少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

36 / 36
本気の解放

やべぇ霊圧だな。こっちも、高めないと呑み込まれかねん。

俺達は藍染に釣られるように霊圧を破格に高める。

 

「素晴らしい霊圧だ」

 

まだまだ余裕のくせによく言うね。

さっきは爆笑したが、それは若干現実逃避のためでもある。

それくらい意味のわからん霊圧をしている。

 

じゃあ俺達のどちらかが卍解するかというと。

 

………霊圧だけで、こんなちゃちな結界が消し飛びかねん。

そもそも論『隊長格(俺達以外)の暴れても問題無い場所』と『俺達(俺や山ちゃん)の暴れても問題無い場所』は次元が違いすぎるほどに頑丈さに隔たりがある。俺も『そういう場所(俺達が暴れても問題ない場所)』のつもりで霊圧を籠めていない。

 

つまりは、どちらが本気で暴れるにしても『カバーが必須』なのだ。

そして、『カバーに向いている』のは俺の斬魄刀。

その時、山ちゃんが霊圧を高めだした。

「え゙。まさか、山ちゃん」

「そうするしかあるまい」

 

「マジで言ってる!?おい!」

「儂の『卍解』を使うしかあるまい」

「おい!みんな死にかねんよ!よく考えろ!」

「それをなんとかするのがお主の仕事じゃ」

マジで?ムリゲーだろ。

 

「『卍解』」

残火の太刀

 

 

 

──────────────────────

「熱ちーな、おい」

チリチリと肌の産毛が焦げる。

アイツの卍解を見るのは八百年振りだ。

 

熱はこちらにしか流れてこない。藍染と俺以外はめちゃくちゃ弱めている。

 

熱で景色が歪む。

 

「『万象灰燼』」

 

おいおい。

こっちがどんだけフォローに気を遣うと思ってんだ。

 

「『空間鈍化』」

 

その攻撃をこの空間が耐えられる位には鈍化させる。

 

あくまでも耐えてほしいのはこの『空間』であるので、藍染には全く干渉させていない。

 

肌からはチリチリと音がなる。空気が乾燥し、蜃気楼が揺らめき、まるで溶鉱炉にいるかのような錯覚を引き起こす。

 

「………クソがッ」

 

おいおい。俺のフォローを信頼しすぎなんじゃね?

ほんとのホントの本当に本気じゃん。

 

じゃあその信頼に応えなきゃ、ね!!!

 

「久しぶりだな。本気で解放するのは」

口ずさむ。口元が緩くカーブを描く。

 

鋭光(えいこう)を掲げ、鈍光(どんこう)を灯せ。

 

万鋭(よろずのするどさ)全鈍(すべてのなまくら)

 

コレでどこまで耐えられるかね?

 

────────────────────

先ほどまでの超がつくほどの巨大な炎は上がらない。

だが気温がすさまじい勢いで上昇していく。

 

熱が。放たれる。総隊長から。

 

私に来る熱量だけで、この結界が消し飛んであまりある。

 

最古の副隊長をみると、鞘を掲げて嗤っていた。

おそらく、この結界に対する炎熱を弱めているのだろう。

 

「素晴らしい。その叡智。だが」

 

貴方は無防備だろう?

 

最古の副隊長に向かって刃を振るう。

「………おいおい。俺を誰だと思ってんだよ」

あっさり躱された。

「嘗めてんじゃあないか。俺を」

その言葉に評価を上方修正する。

確かに先ほどは鏡花水月を使わず刀を振るった。

それに思い出す。この副隊長は催眠に掛かっていない。

 

「………なるほど。素晴らしい。だが」

甘い。

 

ざっくりと斬った。ただの瞬歩で。

「強いねぇ………。まったく。イヤになるよ」

血に染まった副隊長はニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?

  • からくらちょう
  • うぇこむんど
  • そうる・そさいえてぃでたいき
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

卍解しないと席官にもなれないらしい。(作者:赤茄子 秋)(原作:BLEACH)

護廷十三隊、そこに属する彼は誰よりも真っ直ぐで一点の曇りもない心を持っている。▼その死神は誰よりも努力家であった、自身の信念を貫き通す為に卍解すら身に付け、更にその先へまで昇華させた。▼そんな男がソウルソサエティのピンチを凌ぎ、やがて滅却師の祖である怪物を討ち取る事となる。▼これは英雄の物語なのだろう。▼☆☆☆☆☆▼死神でもエリートと呼ばれる席官になって誰よ…


総合評価:51930/評価:8.57/完結:63話/更新日時:2022年12月14日(水) 20:54 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>