少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

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だいぶ長くかかった割には大した事がない。
まぁいいや。

タグに超超超原作準拠ってつけようかな。

あと、今回はテキトーに書いてたらかなり文字数が多くなってしまいました。
私、初めてなの。







5000字超えたの。


破面篇
破面との会合


「やっぱうっすいなぁ。現世の霊子濃度は」

この作品の原作みたいである。

 

……え。メタいって?

 

ナンノコトカサパーリダナ。

でも私はそんな所も大好きだよ!

 

まぁ原作批判はさておき。

 

「そろそろ行ったか」

他の隊員達は一護の学校に行った。

だが、俺は、高校生にしては、歳をとりすぎている(・・・・・・・・・)

 

だからしばらくは、ここで待機。

義骸の中に入っている俺の側にいるのは。

「……虎徹ちゃんは学校へ行きなさいって俺言ったよね?」

虎徹ちゃんである。俺は三十代前半に見えるため、高校生に溶け込むのはあまり自信がない。

だが、虎徹ちゃんならそこまで労せずに溶け込めるハズだ。

「はい。でもここで待機するよう隊長に言われまして」

「……なぜに?」

「……言えません」

まぁいいや。どうせ俺の足は引っ張らないし。

「動くなら早い方がいいですね」

「そーだな。今晩攻めて来るといいな」

のんびりと待っている。ゆっくりと時間が過ぎて行った。

 

「ちょっとキミ。いい大人がこんな昼間から何をしているんだい?」

 

警察の職質に引っかかった副隊長であった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

その日の夜に。

なんとか職質から抜け出した俺は、独特な霊圧を感じとった。

 

 

虚と死神が混じったような霊圧。

この霊圧は以前感じた事がある。戦った事すらもある。

全く同じではないが、よく似た霊圧だ。

 

破面(アランカル)!!!

 

仮面が欠けて虚と死神が混じったようなヤツらだ。

……俺が前戦った事があるのは、そのなり損ない程度のヤツだが。

それでも、当時の俺が始解するぐらいに強かった。

「……懐かしいなぁ」

最悪の記憶であった。

 

ソイツらが。バラバラに動く。

こちらには全く向かって来ない。だが。

この動きはまるで。

 

「ちょっとでも霊圧があるヤツは皆殺しかよ……!」

 

アイツら。ちょっとでも霊圧があるヤツを無差別に皆殺しにするつもりだ…!

慌てて探る。霊圧が弱いヤツに向かっていないかを。

 

「……1つ。向かってやがる……!」

慌てて義骸を脱ぐと。

「虎徹ちゃん!」 

職質中からずっと待ってた虎徹ちゃんに声をかける。

「……はい」

「命令。虎徹ちゃんはそこで待機。一応、霊圧を遮断する結界を張っとくけど、あまり動かないように」

「……わかりました」

その言葉を聞くやいなや、瞬歩を使う。

反応すらもできていない霊圧に向かって、急いだ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「まずはひと、ぶべがしっ」

「……ハァ、間にあったぁ……。ふぅ。あぶねー」

浅黒い肌の大男。その胸元寸前まで迫って来ていた手の張本人を蹴り飛ばす。

蹴飛ばした、仮面が壊れたヤツは理解不能な声をあげた。

助けた巨漢が次に声を発する。

「……あんたは!天邪鬼!!!」

「天邪鬼副隊長、だ。茶渡。コイツはお前の手に負える相手じゃあねぇよ。逃げな」

俺がそう言うと、必死な顔で、

「まて!俺も戦え……」

俺が軽く霊圧を向けるとその男はへたり込む。

「……さぁ、逃げろ」

その男は何か言いたそうであったが、立ち上がりその場から走り去った。

 

「さぁ。続きと行こうか」

俺が相手を見て、そう言うと。その破面(アランカル)は、鼻血を出しながらも、空中に留まっていた。

……冗談だろ?全力で蹴ったんだぜ?いくら限定霊印があるとはいえ。並の下級大虚(ギリアン)なら粉微塵なのに。

……自信なくすなぁ。

 

「残念だったな!俺の本来の戦闘場所は空中なんだよ!いくら地上で強くても……」

 

「……いくら地上で強くても、なんだって?」

 

「……ぇ?」

たぶん、ズレた視界が見えているのだろう。

一瞬後には闇に包まれて永遠となる刹那の一瞬が、見えているのかもしれない。

 

一瞬で両断したのだ。縦に。反応すらもさせずに。

「……ちくしょう」

 

俺の背後で破面(アランカル)文字通り真っ二つに割れた。

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「ディ・ロイはもうやられたのか!」

蒼空のような髪をした男はため息をつく。

 

「じゃあ俺が三人をまとめて倒すしかねぇなァ!」

 

……ゲ。

もう一人。破格に強いヤツが俺の前に立つ。

さっきのヤツとは文字通り、次元の違う強さのヤツだ。

 

そして、もう二人。気がついたら、側にいた。

黒崎一護と朽木ルキア。

俺とセットで考えたのだろう。

「……一番強いのはどいつだ?」

「コイツ」

俺が黒崎を指しながら言う。

「ちょっと待て!俺が一番強いって……ゴフッ!」

ちょっと前に俺が素手で相手をしたのを思い出しているのだろう。……余計な事を言うな。

無言で破道の一゛衝゛を発動させる。

ズドンとあたり、言葉をつまらせた。

 

「そうか!おまえかぁ!!最初に殺すのは!!!」

 

目の前の破面(アランカル)が嬉しそうにロックオンしたのは黒崎一護。

 

……運が悪いとしか言いようがないなぁ……。

 

破面(アランカル)№6(セスタ)。グリムジョーだ」

黒崎が戦い出したため、のんびり逃げる準備をはじめると。

「天副隊長!黒崎の援護をお願いします!」

……朽木。マジメだなぁ。

「俺は四番隊(回復部隊)だ。戦闘でできる事なんてあるワケねぇだろ?俺にできるのはケガせずに帰って来るよう祈るだけだ」

「ウソつけ!この前、俺の事おもっくそボコってただろ!!!」

聞こえないね。都合の悪い事はなんも聞こえない。

「……そう言えば、さっき破面(アランカル)を一瞬で斬り伏せたような……?」

「気のせいだ」

 

「細かい事はどうでもいい!どうせ全員殺すんだからよ!!!」

 

野蛮だねぇ。でも。

 

「女の子を先に狙うのは感心しないなぁ」

破道の一。゛衝゛

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

俺は額に青筋を立てた。ルキアが急に吹き飛んだからだ。

吹き飛ばした相手を睨む。

「・・・テメェ・・・!仲間じゃねえのかよ!?」

吹き飛ばした相手はさも当然かのように。

「仲間だとも。だから助けたんじゃあねえか」

腕に四の字を巻く男は答えた。

・・・この野郎!ルキアをぶっ飛ばしやがった!

 

「・・・待て!一護!私は無事だ!・・・天副隊長が助けてくださったからな」

ルキアの叫び声に我を取り戻す。

 よくみると、さっきのグリムジョーとか名乗った男はルキアのいた所に立っていた。

腕を突き出して。

 

・・・吹き飛ばなかったら、ちょうどルキアの腹の位置にあたるんじゃねえか?

 

ルキアが吹き飛ばなかったら、どうなっていたかをありありと想像できて。

 

「コレはさすがに限定解除しないと太刀打ちできねぇぞ?」

 

そうボソリと呟いた副隊長。限定解除がなんなのかは知らねぇが、だいぶ霊力(チカラ)を解放してくれているみてぇだ。

 

「卍解しな」

副隊長が俺に向けて言われた言葉に耳を疑う。

「俺は今、だいぶ力が弱い。たぶん僅差でお前の方が強いハズだ。だから時間を稼げ。しばらくしねぇと俺は力を取り戻す事ができねぇからよ」

 

・・・その霊圧で?

俺の倍くらい軽くあんだろ。それで『力が弱い』とか信用ならねぇよ。

 

「何ごちゃごちゃ言ってんだぁ?言っとくが、おしゃべり中だろうがなんだろうが」

容赦はしねぇぞ?

 

「さっさと卍解しろ!始解じゃ時間稼ぎにもなりはしねぇぞ!!!」

 

・・・クソッ。

迷ってるヒマはねぇか。

 

「卍解!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「助けていただき、ありがとうございます。・・・今度はもう少し優しく助けて欲しいものですが」

「おう。考えとくわ」

「ぴょーん!」

義魂が俺に向かって来るのを躱しながら答える。

 

義骸の中の義魂。色々ニセモノだよなぁ・・・。

 

しばらく見ていると、徐々に形勢が傾き始める。

 

破面(アランカル)有利へと。死神不利へと。

まぁあんだけ霊圧の差があったら徐々に傾いただけでも僥倖だよなぁ・・・。

 破面(アランカル)が遊んでいなかったら、ムリだったと思う。

 

「・・・まだかよ。そろそろやべぇぞ」

・・・黒崎が。

 

「・・・ジ・・・」

・・・来たか!?

「ジジジ・・・ジジ・・・。天邪鬼副隊長様。限定解除、許可申請降りました!」

・・・来たぁ!!!

よし。選手交代だな。

「限定解除!!!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

俺の後ろで霊圧が爆発した。身体に斜めに大きく傷の入った男は瞠目する。

「どうなってやがるんだ!?」

 

「なんだなんだ!『限定解除』を知らねぇのかよ破面(アランカル)!俺達副隊長以上の死神は、力を極端に制限されちまうんだよ。現世の霊なるモノに不要な影響を及ぼさねぇようにな!その限定率は8割にも及ぶ。限定解除した今の霊圧は」

さっきまでの5倍だ!

 

そう叫ぶ。

「イヤイヤイヤ!さっきまでって、ついさっきまで俺が戦ってたじゃねえか!!!」

その男は煩わしそうに頭を振る。

「だからイヤだったんだよ。でも選手交代だ。ゆっくり休んでいいぞ」

 

その男は手をパンっと叩くと。

「グリムジョー。今からは俺が相手だ」

そう言われるのを聞き、慌てて肩を掴んだ。

「ちょっと待てよ!俺が戦ってんだ!コイツは俺が・・・!」

やれやれ。という感じで嘆息される。

「そんなボロボロで、霊圧もすっからかんでいったい何ができるっつうんだよ・・・。ここは俺に任せなさい。テキトーに倒すから」

「けどよ!」

「なんでもいい!俺のために二人まとまってくれたんだからよ!!!」

蒼髪の男が飛びかかろうとして。俺が構えたら。

その手を盲目の男が掴んでいた。

「グリムジョー。命令のない破面(アランカル)の動員。そして戦死。隊律違反だ。お前の裁きは虚圏(ウェコムンド)でくだされる」

 

「うわぁ。弱虫東仙じゃん」

副隊長の言葉に。

 

「挑発のつもりか。その手には乗らない」

「挑発って。・・・事実確認を挑発と勘違いしてしまうほど心が弱いのかよ」

・・・よよよ。とウソ泣きをする男。

・・・どこまでも鬱陶しい。

「グリムジョー。正義なんてくだらん事だと思わないかい?」

「・・・なんだ、急に。」

その男は薄ら笑いを浮かべている。

「お前の腕を掴んでいる男は『正義』なんて御大層な言葉が大好きみたいなんでな。・・・どんな御大層な理由があれど暴力は暴力なのになー」

「違う」

反応したのは盲目の男。

「何が違う?何も違いはしない。暴力は暴力。正義は暴力を肯定し、言論を否定する野蛮な言葉であるぞ?全ての戦争は正義や大義という言葉で起きる。なればこそ。正義や大義こそ一番血を啜った言葉であろう。・・・お前はなぜ正義を望む?」

その言葉に、正義の使者はまったく迷いもみせずに答えた。

「私の(めしい)た目に映るのは最も血に染まらぬ道だ。正義は常にそこにある。私の行く道こそが正義だ。天邪鬼副隊長」

その言葉に。その男は。

 

爆笑する。

 

「・・・ハァ、ハァ、ヒィ・・・。正義が最も血に染まぬ道だと?笑かすのも大概にしろよ!だめだ。また笑いがこみ上げて来て、・・・」

 

「何がおかしい?」

 

その男は笑い過ぎて目に涙を浮かべながら答える。

 

「『何が』って。『何が』って。全てだよ(・・・・)。正義が最も血に染まぬ道ぃ?んなワケねーだろ。アホか。正義ってのは常に最も血に染まる道(・・・・・・・・)だよ。結果的に一番流す血は少なくはなるけどな。道は血だらけだろ。「結果的に一番血が流れない道を選んだ」って言うのならわかる。それならわかるんだが、『正義が一番血に染まぬ道』って言うのはありえねぇ。それこそがお前が『力なき正義の使者』って言うヤツの体現だなぁ。実に的外れな事を言ってやがる」

 

「・・・お前と言葉遊びをする気はない」

 

その言葉にその男は。

「さいで。もう二度と会いたくねぇな」

「まったくだ。二度と会わない事を祈る」

ちょっと待て。帰るのか!?

「降りてこい!勝手に攻めて来といて帰るとかそりゃねーだろ!決着をつけるぞ!!」

 

「決着がつかなくて命拾ったのはお前の方だぞ!?俺の名をしかと覚えておけ。次にこの名を聞く時がお前の命日だ」

 

破面(アランカル)№6(セスタ)グリムジョー・ジャガージャックだ。

次に聞かないように気をつけろ!!!

 

 

ひび割れた空がゆっくりと戻ってゆく。

 

敗北の絶望感が空が戻っていくたびに増していくような気がした。

 

「よし。勝ったな」

「敗けた」

はぁと嘆息する男。

「勝ったと思っておけ。次は最初(ハナ)から全力で来るからそれを迎え撃つつもりでな」

「・・・そんな気分じゃねえ」

「勝つ手がかりはあるか?あるならそれにすがれ。次に負けたくないならな」

少しだけだが、光明がみえた。そんな気がした。

「わかった。行って来る」

「おう。行って来い」

次に決着をつける時は二度と後悔しないようにしねぇとな。 

 

 

「・・・虎徹ちゃん、置いていくけど大丈夫かな」

 

相変わらず締まらないのがこの男らしい。

 

 

 

 




この男が戦うのはアランカル編では空座町に決定。
……フルブリング編飛ばそうかな。

最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?

  • からくらちょう
  • うぇこむんど
  • そうる・そさいえてぃでたいき
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