今回はカルデアへの新しい仲間やレイシフトの下準備です…まあ、フランス編はぶっちゃけストーム1がいる時点で突破確定だし
「そんな簡単ではないがなぁ…」
…え?
「え?」
特異点突入の前に…サーヴァント召喚
「あ、おはようございます。ストームさん」
「おう、おはようマシュ」
翌朝、部屋を出たところでマシュとばったり会った。
どうも昨日マス…立香を色んな意味で覚醒させてしまった男ストームです。
ちなみにあのあと部屋に戻って宝具の空間内に入ったらさ
《待 た せ た な……ヒェ…!》
《 死 ぬ が よ い !》バラム搭乗
《ちょっ!?デプスの件は仕方が…!》
《だまらっしゃい!娘の仇ぃぃぃ!!》
《ぎぁぁあ!?三 (lll´Д`)》
先ずポーターズの姉さんにバラムで追い回された。他のポーターズの隊員が総出で止めてくれなかったらぺしゃんこだった…。
《ストーム1?貴方何故ラグナ・ブラスター何て使ってるんですか?あれは封印指定兵器ですよ?》
《あれ厳密には俺のせいではないだろ!?》
《言い訳無用!…そもそも彼女は貴方の古い戦友なんだからもう少し貴方がコントロールを…!》
戦略情報部の女部長に長時間説教を喰らった…いやアイツをコントロール何て俺には無理っす。
《ストーム…?ストォォォオムゥゥゥ!!》
《おわぁあ!?オルガマリー!?本当にウィングダイバーの装備を…!?》
あちこちに手当てした跡があるオルガマリー所長と再会…なおブースター使いながら突っ込まれて吹っ飛ばされた。
《よう、ストーム1。彼女大分マシになったぞ?》隊員A
《ウィングダイバーの事は詳しく分からねぇけど筋は悪くねぇかもな?》隊員B
《だが貴方に比べたらまだまだですね》隊員C
《そう言うな。彼女には見込みがあるぞ?兵士としての素質があるし度胸も申し分ない》軍曹
《そりゃ何よりですよ……ところで何故オルガマリーより軍曹達の方がボロボロなんですか…?》
何故かオルガマリーよりボロボロになっていた軍曹達と再会…取り敢えずリバーサーを吹き掛けてあげた。
《ストーム4、あまり苛めてくれるなよ?》
《フン……私がいればあんな小娘は必要無いだろ?》
《そりゃそうだが彼女に戦う術を覚えさせておこうと思ってな?…いや俺が預かり知らぬとこでこうなってるんだが…これの発案者誰だ?》
《発案者はストーム2の伍長だぞ…嫌ならやめるが?》
《ああ伍長か…まあ、軍曹が筋は悪くないと言ってるがお前から見てどうだ?》
《…技術は無いが根性はあると言ったところだな…ま、どんな奴でもお前の頼みとあれば一人前以上のウィングダイバーにして見せるぞ》
《お手柔らかにな?…頼りにしてるよ》
《…フッ…当たり前だ、私達を誰だと思ってる?》
《…ストーム1、スプリガンの扱いに慣れてるな》
《隊員A、何か言ったか?》
スプリガンにオルガマリーの事を預けることになったり…まあ、その事を聞いていたオルガマリーの顔は絶望していたが…。
その後オルガマリーにグランド・オーダーの事を説明して全隊員に至急装備チェックとオルガマリーの特訓に付き合う軍曹達にエールを送って…レンジャー5から3部隊を抜いてカルデアに戻ってきた。分隊は各自瓦礫の撤去とカルデア職員の遺体の防腐処理とその保管。そして空調設備等の復旧に取り掛かっている。
また施設警備の部隊を展開するか迷ったがロマンが言うにはカルデアスの磁場と幾重にも張った論理防壁でここは簡単には手が出せないとのことで
…それとダ・ヴィンチちゃんから
《兵士を借りたい?》
《ああ、武装した兵士を4人ほど借りたいんだ》
《…何の為にだ?》
《サーヴァント召喚に関してだよ》
《…暴れるサーヴァントが出てくる恐れが?》
《一応そうならないように対策は色々講じている…けど万が一の保険にね?》
《…いいだろう》
…しかしEDFはどの作業も普通の軍隊より手慣れていたなぁ…特に遺体の取り扱いに関しては…サーヴァントって本当に睡眠の必要ないんだな。全然眠くないし腹も減らない…何か人間味が消えそうで嫌だな。
「眠れましたか?」
「いや?サーヴァントに睡眠は必要ないらしいからな。そのまま起きっぱなしで宝具の点検をしてたよ」
「そ…そうなんですか…確かにサーヴァントは睡眠の必要は無いのですが…」
「んでマスターは?」
「そろそろ起きてくると思いますが…」
廊下で2人で話していると…
「マシュ、ストーム」
廊下の向こうから我らがマスター藤丸立香が歩いてきた。
「あ、先輩。おはようございます!」
「お、おはようマスター…」
「ストーム?」
俺がマスター呼ばわりすると立香は笑顔で違うよって声を掛けてきた…いや何か目が座ってるような……
「…立香、よく眠れたか?」
「うん、よく眠れたよ!マシュもちゃんと寝た?」
「は…はい!…えっとお二人とも…?」
「昨日少し話してね?これから一緒に戦ってくれる仲間だし私がマスター呼ばわりは無用だと言ったの」
立香からの説明にマシュはなるほど…と納得してくれた…見た感じ昨日の雰囲気は消えてるかな…?
「それじゃあ朝御飯食べに行こう?」
「はい!行きましょう!ストームさんも御一緒にどうですか?」
「ん?俺はべ…そうだな御一緒させてもらおうか」
…断ろうとしたけど立香の目を見たら何も言えなくなった…やっぱりやらかした俺…?
あのあとリリィとも一緒に食堂で食事をした…食堂は既にレンジャー5-2が復旧させていたが食事に関しては調理師がカルデアの爆弾テロで亡くなって料理を作るのは取り敢えず保留で糧食で済ませた…料理なら俺も簡単な料理や軍隊のサバイバル料理が出来るけどここではマトモな料理の方がいいだろうから取り敢えず食事に関してはEDFから料理出来る隊員をあとで呼ぶか考えておこう。
食事を済ませた俺達はロマンとダ・ヴィンチちゃんに呼ばれて…マシュの案内である部屋に向かった。
「おはよう4人とも…立香君は休めたかい?」
「ええ、しっかりと…」
マシュの案内で4人がやって来たのは俗に言う召喚ルームと呼ばれている部屋にはホール型に魔方陣が刻まれており中にはロマンとダ・ヴィンチちゃん、それにレンジャー隊員4人が2人がアサルトライフル、1人がショットガン…もう1人がレーザーライフルを装備して待機していた。
「ストーム、彼らが君の兵士かい?」
「俺の…と言うべきか分からないが彼らはEDF陸戦歩兵隊のレンジャーだ」
「EDF陸戦歩兵の燃え滾る闘志のタフガイとは我ら特戦歩兵レンジャーであります!何なりとご命令を!!」
赤いヘルメットを被った兵士の掛け声と同時に4人のレンジャー隊員全員が立香達に向かって敬礼する。
「は…はい!よろしくお願いします!」
「兵士の皆様!よろしくお願いします!」
それにマシュとリリィがペコリと頭を下げて答えるが…立香は彼らの前に出て
「…マスターの藤丸立香です」
「ストーム1から伺っております。EDF陸戦歩兵部隊レンジャー5-1です」
「…あなた方は人類の為に戦って命を落とした…その方々に…再び戦えと言うのは酷な事ですし、それを言うのは戦う術すらも知らない小娘…納得もしてくれないと思っています…ですが」
立香が言葉を続けようとしたところでレンジャーの指揮官が手を立香にかざして止めた。
「地球と人類を守るのが我らEDFの使命です…死してなおもそれは変わらず。
…それに軍人でもない、大人ですらない貴女は人類の運命を…滅びの運命に逃げることも絶望するのともせずに抗うと決めたのです。そんな人を誰が侮辱など出来ましょうか?」
「…本当によろしいのですね?」
「司令官が戦うと決めたらならそれに従うのが我々軍人の仕事ですから…それに人類の為と戦うと言うなれば我ら以上の軍隊は存在しません」
「ありがとうございます…あなた方に心からの敬意を…」
立香が右手を胸に当てながらお辞儀をした。レンジャー達もそれに答えるように敬礼する…今までの立香を見てその様な事をする人に見えなかったマシュ達はその光景に戸惑って…
「せ…先輩?」
「ん?どうしたのマシュ?」
「何だか…変わりました?」
「んー…?…ストームと話してね?うじうじしながら進むのはやめたんだ」
ストームの名前に皆が振り向き…ストームは目を逸らす…
「ストーム?」
「…ノーコメント」
「まさか君…夜這いを…!?」
「おい、そこのレンジャー、マスターに射撃の腕を見せないか?ここに射撃演習の的があるぞ?1マガジン丸々叩き込め」
「え!?いや…よろしいので?」
「よろしくないです!?やめてくれ!!」
「こらストーム、仲間を困らせないの」
このあと何とか誤解を解くのに大分時間が掛かった…
「ここに連れてこれた…ということはやはり英霊召喚ですか?」
「ああ、やっぱり現状戦力が足りないからね…これより《システム・フェイト》の英霊召喚を行う。召喚に際してはあれを使うよ」
ダ・ヴィンチちゃんが指を差す先には魔方陣のど真ん中に…何やら虹色に輝く八面体の石が30個ほど置かれていた。
「俺とリリィを呼んだモノとは違うな?」
「ああ、あれは《聖晶石》という物さ。詳しい事はまだ分からないことが多いけどサーヴァントを呼ぶ《触媒》の代わりと言ってもいい」
「ほー…あの数でどれだけ呼べるんだ?」
「うーん…必ずサーヴァントが喚べるとは限らないんだけど…多分10から11じゃないか?」
「そんなに呼べるの?…それってサーヴァント以外にも何か出てくるの?」
「まあ、殆どが礼装と言うサーヴァントに着ける装備らしいが…万が一に備えてレンジャーを呼んだんだ…それはフューブラか?」
「はい、初期型で15秒照射してしまえばそれでエネルギーが底を尽きますが…」
レンジャー隊員の1人が持っていたのは銃口が見当たら無く代わりに電子的な金属部品を装備して…極めて未来的なライフルだった。
「それレーザーライフルかい?」
「ああそれはフュージョンブラスター。EDF陸戦歩兵部隊の切り札…本来なら専門の部隊でしか扱えない代物だが………しかし…懐かしいな」(5やってる作者談)
「へえー…あとで詳しく教えてくれないか?」
「…気が向いたらな。で、召喚しないのか?」
「おっと、そうだったね。それじゃあ召喚を始めよう。ああ、このシステムで召喚する場合は詠唱は必要ないよ?レイシフト先とかで召喚するなら必要だけどね」
「そうなんですか?それじゃ早速…」
そう言って召喚サークルの前で令呪のある右手をかざした。すると魔方陣に三角形のサークルが現れて光輝き始める。
「光輪は三つ…サーヴァントだね、誰に来て欲しい?」
「うーん…接近戦が出来るセイバーかランサー?それか支援担当のキャスターに来て欲しいかな?あ、それか…」
「各員射撃用意!」
ジャカン!ジャキン!!
「え!?ちょっといきなり!?」
「すまん!こちらの用件だ!…頼むから来るなよ…!?」
何やらストームは必死で何かを祈って…いや何か周りの兵士達も緊張気味だ。
そうしてるうちに光が収束して…そこには青い民族衣装を身に纏った…と言うか前に見た男が現れた
「おっと、今回はキャスターでの現界ときたか…ああ、あんたらか。前に会ったな」
召喚に応じたのは冬木で共に戦ったキャスター…アイルランドの大英雄クー・フーリンだった。残念と言っていいのかランサーとしての召喚希望は通らずキャスターとして現界した。
「あ!キャスターさん!!」
「よう嬢ちゃん、まさかこんなに早く再会するとはな?お、盾の嬢ちゃんにリリィとストーム…何か周りが物騒だな?」
キャスターは周りを見渡して兵士達から狙われているのを警戒するが…
「大丈夫だ!コイツは冬木で味方だったキャスターのクー・フーリンだ!」
「了か…クー・フーリン!?」
「な!?この方が光の御子…!気をつけ!!」
周りの兵士達…特に欧州出身の隊員はクー・フーリンと聞くやいなや直立不動となり捧げ銃で出迎えた。
※捧げ銃(ささげつつ)
軍隊においては儀礼上最高位の敬礼と呼ばれている。
「おいおい、こんな大層な出迎えなんていらねぇぞ?」
「そう言うな彼らからしかたらお前は憧れの的さ」
「そんなもんか?」
「やあ、キャスター。召喚に応じてくれてありがとう」
「ん?その声にその軟弱な見た目…あの姿の無かった魔術師か?それに絶世の美人…サーヴァントか?」
「う!…声だけじゃなくて見た目も軟弱…!?」
「全て事実じゃないか?初めましてクランの猛犬よ。私はレオナルド・ダ・ヴィンチ。君と同じキャスターだ。君の事は立香君達から聞いてる。これからよろしくね?」
「おう、よろしくな。またキャスターとしての召喚は残念だが、喚ばれたからにはベストを尽くすぜ?そう言えば所長の嬢ちゃんは?それにあの後はどうなった?」
「あー…それに関しては他の召喚が終わってから話す」
すると再び光が…今度も同じく光輪は三つ…光が収束すると
「サーヴァント・アーチャー。召喚に応じ参上した」
「貴方は…!?」
「構え!!」
「待て!撃つな!!」
目の前に現れたのは色素の抜けた白髪と褐色の筋肉質な身体をしており赤いコートを着て…前に説明したなこれ?
…そう冬木で一戦交えた黒いアーチャーだった。
姿を確認した直後にマシュは盾を出して英霊装束になり立香を後ろに隠しリリィもカリバーンを構えてダ・ヴィンチちゃんとキャスターも杖を取り出して周りの兵士達は一斉に狙いを定めて警戒を強めた。
ストームもアーマーは着けてないがバッファローG1を取り出し構える。
「…召喚早々に中々の出迎えだな?」
しかし当の本人は何故こんなに警戒されているのか理解できず平然とはしてるが若干戸惑ってるようだった。
「…ん?覚えてないのか?」
「フム…その口振りだともしや何処かの聖杯戦争で……貴方は……驚いたな…まさか《星の守護者》に会うことが出来るとは…」
「…どうやら特異点の記憶は無いようだな。武器を下ろせ。あとその称号で呼ぶのはやめろ。ストームでいい」
どうやら冬木での出来事は一切覚えてないらしい。
ストームからの号令で兵士達は武器を下ろしてキャスターがアーチャーに近付く。
「全く…まさかてめぇと一緒になるとはな…」
「ああ貴様か…何時もの青タイツと槍はどうした?」
「…てめぇこの杖が見えねぇのか?今の俺はキャスターだ…眼の良さが自慢なのになぁ?」
「これはこれは…ご自慢の槍を取り上げられて可哀想に…しかし驚きだな?ルーン魔術に長けているとは言えキャスターをやれるほど頭が良いとは…おっと失礼?」
「お?喧嘩だな?上等だ、表に出ろ」
「ちょっと召喚早々勘弁してくれ!?」
召喚早々にバチバチとお互い挑発し合うのをロマンが慌てて止めて…
「あ、アーチャーさん!喧嘩はダメですよ!?」
「ん?…!?……君は…?」
「?初めまして!私はセイバー・リリィと言います!」
リリィも2人の仲裁に入ってアーチャーがその姿を見た時一瞬目を見開いたが…直ぐに表情を戻してあっさりと矛を収めた。
「えっと…2人は知り合いですか?」
「ん?ああ、コイツはケルトの人間じゃねぇよ。聖杯戦争でもう何度も戦ってる…腐れ縁の仲だよ」
「ああ、犬猿の仲…おっと失礼、犬と言う言葉を使ってしまったな。君を犬に例えるなど犬に失礼だった…」
「おっしゃマスター、コイツ焼いていいよな?もうアーチャーは1人いるし1人減っても問題ないだろ?」
「ダメだよ!?せっかく来てくれたんだから…!」
立香がマシュの後ろから出てきて2人に近付く。
「君がマスターか?挨拶が遅れて申し訳ない。改めてサーヴァント真名《エミヤ》だ。私は見ての通りアーチャー…弓兵だ。しかしこんなに複数のサーヴァントがいるとは…これは聖杯戦争か?」
「何が弓兵だよ…」
「キャスター?すまないアーチャー、それも後で話す。さ、次だ」
そう言ってるうちにサークルが再び輝き、現れたのはサーヴァントではなく…何やらカードの様な物だった。
「…何だこれは?」
「あ、それは礼装をカード化した物だね」
「礼装をカードにした?」
「ああ、確か魔術協会で…《クラスカード》なるものがあったらしくてね?それを応用して礼装が召喚された場合はカード化する様にしたのさ!」
「ほー…このカードの名前は《鋼の鍛練》…何故このカードの男は半裸なんだ?」
ストームが回収したカードに描かれているのは…半裸でムキムキの男が拳を叩いている絵柄だった。
「半裸?どれどれ…うげ!?」
「どうし…ああ……」
それを見せてもらったキャスターとアーチャーは二人揃って苦い顔を浮かべて
「え?知り合い?」
「あー…知り合いというか…コイツは……」
「…この男とも色々と因縁があってな……」
どうやら2人と因縁がある存在らしい…キャスターの方が何やら顔が青ざめてるような……
「…また、礼装だな…これは…《凛のペンダント》?」
「あ?凛っつったら…」
「…失礼、マスター、その礼装は私が頂いて良いかな?」
今度は何やら赤いペンダントが描かれたカードだが直ぐにこれに関しては直ぐにアーチャーが回収した。
「…よかったな?アーチャー?」
「…っフン…」
「どうしたの2人とも?」
「お、今度も礼装だ」
このあと聖堂教会の代行者が主に使うと呼ばれる黒鍵という剣が描かれた物が出てきてその次に再び3本の光の収束が始まって…
「おや?これはサーヴァントか??」
「…また俺の顔見知りが来るんじゃねぇよな?」
「そんな事言ってると本当に来るぞ?」
と言ってるうちに…ローブで顔を隠した魔術師らしきサーヴァントが出てきた。
「あら、随分と可愛らしいマスターなのね」
声からして女性で…取り敢えずキャスターとアーチャーの顔を見たらこれまた苦い顔をしており…もう今日だけで何回も見てるな。
「…てめぇの言った通りだな……」
「女性?それにその姿…キャスターでいいかな?」
「そうよ?コルキスの王女メディアよ、人からは《裏切りの魔女》とも呼ばれてるけど…貴女にサーヴァントとして仕えればいいのでしょう?」
「は…はい。よろしくお願いします」
「メディアってあの神代の魔術師…!?」
ロマンとマシュ…《裏切りの魔女》の異名の意味を知ってる2人は顔が凍りついたが対照的に立香がペコリと頭を下げてるとメディアはふぅんと立香を見定めるような目で…フードで目は見えないが…
「…ふぅん、まあいいわ。魔術師ですもの、ルールには従うわ……たとえ貴女が私の足元にも及ばない魔術師でも、ね」
「…変な気は起こすんじゃねぇぞ?」
「あら?貴方もいたのラン…貴方今回はキャスターになったの?槍を取り上げられた貴方に何が残ると言うの?」
「うるせぇ!そのくだりはアーチャーでやったぞ!!」
「アーチャー?…あら貴方まで?ずいぶん見慣れ…あらぁ!?」
「どうしたキャス…しまった!?」
エミヤを視界に捉えていたメディアが今まで不気味な印象を与えていたがエミヤの背後にいるリリィを視界に捉えた瞬間突然歓声の様な声を上げた。
「マスター!ストーム!リリィを逃がせ!!」
「え!?どうし…」
「金髪でぇ、小柄でぇ…あら?このセイバーまだ幼い?でも関係無いわ!むしろそれも良いわぁ…!色々弄りたくなっちゃう…!!」
「うぇええ!?」
リリィは怯えてストームの後ろに隠れてメディアがその目の前まで来た。
「ちょっと邪魔よ!?退きなさ…貴方もサーヴァント…」
「ん?ああ、アーチャーだが?」
ストームの目の前でメディアは止まってジーッと見定める…様ではなく何やら観察する様に…
「…どうなってるのコイツ…?魔力は低いのにこの異形とも言える霊基は…? 」
「……可笑しな真似はするなよ?」
「…あら?私をご存じで?」
ストームからの警告にメディアはあえて高慢な態度で圧倒しようとした…だがストームの眼は戦いを…地獄を知ってる眼だ…もし本気で怒らせたら……
「…いやお前の事は全く知らない」
「…は?」
「ゴメン…俺は神話にそんな詳しくないんだ……」
…一瞬耳を疑った…挑発してるのかと思って顔を見たが……コイツ本当に私の事を知らないわね?
ピキッ…!
「…あら…そうなの?」
「俺はそもそも魔術に興味ないんで……」
「あ…あわわ…!?お二人とも!?」
後ろに隠れているリリィが2人の…様子を見て止めようとするが…ストームは全くアクションを起こす気は無いようだがメディアからはひしひしと何かが伝わってきて…
そうしてるうちに再び…何とまたしてもサーヴァントの3本の光の柱が現れて回転を始める
「お?またサーヴァントか?」
「…侍が来るかギリシャが来るか…」
「おいやめろアーチャー…!?」
がここで異変が起きていた
「…あれ?あの光の柱…赤くなってない?」
「おや?本当だ。今までこんな現象は無かったんだけど…」
その瞬間に
「総員射撃用意!!」
「「「「「!?」」」」」
周りの隊員達は一斉に武器を構えてストームもメディアそっちのけでバッファローG1を構える。
…しかしここで召喚陣から声が聞こえてきた。
《こちらペイルチーム!捕まえました!!》
《ええい!離しなさい!?私は彼の元に行くわ!!》
《ダメです!貴女は今はまだ来るなと…!》
《うるさいわね!もう衛星へのハッキングは飽きたわ!最前線に行くわ!!》
《ダメです
《はなせぇぇ!うおおおおお!!》
《だめですぁあああああああ!!》
「な…何が起きてるんだ!?」
「せ…先輩!私の後ろに…!!」
周りに風が吹き荒れて一同距離を取り各々が武器を構える……そして
「物好きな人ですね。生贄がお望みで…」
「撃てぇええええ!!」
ダダダダダダ!!ドバン!ドバン!!
「あ!?おい待て…!?」
ストームが直ぐに警戒していたサーヴァントとは違うと分かって止めようとするが…時すでに遅し…レンジャー指揮官の号令で…ストームの声にフューブラを持った隊員は射撃を止めたが他のレンジャー達は一斉に射撃を開始…そしてその声に釣られてキャスター組とエミヤも魔弾と弓が一斉に呼ばれたサーヴァントに襲い掛かった
「えちょっ!?にゃあああああああぁあ!?」
「「「すいませんでした!!」」」
「……まさか召喚早々に蜂の巣にされるとは…初めての体験でした……」
EDF隊員達が土下座して謝っている相手は…ボロボロになった服をメディアに直してもらい体の傷はストームのリバーサーを吹き掛けて貰って癒していた。
召喚に応じてくれたのはライダー…それもあの黒いランサーだったメドューサだった。しかし冬木での記憶はエミヤ同様に無いとの事だ。
ちなみにその後の召喚は全て礼装だった。
「フューブラ発射してたらそうなってたかもな。良く撃たなかった」
「いえ…射撃が遅れただけですよ…」
「しっかし見事に顔見知りで固まったな…」
「みんなそれぞれ相手の記憶はあるの?」
キャスターがめんどくせぇと言っていたら立香が質問する。今回呼ばれた4騎のサーヴァントはお互いの顔を見合わせて
「…んー…俺は聖杯戦争で戦った記憶はあるな…ただ具体的な事は思い出せねぇな」
「…私も同じくらいだな」
「私もそうね……大分記憶が曖昧になってるわ」
「私も同様です…日本の聖杯戦争で顔を合わせた事は覚えてるのですが……」
お互い聖杯戦争で一戦交えた事は覚えているがそれ以外の事はあまり覚えていないとの事だ…エミヤは少し違うようだが…?
「まあ、サーヴァントってのは座に還ってしまえばその聖杯戦争での記憶は基本的に時間が経てば忘れちまうからな。むしろ記憶がある方が珍しい」
キャスターがあっけらんと話して他の3人も対して気にしてないようだ。
「しかし初召喚で4騎のサーヴァントか……」
「ああ、リリィとストームを含めれば6騎になる…これ普通だったら大国も簡単に落とせる過剰戦力だよ?」
《星の守護者》
《騎士姫》
《錬鉄の英霊》
《光の御子》
《裏切りの魔女》
《ゴルゴンの怪物》
…これを束ねるのか…前者の2人は問題を起こす性格ではないが……立香は気が遠くなりそうだった。
「…これ私が纏めるんですか?」
「せ…先輩!私がフォローしますので!!」
「んで嬢ちゃん、セイバーを倒したあの後どうなったんだ?」
「それで…これだけのサーヴァントを呼び出して…何をさせる気だい?…汚れ仕事でも遠慮なく言ってくれ」
「あら?私は嫌よ…それにしてもこれだけ複数のサーヴァントを召喚しているとはただ事ではないのね?」
「そうですね…それに他の魔術師らしき人も見当たりませんし…マスターは貴女1人になるのですか?」
「…あーそれに関してだが……」
取り敢えずストームとダ・ヴィンチちゃんが今回召喚されたサーヴァント達に事の経緯を説明した。
「マジか?…俺が還った後にそんな事になってたとは…」
「人理滅却……道理で本来召喚される事など有り得ない貴方もここに…」
「まあ、そう言うことだ」
全員に人理滅却の事や7つの歴史に人理を焼き払う程の力を持つ強大な存在との戦い…そして現在のカルデアの状況等全てを話した。
「…彼女以外の魔術師は皆使い物にならないの?」
「ならない。そもそも彼女が生き残ったのも…マスターに失礼だが偶然だ」
「…それで状況は?」
「まあ、控えめに言ってもかなり不利だな」
ストームがハッキリと言って…今後の戦いの前に周りにどうするか聞くと
「そんなの決まってるだろ?俺は既に冬木でその一端に関わってるからな。今度は最後まで力を貸すぜ」
「…人類史を守る戦いか…喜んで力を貸そう」
「どんな目的であれ誰かに仕えるのは慣れています。私の事はお気になさらず…」
キャスターとアーチャーは前向きに力を貸してくれるそうでライダーはマスターのお望みなら…と従ってくれるようだ。
「お前はどうするメディア?」
「…私はそこまで世界に恩義があるわけではないわ。むしろ辱め続けた世界など消えてしまえばいいと思うわ?」
メディアに関してはあまり乗り気ではないようだがそこでストームが
「ほう…貴女は神代の魔術師なんだよな?」
「ええ、そうですが…貴方は私の事など知りもしない癖に説得するつもりですか?」
「いいや?ただ神代の魔術師の貴女が自分で守ると決めたルールを自分で破るのかと思ってね?」
「…なんですって?」
フード越しからジロリとストームを見る。その様子にレンジャー隊員がフューブラを構えるがストームは手を上げてそれを止めると笑いながら
「最初に言ったよな?魔術師ならルールには従うと?」
「…ええ、そうね」
「貴女はサーヴァントで彼女はマスターだ。ならサーヴァントはマスターの命令に従うのがルールじゃないのか?令呪抜きでもな?」
「……それで?」
「それにここで貴女が契約を破棄して還った後で俺達が人類史を救ったら貴女には魔術師を見極める目がなかったと名前に傷がつくんじゃないか?」
「…………私を挑発してるの?近代史のサーヴァントの分際で?」
「おや?これが挑発に聞こえるのか?…この程度の進言で暴力に訴えるのか?」
メディアとストームの間に…メディアから殺気が流れてくるが…ストームは露知らず…
「…あの…キャスター・メディア?」
空気に耐えかねた立香が声を掛けるとメディアはああもう…と溜め息をついて
「……癪だけど確かにこのアーチャーの言う通りこのまま役目を放棄しても私の名が傷つくわ。 しょうがないから、あなたの旅に付き合ってあげるわ」
「へ?…あ、ありがとうございます!!」
「ついでにマスターに魔術を教えてくれないか?」
「は?なんでそこまでしなきゃならないのよ?」
「んじゃクー・フーリンにルーン魔術の伝授を頼むか。ギリシャ神話の魔術なんざケルトの実戦魔術と比べりゃ…」
「マスター、ついでにあなたに魔術を教えてあげるわ。せめて素人から半人前になってもらわないと私のマスターをするのだからこのままでは……」
「…凄いな女性の扱いに慣れてる…」
「君にはない才能だよねロマニ?」
「うぐぅぅ!?」
「…何かどっかの誰かさんと同じく女難の相が見えてくる…」
「誰の事を言ってるのかね?」
「…確かに私も似たような人物を知ってるような…」
こうして新たなサーヴァント達と…ついに始まるのだ。
人類史を取り戻す為の壮絶な戦いが……なおフランス編は…
《何よこの軽トラ!?》
《やべ間違えた…ええい仕方無い!皆丸太は…間違えた!エメロードは持ったな!?》
《「「「おう!!」」」》
《なら行くぞ!うおおおおおお!!》
《ちょっ!?本気でそれでいくのぉぉぉ!?》
《うおおおおお!!》
《ちょっ!?エミヤ!?》
《エミヤ!いきまぁぁぁぁぁあす!!》
《ガンダムじゃねぇんだぞそれは!?》
《うおおおお!!EDFッ!EDFッ!!》
《…何かエミヤはもうすっかりEDFに染まったな…》
《…覚悟しろよトカゲども…EDFはドラゴン退治の専門家だからな!!》
《それは厳密には俺達とは違うEDFだよなぁ!?》
《うわぁぁあ!?軍曹!コイツらカエルどもとは訳が違いますよ!?》
《怯むな!この程度で…!オルガマリーは!?》
《あそこです!ドラゴンに咥えられたまま…!!》
《助けてぇぇぇええええエエエエエエ!!!!》
…ああ、頭痛がしてきた…
フュージョン・ブラスター
EDFが零式レーザーライフルを改造した上にフォーリナーの技術を解析して造られた高出力中距離レーザー銃。ウイングダイバーの中距離レーザーに近いが、威力は雲泥の差である。
欠点は戦場でのリロードが不可能と言うことと一度発射すればエネルギーが尽きるまで撃ちっぱなしになる事だが武器の電源を落とせ(武装を交換すれ)ば止められる。
EDFのとある軍曹のチーム
軍曹と呼ばれる男は《全地球防衛機構軍》の歴戦の前線指揮官でストーム1もかなり世話になった…と言うかこの人いなかったらストーム1は存在しないと言ってもいい。部下3人もそれぞれ個性があり4人編成で全員並のレンジャーより数段強く軍曹と呼ばれる指揮官はブレイザーというリロード可能なレーザーライフルを所持している。ただし現在の軍曹はストーム1がまだ霊基が未熟な為にブレイザーを持っておらず通常のアサルトライフルのみ。
後の特殊遊撃部隊ストーム編成時にストーム2に組み込まれてストームチームの調整役も務めている。(スプリガンとグリムの仲の悪さに毎回胃がキリキリしてる)
軍曹の部隊は異星人との開戦から最終決戦に至るまで全ての戦いを生き延びて最終決戦でも満身創痍の中でストーム1の救援に駆け付けた。
スプリガン
《全地球防衛機構軍》の降下翼兵《ウィングダイバー》の精鋭部隊で魔女部隊とも呼ばれてる。(没音声によると)
自尊心が強く、ストーム1が共闘した時は自分たちの戦力を自画自賛してたとのこと。ただし他と違うのは決してただの自惚れというわけではなく、戦闘能力も並のウィングダイバーとは一線を引いており窮地に立った自分達の救出作戦を断り、戦争末期の僅かな戦力を自分達に向けるよりも見捨てて戦力を温存する様に本部へ進言する等、勇敢な戦士である事。
なお、ストーム1が任務中に小耳に挟んだ彼女達の入隊動機は《アイドルになりたい》《有名になりたい》《選択肢が無かった》とかでありそれを隊長がどう思ってたかは分からないがその後任務を遂行し基地に戻って次の日会ったスプリガン隊員達は皆目が死んでおり雰囲気も黒いオーラを放ってグリム・リーパーを威嚇してた。(とんだとばっちりだぜbyeグリム副官)
後にストーム4となり最終決戦でもボロボロの状態で強行出撃。ストーム1の矛になり最後まで戦ってくれた。
あと隊長はツンデレ。ここ重要です。
《あーあ…惜しかったなぁ…》
《ぎ…ギリギリで確保しました!》
《よくやった!》
《…うーん…やっぱりこのウィング装備はダメねぇ…》
《全然反省しておりませんが…》
《覚えとけよ…?》
《それじゃいいな?》
《ああ…ゲームとは違うんだよ!!
ゲームと違ってNPCもミサイルを装備できるんだよ!!》
今回のサーヴァント召喚は実際私の初めてのfgo10連の結果にしました。
「見事にstay night組が固まってるな?」
それは自分でも思った。ちなみにstay Night組で一番好きなサーヴァントはエミヤです。
「小次郎は出なかったが次回のフランス大丈夫か?」
…もうお前がいる時点でジャンヌ・オルタには御愁傷様としか言えねぇんだよなぁ…
小次郎はフレンドガチャでアーラシュと来ました。小次郎さんには本当にフランスでお世話になりました…!
ちなみにfgoやってる皆さんの初めてのガチャの思い出はありますか?