少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

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今回はかなり少ないです…。次からガンバリマス。
…2000字ちょいしか書けなかった



ゆらりと参ろうか。

…イヤー。昨日はマジで死ぬかと思った。十一番隊隊長が急に襲いかかってきやがって、それの後始末してたら深夜までかかっちゃってたよ…。それはそうと。

「虎徹ちゃん、大丈夫?」

「…うぅ。気持ち悪い…」

虎徹ちゃんがかなり酒を呑んだらしい。虎徹ちゃん、基本強いんだけど、乱菊さんとかと一緒に呑むと歯止めが効かなくなるらしく…。

 また酒で記憶が消える人ではなく、おぼろげながらもしっかり覚えているタイプらしい。 

…副官も副官補佐もボロボロではあるが、四番隊がしっかり回ってるのは元々ちゃんとした人達だからだ。

 

 今日一日なんもしなくてもなんとかなるくらいには仕事が前倒しで終わってる。

 

…その分のしわ寄せが明日以降に行くのが明白なため、仕事が休みにはならないのもまたちゃんとしてる四番隊ならではである。

 

「…よし。今日の仕事分お終い!」

「…相変わらず見事ですね。仕事に関しては尊敬してます」

午前中に仕事が終わる。日が高く登る頃には虎徹ちゃんの酔いも覚めたらしい。

いつもより、1時間遅れた(・・・・・・)のだが、褒めてくれるとは珍しい。

「…虎徹ちゃん、『酒は呑んでも呑まれるな』だよ?」

「…知ってます。だけど、昨日は何がなんでも呑みたい日だったんです」

そんな日もある。

誰だって全裸になりたい日がある様に。

「私は今までで1日もないです」

みんなもあるよね?信じてるからね!

「みんなもないハズです」

イヤ。俺は信じてる。みんなを…!

「なりたくても実際にはしない人が大半ですね。社会常識とかを(かえり)みて判断する人が多いハズです」

「暗に立場があるのに、全裸で出歩く社会常識ない人が俺だけって言ってない…?」

羞恥心?ナニソレ?オイシイノ?

というか、強さと引き換えに羞恥心を捨てた気がする。

強い人達ってどこか、壊れた(・・・)奴らだからなぁ…。

典型的なのが十一番隊隊長。

あの漢は絶対どっかぶっ壊れてるよね…。

ていうかあの隊自体、変だしな。

マジで相手してらんねえよ…。あんな野蛮な隊員達。

「あ。副隊長も野蛮さでは十一番隊と同格にみられてますよ?ほとんど全裸ですし」

「マジで!?」

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「…卯ノ花隊長…」

「なんですか?」

「…俺、十一番隊と同じにみられてるんですか…?」

私の副官がそんな事を聞いてくる。

千年来の付き合いだけど、この非常識人の行動は未だ読めない。

疑問を読み取ったのだろう。更に続けられる言葉。

「…ウチの補佐が俺の事を十一番隊と同格扱いされてるって」

…勇音が?あの娘、この男大好きだからそんな事絶対言わないと思ったけど…。

「…常に全裸で野蛮なとこが十一番隊そっくりだって」

「そっくりですね」

間髪を入れず答えてしまった。だってそっくりなんだもん。

「全裸がそんなにいけないかなぁ…?強者の威容を現すのには最も最適な姿だと思ったんだけど…」

「そんな事言ってるから、隊長に昇進できないんですよ。一番隊副隊長と同じで貴男(あなた)の名前も隊長昇進の時に絶対あがるんですよ」

…絶対知ってるだろうけど。服さえ着れば隊長確実なのに、もったいない。

「…え〜。隊長なんかなりたくないですよ。仕事増えるし。迂闊(うかつ)に全裸になれないじゃないですか」

どこをどうしたら「迂闊」に全裸になってしまうのか。

護挺が発足した時からの付き合いだけど、理解不能だ。

「…あ。いくら心中でも、『もん』は年齢的にキツくないですか?」

…この心遣いがない男は。

「そんな事言ってるとモテませんよ?」

「元来モテた事ないので平気で…。…なんで抜刀してるんですか!?」

…あぁ。無意識に。

「…元剣八の血が騒いでしまいましたね。あゝ治めるのにいい試し斬り役が、ちょうど目の前に」

「まさか俺の事じゃないですよね!?」

「…ふふふ」

「否定して!って危な!」

「避けないでください。あぁ避けるモノの訓練ですか。いいでしょう。存分に付き合ってあげます」

「まさかの訓練扱い!?てか俺は試し斬り役でもないけど!なんでこっちから頼んだ風になってるんですか!?あ!危な!!死ぬ死ぬ死ぬぅ!!!」

ウチの副官はうるさい。だが強い。

いい訓練になる。

私はそのまま3時間ほど追っかけ回した。斬魄刀を利き手に。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「虎徹ちゃん、あんたんとこの副隊長が裸なのって理由あるの?」

いきなり乱菊さんに聞かれた。…あぁ。私も前聞いた事あるけど。

「…本人が言うからには、『趣味だ!』だそうです」

実に救いようがない。

「全裸が趣味って…」

「…え?私は虚を抑えるためだって聞いた事あります」

雛森副隊長の答えに、私は神の如き速度で振り向く。

「どういう事ですか?詳しく教えてください!!!」

「虎徹ちゃん、怖い怖い」

雛森副隊長は目をカッ開いた私に、少し顔を引つらせながらも教えてくれる。

(あまの)副隊長には虚が体内に巣食ってるんだって。それを抑えるためには全裸じゃなきゃダメって言ってたって藍染隊長が。藍染隊長は総隊長から聞いたらしいから正しいと思うよ?」

「…それって大丈夫なの?」

「私もそれを疑問に思って藍染隊長に聞いたんだけど、大丈夫らしいの」

副隊長二人の会話を聞き、私は心がちょっと落ち着くのを感じた。ちゃんと理由あったんだ…!

それだけで救われた気がした。

「はぁぁぁあ…」

「…全裸男にはもったいないわね」

「…間違いないですね」

先輩達のナイショ話は全く聞こえなかった。

 




次から現世かなぁ…。
頑張ろ。

どこまでやって欲しい?

  • ソウル・ソサエティ篇まで
  • 破面まで(テキトーに途中で切る)
  • 破面(最後まで)まで
  • 完現術(フルブリング)まで
  • 最後まで(滅却師篇)まで
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