ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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04 疑いとお弁当

のどかさんと一緒に登校している途中のこと

 

「ランニング始めたんだ」

 

「うん、朝起きてからだから、すっごく気持ちよくって生きてる~って感じなんだ」

 

朝か……付き合ってあげたいけど、大体朝は寝不足で起きれないんだよね。

 

「まぁ頑張ってよ」

 

「うん」

 

そんな他愛のない話をしていると、鞄の中からラビリンが顔を覗かせてきた。

 

「ラビリン、付いてきたんだ……」

 

「いつどこでメガビョーゲンが現れるか分からないラビ‼付いてくるのは当たり前ラビ」

 

確かに警戒していていいかもしれないな。

 

「紫乃だって、武器持ち歩いてるラビ?」

 

「一応、何が起きてもいいように用心してるけど」

 

鞄に触れてそう言う。まぁ何事もないのが一番だけど…………

 

 

 

 

そんなこんなで学校に着き、教室にはいるとひなたがクラスメイトと話しているのが聞こえた。

 

「嘘!?学校に怪物が出たの!?」

 

「!?」

 

やっぱり誰かに見られていたか…………

 

「あ、のどかっち、紫乃っち、おはよう」

 

「お、おはよう」

 

「おはよう」

 

まぁプリキュアの話が出てないから大丈夫そうだな。

 

「家のお隣さん、この間、公園で怪物見たんだって、いつの間にか消えてたみたいだけど」

 

「じゃあ幻?」

 

「違うよ。私も学校で見たもん」

 

「へぇー、のどかっちと紫乃っちは怪物見た?」

 

「プリキュアの事は秘密ラビ」

 

「えっ!?み、見てないかな……」

 

「家で寝てた」

 

そう言っていると、ちゆが教室に入ってきて、

 

「花寺さんと紫乃は見たんじゃないの?」

 

「えっ!?えっと……」

 

「始業式のあと、下校したあとに学校に来たでしょ」

 

「み、見間違いじゃないかな?」

 

「そうそう」

 

「そう…………」

 

何とか誤魔化すけど、ちゆに見られていたかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

 

昼休み

 

のどかさんとお昼を食べていた。因みに人目を避けているから、ラビリンもお昼を食べている。

 

「紫乃くんは…………カナエさんの手作り?」

 

「優しい人ラビ」

 

「優しい人だからね。結構面倒見てくれるし」

 

「あの煉獄……さん?あの人ってここの先生だったんだね」

 

「非常勤の剣道部顧問だよ。カナエさんは華道部の非常勤講師」

 

母さんたちが紹介してくれたんだっけかな?と言うか別世界の人が働けるのと言うのは突っ込めない。

 

「花寺さん、紫乃」

 

そんな話をしていると、ちゆがこっちに駆け寄ってきた。ラビリンは慌てて隠れた。

 

ちゆが抱いてるのって…………

 

「沢泉さん」

 

「この子、花寺さんのおうちの子?」

 

「ラテ!?」

 

「学校に来てたのか…………」

 

「校庭にいたから連れてきたの」

 

「付いてきちゃったのかな?ありがとう沢泉さん。どうして家の子だとわかったの?」

 

「怪物が出たあと、見かけたから……」

 

「そうなんだ~えっ!?」

 

やっぱり見られていたのか…………

 

「どうして学校に来てないって言ったの?あのとき一緒にいたうさぎとペンギンと関係ある?」

 

「えっと…………その……」

 

「飼ってるんだよ。のどかさんが不思議なうさぎとペンギンも一緒に」

 

「そ、そうなの。あの時逃げ出しちゃって、学校に勝手に入ったから怒られると思って…………」

 

「そうなんだ」

 

何とか誤魔化せたのかな?ちゆは気になることがあると放っておけないみたいだけど、これ以上は聞かなそうだな。

 

「ところでさっきから気になっているんだけど…………」

 

「何?」

 

「紫乃のお弁当……カナエさんの?」

 

「そうだけど……」

 

「相変わらずきれいなお弁当……私も頑張らないと」

 

何だか呟いてるけど、気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

のどかさんとちゆが職員室にラテを預けに行くと言うので、僕は茂みに隠れたラビリンを回収しようとすると、ラビリンの他にぺギタンがいた。

 

「ラビリン。ぺギタン落ち込んでるけど、何かあったのか?」

 

「パートナー探しで色々とラビ」

 

「紫乃、僕とパートナーになれないかな?」

 

「何で?」

 

「人間とパートナーになるのが怖いんだペエ」

 

怖いと言うよりかは、ぺギタンは勇気がない感じがする。

確かに怖いかもしれないけど…………

 

「僕とじゃ心の肉球がキュンとしないだろ。だけどアドバイスはあげられる」

 

「アドバイス?」

 

「ほんの少しの勇気が大切だから…………」

 

それにもしかしたら勇気を分けてくれるパートナーがいるかもしれないな。

 

僕はとりあえずラビリンたちを学校の鞄に入れて、教室に戻るのであった。

 

 

 

教室に戻るとのどかさんとちゆの二人も戻っていた。

 

「あ、紫乃くん」

 

「ん?」

 

「今日の放課後、沢泉さんのおうちに行こう」

 

ちゆの家か…………久しぶりにいくな…………

僕はちゆの方を見ると……

 

「いいわよ。紫乃も一緒で」

 

「うん」

 

OK貰えたし、放課後一旦、僕とのどかさんは家に戻ってから向かうことになった。ちゆもそれに付き添うみたいだ。

 

 

 

 

 

そして放課後、のどかさんとちゆと別れて、家に戻った僕。

 

カナエさんにちゆの家に行くと伝えると、

 

「私も行くわ」

 

「何で?この間も行ったのに?」

 

「あそこのお風呂大好きだからよ。それにまた出てくるかもしれないからね。そのときは私も戦うわ」

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