地球防衛軍:カルデア   作:エヴァンズ

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…俺に何の用だ?


貴方に…再び人類を救って頂きたいのです。


…敵はまた宇宙人か??


いいえ…でも恐らく貴方が…貴方達が戦った敵を越えるかもしれません


…俺達だと?俺は1人…ああそう言うことか。全く…分かった。それで…俺は何をすれば??


詳しい事は聖杯が貴方に知識を授けます…貴方は…どうか彼女達の力になって下さい。



…これは夢から醒める感覚……懐かしい…不思議な気分だ…では行くとするか





召集
街が火の海…何だ何時もの光景か…あれ?


西暦2004年 日本国地方都市冬木市

 

普通なら美しい街並みが広がるこの街を今は炎が覆い尽くし人の気配はなく代わりに『人ではない何か』が街を支配していた。

 

 

 

 

 

「サーヴァントをここで召喚ですか!?」

 

驚きの声を発した目隠れ属性の巨乳美少女…アブア!?

 

 

 

 

本部長、真面目にやって下さい

 

 

 

 

いきなりグーで……失礼。軽装の鎧を身に纏った少女の名前は彼女の名前はマシュ・キリエライト 。

 

 

 

人理継続保障機関『フィニス・カルデア』局員の1人にして、『シールダー』と取り引きを交わして人間とサーヴァントの融合体デミ・サーヴァントである。

 

 

 

 

そしてこの状況? まあ、大まかに言うと

 

 

 

2015年の《カルデア》で『2016年に人類は絶滅する』という研究結果が『証明』された。これは憶測とかではない『事実』であった。

 

 

そして近未来観測レンズ『シバ』によって西暦2004年の地方都市冬木で今までの調査で確認されなかった『観測できない領域』が観測された。

 

 

これが人類絶滅の原因と仮定したカルデアは人類絶滅を防ぐため、過去へ術者を送り込み、過去の事象に介入することで時空の特異点の解明・破壊を試みることにした。

 

 

どうやって過去に行くのか?それは《レイシフト》と呼ばれる疑似霊子転移を用いる。人間を疑似霊子化…簡単に言えば魂のデータ化をして異なる時間軸、異なる位相に送り込める空間航法である。

 

 

 

そしてその特異点観測の為に魔術師のエリートで構成された《Aチーム》を先発隊として送り込もうとした矢先に謎の爆発事故が発生。

 

 

 

《Aチーム》に組み込まれていたマシュはその事故に巻き込まれて死の間際、自分を助けに来て燃え盛る管制室に閉じ込められてしまった藤丸だけでも何とか救おうと、爆発でマスターを亡くして消滅しかけていたサーヴァント《シールダー》と取り引きを交わして人間とサーヴァントの融合体《デミ・サーヴァント》となった。 

 

 

 

彼女の特徴は自分の身体以上の大きさの盾を装備している事でありしかもその盾を彼女は何ら支障無く軽々と扱う。

 

 

しかし今現在の彼女は契約してくれたサーヴァントの名前すらも分からず自分の宝具であるこの盾も理解できていない状態である。

 

 

 

 

 

「本来ならカルデアで正規のマスターがやる筈だけど…この状況では仕方無いわ。半人前ですらない魔術師の貴女にやって貰うしかないわね」

 

 

 

 

そう言っている女性の名前はオルガマリー・アニムスフィア 。

 

 

《時計塔》の天体科を統括するロードである魔術の名門ア二ムスフィア家の現当主。

数年前に前所長である父から家督を受け継ぎ、人理継続保障機関『フィニス・カルデア』の所長の座に就く。

名門出身なだけあり素晴らしい魔術回路を有し、魔術師としての才能も極めて高い。しかし、どういうわけかマスター適性だけが一切無い。その資質と不可分であるレイシフト適性も同様である。

 

 

だからこそ本来ならここにいる筈はないのだが…

 

 

 

彼女は手に2つの黄金に輝く『呼符』と呼ばれる魔力を込められた物を手にしていた。

 

 

 

 

《その呼符での礼装召喚は成功例があるもののサーヴァントの召喚は1度も…!》

 

 

 

通信機から聞こえてくる男性が異議を唱えるがオルガマリーは取り乱しがちに怒鳴り付ける。

 

 

 

「ええ、そうよ!でもこの異常とも言える状況に不安定な存在…デミ・サーヴァントのマシュと半人前以下のマスターそして私だけよ!?せめてサーヴァントでも増やさないと話にならないわ!!」

 

 

 

《しかし立香ちゃんは…マスター適正があり令呪もこうしてあるとはいえ…一旦状況把握と態勢を立て直す為にもレイシフト機能の修理が終わり次第こちらに1度戻って…》

 

 

そんな彼女に通信越しに苦言を呈する男の名はロマニ・アーキマン。カルデアの医療担当のトップを預かる人物である。

今回のレイシフトに関してはオルガマリーから「現場にいると空気が緩む」という割りと理不尽な理由で実験から外されたのだが、このお陰でカルデアの爆発事故から難を逃れる結果となった。

しかしこれにより彼より上の立場の人間は全員死亡して結果的に所長不在のカルデアにおいては彼が臨時指揮を取っている。

周囲からは《Dr.ロマン》とも呼ばれ、当人も気に入っている。

 

 

 

 

「Dr.ロマニ!貴方何にも分かってない!!カルデアの設備は甚大な被害を受けて生き残ったカルデアの正規スタッフは20人に満たず世界中から苦労して集めた正規マスター候補生は全員が危篤状態…

 

これだけの大事故が起きて何の成果も無くカルデアに帰還したら協会や国連からどれだけの抗議や非難が起きると思っているの!?最悪、今回の不始末としてカルデアは取り上げられるでしょうね!

 

…だから手ぶらでは帰れないの!!」

 

 

 

《それは…》

 

 

 

 

 

「…私やります。」

 

 

オルガマリーがヒステリックになりかけていたのを止めた少女の名前は藤丸立香。

 

 

『カルデア』が数合わせとして呼ばれた魔術士にしてマスター候補の1人。候補とは言え魔術回路を起動した事の無い全くの素人。というか魔術の事もよく分かってない。

 

 

それは当然だ。彼女は少し前まで普通の高校生だったのにたまたま彼女の地元でやってた献血という名の魔術師の卵探しに引っ掛かってしまい(魔術に関しては毛も生えてないド素人レベルだがレイシフト適正率100%というある意味奇跡の存在だった)拉致同然で《カルデア》に連れて来られた。

 

 

 

ん?この状況下で彼女以外のマスター候補生はどうしたかって??

 

 

 

勿論本来は《時計塔》や魔術の名門家から引っ張ってきた優秀な候補生から彼女と同じ一般からの候補生(一部は藤丸と同じく拉致同然で連れてこられた)を合わせ47名のマスター候補が居たのだが、先程も言った謎の爆発事故に巻き込まれてしまい、マスター候補生は全員危篤状態となり助けるには医療物資も設備も足りなかったので緊急冷凍保存措置を行い何とか命を繋いでいる…要するに今は使い物にならない。

 

 

 

その中で偶然にも爆発事故から逃れた彼女はデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトと契約して唯一の活動可能なマスター候補…いや急場凌ぎとは言え正式なマスターになった。

 

 

 

 

そしてこの地方都市冬木で発生した『特異点』の調査を行っていた3人。

霊脈地に辿り着きカルデアとの通信を確保、そしてカルデアの絶望的な状況を把握した所長は戦力が戦闘経験の全く無いマシュ1人なのを危惧して呼符と呼ばれるサーヴァントを呼ぶのに必要な聖遺物の代わりとなる物を用いてサーヴァント召喚を試みると言い出した。

 

無論未完成品であり必ずしもサーヴァントを呼べる物でもないそうだが…

 

 

 

「先輩!?」

 

 

「だってマシュ1人だと限界があるのは確かだし…」

 

 

「…ありがとう、よく聞いて?サーヴァントを召喚するための詠唱は…」

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

《それじゃ始めよう。こちらからもモニターするけど…どうなるかは想像も着かない…いざとなったら…》

 

 

 

「御二人は私が守りますのでご安心を!!」

 

 

 

「アハハ…ありがとうマシュ…」

 

 

「本番だからもう噛んだらダメよ?良いわね?」

 

 

「大丈夫です!!…多分」

 

 

 

「ちょっと!?」

 

 

 

立香と何回か詠唱の練習をして…何度か言い間違いを繰り返し不安なオルガマリーだが時間がそんなにあるわけでもなく…

 

地面にマシュの盾を置きその上に2枚の呼符を置いておき立香が前に立つ。

 

 

 

 

令呪のある右手を前にかざして…ドクターの通信機の映像によるカンペ(日本人スタッフお手製)を見ながら召喚を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公

 

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

 

…風向きが変わった

 

 

 

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)

繰り返すつどに五度

ただ、満たされる刻を破却する」

 

 

 

 

…呼符が輝き始めた

 

 

 

 

 

―――――Anfang(セット)

 

 

 

…そして召喚陣が現れた

 

 

 

 

――――――告げる

 

 

 

その召喚陣が回り始める…

 

 

 

 

「――――告げる

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

誓いを此処に

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

 

 

やがて召喚陣が三本の光輪で輝き、強い風が吹き荒れる。

 

 

「これ…英霊召喚時の…!?」

 

「先輩…!!」

 

《な!?この数値は魔力は平均クラスなのに霊力は異常な…!?》

 

 

 

 

「汝三大の言霊を纏う七天

 

 

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

 

 

回転する3つの光の柱が1つになった瞬間眩い光に包まれ……

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達の目の前に現れたのは近代的な黒いアーマーに身を包みライフルを持った軍人らしき人物だった。

 

 

 

 

 

「…サーヴァント、アーチャー…ってこの状況は…また地球が侵略されたのか??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あれ?歴史上の偉人と聞いてるからてっきり…ん?地球が侵略された??

 

 

「あの…ドクター?サーヴァントってこんなに近代的な格好の人もいるんですか?」

 

 

 

何分サーヴァントを正式に召喚する事なんて初めてでドクターにも聞いてみた

 

 

…この人も歴史に名前を残す程の偉業を成し得た人なんだよね…?

 

 

《容姿だけで近代史のサーヴァントとは判別出来ないんだけど…でも見たところ年代的に僕達とあまり変わりないみたいだね?》

 

 

 

「は?2025年製の装備を旧型扱いか??」

 

 

アーチャーは私達の通信会話に対して驚く様子もなく自分の服装を確認して手に持ってるライフルを何やらカチャカチャ弄りながら…とんでもないことを言い放った。

 

 

…え?今なん…2025年?…今2015年…え?え??

 

 

「「「《ええええええ!?》」」」

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

視点 アーチャー

 

 

 

 

どぅわぁ!?

 

 

突然目の前が真っ白になったかと思えば目の前には女性が3人……あれ?ここに来る前に誰かと話してたような…クソ、思い出せない……とりあえず聖杯とやらの知識通りに話すか。

 

 

ん?聖杯って何だ??

 

 

「…サーヴァント、アーチャー…ってこの状況は…また地球が侵略されたのか??」

 

 

考えるよりも先に口が動いていた。

 

 

さて状況確認だが…街が火の海…まあ、俺にとっては何度も見た事がある光景だがこっちでもそれが普通って事はないだろうな?

 

 

 

しかも何だコイツらの服装?どう考えてもここには合わないな。

 

 

 

一人の明るい赤毛の15歳ぐらいの女は全身真っ白で…成る程右手のタトゥーみたいなのが令呪か。と言うことはこいつがマスターか?

 

 

 

銀髪で片眼が隠れて全身鎧…露出も結構多いな…いや決して性的な目では見てないぞ??

コイツはマスターと同い年ぐらいか?でも髪で片眼を隠してるなんて戦場では不便この上ないぞ?しかも下に置いてある物と何だ?盾…デザイン的にコイツの物か?

 

 

 

それであと一人は白毛の気の強そうな…あ、でもこの3人で一番心が脆そうだな。しかし服装的にコイツが一番場違い…いやファッション的にはコイツがまともか??

 

 

 

…さて…何がどうなってやがる??周りは火の海でコイツら以外生存者は見当たらない。それにコイツら服は多少汚れちゃいるが体臭は酷い訳じゃない…それどころか香水の匂いまで漂って来やがる。何日もここに居た訳でもないな?

 

 

 

 

「あの…ドクター?サーヴァントってこんなに近代的な格好の人もいるんですか?」

 

 

 

 

《え?…いや、近代史のサーヴァントも呼べないことはないんだけど…でも見たところ年代的に僕達とあまり変わりないみたいだね?》

 

 

 

 

ん?今のは通信機か?というかドクター?本部長みたいなのは居ないのか??

 

 

 

 

 

 

…そういや今の俺の状態はどうなってんだ?

 

…あ、てっきり最初だから《1度目》か《2度目》の方の装備かと思ったけど3度目の戦争の時の俺か?

 

 

 

 

 

「は?2025年製の装備を旧型扱いか?」

 

 

 

…ん?なんで持ってるアサルトはAF-14なんだ?俺の愛しきAF-100は…??

 

 

 

とAF-100をイメージした瞬間にヘッドディスプレイに文字が浮かび上がった。

 

 

 

 

《霊基再臨状態が第1段階の為その武器は使えません》

 

 

 

「!?」

 

 

 

…目の前のマスター達が叫ぶのと同時に俺も今ヘッドディスプレイに写ったこの文章に驚きを隠せなかった…。

 

 

 

 

 

うぉおおい!?俺の嫁が使えねぇとはどう言うことだぁぁぁぁあ!?

 

 

 

 




「本部!応答願います!!俺のAF-100はどうしたんですか!?」


こちら本部、お前はまだ未完全なサーヴァントとして召喚を受けた。よって《アレ》と《アレ》を除いた高火力兵器は使えないぞ。決して最初から使うとマシュとかマスターの出番消えそうだからとかではない。


「後半が本音ですよね!?あとアレって何ですか!?」


こちら本部…くそ!通信妨害か…!?


「フォーリナーとかプライマーいないのに通信妨害なんて入るわけないでしょうが!?


というか本編のナレーションやってるのアンタかよ!!」


ザー…ザー……こちら5の本部。もう霊基が定まっている以上はどうしようも無い。この後はマスターとデミ・サーヴァント、それにオルガマリー所長とこのあと出てくる味方サーヴァント《2騎》と協力して頑張れ


「く…了解!!…ん?《2騎》??」




あ、5と違ってフューブラ復活したぞ


「イヤッフォォォォオオオオ!!」



あとバーナーとMG13いる?


「ツウシンボウカイガー!(∩゚д゚)」
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