少々変わり者の副隊長   作:魔剣グラム

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本気の解放

やべぇ霊圧だな。こっちも、高めないと呑み込まれかねん。

俺達は藍染に釣られるように霊圧を破格に高める。

 

「素晴らしい霊圧だ」

 

まだまだ余裕のくせによく言うね。

さっきは爆笑したが、それは若干現実逃避のためでもある。

それくらい意味のわからん霊圧をしている。

 

じゃあ俺達のどちらかが卍解するかというと。

 

………霊圧だけで、こんなちゃちな結界が消し飛びかねん。

そもそも論『隊長格(俺達以外)の暴れても問題無い場所』と『俺達(俺や山ちゃん)の暴れても問題無い場所』は次元が違いすぎるほどに頑丈さに隔たりがある。俺も『そういう場所(俺達が暴れても問題ない場所)』のつもりで霊圧を籠めていない。

 

つまりは、どちらが本気で暴れるにしても『カバーが必須』なのだ。

そして、『カバーに向いている』のは俺の斬魄刀。

その時、山ちゃんが霊圧を高めだした。

「え゙。まさか、山ちゃん」

「そうするしかあるまい」

 

「マジで言ってる!?おい!」

「儂の『卍解』を使うしかあるまい」

「おい!みんな死にかねんよ!よく考えろ!」

「それをなんとかするのがお主の仕事じゃ」

マジで?ムリゲーだろ。

 

「『卍解』」

残火の太刀

 

 

 

──────────────────────

「熱ちーな、おい」

チリチリと肌の産毛が焦げる。

アイツの卍解を見るのは八百年振りだ。

 

熱はこちらにしか流れてこない。藍染と俺以外はめちゃくちゃ弱めている。

 

熱で景色が歪む。

 

「『万象灰燼』」

 

おいおい。

こっちがどんだけフォローに気を遣うと思ってんだ。

 

「『空間鈍化』」

 

その攻撃をこの空間が耐えられる位には鈍化させる。

 

あくまでも耐えてほしいのはこの『空間』であるので、藍染には全く干渉させていない。

 

肌からはチリチリと音がなる。空気が乾燥し、蜃気楼が揺らめき、まるで溶鉱炉にいるかのような錯覚を引き起こす。

 

「………クソがッ」

 

おいおい。俺のフォローを信頼しすぎなんじゃね?

ほんとのホントの本当に本気じゃん。

 

じゃあその信頼に応えなきゃ、ね!!!

 

「久しぶりだな。本気で解放するのは」

口ずさむ。口元が緩くカーブを描く。

 

鋭光(えいこう)を掲げ、鈍光(どんこう)を灯せ。

 

万鋭(よろずのするどさ)全鈍(すべてのなまくら)

 

コレでどこまで耐えられるかね?

 

────────────────────

先ほどまでの超がつくほどの巨大な炎は上がらない。

だが気温がすさまじい勢いで上昇していく。

 

熱が。放たれる。総隊長から。

 

私に来る熱量だけで、この結界が消し飛んであまりある。

 

最古の副隊長をみると、鞘を掲げて嗤っていた。

おそらく、この結界に対する炎熱を弱めているのだろう。

 

「素晴らしい。その叡智。だが」

 

貴方は無防備だろう?

 

最古の副隊長に向かって刃を振るう。

「………おいおい。俺を誰だと思ってんだよ」

あっさり躱された。

「嘗めてんじゃあないか。俺を」

その言葉に評価を上方修正する。

確かに先ほどは鏡花水月を使わず刀を振るった。

それに思い出す。この副隊長は催眠に掛かっていない。

 

「………なるほど。素晴らしい。だが」

甘い。

 

ざっくりと斬った。ただの瞬歩で。

「強いねぇ………。まったく。イヤになるよ」

血に染まった副隊長はニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終的に主人公ばどっちで闘って欲しいですか?

  • からくらちょう
  • うぇこむんど
  • そうる・そさいえてぃでたいき
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