一旦休憩と言うことで、めいさんの所でお茶をする僕とアスミ……と言うか一番疲れてるのは僕なんだけど……
「今日はアスミちゃんとデートなのね。紫乃くん」
「お願いですから……やめてください……ちゆに誤解されて怒られる」
「ふふ、冗談よ。さぁて今日は忙しいぞ~」
「めいさんも忙しそうですね。今日は何かあるのですか?」
「花火大会があるのよ」
「花火大会?」
ひなた……口止めしておいてくれよ……とは言えまだ色々と気づかれてないな
アスミには花火大会の事を軽く説明した。
「空に大きな花が開く……一体どのような状態なのでしょ?」
「まぁ見てみてからのお楽しみだな」
「あら、アスミに紫乃、こんなところで何してるの?」
後ろからちゆの声が聞こえ、振り向くと僕ら二人。ちゆは買い出しの途中か
「あぁ、ちゆ。今、ラテの成長日記をつけていて、みなさんに聞いている所なんです」
「あぁ、ペギタンがそんなことを言っていたわ」
「ペギタンと一緒ではないのですか?」
「えっと……いつも一緒にって訳じゃないのよ……たまにいなくなるし……」
ちゆ、何とか誤魔化してくれ……
「先日のようにですか?」
「そう……水族館で迷子になったりとかね」
「あったな。ひなたとギクシャクしてたときだな」
懐かしいな……あの時はちゆとひなたが僕とのどかのところに代わる代わる相談にきたな……
「でもそれがきっかけでひなたと仲良くなれたわね」
「仲良くなかったのですか?」
「三人と力を合わせていく内に自然と距離が縮まったのよ」
「三人って……僕は?」
「紫乃とは……もう距離が縮まってたじゃない。それに……」
「三人で力を………………そう言えば紫乃とはどのような感じで付き合い始めたのですか?」
「えっ!?そ、それは…………ラテの成長日記に関係あるのかしら?」
「個人的な興味です」
趣味って……
「し、紫乃とは……昔から一緒にいると安心するの……それが好きだからこそだって気がついて……」
「それでお付き合いをしたのですね。お二人は仲が良いので苦労とかない感じですね」
「そんなことないわ…………前に紫乃が鬼に悪夢を見せられて…………」
あの時か……あの時は本当に大変だった。悪夢で誰も信じられなくなって、みんなが敵に見えたんだ
「紫乃の心に触れて…………何とか助けたけどね」
「そのようなことが…………」
「それじゃ私は急ぐから」
ちゆと別れると……アスミは
「ちゆは何故忙しいのでしょうか?もしかして……のどかたちと花火大会……」
何か……変な誤解をしてないか?まさか自分だけ除け者にされるとか……
今度は電話しているひなたと出くわしたが、ひなたは慌てて浴衣が入った袋を隠した。
何とか誤魔化すために自分がプリキュアをやめようとしていたことを話す。
「三人のコラボ技で何とか出来たんだよね」
「三人の…………ひなた、紫乃の事で何かありますか?」
「えぇ~それ本人がいる前で言わないとダメなの?」
出来れば言わなくて良いのだけど…………
「そうだな~さっきの心が折れかけた理由のひとつに紫乃っちの事が色々とあったからかな?紫乃っち…………たくさん傷ついたり、沢山辛いことがあったりしてね」
「あれは……」
狛治さんとの一件とかだな。
「それで過去に行って……温泉…………」
ひなたは突然顔を赤くした。もしかしてあれを思い出したのか?
「どうなさったのですか?」
「うんと……何でもない……それじゃ‼」
ひなたはそのまま走り去るのであった。あの温泉での出来事は忘れたいよな
「紫乃は温泉で何を?」
「ほ、ほら、次行こう‼」
学校の近くへと行くとのどかと出くわした。
アスミはのどかからコラボ技……ヒーリングオアシスの話を聞くのであった。
「メガビョーゲンの浄化が出来なくって、みんなで力を合わせて立ち向かっていたんだよ。そのときに三人の思いが重なってミラクルヒーリングボトルが生まれたんだよ。エレメントさんたちが力を貸してくれたんだ。みんなで地球の病気と戦おうって……」
「……私もみんなと一緒にお手当てしたいです」
「アスミちゃんも一緒にお手当てしてるよ?」
「すみません……何でも……紫乃の事を聞きたいのですが……」
「紫乃くん?」
「何か……みんなから見た僕の事とか……知りたいんだって」
「あはは、何だか大変だね。紫乃くんは同じ年だけど……色々と気を使ってくれる優しい子だよ」
「いや、のどか……そこは……」
気を使って欲しいのだけど……
「それにね。色々と話したくないことがあるのに、私たちには色々と気を使ってるから……少しは私たちに色々と話して欲しいかな?」
「か、考えておくよ」
「待ってるね」
のどかが笑顔で言うと、打上がやって来て、のどかに花火の事を話そうとしていたが、のどかは慌てて打上と何処かへと行くのであった。
諸々話が聞けてアスミと別れると…………
「ん?電話?」
誰かから電話が来て、出ると……
『久しぶりね。そっちはどう?』
「母さん……」
『話はカナエさんから聞いてるわよ。鬼の事…………プリキュアのこと、宗一さんは私たちのところには顔を見せてないわね』
「見せられないと思うよ……あの人は……きっと恨まれてると思ってるから」
『そうね……紫乃……何があっても負けないでね』
母さんとの電話を切ると……
「負けないか……」
これからは負けるつもりはない。
そして夜になり、のどかがアスミを連れて、サプライズで花火大会を楽しませることになった。
みんな、浴衣を着て楽しむ中…………
「紫乃……来年は……」
ちゆが手を握り、僕を見つめる。
「分かってる来年は…………」
一緒に見ようと約束をするのであった
次回は気力があればのどかifを書きます