ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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オリストとなります。


57 幽閉者

一青side

 

『集まったか』

 

キングビョーゲンの前に集まるビョーゲンズ、鬼神、四鬼将、上弦の壱、弐、参、俺が集まっていた。

 

『キングビョーゲンよ。緊急事態だと聞いたが』

 

『……幽閉していた奴が逃げ出した』

 

「「「!?」」」

 

「あの奴って誰のことッスか?」

 

『バテテモーダよ。奴はビョーゲンズの一人だったが……』

 

「あいつは俺たちみたいとは違う」

 

「地球を蝕むことが出来なかったのよ」

 

「つまり落ちこぼれってことッスか?」

 

「俺たちもそう思っていたが…………」

 

グアイワルたちの様子がおかしい…………何があるんだ?

 

『奴は地球を蝕むのではなく、人間どもをいたぶることを楽しんでいた』

 

「しかも厄介なのは……俺たちの使命を妨害していたことだ」

 

「あの時は大変だったわ。奴一人で私たち、それにメガビョーゲンの大群を相手にして幽閉することが出来たんだから」

 

『……我等を呼んだ理由は我等が奴を解放したからか?』

 

『鬼神よ。それは違う。奴は誰かに助けてもらおうとは思ってない。奴は奴の欲を満たすために動いていた。誰かとつるむと言うことはない!!お前たちを呼んだのは奴を処分してほしいからだ』

 

「なるほどね。だから俺たちみたいな強い奴を集めたってことか」

 

「……我々と奴は同等と言うことか」

 

「くだらん」

 

集められた理由はわかったけど…………問題はひとつ

 

「奴の始末は分かったけど……プリキュアと鬼狩りはどうするんだ?俺たちが動けば奴等も動くぞ」

 

『使えるものはつかえ』

 

なるほど……利用していいんだな。まぁそう都合よく行くとは思えない。

 

「それでそいつの名前は?

 

『ビョウセイだ』

 

 

 

 

 

 

 

紫乃side

 

「あら?紫乃くん、今日は学校は?」

 

「しのぶさん、何だか通り魔の話があって休校なんですよ」

 

ここ数日、人を暴力のままにいたぶる通り魔がいるらしい。しかも昼、夜にだ。学校側からしたらそんな危険な人物がいるなら……と言うことだな

 

「だから姉さんと煉獄さんは朝からいないのね」

 

「因みに外出を控えるようにって言われてますけど、のどかの両親が心配して、義勇さんと実弥さんはのどかの所に泊まってます」

 

あの二人ならまぁ……通り魔が来ても……通り魔に同情しちゃうな

 

「通り魔ね……まぁ学校から言われてるならね…………」

 

しのぶさんは何かを考え込んでいた。何だろ?何か気になることでも?

 

「みんなちゃんと家にいるのかしら?」

 

「ははは……外出してる奴なんて……」

 

何か失礼だけど……ある人物が思い浮かんだ。大丈夫だろうな

 

 

 

 

 

 

 

一青side

 

流石に街は人気がすくない……と言うより大人ぐらいしかいないと思っていたが…………

 

「あれ?いーくんじゃん。どうしたの?こんなところで」

 

「ひなた……お前……」

 

何で外出禁止なのにいるんだよ

 

「外危ないのに~」

 

「それはこっちの台詞だ!早く帰れ」

 

「いや~そうしたいけど、学校に宿題忘れて~いーくんも?」

 

「俺は…………コンビニに行くだけだ。買い置きがないから……」

 

「そうなんだ~それじゃ気を付けてね」

 

それはこっちの台詞だ。まぁあいつならプリキュアになれて…………

 

突然おぞましい殺気を感じた。誰かに向けている訳じゃない。

 

「ちっ、厄介だな‼」

 

俺はひなたの後を追いかけるのであった

 

 

 

 

 

 

ひなたside

 

「早く帰らないとお姉に怒られるな~」

 

「つうか宿題なら俺が取ってきてやったのに」

 

「それ学校に着いてから思い付いたよ。ニャトラン」

 

本当に前しか見えてないな~

 

そんなことを心のなかで思っていると……目の前に男の人が立っていた。

 

黒髪に額に赤く染まる目……明らかに人じゃない

 

「だ、誰?ビョーゲンズ?」

 

「あんな奴知らねぇぞ!鬼じゃねえのか?」

 

「お嬢さんの当たり。俺はビョウセイ。さぁ楽しませてもらおうか」

 

「……行くよニャトラン」

 

私はスマホでみんなに連絡し、変身する

 

 

「スタート‼」

 

「プリキュアオペレーション‼」

 

「エレメントレベル上昇ニャ‼」

 

「「キュアタッチ‼」」

 

「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」

 

「プリキュアだったか。あいつらはいたぶった事なかったからな」

 

ビョウセイが拳を構えた瞬間、頬に突然痛みが走り、私は倒れていた。

 

「えっ?」

 

「あぁその表情……何されたか理解できてない顔……最高だな」

 

何こいつ?おかしい……私は立ち上がろうとすると……ビョウセイがいつの間にか私の近くにいて、腹を蹴ってきた

 

「かはっ!?」

 

痛い……痛い……

 

「そうそう、それそれ……最高だよ!」

 

ニャトランがシールドを張って攻撃を防ぐけど、シールドが間に合わず……何度も蹴られてしまう

 

「あぁ……可愛い子をいたぶるのは本当に楽しいな……」

 

今度はお腹に拳をいれ、変身が解除される。

 

「ニャト……ラン……」

 

ニャトランは気絶してしまってる……早く助けないと……

 

「ヒーリングアニマルか……こいつを踏み潰したら……お前の表情が……歪むんだろうな」

 

ビョウセイがニャトランを踏み潰そうとしている。助けないと……

 

「ニャトラン!?」

 

もうダメかと思った瞬間、ビョウセイの足が切り落とされた。

 

そして私の前に……月鬼がいた

 

「見つけたぞ。ビョウセイ」

 

「誰だ?あぁキングビョーゲンが協力してる奴か。何しに来たんだ?」

 

「お前を始末する」

 

 

 

月鬼side

 

『十二月の呼吸!伍ノ月 殺月‼』

 

ビョウセイの身体を切り刻む。ビョーゲンズなら再生することは……

 

「舐めてるのか?」

 

突然右腕が蹴りおられる。痛みに耐えながらビョウセイを見ると、ビョウセイの身体は再生していた。

 

「俺はな。地球を蝕むことはできないが……そのぶん特異体質でな」

 

更に蹴りを放つ。俺は避け、

 

『十二月の呼吸!陸ノ…………』

 

技を放とうとするが、ビョウセイに刀を掴まれてしまい、そのまま投げ飛ばされてしまった。

 

「くっ」

 

「はははは‼弱いな‼それにその腕‼再生はできないところを見ると人間みたいだな」

 

「それがどうし……」

 

「いたぶるのが楽しくなるな‼」

 

折れた右腕を掴まれ、地面に叩きつけられ、更には何度も踏みつけられる

 

「さっきの威勢はどうした‼」

 

「ぐ……あ…」

 

「月鬼……」

 

このままやられたら……俺は守らないと…………誰を?

 

「あーー‼楽しいな‼痛め付けるのは‼」

 

「もう……やめ……て……」

 

「人間なら……この女を目の前でいたぶったら……どんな感じになるかな?」

 

ビョウセイは笑みを浮かべた。

 

守らないと…………守らないと…………

 

「俺は……守らないと……」

 

誰を?誰を守るんだ?俺には守るべき……奴なんて……

 

『雪の呼吸‼壱ノ型‼初雪‼』

 

突然、ビョウセイの左腕を切り落とされた。

 

「ひなた‼」

 

「ひなたちゃん‼」

 

ひなたの側にはグレースとフォンテーヌがいた。俺を助けたの…………こいつか……

 

「勘違いでいいのか分からないけど……ひなたを助けてくれたのか?」

 

「くっ……偶々だ」

 

俺は立ち上がり、ビョウセイを睨んだ。

 

「プリキュアと鬼狩りか…………どうにも他にもいるみたいだな……」

 

他にも?なるほどな……柱を呼んだのか……

 

「なら……ゲームだ‼」

 

ビョウセイが指をならした瞬間、ひなたの悲鳴が聞こえ、後ろを振り向くとそこにはクラゲみたいな怪物がひなたを縛り上げていた。

 

「こんな街中では楽しめないからな…………この女を返してほしければ…………近くの山の頂上に来い‼そこで更に楽しんでやる」

 

ビョウセイはひなたをつれて姿を消すのであった。

 

「まちや……ぐぅ!?」

 

身体に痛みが走り、俺は意識を失うのであった。

 

 

 

紫乃side

 

倒れそうになる月鬼を助けたのは……酒呑だった。

 

「無理しやがって‼おい‼鬼擬き‼」

 

「何だよ‼」

 

「一時休戦だ‼あの野郎を倒すまでのな‼」

 

酒呑はそう言って月鬼を連れて姿を消し、それと入れ違いに猗窩座が姿を現した。

 

「……情報を教えてやる」




まさかのビョウセイの登場でした
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