少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

20 / 36
かなり前に書き上げたのをだいぶ放置しておりました。
だって私が書かなくても面白い作品いっぱい転がってるし。

雛森の作品を読んでました。
この作品の雛森はだいぶ不遇になる予定。


『仮面の軍勢』との邂逅

「よ!」

ある倉庫の前で俺は声をかける。その倉庫は結界に囲まれていた。

俺がそう声をかけると驚いた顔をしたオレンジ頭。

その名は黒崎一護。

 

「・・・なんで、ここに・・・?」

 

「俺も同類だからな。ちょっち同類がどうしてんのか見にきた」

 

「お前も、なのか?」

俺は嗤う。

まったく要領を得ない質問だが、俺はわかるからな。答えてやるよ。

仮面を持ってるのか(・・・・・・・・・)って意味ならそうだ。上司と部下に地獄蝶を送ったから、しばらくはここにいられるぜ」

 

その言葉に。覚悟は定まったらしい。

「・・・行くぜ」

「仕切ってんじゃねぇよ、橙頭」

 

俺達はその結界に向かって足を進めた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「ここに来たのは、オレらの仲間になる気があるっちゅう事か?あと、そのツレはここから出ていってくれるか?」

懐かしいなぁ。その声。100年ぶりに聞いたよ。

「なんだよ。寂しいじゃあねぇか。俺も『仮面の軍勢(ヴァイザード)』なのによ」

 

俺がそう言うと。

 

「なんやと?」

 

目の前の平子は怪訝そうな表情を浮かべた。

 

百聞は一見にしかず。

俺が片手をまるで、何かを掲げるかのように。

すると、その手に白い破片が。

間もなく白の仮面が形作られた。

 

「ホレ」

 

その言葉に皆が瞠目する。

その姿に思わず笑ってしまう。

 

「・・・お前もまさか・・・」

「違う。コレは俺が独自に生み出したモノだ。死神としてな」

 

その言葉に平子はどーでもよくなったらしい。

 

「・・・まぁええわ。先約がいるんや。お前は後で構へんやろ?」

俺が笑いながら頷くと。

 

黒崎に向き直った。

仮面の軍勢(ヴァイザード)』に入る意思を知りたかったらしい。

だが、黒崎にはそんなモンなかったらしく戦い初めた。

 

だが黒崎はビビってやがる。自身の内なる虚を呼びたくないらしい。

 

・・・見るべきトコないし、ヒマだな。

 

ヒマだし、ハッチのトコに行こうとしたら、拳西に止められた。

「どこ行く気だ?」

「ハッチのトコ。ちょっと結界について聞きたくて」

 

あ。ひより出た。

 

アイツ気が短いんだよなぁ。

身長も、気も、堪忍袋の緒も。全て短い。 

 

「そこ!ウチの悪口考えてんのやろ!」

「・・・イヤ。まったく?」

「ちょっと遅れたのが答えやねん!後でぶっ殺したるから覚えとき!」

 

まったく。考えてんのは事実だから、悪口ではない。

それを悪口と決めつけるなんて、なんて酷い女だ。

 

そもそも女かどうかすら、怪しい体型してるくせに。

 

「また悪口考えたやろ!」

「・・・イヤ。まったく?」

「その分も後でまとめてしごいたるから、覚悟しとき」

酷い言いがかりである。この暴力女は。

 

 

ひよりに交代してからはあっという間に決着であった。

 

あっという間に(ホロウ)が呼び出され、あっという間にひよりが負けた。

暴走状態の一護がひよりを殺そうとする。と。

 

仮面の軍勢(ヴァイザード)』総出で一護を押さえつけた。

 

平子が仮面を砕く。

 

「今度はお前や」

 

あぁ。俺か。

「相手するのは、誰かな?」

 

俺が聞くと。

 

「当たり前の事言わすな。『仮面の軍勢(ヴァイザード)』全員や」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「潰せ『鉄漿蜻蛉(はぐろとんぼ)』」

「吹っ飛ばせ『断風(たちかぜ)』」

「奏でろ『金沙羅(きんしゃら)』」

「打ち砕け『天狗丸(てんぐまる)』」

「倒れろ『逆撫(さかなで)』」

 

5人の斬魄刀が解放される。

 

5人の顔には既に仮面が。

流石に壮観だな。

 

それじゃあこっちも。

俺が笑うと、仮面が。右のこめかみの所からゆっくりと創られていく。

まるでさっきのひよりの様に。

 

「一応、聞いておこうか。(ホロウ)化は何分保つんや?」

 

 

「・・・たったの3週間だ。手加減してくれよ」

俺が肩をすくめて答える。

 

「「「「「「「!!!」」」」」」」

 

全員が瞠目するのを見る。

「・・・バケモンやな。手を抜くなよ」

「今のを聞いて誰が手を抜けるって言うんだ?」

 

「同感だよ。じゃあ僕から行くよ!奏でろ!!」

 

金の花が俺に向かって来る。

それを躱すと。

「それくらいで僕の『金沙羅』を躱したつもりかい?」

追尾してくる金の花。慌てて後ろに下がると。

 

拳西が構えていた。

 

「『断風』。行くぜ」

そこには刃を合わせ、防ぐ。爆発が起こるが、この程度はそよ風。

目の前には四人。1人足りない。

 

嫌な予感がして、身をよじる。

そこには身を捻らなければ直撃していただろう。そんな攻撃を繰り出す、リサが。  

 

・・・あぶねぇ。

 

だが、そこでは終わりでないらしい。

「いいのかよ!そこで。『天狗丸』!ちょっと熱いが堪えろよ!『火吹の小槌』!!!」

下から真上に振り上げる要領で俺を捕えようとしていた。

 

構えた。しかし、妙に甘ったるい薫りが鼻腔を満たす。

 

慌てて匂いのもとを探すと。

独特な刀が回っていた。

巨大なちぃず(・・・)切りのような形をした、穴の空いた剣である。

その姿が忽然と消え、真後ろから攻撃が降り落ちる(・・・・・・・・・・・・・)

ズドンと大きく焔が立ち昇った。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「やられた、のか?」

俺は瞠目していた。ついさっき、暴走したばかりで疲れ切っていたのだが、それでも今見た光景が信じられなかったからだ。

 

天邪鬼が殺られた。

 

言葉にするとただそれだけなんだが、信じられなかった。あれだけ強い男がアッサリ殺られると言う事が。

 

「・・・ふぅ。あぶねえ」

 

は?

 

その男は服がぼろぼろになりながらも。

生きていた。

本体はちょっと焦げたくらいで、『無傷』だ。

 

「・・・ありえねぇ。ラブの『火吹(ひふき)小槌(こづち)』だぞ?そんな軽症で済むハズがねぇ!」

「ちゃんと手応えはあった。完全に捉えたんだが・・・。どうやって躱したんだ?」

その言葉に。

「躱してねぇよ。マトモに喰らっちまった。マトモに喰らってこの程度の負傷で抑えられたのは御の字だな!」

・・・マジ、かよ。・・・嘘、だろ?

 

「さてと。こちらも本気を出すかなぁ!」

 

右のこめかみについたままだった仮面を、ゆっくりと引き下ろす。

仮面がいつもの定位置に落ち着いた所で。

 

・・・信じられないほどの霊圧が吹き出した。

 

「ここからが本番だ」

その言葉は、まるで物理的な圧力を持つかのように、『仮面の軍勢(ヴァイザード)』全員を後退させた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「行くぜ?」

俺がそう言うと、急ぎで構える『仮面の軍勢(ヴァイザード)』。

 

ぼろぼろの服で。自信だけを顔に浮かべて。

 

・・・ぼろぼろの服ってダサいな。

 

「もういいや!」

 

すっかりボロ切れみたいな服をさっさと脱ぐ。

褌すらも外す。

 

外気が心地いい。

「なんで脱いでんだよ!!!」

 

その声は橙頭。別名・黒崎一護。俺は低く、威圧感のある声を出す。

 

「は?着てるだろ?」

 

「なんも着てねえよ!何を着てるっていうんだ!?」

 

「仮面」

 

「仮面は着るとは言わねぇよ!着けるっていうんだ!!」

 

「同じ漢字だから大差ねー」

 

黒崎とコントをやっていると。

そこで『仮面の軍勢(ヴァイザード)』の親玉から声がかかる。

 

「お前。その胸・・・」

ん?

「ん?乳首がどうしたんだ?ツーチクはNGか?」

 

「そういう事じゃあねぇよ!・・・その華の印。まさか『限定霊印』か?」

 

あぁ。俺の右胸。そこには『竜胆』の紋章。さらにそれを囲む様に十二の華が踊っている。

 

「その通り!しかもこの『限定霊印』は、俺専用の『特別製』らしい」

 

『限定霊印《華》』コレは俺の事が脅威だと感じたヤツらが創った限定霊印。

 

コレをつけないと、俺は現世で活動ができないのだ。 

 

 その限定率は脅威の96%。

 

俺は現世に行く時は特例措置を設けない限り、この『限定霊印』をつけるハメになる。

 

「『限定霊印』で封じてそれ(その霊圧)かよ・・・」

 

どこからともなく声が。

 

「さぁ、行こうか。『失敗作』達」

 

俺は獰猛に牙を剥く。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「・・・『失敗作』だと?」

俺は聞き違いかと思った。

(ホロウ)化は凄まじいほどの霊圧をもたらす。それは『成功』ではないかと。

だが、目の前の漢は信じられない言葉を放つ。

 

(ホロウ)化は死神と(ホロウ)の境界を取っ払う事で、死神や(ホロウ)とはまるで違う。別次元の進化を目指したものだ(・・・・・・・・・・・・・・)ただ霊圧を増やすだけなら(・・・・・・・・・・・・)他にいくらでも方法はある。もっと安全な方法がな。キミ達は(・・・・)進化の実験の失敗作で捨てられた(・・・・・・・・・・・・・・・)にすぎない(・・・・・)

キミ達は破面(アランカル)モドキだよ。出来損ないのな。

 

俺のその言葉に。

「ぶった斬れ!首或大蛇(くびきりおろち)

 

ひよりが突っ込んでいく。

 

「よせ!ひより!!」

 

「鈍光を灯せ。『万鈍(よろずなまくら)』」

ひよりのギザギザの刃は(憎い敵)を捉え。

 

豪快に空振りする(・・・・・・・・)

 

俺の返す刃はひよりが防ぎ。

 

防御をすり抜けてひよりを斬り裂いた(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「キミの動きはガタガタだよ。君の斬魄刀の刃の様に。そ〜んな鈍った動きでは、何も捉えやしない。いくら怒ってても、頭を冷やさなきゃ。復讐なんて夢のまた夢さ」

 

平子がこちらを睨む。が、

「俺にすら勝てないのに、藍染に勝てるとでも?ちゃんちゃらおかしいね。『お笑い軍勢』に名前を変えたらどうだい?」

俺は藍染に手も足も出なかったのに。

 

その言葉に仮面の軍勢(ヴァイザード)は目を剥く。

 

「さ。理不尽の時間だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




理不尽の時間。いったいコイツは何をするんだ……?
全く未定。

……できるだけOSRになればいいなぁ……。

最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?

  • からくらちょう
  • うぇこむんど
  • そうる・そさいえてぃでたいき
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。