないし、逃げるべきだけど…………

 

「のどかさんは…………大丈夫。きっと逃げてるはず‼」

 

今が特別なときだよな。竹刀袋を開けると、竹刀が刀に変わっていた。

 

「日輪刀…………力を貸してくれ‼」

 

刀を抜くと真っ白な刀身が現れ、化け物へ向かっていき…………

 

「『雪の呼吸!一の型‼初雪‼』」

 

化け物の首を斬るが、効いてる様子がなかった。

 

 

「メガビョーゲン‼」

 

「効かないか」

 

「誰だ?あいつ?まぁいい。やれメガビョーゲン‼」

 

化け物の近くにいた角が生えた少年が指示を出していると言うことは、あれが操ってるのか?でも今は気にしないで化け物を倒さないと…………

 

化け物に対して攻撃を加えていくけど、ダメージがないと言うより、少ししか効いてない。

 

「少しずつ削っていくか」

 

二の型をしようと刀を納めると、突然化け物が何かに吹き飛ばされた。吹き飛ばした相手はピンクの髪に白とピンクを基調とした服を着た女の子だった

 

「大丈夫です…………紫乃くん!?」

 

「何で僕の名前を!?ってその声、のどかさん?」

 

「えっと……」

 

「話は後だな‼あの化け物を倒す方法知ってるか?」

 

「メガビョーゲンはプリキュアじゃないと倒せないラビ‼」

 

何かステッキが喋ってるけど気にしないでおこう。

 

「それじゃ動きは僕が止める‼『一の型‼初雪‼』」

 

音もなくメガビョーゲンの体を切り裂く。メガビョーゲンは痛みで暴れまわる中、のどかさんがメガビョーゲンの腕を掴み、思いきり投げ飛ばした。

 

「今ラビ‼肉球を三回触れるラビ‼」

 

ステッキの肉球を三回触れた。

 

「エレメントチャージ!」

 

「「ヒーリングゲージ上昇!」」

 

「プリキュア !ヒーリングフラワー!」

 

花のエネルギーが螺旋状になり、メガビョーゲンを貫く。

 

『ヒーリングッバイ』

 

メガビョーゲンが消え、さっきの角が生えた少年も消えた。

 

「プリキュアか…………すごいな」

 

「えっと……紫乃くん?」

 

さっきの姿から元に戻ったのどかさん。僕は刀を納めると元の竹刀に戻る。

 

「のどかさん、何者なの?」

 

「えっと……プリキュアになっちゃいました」

 

なっちゃいましたって、ついさっきなったのか?

すると変なウサギとペンギンと猫が弱った犬を心配していた。話を聞くとどうにもさっきのメガビョーゲンとやらが地球を汚していたかららしい。

 

『私の力で何とかしましょう。花のエレメントボトルをラテ様に』

 

ラテと呼ばれる犬にのどかさんがボトルを与えると、ラテが元気になった。

 

「良かった…………」

 

「色々と話してもいいかな?」

 

「えっと……私もよくわからなくって……ラビリン達に…………って喋ってる!?」

 

今さらじゃないかな?

 

 

これがお医者さん見習いと僕の出会いだった。

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