『ガオオオオオ!!!』
吼える虎に驚くのどか、ちゆ、ひなた、ラビリン、ペギタン、ラテ。
アスミは平然として……
「すごい迫力です」
「うおおおお!!!何だ!!やんのか!!」
伊之助は挑もうとしていて、僕がそれを止める。
「頼むから落ち着け……」
今日はみんなと一緒にすこやかZOOに来ていた。
ひなた曰くお兄さんからチケットを貰ったけど…………
「連れてくるメンバー間違えた……」
事あるごとに肉食動物に挑もうとする伊之助と……
「うむ!紫乃!虎を飼おう!防犯などに役に立つぞ!」
「いや、飼いませんからね!?」
我が道を行く杏寿朗さん…………本当に連れてくるメンバー間違えた……
「そういえば一青は?」
「いーくんならそろそろ……」
因みに一青も誘ったらしいけど……あいつも誰かしら連れてくると言っていたな。
「お待たせ」
噂をすれば一青と…………下弦の……零余子だっけ?がやってきた
「たくっ、何で私も付き添わないといけないのかしら?」
「むっち、ほら、一緒に楽しもうよ」
「むっちって何よ!?」
「鬼も呼んだの?」
「ひなたがどうしてもってな。比較的に話せば分かる奴だから…………」
「そうなんだ?上弦の人たちは?」
「………………まともな奴が………………」
一青が遠くを見つめていた。まぁ狛治さん抜けてからまともそうな人いないのか……
「うむ!ひなたは鬼と仲良くなろうとしてるのか?」
「うん!何て言うかさ……いーくんと話し合ったって分かり合える人とは分かり合いたいから」
ひなたらしい答えだな。まぁ僕も反対する理由はないし……
「紫乃がいいなら良いだろう!宜しくな!零余子!」
「は、はい」
杏寿朗さんに怯える零余子。後々聞くと、鬼舞辻の配下の時に柱に怯えて逃げ回っていたら、粛清されたらしい…………なんというか鬼の社会も大変だな……
「にしても虎の迫力は凄いな……」
「俺の仲間は最高にワイルドだぜ!」
「あれ?虎と猫って仲間な訳?」
「て言うかニャトランは猫じゃ……」
ラビリンが突っ込みを入れようとすると、見知らぬ子供が話しかけてきた。
「お姉さん、全然知らないんだな。虎と猫は同じ猫科の動物だって」
「へぇーそうなんだ」
「因みにそいつはアムール虎の雄。虎の中で一番でかい種類なんだ」
「ふわぁーよく知ってるね」
「あのアムール虎は体重が250キロにもなるのね」
「虎がお好きなのですか?」
「猫と同じって考えると虎もかわいいよね」
「何かバラバラでうける」
まぁこの四人はそんな感じなんだよな…………
少年はしょうがないと言い、動物園の案内をしてくれることになったが……
「所であの被り物の兄ちゃん、入ってるけど大丈夫?」
ケージの中を見ると伊之助が虎と戦おうとしていた
「さぁ!来やがれ!」
「やめろー!!!?」
伊之助を何とか回収し、少年に案内をしてもらうことになった。
「この動物園は世界の地域別に色んなゾーンに分かれていて、お姉さんたちはどんな動物が見たいの?」
するとちゆがあることに気づき、少年に聞いてきた。
「ねぇ、そういえばあなたは一人で来てるの?」
「いや、お父さんと……」
「コウター」
父親らしき人が駆け寄ってきたけど、あれって……担任の丸山先生……じゃあこのコウタは息子なのか
挨拶を交わすとアスミと零余子が自己紹介をし、先生は迷惑をかけてないか心配していたけど、こっちとしては助かっている
「それで次はどこ行きたいの?」
コウタにそう聞かれ……
「キリン!絶対キリン!」
とひなた
「私はハシビロコウが見たい」
とちゆ
「動物と触れあいたい」
とのどか
「私はどこでも構いません」
「俺もみんなに任せる」
「私もね」
「うむ!みんなの意見に従おう」
「俺は戦えるところがいいな!」
一青、零余子、杏寿郎さん、伊之助がそれぞれ意見を述べ、僕は……
「休みたい……」
マジで来て早々疲れたよ……
「みんな行きたいところバラバラじゃん」
「だったら端から順番に見ていけばいいんじゃないか?」
移動しながらコウタに性格がバラバラなのにと言われたけど、先生はバラバラだからこそいいんだと言われた。
「それに彼だって一人でいることがあったが、今は輪に入ってるからな」
「それは……」
一青は少し照れていた。先生に気を使わすなよ……
茨木side
ビョーゲンズがそれぞれ動き出すなか、俺は酒呑様にあることを聞いた
「よろしいんですか?」
「何がだ?」
「一青の事です。奴らと行動していますが……」
「鬼神様が許している。好きなようにしろとな」
一青…………あいつには何かあるみたいだが…………まぁいい。敵になるなら試してみたいからな