ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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74 思いを風に乗せて

声をかけてきた女性……樹サクヤさんが僕らに話してくれていた

 

「野生の鳥や動物はさ、人に感染する病気を持ってることがあるから、素手で触っちゃダメだよ」

 

「そうだったんですね」

 

「はん、そんなもん俺には効かねぇけどな」

 

伊之助は自慢げに言うけど…………そうなのか?

 

「伊之助って、毒とか薬とか効きづらい体質なんだ」

 

それは知らなかった…………と言うか毒が効かないけど、薬もって……結構大変なんだな

 

「あの……ありがとうございました」

 

ごみを拾うサクヤさんにのどかは改めてお礼を言った。確かに知らなくっても、小鳥からしてみれば大変なことだろうな

 

「あの……サクヤさんは獣医さんですか?」

 

「違うわ。私はおおらか市で樹木医をやってるの」

 

「樹木医?」

 

「木のお医者さんですね」

 

「えぇ!?お医者さん!?木の!?サクヤさん、木を治せるの?」

 

「そうよ」

 

サクヤさんは樹木医について話してくれた。木を見て、調べて処置をする。なんと言うかやっていることがのどかたちと近い感じだな。

 

「何か……俺たち……」

 

「まぁ……仕方ないけど……」

 

「俺なんか木を投げてたぞ」

 

木を傷つけたことに関して、ちょっと落ち込む炭治朗たち……いや、あれは仕方ないことだとは思うけど……

 

「まぁみんながそうやって落ち込んだりしてるから、大丈夫だと思うぞ……何も考えずに破壊したりとかしてないし……」

 

朴がそう言うと、ちょっとだけ安堵する炭治朗たち……まぁ戦ってるときに自然の事も考えないとな……

 

「サクヤさんはどうして樹木医を?」

 

「私?んー小さい頃からここによく来ててね。友達と家族と一人でよく来たな……ここにいると心が休まる。私の大好きな場所……だからだよ。守りたいと思ったの……木は大地に根を張って、繋がってるでしょ、地球と……木が枯れたり、元気がないのは地球の悲鳴なんだと私は思ってる」

 

地球の悲鳴…………何故か風のエレメントさんが言っていた話を僕は思い出した。

 

始祖の鬼……そして鬼殺隊……鬼神たち…………ビョーゲンズ…………

 

どうにも鬼神たちとビョーゲンズが繋がっていることに違和感を覚えるのであった。

 

 

それからその日はそのまま帰りのだけど……僕の感じた違和感は一体…………

 

 

 

 

 

 

 

ダルイゼンside

 

夜、実験のためにメガパーツを小鳥に埋め込んだ

 

「どんな事が起きるの?」

 

「さぁ?試して見てるけど……もしかしたら新しい幹部が生まれるかもね」

 

「そう……」

 

八瀬は何故か湖を見て、何か辛そうにしていた

 

「どうした?」

 

「何となく……変な感じがするの……蝕んでいくことに……」

 

「へぇ、でもあんたらのボスはそれを望んでるよね」

 

「そうだけど…………」

 

 

 

 

 

 

 

紫乃side

 

次の日、のどか、ちゆ、アスミと伊之助と一緒に集まっていたら、突然ラテが具合悪そうになった。

 

『この前遊んだおっきなお水さんが泣いてるラテ』

 

「この前遊んだお水……」

 

「湖?」

 

「ひょっとしておおらか市!?」

 

するとひなたが慌ててやって来た。

 

「大変大変!?これ見て!」

 

映し出された映像には、謎の飛行生物が湖の方に飛び去ったニュースが流れていた。そこにはサクヤさんも映っていた。

 

どうにかして湖に行かないとだけど…………時間がかかる……どうすれば……

 

そんな時、アスミが風を纏い始め、竜巻を起こすと空におおらか市の湖までのゲートが開いた

 

「行きましょう!地球のお手当てに!」

 

僕らはゲートをくぐり、湖にたどり着いた。そこにはサクヤさんが謎の存在に突き飛ばされていた

 

「サクヤさん!?」

 

「何だ?お前ら‼」

 

「あなたは何なの!?」

 

「おいらはネブソックって言うんだぞ!」

 

黒い鳥のビョーゲンズ…………新しい幹部なのか?

 

「サクヤさんが守っている大切な自然を……許せません!」

 

「「「スタート」」」

 

「「「プリキュアオペレーション」」」

 

「「重なる二つの花!キュアグレース!」」

 

「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」

 

「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」

 

「スタート!」

 

「プリキュア!オペレーション!」

 

「エレメントレベル上昇ラテ」

 

「「キュアタッチ」」

 

「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」

 

「「「地球をお手当て‼」」」

 

「「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」」

 

 

のどかたちがプリキュアに変身し、僕と伊之助も戦おうとすると、何処からともなく現れた八瀬が襲いかかってきた。

 

「貴方の相手は私……」

 

「伊之助!グレースたちを頼む」

 

「あぁ!あの鳥野郎を焼き鳥にしてやる!」

 

伊之助に任せて、僕は八瀬と対峙する。八瀬は金棒を大きく振り上げ、僕を潰そうとする。僕は何とか避けるが、避ける度に地面が抉られる

 

「一撃をもらったら……ヤバイな」

 

それなら早いところ決着を付ける‼僕は鬼神の角を使って鬼へと変わり、八瀬の金棒を蹴りあげ……

 

『雪の呼吸!漆ノ型!雪崩』

 

八瀬の両腕を切りつけていく。

グレースたちはネブソックと戦っているが、飛んでいるから攻撃も当てづらい……アスミと伊之助は直ぐに対応できているみたいだな

 

「余所見だめ……」

 

いつの間にか拾い上げていた金棒を振り回す八瀬……

 

「くそ……」

 

どうにかしてあの金棒を…………

 

「これでお終い」

 

僕は咄嗟に手を伸ばし、金棒に触れた瞬間…………

 

「!?」

 

「何これ?」

 

頭の中に何かが映し出された。大地を蝕む大量の肉片…………それを押さえつけているビョーゲンズたちの汚染と……鎧を纏った鬼の姿……

 

「何……これ…わからない…わからない‼」

 

八瀬は激しく動揺して、姿を消した。

 

あの映像に関しては後だ!今はグレースたちを……

 

ネブソックが空へと大きく飛んでいく。あのまま落下してきたら……

 

と思ったら……墜落してきた。

 

「お、おっかねぇ~高いところおっかねぇ~」

 

「高いところ苦手なの?」

 

「飛べるのに?」

 

「うるせぇ!」

 

ネブソックが攻撃を仕掛けてくるが、僕、伊之助、アースの三人で攻撃を仕掛けていく。

 

ネブソックは空へとまた上がっていくが

 

「はっ!?おっかねぇーー!?」

 

何だ?この知能の低さは?

 

墜落していくネブソックをグレースたちが蹴りあげ、更に僕と伊之助の二人で

 

『壱ノ型!初雪』

 

『弐ノ牙!切り裂き』

 

同時にダメージを与える。そしてアースの浄化技がネブソックに当たり浄化されるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事お手当てを終わらせ、帰る僕らだけど……アスミのあのワープはとても力を使うため、帰るのに電車を使わないといけないみたいだった。

 

そんな中……僕は頭に浮かんだ映像について考えた……

 

あれって…………始祖の鬼……だよな……

 

何で頭に浮かんだんだ?

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