少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

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太陽は醜い。全て自分の色で染め上げなければ気が済まない。そんなそんなワガママなヤツ。

月は美しい。夜空を彩る1つの情景として、どこまでも美しく映えている。

だが、月の光は太陽の光。 

だから月がそんな光を放つためだけなら、太陽の存在を認めてもいい。


仮面の軍勢側

平子は驚いていた。

俺達は曲がりなりにも元隊長格。

その名前に恥じぬ実力は持っていたつもりだ。

 

だが藍染に否定され、目の前の副隊長に否定され。

 

その感情は驚愕ではない。そんな陳腐な感情を通り越して笑えて来た。

 

上下左右から襲いかかる槍を完璧に捌く男がいる。

小刀を弾き返し、爆発を涼しい顔で流す男がいる。

巨大な槌をあっさり受け止める男がいる。

黄金の華を軽やかに絡めとる男がいる。

 

ただそれだけならば、凄くはないかもしれない。

だが、『上下左右前後が反転』している。そんな状態でもできるヤツはそう多くはないのではないか。

 

「『(ホロウ)化』してもこの程度か」

 

全裸の漢が嗤う。

 

「縛道の六十三。『鎖条鎖縛(さじょうさばく)』」

 

全裸の漢に黄金の鎖が、蛇の如く絡みつく。

 

裸に黄金鎖(こがねおび)

想像以上に前衛的過ぎるファッションになった。

・・・一瞬で鎖が弾け飛んだが。

 

「ワタシの事もお忘れになっては困りマス」

 

ハチが一瞬(いまし)めた鎖がすぐに解放されて。

「もちろん、忘れてないとも。お前の鬼道の乱発は少々面倒だしな」

 

その言葉が放たれるとすぐに。

信じ難い言葉の舞踊が巻き起こる。

 

「縛道の九十九 『禁』」

 

は?

 

ズドン、と何かが叩き落された様な音がする。

 

振り返ると恰幅の良い男が1人、地面に叩き落されていた。漆黒の帯が二本交差し、Xの字を描く。

その上から純白の月の欠片が、漆黒を無数に押さえつけた。

 

「ハチ!」

その返答は返ってこない。

全裸の漢は嗤う。手を特殊な形に組みながら。

「喋れたら逆に困る。゛禁 ゛じてるからな」

人差し指に中指を絡めた状態で手を組む漢。

 

「空間系の鬼道は苦手なんだけどね。回道やフツーの鬼道は得意なんだ。特に縛道は大得意でね」

貴方の動き。゛禁 ゛じさせて貰いました。

 

まるでからかう様に告げられる一言。

 

(ましろ)〜スーパーキック!!!」

 

(ましろ)の不意打ち。(ましろ)はいい意味でも悪い意味でも、一切空気を読まない。その蹴りは確かに胸元の竜胆に吸い込まれ。

 

スリ抜けた(・・・・・)

 

「情緒ね〜な。全くよ!」

笑いながら斬り返す、敵。

怨敵が繰り出す攻撃で。慌てて腕で庇う(ましろ)

(ましろ)腕には全く傷がなく(・・・・・・・・・)胴体のみに傷を受けて(・・・・・・・・・・)、よろめいた。

 

慌てて助けに行こうとする。リサも同時に飛び出した。

 

それそのものが罠だった。

 

「縛道の六十三改。゛三重鎖条鎖縛 ゛」

三本の鎖が蛇の様に。対峙した漢の背後の空間から這い出て来る。

一本が俺に。一本がリサに。一本が(ましろ)に。

それぞれ絡みつき、完全に動きが封じられた。

 

……全くビクともしない。

「ウオォォォオ!!!」

拳西が我を忘れたかの様に男にかかっていく!!!

 

……アカン!!!

 

「縛道の六十一。゛六杖光牢(りくじょうこうろう) ゛」

コレで拳西も戦闘不能。残っているのは、ラブとローズ。

単純火力最強と特殊火力最強の二人だ。

「特殊な二人が残ったな。髪型と美学の」

 

(かたき)は。

笑う。

嗤う。

牙を剥く(わらう)

 

「行くよ!ら……」

双刀虚閃(セロ・トゥープ)

左右の胸の真ん中から放たれた白い閃光。

ローズの発言を待たずに放たれた二つの閃光。それは(あやま)たずに二人を包み込んだ。

 

 

そこに現れたのはぼろぼろの二人。

「……ちくしょう」

「……バケモノめ」

 

虚閃三叉鉾(セロ・レ)

左右の胸の真ん中と、股間で逆三角形を描いた虚閃が放たれる。言葉を発するヒマすらもなかった。

 

白い閃光が迸る。

 

爆音が二人から発生し、煙が二つ、大地に堕ちた。

仮面の軍勢(ヴァイザード)』達は静かに男に屈した。

 

 

 

 

 

 




書きたいとこまで行き付かない、そんな現象みんなも経験あるよね?

そんな時はどうしよう。

……頑張って書くほかないのか。

最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?

  • からくらちょう
  • うぇこむんど
  • そうる・そさいえてぃでたいき
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