少女前線 ~銃へと憑依した傭兵~(更新停止)   作:蒼月 アイン

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4話目ドーン
書く内容思いつかないので中々難航したよ・・・パトラッシュ
なお、内容は殆どない模様


第4話 懐かしき夢と暗躍する二つの影

パラリ・・・パラリ・・・

 

 静まり返った室内で本の頁を捲る音だけが微かに響いてる。

 とても静かな時間だ、時折窓の外を車が走って行ったりドアの外を歩いてく足音と声が聞こえるだけだ。

 普段、銃声と爆音を日常的に聞く生活をしているがどちらかと言えばこういう静かな時の方が好みだ、まぁ・・・周囲の奴には驚いた顔を良くされるが・・・

 パラリ・・・パラリ・・・と頁を捲りつつ、喉の渇きが気になればテーブルの上に置かれた生温い水が入ったペットボトルを口に運んだ。

 

ドタッドタッドタッ・・・!

 

 廊下の外から慌ただしく走る音が聞こえ、思わずため息をついて睨みつけた。

 任務続きでやっとの思いで得た休暇だ、出来れば読みかけで続きが気になっていた小説の続きを読んだりとのんびり過ごしたかったのだがそうはいかないらしい。

 足音は部屋の前で止まり、ノックもせずにドアが開かれ一人の男が入ってきた

 

「おう、戻ったぜ」

 

 静かな時間をぶち壊され、恨みがましく睨みつける俺に対して悪びれた様子も見せずにそういう男。

 身長は180cm台に届くだろう長躯にブラウン系の刈り上げられた頭(ジャーヘッド)に日焼けした筋骨隆々とまではいかないが鍛えられた体をタンクトップとカーゴパンツに身を包んだ男。

 俺から相棒と呼ばれ、仲間内からはマシンガントーカーと呼ばれる(揶揄される)男はズカズカとこちらによって来ると左手に持つ2本の瓶の内、1本をこちらに寄越してきた。

 思わず受け取ってしまい、その瓶に貼られたラベルを確認しこれを渡してきた張本人に声を掛けた。

 

「おい、まだ昼前だぞ?」

「ケチケチすんなよ、どうせ休みなんだから良いだろ?」

 

 俺に瓶を渡し、ドカリと隣のベッド――俺と相部屋――に腰を掛けた相棒はニカッと笑みを浮かべながら手に持った瓶・・・ビール瓶の蓋を開けて呷った。

 朝っぱらからいきなりどこかへと出て行ってたのだがまさか、これ(ビール)を仕入れに行っていたとは思わなかった。

 寝そべって本を読んでいたのだが起き上がってベッドに腰かけ、本に栞を挟んで横に置いた。

 暫し、手元のビール瓶を凝視しややあって蓋を開けて俺も相棒に続いて呷った。

 ゴクリ・・・ゴクリ・・・と喉をビール独特の苦みと炭酸を流し込んだ。

 キンキンに冷えている訳ではなく、生半可に冷たいビールを1/4ほど飲み干し、視線を感じて前を見れば相棒がニヤニヤと笑みを浮かべていた。

 

「・・・なんだよ」

「いや、昼前だとか言ってる癖に飲むんだなぁって思ってな」

「ほっとけ」

 

 ビール瓶をテーブルに置いて読みかけの本を手に取り、壁に凭れ掛かって続きを読み始めた。

 相棒はそれをニヤニヤと笑いながらビール瓶を煽っている。

 その態度に思わずイラッとして何か投げつけてやろうかと考えたが手短なところに丁度良い物がなく、代わりにビール瓶を手に取って呷った。

 数分ほどこちらを見て笑いながら瓶を煽っていた相棒はそれが飽きたのか、口を開いてしゃべり始めた。

 

「なぁ?知ってるか?ニホンには面白い文化があってだな?」

 

 マシンガントーカーと呼ばれるに相応しく、相棒はどこで仕入れたんだと聞きたくなる知識を披露し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ッ!」

 

 目が覚めた。

 暫し薄暗い天井を眺め、それが寝る前にお邪魔した一軒家のリビングの天井だということを思い出す。

 懐かしい夢を観た、あれは何時頃だったかな?と思いつつ起き上がる。

 今の時間を確認したいのだが生憎、手元にもましてやこの家にも時計はないので時間を確認する手段がない。

 確か、この家に着いたのが夕方だったのでもしかしたら今は夜かもしれない。

 そう思いつつ軽くストレッチして固まった体を解しつつ立ち上がり、ベランダに繋がる窓ガラスへと向かう。

 窓ガラスは割れて足元にガラスが散らばっており、それを踏みつけない様に注意しながら進み窓を開ける。

 窓は錆びついていて開けるのに中々苦労したがなんとか開けて外を見た。

 空は真っ暗から段々白んで来ているのが分かった、どうやら俺は朝まで寝ていたらしい。

 余程、疲れていたんだなと内心、苦笑しつつテーブルの方に戻りサイドパックから眠気覚ましにと煙草を取り出した。

 煙草を口に咥え、ライターを手の中で弄びながらベランダに戻りそのまま縁側へと腰かけた。

 なんとなく、室内で煙草を吸うのは気が引けたからだ。

 カチンッ、という子気味の良い音と共にライターに火が点り、それに咥えた煙草をかざして火を点けた。

 煙草の先端に火が点ったのを確認してライターの火を消して隣に置いた。

 

「すぅ・・・はぁ・・・」

 

 紫煙を吸い込み、吐き出す。

 それだけで煙草の味が体中を駆け巡り、ぼんやりとぼやけている頭をしゃっきりとさせた。

 朝一番の煙草を堪能していると白け始めていた空に太陽が昇り始めていた。

 新しい1日の始まりだ、さて今日はどこに行こうか?

 吸い殻と化した煙草を携帯灰皿にねじ込み、立ち上がった俺は体を伸ばしつつ出発の準備を整えるため、室内へと戻った。

 

 

 

 

 簡易的な朝食――廃工場で拝借した長方形のクッキ――を水で流し込み、脱ぎ捨てていた装備を着込んでいく。

 ジャケットを締めてサイドパックを取り付け、スリングを体に通してケープを羽織い最後にブーツを履いた。

 持ち物を確認して忘れ物がないことを確認をして玄関へと向かった。

 ドアを開け、外に出ようとして中に振り返った。

 

「・・・お邪魔しました」

 

 無人の室内にそう呟き、外へ出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃墟と化した町を二人の少女が進む。

 無駄のない動きで周囲のクリアリングをしつつ的確にそして迅速に進んでいく。

 やがて二人はとある廃墟の建物の前で動きを止め、ハンドサインでお互い意思疎通を行うと廃墟の入口にへと張り付いた。

 片方が周囲を警戒しもう片方が内部を確認した後、内部へと突入を図った。

 周囲を警戒していた方もそれに続いて迅速に内部へ突入、先に突入した方と共に素早く内部のクリアリングを行っていく。

 

「クリア!」

「クリア!」

 

 お互い声を掛けて安全を確認し、構えていた銃を下げた。

 

「ここの筈よね?」

「はい、そう聞いています」

 

 部屋の中心に集合した二人はそう言って周囲を確認し、部屋の隅に集められている鉄血兵を見つけた。

 日陰な上、入口からは死角になる位置に置かれたそれは直ぐに気づくことは出来ない。

 片方の少女が慌ててライフルを構えようとしたがもう片方の少女がそれを手で制した。

 訝しげにしていると手で制した少女は笑みを浮かべそのまま鉄血兵の方へと無警戒で歩き始めた。

 思わず声を掛けようと口を開いたところでそれを遮られた。

 

「警戒する必要は不要よ?ここに入ってきた段階で撃たれなかった時点でね?」

 

 そう言って彼女は倒れ伏す鉄血兵の傍によるとそれを確認し始めた。

 それをわき目にしつつ無線機へと手を伸ばす、相手は彼女たちの指揮官に当たる女性だ。

 報告を終え、一息ついたところでで声を掛けられた。

 

「どうしました?」

「これを見て頂戴」

「?」

 

 相棒である彼女にそう言われ、彼女に指さすもの・・・機能を完全に停止させた鉄血兵を確認する。

 変哲もない、良く見かける鉄血の戦術人形のリッパーとヴェスピドだ。

 

「?これがなにか?」

「気づかない?」

「?」

 

 可笑しそうに笑う彼女に訝しげに思いつつもう一度確認する。

 強いて言うなれば3体共、()()に頭を撃ち抜かれて・・・そこまで考えたところで気づいた、彼女が言おうとしてることを。

 

「気づいたみたいね」

「えぇ・・・これは・・・」

「そう、あり得ないのよ・・・ここまで()()()()()()()()()()()()()()()

 

 そう普通はあり得ないのだ、3()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・

 いや、撃ち抜くこと自体は難しいものではない、自分や彼女だってやれと言われればやれるという自信はある。

 だがこの様なことを最初っから軍用としてではなく、民生用として作られた戦術人形(グリフィン社の人形たち)に行えるだろうか?

 答えは否だ、彼女たちにそんな器用なことは出来ないしそもそもそんな必要なく彼女たちは鉄血兵を蜂の巣にするだろう。

 

「このリッパーは後ろから、こっちのリッパーは正面から、それでこっちのヴェスピドは正面から・・・装備が一部損壊してるところを見ると蹴り飛ばされて壁にぶつかったところで至近距離から」

 

 そう言って彼女が見る先を追えばその先にはなにかがぶつかって崩れ掛かっている壁があった。

 

「・・・グリフィンでしょうか?」

 

 自分自身、信じてないが思わずそう聞いた。

 彼女はさぁ?と言って肩を竦めた。

 もしかしたら軍事訓練を受けた人間、という可能性もあるがその可能性は殆どない。

 高濃度の汚染地域からだいぶ、離れているとはいえ全くの無害というわけではない、ただの人間では長居すればそれ相応に被爆する可能性がある。

 そんな状況下でそんなことをする物好きなどおるまい。

 

「それだけじゃないわ、ヴェスピドの装備を良く見てみなさい」

 

 そう言われて倒れているヴェスピドの装備を確認して気づく。

 

「・・・マガジンが無くなってますね」

「そう、マガジンが無くなってる・・・つまり相手は未知の敵ではないってこと」

 

 残念ね、と冗談めかしにそう言う彼女をしり目に演算能力をフルで動かして思考を巡らす。

 相手は誰だ・・・?これほどの腕前を持つ人間又は戦術人形・・・

 一応、思い当たる連中なら知っている、彼女たちならこの程度のことなら造作もないだろう。

 だが、態々彼女たちがこんなことをするとは思えない。

 彼女らだったら証拠の隠蔽を兼ねてグリフィンの戦術人形たちと同じ様に蜂の巣にして証拠を残さない様にする筈だ。

 そう結論したところで隣に立つ彼女が笑い声をあげた。

 

「フフフッ・・・」

「どうしました?」

「いえね?会ってみたいと思ったのよ、これをやった犯人に」

 

 心底楽しいと言わんばかりに獰猛な笑みを浮かべる彼女に思わずまたかと呆れた。

 普段は冷静沈着なのにこういう時に限って本性を現す彼女に癖癖とした。

 

「まぁ、良いわ・・・合流ポイントに行きましょう」

「・・・はい」




夢の部分とお邪魔していた家を出るところを掻くまでだけで4000文字超えるとは思ってなかった・・・

最後の二人は・・・いったい誰なんですかね?(すっとぼけ)
早くAR小隊とか404と絡ませたいな~
あ、あとタグいろいろ追加しました(保険として)
これで好き放題出来るね!(おい)

とある方の感想で中々良いアィデアが生まれたのでその内、設定集的なのも上げたいと思います

-追記-

多機能フォームで打ち込んだ後、そのページを閉じて投稿するとなんかバグるみたいですね・・・
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