少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

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時間がかかりました。
でもそんなにクオリティは高くないという、ね。

個人的には破面編が一番好きだったり。 

十刃(エスパーダ)とか、最高にオサレじゃあないですか。

アーロニーロ・アルルエリとグリムジョー・ジャガージャックという三大オサレネームのうち二人がでてくるんですよね。


……私が好きなのはドルドーニですけど。


軽いな。軽すぎるよ。

処刑直前。

「行きますよ。ジャック」

「了解です」

俺は服を着て、卯ノ花隊長のもとについた。

卯ノ花隊長は俺を、ふだんからジャックと呼ぶ。

呼びやすいからだと言ってはいた。

四番隊隊舎を一歩出た後。

 

……俺と卯ノ花隊長は隠密機動に包囲された。

 

聞こえるのは砕蜂隊長の声。

 

「天邪鬼!そこに止まれ!!」

 

……なんだ?

「何かあったんですか?」

「……何が問題なのかわからないです。私は非常に模範的な隊士ですから」

 

隊長の問いにそうとしか答えられない。なんもやった経験がないからだ。

……隊長は何か言いたそうだが。

 

「藍染隊長殺人の下手人として、お前の名前が上がっている!!!そのため、拘束させてもらう!!!」

 

……はあ!? 

 

「……ホントですか?」

「イヤ。まさか。私は藍染隊長が殺された事を警裏隊の報告で初めて知ったんですから」

 

隊長殺しとか、そんなめんどうな事は絶対にしない。

 

そういった信頼関係はある。

 

 

「……近い内に疑いも晴れると思いますから、ちょっと行って来ます。処刑は虎徹三席をお連れください」

 

ハァ……。また牢屋か。

何度目だよ…?

 

この大事な時期に。来いというならいくけどさ。

 

 

 

 

 

霊圧を封じ込める手錠を隠密機動の黒装束にはめられて。

 

牢屋へブチ込まれた。隊舎牢へ。

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 私は処刑が終わったら、抗議しようと心に決めた。こんな大事な時期に私の副隊長を閉じ込めるなんて。どうかしているとしか思えない。

……それでも、天副隊長(ジャック)が言う事は正論だし、一番手っ取り早いのは私だってわかっている。

 

……勇音を連れて行くしかないのね。

 

私は最も信頼する部下を置いて、少々頼りない部下を伴にした。

 

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俺はしがない牢番だ。

今日は、とある隊士の処刑があるらしい。だが俺たちはふだんとなんら変わらぬ日常を過ごしていた。

 

そしたら、ある男が牢屋へブチこまれて来た。

何度か見た事あるが、四番隊副隊長。通称『ゼンラー副隊長』だ。

悪い意味で有名人だが、俺たちよりも遥かに階級は上。

 

その男がヒマなのか、何度となく「牢から出してくれよ」とゴネるのだ。こっちが断ると、その男は半ば笑って「じゃあしょうがねえな」と笑う。

 

 

だが。

三十七回目の時。

直前に独特な霊圧の振動があった。かなり大規模な。

そのすぐ後に。

いつになく真剣な顔して『命令』をしてきた。

「手錠を外せ」

との事。いつもと言ってる事は同じだが、勢いが違う。

……まぁ、ダメだよね。そんな事をしてもダメだと、こっちは流すと。

 

「わかった。ぶっ壊す」

 

と。

いやいや。壊せるワケないでしょ?

それは殺気石(霊圧を完全に遮断する物質)製だよ?

 

 

だが。

急に霊圧が高まっていく。

並の副隊長級じゃない。

 

副隊長どうしの戦いを見た事あるけど、ここまでの霊圧は。

俺が見た副隊長達を足してもここまでではなかった。

 

……もう霊圧だけで押しつぶされそうなほどの力を放っている。

 

次の瞬間。

あっさり殺気石製品が砕け散る。

 

……ウソだろ。

 

「勝手に脱獄しただけだ。隊長にはそう言っとけ」

 

その副隊長はそう言い。息を整える。

 

「ソイヤッッ!!!」

 

拳を牢屋の壁に叩きつけ、大きな穴をブチ開けた。

 

バラバラと外に落ちて行く瓦礫の山。凄まじい勢いで舞い散るホコリ。

 

俺はそんななか。

「だいぶ風通しよくなったなぁ……」

少しばかりの現実逃避にふける事にした。

 

 

 

 

……いつでも脱獄できたんじゃん……!!!

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斬魄刀をちょいと強奪して。

腰に挿してから、向かう。

藍染の霊圧の発生源は。

 

 

 

霊圧の発生源は。

 

 

 

双殛の丘!!!

 

 

 

俺は双殛の丘に向かいながら。

 

霊圧を整える。

 

藍染隊長が見えた瞬間。

 

 

 

「破道の八十二。飛竜劇焔震天砲(ひりゅうげきえんしんてんほう)!!!」

 

俺が詠唱せずとも威力を落とさない鬼道のなかで、最も威力の高い鬼道を放った。

 

だが。

 

「縛道の八十一。『断空』」

 

藍染が唱えると、藍染の後ろに薄い透明な壁ができて。

 

それにブチ当たり、凄まじい爆炎と音を撒き散らすが。

 

……貫くには至らない。

 

 

……うっそだろ?俺は最高の状態で鬼道を撃った。なのに貫けないとは。それが示すモノとは。

 

「……バケモノだな。お前」

 

「あなたには言われたくないな」

俺の鬼道をあっさり防ぐ怪物ぶりに、もう笑うしかない。

 

「天副隊長……!」

「あ。いたのね。阿散井君。全く気づかなかったな」

ホント霊圧が小さすぎて。霊圧って大きかったり、ヤケに小さかったりしたら印象残るけど、普通って一番印象残んないよね。

 

「……俺も戦います」

「ジャマだ。すっこんでろ」

寝言を言ったから、あっさり拒否する。

藍染との戦いで、俺は一対一を絶対視してはいないが、ジャマになる。旅禍の少年もいたが、さして変わらん。

「……その身体なら始解がせいぜいだろ?そんなんじゃあ時間稼ぎにもなりはしない。とっとと逃げろ。俺が逃げる時間は稼いでやる」

「逃がすと思うか?」

俺が口元に笑みを浮かべると、藍染も笑う。

 

……あぁ。勝てない。きっと俺のやっている事は蛮勇なのだろう。

 

だが、勝つか負けるかは問題ではないのだ。最期まで闘うという事に意味があるのだ。

 

「藍染!!!」

 

 

狛村隊長!!!来てくれたんですね!!!

 

「破道の九十。『黒棺』」

 

ヤバ!!!

 

慌てて狛村隊長を蹴り飛ばす。

 

……バキバキといった音は聞かなかった事にしてくれ。

 

そのまま狛村隊長は大地に沈む。

 

……え!?ウソでしょ!?かなり強く蹴ったけど、そのまま気絶しちゃうの!?

 

あ。あの蹴った時の感触。……ちょうど鳩尾に入った時の感触だった……。

 

……そんなだから、かませ犬って言われるんですよー。狛村隊長。

 

付き飛ばさず、蹴り飛ばした理由?

付き飛ばしたら、俺が「黒棺」喰らう事になっちゃうじゃん。

蹴ったら反作用で逆方向に自分が飛ぶから、「黒棺」喰らわなくてすむし。

……あと、少々の恨みもなくはない。隊長としては立派でも、立派過ぎるが故に他隊の俺にまで注意してきたし。

 

 

藍染は動かない。

 

「……鈍光を灯せ。万鈍(よろずなまくら)

 

俺は斬魄刀を解放すると、構える。

 

「初めてみるな。君の始解は」

 

ゆっくりと。藍染が。

攻撃を仕掛けて来た。

勢いよく斬りつけられて。

 

避ける(・・・)

 

「瞬歩と鬼道を併用した歩法だね」

擬鬼(おにまね)と名前をつけてみた」

 

……名前をつける才能は俺にはないんだ。

 

「伏火と曲光を組み合わせた歩法だね。瞬歩の際に霊圧と視覚の幻覚をみせているんだな。実に見事だ」

 

……一瞬で見抜かれるとはね。

 

それでも。

 

「覚悟しな!!!藍染!!!」

 

「……残念だよ。キミを倒さなきゃいけない事が」

破道の九十。『黒棺』。

 

んなっ!?

 

全身を押し潰される様な勢いで、重力の奔流が俺に襲いかかる。

 

なんとか万鈍の能力である程度は中和した。あと(ホロウ)化で……。

 

が、万鈍の欠点でもある、『自身の込めた霊圧分しか無効化できない』という能力が足枷となって重くのしかかった。

 

無効化できない分はマトモに受けてしまう。

その結果、黒棺をやり過ごす事はできたが、身体の動きは明らかに精細を欠くものになった。

 

だが、まだだ。まだ剣が振るえる……!

 

俺が剣を構えたあと。

剣が腕を掠めた。

 

……俺の剣が。

 

身体を掠めた傷以外が消え失せる(・・・・・)

 

「……実に面白い身体と能力だね。でも今のは、明らかに無理のある行動だ」

 

……その通り。実はあまりやりたくない行動だ。ホントはも一つ傷をつけたいんだが。もう霊圧に余力がないんだ。

 

そこまで準備を整えてから。俺は覚悟を決める。全力を賭ける事を。

 

俺が構えると藍染は面白そうな顔を見せる。

 

「最期の切り札かな?やってご覧。僕には無意味だとおしえて絶望させてあげるよ」

 

「滴り溢れる器」

俺は(うた)いだす。

「復讐に全てを(ひた)す。(かえ)れ、(かえ)れ・全ての(ことわり)へ・蒼天(そうてん)翠玉(すいぎょく)(ましろ)赫炎(かくえん)真黒(まくろ)隕鐵(そとまがね)()たれば海・遠からず(そら)間隙(かんげき)を射抜く撃鉄(げきてつ)が堕ちる刻・神の怒りを代行する」

 

破道の九十八゛神鳴壱穿(しんめいいっせん)゛!!!!!

 

たった一つの対象しか滅ぼす事ができないが、たった一つの対象を滅ぼし尽くす事にのみ全力を注ぐ鬼道。

 

神の怒りを落とす鬼道だ。もちろんただの雷ではない。

 

使用者の、「全霊圧」を喰う事によって生み出される雷であり、俺の霊圧は普通の副隊長より、「ちょいとばかり多め」だ。

 

それに完全詠唱をした『神鳴壱穿』は、総隊長の卍解の最大打点を相殺しきるほど。

 

……その後、俺は倒れるけど。

 

光の源流がパチパチと落ち始める。

その一瞬の後。

 

めくるめく、光の奔流が空から放たれる。

黄金が如き稲妻が。

その神の怒りには、凄まじい熱が、霊圧が、殺意が、籠もっていた。

 

そして、それを受けた藍染は。

 

かなり服はボロボロではあった。が、それでもまだ十分に余力を残して防いでいた。

 

「……驚いたな。副隊長ごときが、本気で防いだ私に傷を負わせるなんて」

 

腕から血が滴っていたが、かすり傷に近いものだったらしい。

 

そろそろ限界だな。

……俺が。

 

バタリと倒れ込むと、俺を無視して、朽木ルキアのもとへ。

 

藍染が色々ゴチャゴチャほざいていたが、俺の意識はもう限界だった。

俺の意識は闇に沈んでゆく。

 

(……ちくしょう……!!!)

 

とうとう俺の意識は闇に呑まれた。

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ゆっくりと意識が覚めていく。目を開けると。

「目が覚めましたか」

……隊長。

 

「……藍染はどうなりましたか?」

「藍染、東仙、市丸は大罪人となり、尸魂所(ソウル・ソサエティ)を離反。一刻も速くの殺害が私達の仕事となりました」

……やっぱり。それで。

「雛森副隊長は?」

……錯乱してないか、ものっそ不安だ。

「……少々錯乱状態です。現実を受け止めきれていない様ですね」

……やっぱり。藍染の残していった傷は深い。

「虎徹も落ち着かせるのに大変でしたよ。ないハズの傷が開いて、とっても慌ててました。先ほどようやくあなたの容体が落ち着いたために、気絶するみたいに眠ってしまって」

あぁ。虎徹ちゃんには心配かけたな。

だが、この束の間の平和をたのしもう。

傷が癒えるまではじっくりと骨休めだ。

俺はそう決め、今はゆっくりと休む事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 




最近、仮面ライダーフォーゼが終わっちゃいましたね。
今は仮面ライダーウィザードを観ています。
「フレイム」はラテン語なのに他は全部英語なのって意味あるんでしょうか?
わかる人、感想でください。

この男にもっと頑張って欲しいか。

  • ……頑張って欲しい。
  • 頑張らなくていいよ
  • 投稿時間は一定がいい
  • どうなっても完結してほしいぬ。
  • 打ち切り希望。
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