学校に来て、のどかからアスミの話を聞いていた
「アスミちゃん、今朝は嬉しそうだったな~」
「そりゃそうでしょう!私も自分の部屋貰えたとき、めっちゃ嬉しかったし~」
「だね」
「でも大丈夫かしら?家にアスミ一人で………」
「そう言われてみると……」
「ラビリンもラテもいるんだって、一人じゃないから心配ないない」
「それに、今日は義勇さんと狛治さんもいるから………」
「そう………余計心配じゃない?」
そんなことは………ダメだ。余計心配だ………狛治さんはともかく義勇さんは基本的に話したりしないし、話しても最低限のことを言うから………
「喧嘩してないよな………いや、しのぶさんも来てるから………」
「紫乃………余計心配になってない?」
ちゆ、頼むから言わないでくれ………何でそんな計画表作ったんだ………僕は
「そう言えば紫乃っちの家で不思議に思ったことあるんだよね」
「何?」
「沢山人がいるのに、部屋足りてるの?」
「あ、私も思った。紫乃くんのお家広いけど、部屋空いてるの?」
二人の疑問は確かだ。大きい家だけど、部屋数が足りてないと思うのは当たり前だよな
「大きい部屋が二つあるから、男女で分かれてる感じだよ。個室は杏寿郎さんとカナエさんと僕だけだし………」
「圧倒的に女子の人数が少ない気がして、大部屋の意味とかあるのかしら?」
「まぁ広い分、荷物とか多かったりするし………」
まぁでもみんな、起きる時間はバラバラだからリビングに一気に集まったりすることがないかだけマシだよな
「そうなんだ~」
一青side
廊下に出て、教室で聞こえた話を思い返した。
「あいつは馴染んでるようだな」
狛治があっちでも無事に過ごせているみたいだな。
さて………次の戦い………強くなった紫乃の力を試すか
紫乃side
放課後、のどかは心配だからと慌てて帰り、僕は買い物を頼まれたため、ちゆとひなたの三人で帰っていた
「のどかっち、慌てて帰っちゃったね」
「私、余計なこと言っちゃったかしら?」
「アスミンのこと?」
「えぇ、心配させちゃった」
「大丈夫だとおも………いたい」
僕も心配でしょうがないよ………喧嘩してないよな………義勇さんとしのぶさん
するとすれ違った人たちがあることを話していた
「あの子、何なのかしら?」
「透けてて、もしかして幽霊?」
幽霊って昼間に出たっけ?
そう思いながら見てみると、半透明になったアスミの姿があった。ちゆは慌ててひなたに誤魔化すようにと伝えて、僕とちゆはアスミを連れていくのであった
ちゆの家にアスミを連れ込み、事情を聴くことに………
どうにもラテへの過保護が原因で、ラテに嫌われたと思ってしまったらしいもそれに………
「しのぶや義勇がギスギスしていたり、狛治が困り果てていたり………」
うん、それは僕からごめんなさいだ
どうにもアスミは悲しい思いをすると消えそうになってしまうらしい。ちゆいわく地球の神秘らしいけど………
「アスミは悲しいのね」
「悲しい?」
「アスミの今の気持ちは悲しいと言うのよ」
「そうなんですか………」
そんな話をしていると襖越しからとうじの声が聞こえてきた。ちゆは慌てて………
「お母さんがおやつどうぞって、おぉ!?」
「ありがとう。とうじ」
おやつを受けとり、すぐに襖を閉めるのであった‼あれで誤魔化せるのか………
アスミは夢中になって、おやつを食べると、少し元気が出てきたみたいだ
「アスミは甘いものが好きなのね」
「好きとは?」
「そうね………例えば…」
ちゆはアスミに自分の好きなものを教えた。好きは時には辛いものもあると言うこととかも………
教えている間、僕とペギタンは………
「………………」
「どうしたペエ?」
「いや、てっきりちゆの好きに僕を紹介するかと………」
「紫乃、それは………」
「まぁ何となくちゆの気持ちは分かるからいいけど………」
「ペエ?」
次の日、ちゆが今自分が好きなものについて見せるといい、みんなでちゆのハイジャンプの練習を見ていた。
「時代だな………今はこういうのがあるのか」
「狛治さん、知らないことがあるだろうけど………今はゆっくり知っていこう」
狛治さんとそんな話をしているけど、義勇さんとしのぶさんは無言でギスギスしていた。今は関わらないでおこう
ちゆの練習を見ていると、バーがいつもより高くなっていた。
「ちゆちゃん、バー高めにしてる?」
「チャレンジチャレンジだね」
頑張ってるな………ちゆ
ちゆは何度も飛ぶけど、何度も失敗している。だけどめげずに頑張っている
ちゆが休憩にこっちに来て、のどかはちゆにタオルを渡し、僕はスポドリを渡した
「ありがとう。のどか、紫乃」
「ちゆちゃん、お疲れ様」
「頑張ってるな」
「えぇ」
「ちゆ、何故失敗してばかりなのに、そんなに何度も跳ぶんですか?」
「それは私がハイジャンプのことが好きだから」
「好き?美味しくも暖かくもないのに?」
「そうね。練習はハードだし、失敗もするけど………でも私はハイジャンプが好きどうしたら上手く跳べるのか。もっと高く跳びたいって考えてるの。この気持ちは止めようと思っても止められない。好きってきっとそういうものよ」
アスミは好きと言う気持ちを知ろうとしている。きっと知っていけば、色々と楽しくなってくるかもしれないな。
「あれ?みんな来てたんだ」
ラビリンたちも来たけど、ラテはちょっと怖がってる感じで、アスミはまた半透明に………
ひなたは何とか楽しませようとしていると………ラテが具合悪くなった。
すると悲鳴が聞こえてきた。アスミがこの状態だと戦えない。僕らでやるしかないな
メガビョーゲンが暴れていた。のどかたちは………
「みんなはメガビョーゲンを!」
「うん」
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」
「来たわね!プリキュアと鬼狩り!メガビョーゲン!やっておしまい!」
みんながメガビョーゲンに攻撃を仕掛ける中、何かが斬りかかってきた。僕は攻撃を防ぐと
「月鬼‼」
「新しい力を得たお前の力を見せてもらう‼」
「紫乃!」
「こっちは任せろ‼」
互いの刃がぶつかり合う中、グレースたちは義勇さんたちと連携をとって、メガビョーゲンを圧倒していた。だけどそこにシンドイーネが何かを取り出した
「こっちにはこれがあるのよ」
あれは………前にダルイゼンがメガビョーゲンから回収した………
「気になるみたいだな」
月鬼の蹴りを防ぐと、月鬼は構えながら、あの石について話した
「あれはメガパーツ。言うなればメガビョーゲンの成長を速めるもの‼」
月鬼の斬撃が襲う。僕は咄嗟に鬼化した。
「その姿だ‼」
『十二月の呼吸!十二ノ月死走ル月』
『雪の呼吸!捌ノ型!雪花』
いくつものの斬撃を僕は弾いていく。そして最後の一撃がぶつかり、吹き飛ばされた。
何とか着地するとアスミが蝕まれたものを見て、悲しそうにしていた。
「あの方たちの好き………」
グレースたちが成長したメガビョーゲンに苦戦している。
アスミは飛んできたボールからラテを守り………
「ラテ、私はラテの事が好き………いいえ、大好きです。だから少々心配し過ぎてしまうかもしれません。これからはラテの気持ちを第一に考えて、ずっとお側にいたいと思います」
アスミの気持ちが届いたのか、ラテがアスミに抱かれ、もとの姿に戻ると、風が吹いた
「スタート!」
「プリキュア!オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ラテ」
「「キュアタッチ」」
「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」
「あんたが噂のプリキュア………ってどこに行ったの?」
アースは一瞬で移動して、メガビョーゲンの頭を蹴り、更にスパークルが追撃を与えて、メガビョーゲンが目を回していた。
「フォンテーヌ、あの両腕を凍らせてください」
「分かったわ‼氷のエレメント‼」
しのぶさんの指示に従い、フォンテーヌがメガビョーゲンの両腕を凍らせると、義勇さんと狛治さんが凍った腕を破壊した
「ちっ!このまま終わらせるか‼」
月鬼がまた切りかかるけど………突然、月鬼の右手から血が吹き出し、刀を落とした
「悪いけど………捌ノ型は攻撃を受け流すだけじゃなく、受け流しつつ、ダメージを与えるんだ」
「くっ!」
月鬼は撤退するのであった。あっさり逃げるな………
「私は大好きなキングビョーゲン様にお会いしたいだけなのに‼」
「大好き?」
「そうよ。大好きよ!悪い?」
「いいえ、大好きは悪くありません。ですが貴方の大好きのために私、そして皆さんの大好きを傷つけることは許しません!」
アースがヒーリングハリケーンを放ち、メガビョーゲンを浄化するのであった。
大好きのために大好きを傷つけるなか………
メガビョーゲンを浄化し終え、アスミとラテも和解………と言うより、ラテはアスミに怒られるんじゃないかと思っていたらしい。まぁ誤解があったのも仕方ないな
「そう言えばちゆと紫乃は好き合っていますが、ちゆが言う好きに入ってないのはどうしてでしょう?」
「それは………」
「まぁ好きにもちょっとした違いがあるからな」
「同じ好きなのにですか?」
「アスミちゃん。そこはゆっくり知っていこう」
アスミが頭に?を浮かべるのであった。