お昼休み、みんなでご飯を食べていると、のどかのお弁当がいつもよりでかかった。
「でっか!?めっちゃサイズアップしてない?」
「いっぱい食べると元気になるでしょ」
「そりゃそうだけど……」
「明らかに食べ過ぎだろ」
一青も思わずツッコミを入れるくらいの大きさだった。
本当にのどかはどうしたんだ?
するとトランペットの音が聞こえてきた。あれは……金森の…………
のどかたちが思わず拍手をするけど……
「自主練なんだ……休んでた分を取り戻したくって……」
また吹こうとすると、菅原が声をかけてきた。
「金森、昼休み、中庭での練習はクレームが来るから禁止されてるの知ってるだろ」
「あぁ!?そっか、ごめんなさい」
「音楽室で他のメンバーと練習しろよ」
「でも、感がまだ戻らないからみんなの練習の足を引っ張るわけには……」
「……放課後なら奥の庭は演奏しても平気だから……」
「……ありがとう」
二人のやり取りを見届けながら、 ベンチに戻る僕たち……
「ことえっち、あんなに頑張ってるのに……」
「金森さんたちは演奏会に向けて、高いレベルを目指してるのよ……」
「頑張ってる人って応援したくなるね」
「分からなくはないけど…………」
「そうだな……」
しのぶside
アスミと一緒に散歩をしていると……
「のどかは一体……のどかに一体……」
「そろそろ帰るペエ?」
「ラビ」
「私はもう少し探してもいいですか?のどかはいつも一生懸命です。だからのどかのために頑張りたい」
「アスミ……」
誰かのために頑張ろうとする気持ち…………それがこの子たちを強くしているのね……
すると学校帰りののどかたちと出会した。
紫乃side
「みんな?」
「のどか……ちゆ、ひなた、紫乃……それに月鬼」
アスミたちは散歩帰りか?
「俺は一青でいい」
そういえば一緒に行動すること知らせてなかったな……だけどアスミは一青のことをお構いなしに……
「のどか、気分転換に何をしたいですか?」
「えっ?」
「聞いちゃうのかよ!?」
「どしたの?いきなり」
「のどか、最近ランニング頑張りすぎラビ」
「少し控えて、楽しく気分転換した方がいいペエ」
「えっ?」
「どれくらい走ったの!?急に増やしたりしたら身体に悪いわよ!」
「あ!?急にお弁当大きくなったのそのせい!?」
「それに……呼吸法を私たちに教わろうとしていたり……」
「マジか……」
「何でそこまでする必要があるんだ?プリキュアはそれなりに身体能力上がってるだろ」
詰め寄られて焦るのどか……
「えっとね……単に鍛えなきゃって」
「だからと言って、不死川さんにまで頼もうとするなんて……」
あの人にまで……そこまでして鍛えなきゃならなく理由が分からない
するとまたトランペットの音が聞こえてきた。
様子を見ると金森と菅原の二人が練習してる…………菅原は金森に焦るなと伝えるけど…………もしかしてのどかも焦ってる?
みんなで帰る途中、のどかは自分と金森が似てると呟くと、ラテが具合悪くなった
「「ビョーゲンズ!?」」
「一……っていないし!?」
「彼とは今回も戦うと言う事ですね……」
しのぶさんが言いたいことは分かる。覚悟を決めろと言うんだな
「みんな、行こう!」
「「「スタート」」」
「「「プリキュアオペレーション」」」
「「重なる二つの花!キュアグレース!」」
「「交わる二つの流れ!キュアフォンテーヌ‼」」
「「溶け合う二つの光‼キュアスパークル‼」」
「スタート!」
「プリキュア!オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ラテ」
「「キュアタッチ」」
「「時を経て繋がる二つの風‼キュアアース‼」」
「「「地球をお手当て‼」」」
「「「「ヒーリングっとプリキュア‼」」」」
のどかたちがプリキュアに変身し、巨大化したメガビョーゲンに向かっていく
「アースはみんなの避難を!私たちはメガビョーゲンを」
フォンテーヌがキックを放つが、メガビョーゲンは防ぎ、吹き飛ばす
「火のエレメント!」
スパークルも攻撃を仕掛けるが、メガビョーゲンが放つ音波攻撃に相殺されてしまう
「強い!?」
「でかいだけってことじゃないの!?」
メガビョーゲンが空に向かって攻撃を放つと、拡散して、僕らを襲う
「くっ」
「はっ」
僕としのぶさんが攻撃を仕掛けるが、すぐに弾かれてしまう
攻撃が続く中、グレースが一人、向かっていく。あれじゃ……ただやられに行くだけだ
「グレース!?危ないラビ!?」
「危なくっても動いていれば……何かきっかけが見えてくるはず!」
葉っぱのエレメントで攻撃をするが、やっぱり相殺されてしまう
グレースはメガビョーゲンの攻撃を受けて、倒れてしまい、今にも踏み潰されそうになっていた
「「グレース!?」」
すると寸出のところでアースがグレースを助けに入り、メガビョーゲンを倒す
「グレース、大丈夫ですか?」
「あ、ありがとう……アース」
「グレース……どうして焦るのです?自分でも焦っていると気づいているのでしょう」
「……だって……だって……私がダルイゼンを作り出しちゃったから……そのせいで地球が……だから、私が何とかしなきゃ、もっと頑張らなきゃ……」
「グレースは……テラビョーゲンを作りたいと思ったのですか?」
「そんなこと、思わないよ……」
「そうです。貴方はそんなこと望みませんよね。金森さんの風邪と一緒です。貴方のせいではありません。だから自分を責める必要はありません」
グレースがそこまで思い詰めていたなんてな……気がついてやれば良かった
「紫乃くん、これからですよ」
「しのぶさん……はい!」
僕らは立ち上がると、フォンテーヌがキュアスキャンで音のエレメントの場所を特定すると、メガビョーゲンがまた攻撃を仕掛けてきたが……
『十二月の呼吸!十二ノ月!死走ル月!』
メガビョーゲンの身体が切り刻まれた。
「お前!?月鬼‼邪魔をするな!」
「悪いな。グアイワル。鬼が出てきていない以上は……好きに動く」
今更来たのかよ……まさかと思うけど…………刀を取りに行ったのか?
「さっさと浄化しろ」
「わかりました」
アースの浄化技で、メガビョーゲンを浄化し、グアイワルも撤退したのだった。
それからのどかのためにみんな、協力すると約束し、音のエレメントさんからもボトルをもらうのであった。
「たくっ、お前らみたいに普段から持っていたいな」
「いーくん、瞬間移動とか出来ないからね~」
「これからは……鬼が出なければ協力すると言うことですか?」
しのぶさんが一青に問いかけると……一青は……
「そうなるな。気に入らないなら切りかかればいい」
「…………いえ、別に…ただ奴だけは邪魔をしないでください」
「童磨か……まぁ頭のすみっこに入れておくよ」
「しっかり覚えておいてくださいね」
一青に脅しをかけるしのぶさんであった。
次の日、のどかがアスミと一緒にランニングする姿を見て、いつも通りに戻ったのかと思う僕であった。