朝になり、改めて狛治さんと恋雪さんをみんなに紹介し…………
のどかとアスミが来るのを待っていた
けど……
「狛治さんと恋雪さんの案内は分かるとして、行冥さんが付いてくるなんて驚きなんですけど……」
「……上弦の参……狛治はみんなは認めているが、それはお前が言ったからだ。個人個人では認めていないものがいる」
「…………そうそう認められるものだとは思ってない」
「狛治さん…………」
「でも行冥さんが認めたら皆が認める…………そう言うことですよね?」
「その通りだ」
それなら僕は何もしなくていいな。狛治さんはもう信用できるから……
「お待たせ~」
するとのどかとアスミの二人がやって来た。
のどかは歩きながらアスミに色々話していた。
「ひなたちゃんのお家はアニマルクリニックなの」
「まぁ、ひなたは地球だけではなく動物のお医者さんもやっているのですか」
「うん。お医者さんはひなたちゃんのお父さんとお兄さんでね……ってアスミちゃん!?」
「危ない!?」
アスミは横断歩道が赤なのが分からず、渡ろうとしていた。のどかは咄嗟にアスミを連れ戻した
「大丈夫か!?」
「う、うん」
「知らないと言うのは大変だな」
生まれたばっかりだからそう言う知識がないのは仕方ないけど…………
「おい、その手」
「あー!?その手擦りむいてるラビ」
狛治さんがのどかの手が擦りむいていることに気がつき、ラビリンは驚いていた。
「ちょっとだけだもん。大したことないよ。ひなたちゃんのお家で消毒させてもらうし、それよりもアスミちゃん……」
のどかは信号についてアスミに教えていたけど、アスミは浮かない顔をしていた。
「どうしてのどかは私のために尽くしてくれるのですか?プリキュアだからですか?」
「えっ?」
「疲れているのに色々とお世話してくれたり、私のために怪我をしてくれて……それでも笑顔で説明してくれて……のどかはそう言う風に生まれたのですか?私がラテをお守りするように生まれたように」
「ううん、違うと思う。私ね、いろんな人に沢山助けてもらって……今こうやって元気になれたの。それでね私もいろんな人を助けたいと思うようになったの。だからそう言う風に生まれたんじゃなくって、経験して変わったんだと思う」
助けてもらったから自分も助けたいか…………のどからしいな
「紫乃はどうなんですか?敵であった彼を助けたりしていますが」
「僕も似たような感じかな?ただ……」
僕は皆から鬼について話を聞いた。鬼の中には悲しい思いをしている奴がいる。
違う世界で蘇って、後悔している奴がいたら…………
「助けたいから助ける。それだけだよ」
「紫乃……」
「紫乃くんらしいね」
「紫乃……その思いを大切にしろ」
行冥さんが笑みを浮かべてそう告げるのであった。
そんなとき、ラテがくしゃみをして、具合悪そうになった。
ちゆたちと合流して、メガビョーゲンの所に行くと、既にメガビョーゲンが大きくなっていた
「えぇ!?でかくなってる!?」
「まだそんなに立ってないのに」
「昨日と同じようなことが起きているみたいだな」
「それなら早いところ片付ける!」
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「スタート!」
「プリキュア!オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ラテ」
「「キュアタッチ」」
「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」」
メガビョーゲンの回りに立つ僕ら。今回は鬼たちはいないみたいだな
「速やかに浄化しましょう」
アースが素早く動き、メガビョーゲンを翻弄する。
「さっすがアース!」
「メガビョーゲンが大きくても関係ないぜ」
「フォンテーヌ、今のうちに」
「えぇ」
フォンテーヌがキュアスキャンをして、エレメントさんの場所を確認すると、メガビョーゲンが背中から花びらを出して視界を塞いで、攻撃を繰り出してきた。
「くそ!?」
「紫乃……お前の新たな型でどうにかできないのか?」
「ここまで数が多いと……」
「なら、任せろ」
狛治さんが前に出て、拳を構えた
『破壊殺乱式』
無数の拳撃で花びらを全部破壊して、メガビョーゲンを吹き飛ばす。
「ナイスです」
「手伝う以上はやれることはやる」
「へぇ!仲間面になるの早いな」
突然声が聞こえたと思ったら、黒い斬撃が僕らを襲ってきた。
「今のは!?」
「奴は!?」
そこには刀を持った鬼がいた。誰だ?見たことない
「下弦の壱に新たに任命された檜岳って言う!お前らと裏切り者は……殺してやるよ」
「檜岳だと!?」
行冥さんは知っているのか驚いていた。
「あん?あぁ、先生か……はは!懐かしいな‼俺を追い出した連中を殺した罪で囚われたって聞いたが…………そう言えば柱になってたな」
囚われていた?どう言うことだ?
「お前が自分の命欲しさに……鬼を招き入れたからだろ‼」
「あぁ、そうだったな‼」
よく分からないけど…………要するに……
「クズ野郎か!」
「黙れよ‼鬼擬きが‼」
『雷の呼吸!弐ノ型!稲魂』
一瞬で五連撃の技を放ってきた。この技…………雪の呼吸と……
「そう言えば雪の呼吸の使い手だったな‼各呼吸の特徴を真似た擬きの呼吸が俺に勝てるわけないだろ」
真似た?擬き?
「紫乃!耳を貸すな‼」
「知らないみたいだな!雪の呼吸は只の真似事‼誰にも使える呼吸なんだよ‼」
「…………」
「ちっ」
『破壊殺!乱式‼』
『肆ノ型!遠雷』
狛治さんの技がぶつかり合う中……僕は……
「動揺してるな‼所詮は鬼狩りも呼吸も真似事なんだよ‼」
「…………ふぅ、行冥さん、狛治さん、こいつ馬鹿なのか?」
『雪の呼吸!壱ノ型!初雪』
檜岳の右腕を切り落とす僕。真似事とかなんとか言ってるけど…………
「雪の呼吸は水と雷の呼吸を混ぜ合わせたみたいなものだって聞いてるんだよ‼師匠や柱の皆から」
前から似ていると思っていたし、師匠からも重ね合わせたものだと聞いていた。それに杏寿朗さんから、雪の呼吸は二つの呼吸から発生したものだと聞いていた
「今更どうこう言う奴がいるとは思っていたけど……お前だったとは………本当に下弦か?ただのお飾りじゃないのか?」
「言わせておけば‼」
『破壊殺!滅式』
鋭い一撃が檜岳を吹き飛ばす
「裏切り者と言うなら………甘んじて受けよう‼だが戦うなら容赦はしない」
「ちっ!今日は顔合わせだ‼お前たちは勿論‼善逸は確実に殺す」
檜岳はそう言って姿を消した。
グレースたちも無事にメガビョーゲンを浄化したみたいだけど………ダルイゼンがメガビョーゲンの体から何かを奪い取ったらしいけど……一体……
それから皆でジュースで乾杯をする中……
「狛治……」
「何だ?」
「皆を納得させるのは大変だが……俺はお前を認める」
「…………」
「狛治さん、こう言うときはありがとうって言わないと」
「ありがとう」
行冥さんは認めてくれたみたいだな。
「因みに紫乃、柱の皆がいつまでも認めなかった場合はどうするつもりだったんだ?」
「ん?まぁ……大好物を大嫌いにするくらいにはしていたかな?」
「「「???」」」
まぁそうならないことを祈ってほしいな……