ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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03 コンビ解消

 

 

のどかさんを職員室まで案内したあと、自分の教室に入ると、席が一つあった。

 

「まさか……」

 

のどかさんがこのクラスに入るのか…………すると隣の席の髪の毛を二つに縛ったクラスメイト『平光ひなた』が声をかけてきた。

 

「おはよう~紫乃っち」

 

「おはよう」

 

「昨日の子とのデートはどんな感じだったの?」

 

「デートじゃない。街の案内をしてただけだよ」

 

「そんな事言って~」

 

肘でついてくるひなた。デートじゃないのに…………

 

すると僕の後ろの席の沢泉ちゆが教室に入ってきた。

 

「ちゆ、ひなたをどうにかしろ!?」

 

「朝から仲がいいわね。そう言えば紫乃。カナエさんが昨日忘れ物してたわよ」

 

「何でちゆのところに?」

 

「暇なときに入りに来てるわよ。はい、スマホ」

 

スマホを忘れるなんて…………まぁ、使いなれてないから仕方ないけど…………とりあえず眠いから寝よう。

 

「チャイムがなったら起きるから起こさないでくれ」

 

「あと5分しか…………って寝てる!?」

 

 

 

 

 

10分後

 

「よく寝た」

 

「5分じゃなくって、10分よ」

 

「よく寝てたね~」

 

「あ、あはは…………」

 

あれ?のどかさんがいつの間に!?担任も何か気にしてないみたいだし…………まぁいいか

 

「同じクラスだね。紫乃くん」

 

「そうだな。のどかさん」

 

お互いに笑顔で返す。なんと言うか長い一年になりそうだな。

 

 

 

 

 

 

ホームルームも終わり、帰り支度をする僕とのどかさん。ひなたはそそくさと帰っていた。

ちゆは部活に向かおうとしていると、

 

「花寺さんは部活決めたの?」

 

「私?私は…………紫乃くんは?」

 

「由緒正しき帰宅部‼」

 

「運動できるのに……もったいないわね。花寺さん、折角だから見学してみる?」

 

「いいの?」

 

 

 

 

 

 

 

のどかさんに付き合いながら、部活を見学する僕。ラビリン達は木の上から見ているみたいだな。

 

さてのどかさんはと言うと、あまり運動が出来ないみたいだな。やっぱりと言うべきか…………

 

「ねぇ、紫乃」

 

「何?」

 

「花寺さんって、運動したことないの?」

 

普段から運動とかしてる人間にはわかるものだな。

 

「詳しくは知らないけど、そうみたいだね。とりあえず僕は先に帰るよ」

 

「またね」

 

 

 

 

 

 

帰り道、ラビリンとペギタンが飛んでいくのが見えた。何かあったのか追いかけていき、灯台に行くと上の方でラビリン達がいた。

 

「ラビリン、ペギタン」

 

「紫乃」

 

「のどかと一緒じゃないペエ?」

 

「散歩しながら帰ってたから…………ラビリン、幻滅でもしたのか?」

 

「幻滅なんて…………ただのどかがあんなにどんくさいと危険ラビ」

 

「危険?」

 

「そうラビ、只でさえメガビョーゲンの浄化は危険ラビ。だから…………」

 

「危険な目に合わせたくないか。いい子だな、ラビリンはコンビを解消するラビ」

 

ラビリンの頭を撫でる僕。なんと言うかいいコンビになるな。

 

「ちゃんと話し合ってみたらどうだ?もし不安なら僕が付いていくから」

 

「紫乃…………」

 

「紫乃はやさしいペエ」

 

「カナエさんに優しくされたからな。僕も同じことをしてるだけ」

 

一人と二匹で夕日を眺めていると、ラビリンが何かに気がついた。

 

「ラテ様!?」

 

「あっちの方ペエ」

 

「メガビョーゲンか!?」

 

ラビリン達が直ぐ様飛んでいく。僕も急がないと…………

 

 

メガビョーゲンが暴れているところは学校だった。すでにのどかさんが来ていたけど、メガビョーゲンに吹き飛ばされていた。僕は地面に叩きつけられそうになったのどかさんをキャッチした。

 

「のどかさん!?」

 

「紫乃くん…………」

 

「のどか!?何でそんな無茶を…………」

 

「だって助けたいから…………ラテも、エレメントさんも、学校も……」

 

「のどか……」

 

「私ね。前までは病気だったの…………」

 

のどかさんは語った。病気で辛いことがあったけど、両親や病院で働く人たちに励まされ、助けられたことを…………そして自分もいつか助けられるようになりたいと願った。運動ができなくっても、それでもラビリンと一緒に地球を助けたいと…………

 

「のどか…………パートナー解消って言ってごめんなさいラビ~」

 

「ううん、いいよ。ラビリン」

 

「仲直りだな。それじゃあ行くぞ‼のどか、ラビリン」

 

「うん‼」

 

「ラビ‼」

 

ヒーリングステッキにエレメントボトルを装着するのどかさん。

 

「スタート!プリキュア ・オペレーション」

 

「エレメントレベル上昇ラビ‼」

 

「「キュアタッチ!」」

 

肉球を1回押し、白衣を纏い変身する。

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

「赤で行くか‼」

 

僕は鞄から竹刀を取り出し、日輪刀に変えた。

 

「これで良し」

 

「名乗らないの?」

 

「思い付かないからパスで」

 

グレースが残念そうにしていると、メガビョーゲンが攻撃を仕掛けてきた。グレースはバリアで防ぎ、僕はメガビョーゲンの横に移動し、

 

「『雪の呼吸!一の型‼初雪』」

 

メガビョーゲンの腕を切りつける。大きい分攻撃が当たりやすいな。

 

『メガ!?』

 

「呼吸…………なるほど奴等が言っていた奴だな」

 

「奴等?」

 

「その力が奴等の言う通りなら‼メガビョーゲン‼」

 

メガビョーゲンが大きく腕を上げた瞬間、

 

「『炎の呼吸‼伍ノ型‼炎虎‼』」

 

炎の虎のような一撃がメガビョーゲンを吹き飛ばす。

 

そして僕らの前には炎のような人…………煉獄杏寿郎がいた。

 

「うむ‼話は聞いていたが、あれがメガビョーゲンか‼」

 

「杏寿郎さん!?」

 

「誰?」

 

「カナエさんと一緒に保護した人の一人だよ」

 

杏寿郎さんの一撃を受け、怯んだメガビョーゲン。今なら…………

 

「グレース‼」

 

「うん‼キュアスキャン‼」

 

ステッキでメガビョーゲンを調べていき、エレメントさんの場所を特定した。メガビョーゲンは攻撃を放つが、グレースはバリアで防ぎ、攻撃を弾き返した。

 

「今ラビ‼」

 

「エレメントチャージ!」

 

「「ヒーリングゲージ上昇!」」

 

「プリキュア !ヒーリングフラワー!」

 

グレースの技を喰らい、エレメントさんを助け、メガビョーゲンが浄化されていく。

 

『ヒーリングッバイ』

 

「「お大事に」」

 

 

 

 

 

 

 

「片付いたな」

 

「紫乃くん」

 

グレースは手をあげると、僕はハイタッチをしたのだった。

 

「うむ‼仲良きことは良いことだ」

 

「杏寿郎さん、今日来ていたんですね」

 

「あぁ、騒ぎを聞いてすぐに駆けつけた。紫乃‼いい闘い方だった」

 

誉められてちょっと嬉しくなる僕であった。

 

 

 

木のエレメントさんを助け、ラテもエレメントさんのお陰で元気になった。

 

「紫乃くん、ありがとうね。助けてくれて」

 

「僕はサポートしただけだよ」

 

「それでもありがとう」

 

のどかさんにお礼を言われつつ、帰る僕らであった。

とりあえず二人の関係もよくなったみたいだし、これでひと安心かな?

 

ただ僕らが帰ろうとしている姿をある人に見られていた。

 

「あれって、花寺さんと紫乃?それにあの不思議なウサギさん達は…………」

 

 

 

 

 

 

学校から離れた場所でも…………

 

「メガビョーゲンに対してあそこまで攻撃を喰らわせるとは…………なるほど鬼殺隊か…………」

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