声をかけてきた女性……樹サクヤさんが僕らに話してくれていた
「野生の鳥や動物はさ、人に感染する病気を持ってることがあるから、素手で触っちゃダメだよ」
「そうだったんですね」
「はん、そんなもん俺には効かねぇけどな」
伊之助は自慢げに言うけど…………そうなのか?
「伊之助って、毒とか薬とか効きづらい体質なんだ」
それは知らなかった…………と言うか毒が効かないけど、薬もって……結構大変なんだな
「あの……ありがとうございました」
ごみを拾うサクヤさんにのどかは改めてお礼を言った。確かに知らなくっても、小鳥からしてみれば大変なことだろうな
「あの……サクヤさんは獣医さんですか?」
「違うわ。私はおおらか市で樹木医をやってるの」
「樹木医?」
「木のお医者さんですね」
「えぇ!?お医者さん!?木の!?サクヤさん、木を治せるの?」
「そうよ」
サクヤさんは樹木医について話してくれた。木を見て、調べて処置をする。なんと言うかやっていることがのどかたちと近い感じだな。
「何か……俺たち……」
「まぁ……仕方ないけど……」
「俺なんか木を投げてたぞ」
木を傷つけたことに関して、ちょっと落ち込む炭治朗たち……いや、あれは仕方ないことだとは思うけど……
「まぁみんながそうやって落ち込んだりしてるから、大丈夫だと思うぞ……何も考えずに破壊したりとかしてないし……」
朴がそう言うと、ちょっとだけ安堵する炭治朗たち……まぁ戦ってるときに自然の事も考えないとな……
「サクヤさんはどうして樹木医を?」
「私?んー小さい頃からここによく来ててね。友達と家族と一人でよく来たな……ここにいると心が休まる。私の大好きな場所……だからだよ。守りたいと思ったの……木は大地に根を張って、繋がってるでしょ、地球と……木が枯れたり、元気がないのは地球の悲鳴なんだと私は思ってる」
地球の悲鳴…………何故か風のエレメントさんが言っていた話を僕は思い出した。
始祖の鬼……そして鬼殺隊……鬼神たち…………ビョーゲンズ…………
どうにも鬼神たちとビョーゲンズが繋がっていることに違和感を覚えるのであった。
それからその日はそのまま帰りのだけど……僕の感じた違和感は一体…………
ダルイゼンside
夜、実験のためにメガパーツを小鳥に埋め込んだ
「どんな事が起きるの?」
「さぁ?試して見てるけど……もしかしたら新しい幹部が生まれるかもね」
「そう……」
八瀬は何故か湖を見て、何か辛そうにしていた
「どうした?」
「何となく……変な感じがするの……蝕んでいくことに……」
「へぇ、でもあんたらのボスはそれを望んでるよね」
「そうだけど…………」
紫乃side
次の日、のどか、ちゆ、アスミと伊之助と一緒に集まっていたら、突然ラテが具合悪そうになった。
『この前遊んだおっきなお水さんが泣いてるラテ』
「この前遊んだお水……」
「湖?」
「ひょっとしておおらか市!?」
するとひなたが慌ててやって来た。
「大変大変!?これ見て!」
映し出された映像には、謎の飛行生物が湖の方に飛び去ったニュースが流れていた。そこにはサクヤさんも映っていた。
どうにかして湖に行かないとだけど…………時間がかかる……どうすれば……
そんな時、アスミが風を纏い始め、竜巻を起こすと空におおらか市の湖までのゲートが開いた
「行きましょう!地球のお手当てに!」
僕らはゲートをくぐり、湖にたどり着いた。そこにはサクヤさんが謎の存在に突き飛ばされていた
「サクヤさん!?」
「何だ?お前ら‼」
「あなたは何なの!?」
「おいらはネブソックって言うんだぞ!」
黒い鳥のビョーゲンズ…………新しい幹部なのか?
「サクヤさんが守っている大切な自然を……許せません!」
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「スタート!」
「プリキュア!オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ラテ」
「「キュアタッチ」」
「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」」
のどかたちがプリキュアに変身し、僕と伊之助も戦おうとすると、何処からともなく現れた八瀬が襲いかかってきた。
「貴方の相手は私……」
「伊之助!グレースたちを頼む」
「あぁ!あの鳥野郎を焼き鳥にしてやる!」
伊之助に任せて、僕は八瀬と対峙する。八瀬は金棒を大きく振り上げ、僕を潰そうとする。僕は何とか避けるが、避ける度に地面が抉られる
「一撃をもらったら……ヤバイな」
それなら早いところ決着を付ける‼僕は鬼神の角を使って鬼へと変わり、八瀬の金棒を蹴りあげ……
『雪の呼吸!漆ノ型!雪崩』
八瀬の両腕を切りつけていく。
グレースたちはネブソックと戦っているが、飛んでいるから攻撃も当てづらい……アスミと伊之助は直ぐに対応できているみたいだな
「余所見だめ……」
いつの間にか拾い上げていた金棒を振り回す八瀬……
「くそ……」
どうにかしてあの金棒を…………
「これでお終い」
僕は咄嗟に手を伸ばし、金棒に触れた瞬間…………
「!?」
「何これ?」
頭の中に何かが映し出された。大地を蝕む大量の肉片…………それを押さえつけているビョーゲンズたちの汚染と……鎧を纏った鬼の姿……
「何……これ…わからない…わからない‼」
八瀬は激しく動揺して、姿を消した。
あの映像に関しては後だ!今はグレースたちを……
ネブソックが空へと大きく飛んでいく。あのまま落下してきたら……
と思ったら……墜落してきた。
「お、おっかねぇ~高いところおっかねぇ~」
「高いところ苦手なの?」
「飛べるのに?」
「うるせぇ!」
ネブソックが攻撃を仕掛けてくるが、僕、伊之助、アースの三人で攻撃を仕掛けていく。
ネブソックは空へとまた上がっていくが
「はっ!?おっかねぇーー!?」
何だ?この知能の低さは?
墜落していくネブソックをグレースたちが蹴りあげ、更に僕と伊之助の二人で
『壱ノ型!初雪』
『弐ノ牙!切り裂き』
同時にダメージを与える。そしてアースの浄化技がネブソックに当たり浄化されるのであった
無事お手当てを終わらせ、帰る僕らだけど……アスミのあのワープはとても力を使うため、帰るのに電車を使わないといけないみたいだった。
そんな中……僕は頭に浮かんだ映像について考えた……
あれって…………始祖の鬼……だよな……
何で頭に浮かんだんだ?