霊圧が、消えた。恐ろしいほどの静けさに変わる。
「………なんや、この感覚は………!?」
霊圧は消えた『ハズ』だ。
霊圧は消えた『ハズ』なのに、身体の震えが止まらない。
「『コレでしばらくは出られない』、か。嘗められたものだな。崩玉よ」
そこには、全く霊圧が感じられない男が立っていた。
「なんや、それは………!」
縛道が。消えている。
ハッチの縛道が。
まるで、藍染の存在そのものに『呑まれた』かのように。
「さて、と。君はあといくつ手段を持っているかね?それは君たちの『希望』の数だ。ならば、私がやる事は単純だ」
俺は戦慄する。
藍染はそこで言葉を続ける。噛んで含めるかのように、鷹揚に、強者の余裕の現れのように。
「さぁ。今ので終わりではないだろう?次の手段を出してみたまえ。その全てを正面から受けきろう。1つづつ順に。そして君たちが用意してきた全てが終わった時『希望』が潰える。そして、そこで倒れ伏しながら見ているがいい。私の行く末を」
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あ。一瞬で倒した。
俺は『
あ。浮竹隊長。
なんか変なヤツにやられてる。
丁度こっちに落ちて来たから、助けてあげないとなぁ。
「………ッ。キミは」
「細かい事は後です。とりあえず、治療しますよ」
その傷は致命傷ではないが、間違いなく重傷だった。ほっとくと死にかねん。
「………ありがとう」
みるみるうちに顔色が良くなる。危ない状態は脱した。
だが、戦闘復帰できるほどではない。
たぶん、浮竹隊長もそれは十分に理解していると思う。
「私が隊長の分も働くから、心配しないでください」
「………すまない」
ものすごく聞き分けのいい隊長だ。
他の隊長。特に11番隊は見習ってほしい。
「さってと。俺の斬魄刀でどこまで頑張れるかなぁ」
そろそろ藍染も動く頃だろう。ヤダなぁ。そうなったら本格的に俺の出番じゃん。山ちゃんの霊圧が、地面に静かに流れてるよ。
巧妙に隠してるけど、長年戦ってきた俺にはわかる。
………たぶん『
おいおい。俺のサポートあてにしてんのかよ。
イヤ。そんなワケないか。ここで差し違えてでも藍染を殺すつもりなんだな。
あ。
やっぱ元隊長は強いな。
………それは藍染も強いと認めてしまうか。
でも藍染が強いのは『事実』だから、しょうがないけどさ。
なんか、1番から狼がいっぱい出てきたんだけど。
さすが、
「あの1番。藍染に似てる臭いがするねぇ」
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それぞれがボロボロな中、藍染に立ち向かう。
それを見て、ボクは思う。アカンな、と。
「なんで
答えは単純。強いからや。
藍染隊長の凄さは、キミらの想像の遥かに上をいく。
そして、かつて仲間だった者達では足りん、と思う。
ボクは脇差を一撫でして。
静かに壊滅していくのを見守った。全員が地に倒れ伏したのを見て。やはり足りんな、と思う。
その時、炎が立ち昇った。天を衝くほどの焔が幾つも立ち上がる。それは藍染隊長を中心に据えているように見えた。
「ようやっと総隊長のお出ましかいな」
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「お。俺の出番か?」
焔が幾つも天を目指すのを見て、俺は思った。
山ちゃんを見たら、腹に斬魄刀が刺さっている。
「お主は儂と共に『炎熱地獄』で死んでもらう」
………山ちゃん。
「みな、覚悟はできておる。それこそが護廷十三隊の意義と知れ」
俺はできてないよ。山ちゃん。
「『炎熱地獄』。存分に味わえ!!!!!」
あれ?
「炎が。消えた?」
あ。改造
マジで天才だなぁ藍染惣右介。
「でもさ。でもさ。そんなモンで山ちゃんが抑えられると思わない方が良いよ。なんせ、さ。あの人よりも強い死神は千年産まれてないんだから」
ホラ。改造
強いねぇ。強すぎるねぇ。ある程度、戦闘力はもたせてるハズなんだけど。それをボコボコにするとはね。
ホラ。『双骨』で打ち砕いちゃったよ。死神じゃねー。
………あれ?待てよ。
俺は駆け出した。
最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?
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からくらちょう
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うぇこむんど
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そうる・そさいえてぃでたいき