ヒーリングっど♥プリキュア 雪の呼吸の使い手   作:水甲

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87 進化したビョーゲンズ

零余子side

 

ある程度の避難を終え、動物園の入り口に戻る頃には、蝕んでいた大地が元に戻っていた。

 

「終わったみたいね」

 

協力体勢をしているのに、何故か安堵する私……まぁこれも一青のせいね。

 

とはいえ気にしてはられないし……

 

そんなことを思っていると、コウタくんが友達の子と仲良さそうに手を振っていた。やれやれ、子供は仲直りが早いわね…………

 

「声でもかけておきますか」

 

「いいや、お前は邪魔だ」

 

声をかけようとした瞬間、首に刀が刺さる

 

「つぅ!?」

 

突然の事で、私は地面に倒れると、背中を思いきり踏まれた。

やったのは……獪岳だった。

 

「鬼神の命令とか関係ねぇ!俺を認めない奴等に痛い目に遭わせてやるよ!」

 

「あんた……」

 

「ふふ、面白いことしてるじゃない」

 

すると今度はシンドイーネが現れたけど……今までとは姿が違った。一体何が……

 

「お……ねえちゃん?」

 

コウタくんが私に気がつき、駆け寄ろうとした。私はすぐに逃げるように伝えようとした瞬間

 

「進化しなさい!ナノビョーゲン!」

 

コウタくんに向かってナノビョーゲンが放たれる。するとすんでの所で円山先生が駆けつけて…………代わりにナノビョーゲンに蝕まわれる

 

 

 

 

 

 

 

紫乃side

 

グレースたちが葉っぱのエレメントさんの無事を確認すると、一青は茨木に言われたことを気にしていた。

 

「どうにも言うことを聞かないやつがいるな……」

 

「大丈夫?私たちも手伝うよ!ね!紫乃っち」

 

まぁ話を聞いた以上はな…………

 

「これは……って言っても関わってきそうだな。とりあえず一旦零余子と合流し……」

 

一青がいいかけた瞬間、ラテがまた具合悪くなった。

 

「今お手当て終わったばっかりなのに?」

 

『あっちで先生が泣いてるラテ……』

 

「先生って……円山先生の事?」

 

何で先生が?グレースたちも何でか考えているが答えが出ずに、とりあえず行ってみることにした。

 

 

 

 

 

動物園の入り口に着くとそこには血だらけで倒れた零余子と今までとは違う感じのメガビョーゲンがいた。

 

「なーんだ。普通のメガビョーゲンじゃん」

 

「油断するな!こいつは今までとは違……」

 

メガビョーゲンが突然ビームを放つと、着弾地点が大きく蝕んでいた。

 

「一気にあんなに蝕めるペエ!?」

 

「お手当てを急がないと!」

 

アースがラテを安全なところに避難させ、グレースがキュアスキャンで確認すると…………中には先生の姿があった。

 

「メガビョーゲンの中に先生が!?」

 

「何で!?エレメントさんじゃないの?」

 

「ラビリン、ペギタン、ニャトラン、今までこのようなことはあったのですか?」

 

「いや……」

 

「ラビリンたちも初めてラビ!?」

 

メガビョーゲンがビームを放ち、グレースたちがぷにシールドで防ぐが……あっさり破られてしまう

 

「みんな!?」

 

「俺たちも行くぞ!」

 

「うむ!」

 

「うおおおおお!!」

 

四人で攻撃を仕掛けようとした瞬間、

 

『雷の呼吸!肆ノ型!遠雷!』

 

黒い雷が僕らを襲う。僕は何とか着地して、更に攻撃を仕掛けようとするが、足に銃弾が掠めた

 

「まんまと来たな!鬼狩り!」

 

「あはははは!!」

 

僕らの前に現れたのは、獪岳と今までとは違った姿をしたシンドイーネだった

 

「どう?プリキュア!この私が生み出した新種のビョーゲンズ!ギガビョーゲンの力は!」

 

「ギガビョーゲン!?」

 

「メガビョーゲンじゃないペエ!?」

 

「そう!私はね。進化したの!この体にメガパーツを取り込むことによってね!そして、更なる力を得た!私は地球上の生き物を使ってギガビョーゲンを生み出せるようになったのよ!」

 

そんなことが…………くそ、早く動かないと……

 

立ち上がろうとするが、両肩に銃弾が放たれる。

 

「くっ!」

 

「無様だな!まぁ仕方ないか!お前には新たに呼び出した鬼の居場所を探ることは出来ずに、永遠と動けなくしてやる」

 

「お前!鬼神の命を受けずに……こんな勝手を……」

 

「黙れよ!俺が……上弦まで上り詰めた俺が!!こっちでは下弦なんかにしやがって!どんな手を使っても俺は認めさせてやるんだよ!」

 

『伍ノ型!熱界雷!』

 

更に技を放たれる。みんなは何とか避けているけど…………このままだと……

 

「あんたらとは違うのよ!この身体はキングビョーゲン様への愛!さぁギガビョーゲン!お前の力を見せてやりなさい!」

 

ギガビョーゲンも動き出している…………どうする?獪岳と謎の鬼に集中すべきか?

 

「紫乃!お前はプリキュアをサポートしろ!」

 

「杏寿郎さん……」

 

「お前の血鬼術なら…………獪岳もギガビョーゲンも動きを止められるはずだ!」

 

一青は零余子を範囲外まで避難させる。

それなら…………

 

『血鬼術……血癒の……』

 

血鬼術を発動させようとした瞬間、影のような黒い大神の群れが僕の身体に噛みついてきた。

 

「ぐっ!?」

 

「あの狼は!?」

 

「お前は厄介だからな!!先に封じておく!!」

 

『陸ノ型!電轟雷轟!』

 

身体中に無数のヒビが入る……これは……血鬼術!?

 

「ギガビョーゲン!そいつらもついでに!」

 

ギガビョーゲンが僕らに攻撃を仕掛け、そのまま散り散りに吹き飛ばすのであった。

 

「さぁて!ここからが本番だ!珮狼!」

 

「分かっている!一気に鬼狩りを消すのだな」

 

「誰?その軍服?まぁいいわ。私はキングビョーゲン様に報告しに行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

「紫乃!紫乃!」

 

気がつくとちゆの顔が目の前にあった

 

「ち……ゆ……」

 

「無事なの?」

 

「とりあえず……と言いたいけど…………」

 

血鬼術混じりの呼吸の技を喰らったからか、まだ身体が痛む…………

 

「ダメージが大きく過ぎて……再生に時間がかかってる……」

 

「動ける?」

 

「何とか……」

 

ギガビョーゲンに……姿を見せない鬼…………厄介すぎだろ……

 

「他のみんなは……」

 

「散り散りになったけど……何とか集まりましょう」

 

それしかないな…………その前に……

 

「メール?誰に?」

 

「厄介な事が起きてるから…………みんなにね」

 

連絡をいれたから……後は一旦合流しないと…………




珮狼は煉獄外伝に出てきた鬼です
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