「珠世は言うなれば、裏切り者の鬼です」
しのぶさんの診察を受けながら、あの珠世さんについて聞いていた。
「裏切り者?」
「鬼舞辻の呪いから解放され、復讐のために動いていましたが…………私たち鬼殺隊と鬼たちの戦いが最終局面を迎えた頃に、私と珠世……珠世の従者で人間に戻す薬を作り上げました」
それがきっかけで鬼舞辻を苦しめたらしい。
「彼女がこちらに来ていることは……驚きましたが……紫乃くん、あの時の……」
「…………これです」
僕は一枚の写真を見せた。それは家族写真……そして僕の母親は………
「似ている?」
「はい」
珠世さんと僕の母親は本当に似ていた。
「………あくまで想像ですが………珠世は貴方の先祖なのかもしれませんね」
「先祖………」
だとしたら似ているのも分かる気が………
「あくまでもしもですが………この世界の珠世は鬼にされなかった。そう言うことになるかもですね」
本当にもしもかもな………………
「そう言えばひなたちゃん、昨日の夜訪ねてきたけど………」
「あぁ…ちょっとな………」
ひなた自体、ある問題を解決しようとしているし、僕も………それにちゆものどかの二人もひなたが決めたことに納得してる
ひなたside
いーくんの家の呼び鈴を押す。
押すけど誰も出ない………
「………………」
私はまた押す。誰も出ない………
「………!」
何度も何度も押し続ける。すると………
「うるさーーーーい‼何度押せば………ってあんたはプリキュア!?」
出てきた女の子………確か鬼の零余子さん
「いーくん。いる!」
「あいつなら部屋で寝てるわよ………と言うか敵である………」
「ニャトラン!」
「おうよ!」
「スタート‼」
「プリキュアオペレーション‼」
「エレメントレベル上昇ニャ‼」
「「キュアタッチ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
私はプリキュアに変身し、いーくんの部屋へと向かう
「ちょ!?今は私一人なんだけど!?」
零余子さんの声を無視して、いーくんの部屋にたどり着くと………
「ハアアアア!」
思いきり扉を蹴破る。すると寝ていたいーくんが刀を持って身構えていた。
「お前………」
「いーくん………」
私は雷のエレメントボトルを使い、いーくんに向かって放つ。いーくんは避けて、外へと飛び出す
「単身で乗り込むなんて………あいつら知ってるのか?」
「………………」
私はいーくんの問いかけを無視して、いーくんへと駆け出す
「悪いが………先に仕掛けたのお前だ!痛い目に………」
刀を構えようとしたいーくんを私は抱き締めた。
「は?」
いーくんは戸惑っていた。
私は変身を解き………
「いーくん、操られたりとかしてないよね」
「………してない。俺の意思で戦ってる」
「そっか………私たちの仲間に…なれない?」
「悪いが俺は、鬼神たちに恩義がある………お前たちの………」
「それなら………それでいいよ…だけど戦う時以外はいつも通りでいよう」
「………そんな事いいのか?」
「うん、私が決めたから………」
私はいーくんに微笑むと、いーくんは顔を背ける
「たくっ………仕方ないか……戦う時は」
「本気で」
「日常は?」
「これまでと同じ様に……いよう。いーくん」
「…………明日迎えに来いよな」
「うん」
私はいーくんと指切りをして、約束をするのであった。
次の日、私はいーくんの家に行くと、玄関の前で待っていた
「おはよう。いーくん」