地球防衛軍:カルデア   作:エヴァンズ

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先ず始めに言おう


反省はしているが後悔はしていない


新たなる仲間とEDFの魔球

(…試作型でも火力は充分だったな)

 

そう言ってストームは装備をAF-14に戻した。

 

 

「あれ?しまっちゃうの?」

 

 

「まあな…1発がそんなに安い訳でもないしな」

 

 

 

そう言ってマシュの元へ

 

 

 

 

 

 

「マシュ、大丈夫か?」

 

 

 

「…はい、怪我は所長に治して貰いました」

 

 

マシュの怪我は所長に治してもらえたが…元気がない…

 

 

 

先程の戦闘でストームとリリィの2人は高らかに宝具を使いランサーを圧倒したのに自分は何の役にも立てなかった…それどころか宝具すら使えない…

 

 

立香とリリィが声を掛けようとしたがストームが…

 

 

 

 

「…んでそろそろ出てこないとさっきのをお前にぶっ放すぞ?」

 

 

一同は何のことか首を傾げたがストームのレーダーにはハッキリと赤いブリッツが映っていた。

 

 

 

「何だ気付いてたか、姿を現すから勘弁してくれ」

 

 

 

 

そう言うと何もなかった瓦礫の山から男が現れた。

 

髪は青く、服装も青や水色を基調とした装飾品の多い民族衣装のようなもの、手には木製と思われる大きな杖を持っていた。

 

 

特徴的にキャスターと思われるが…その雰囲気は魔術師と言うよりストームと同じく戦士の風格だった。

 

 

 

「な!?サーヴァント…!?」

 

 

一同がその姿を視認した瞬間直ぐにストーム以外が戦闘態勢に入るが

 

 

「おっと待ってくれ、流石に正面から3対1で戦いを挑むなんて真似はしねぇよ。それに俺はアンタらに協力したいんだ」

 

 

「先程から見てたなら助けてくれれば良かっただろう?」

 

 

「アーチャーがやられたら助けようと考えてたぜ?」

 

 

「ほう…?お前キャスターか??」

 

 

「ああ、まあこの杖で分かっちまうよな??」

 

 

 

兄貴分の様な口調で両手を挙げて敵対する意思は無いと表現する…その手には杖を握り締めたままだから周りは皆警戒をしているがストームは

 

 

 

「いや、コイツは大丈夫だろ」

 

 

「ちょっとストーム!?」

 

 

「だってさっきのランサーと違って黒くないしいきなり襲って来なかったしさ」

 

 

「なるほど…ストームさんが言うならいい人なのかも知れませんね!」

 

 

「それだけの理由で…ってリリィまで!?」

 

 

 

ストームも漠然とした理由に所長は思わずガクッとするが疑うと言うことを知らないリリィはストームが危険じゃないと言ったから大丈夫だろうと武器を降ろした。

 

 

 

 

《いや、確かに…そのサーヴァントはさっきのランサーと違って霊基もリリィとストームに近いからまともな英霊の様だ。》

 

 

 

「お、話が早いじゃねえか。しかも何だそれは?今時の魔術による連絡手段か?」

 

 

 

《初めましてキャスターのサーヴァント。御身がどこの英霊かは存じませんが我々は貴殿に尊敬と畏怖をもって》

 

 

「おい、そんなこと俺には言わなかったよな?」

 

 

《え?いやストーム…》

 

 

「ああ。そういうのはいい。聞き飽きた。さっさと本題に移れよ軟弱男」

 

 

《うっ…そ、そうですか……では早速……ううっ 初対面に軟弱男って言われちゃったぞ…》

 

 

 

無線越しでもハッキリと分かる程しゅんとあからさまに落ち込むロマニ。

 

 

こうして味方となったキャスターにカルデアの状況を説明して協力を取り付ける形となった。

 

 

 

《…と言う訳で現在は藤丸立香がマスターとして現地調査を行っておりその過程で2名のサーヴァントの召喚に成功しました》

 

 

「そりゃオタクらも災難だったな、しかしセイバー・リリィとはねぇ…」

 

 

 

「?私が何か??」

 

 

 

リリィはキョトンとする。キャスターの脳裏にはあの騎士王の姿がちらつきそのギャップに思わず笑みがこぼれた。

 

 

 

「…いや何でもねぇよ。先ずこの冬木の状況に関して何だが…俺達の聖杯戦争はいつの間にか全くの別物にすり替わってた」

 

 

《すり代わった?》

 

 

「経緯は俺にも分からねぇ。街は一夜で炎に覆われ人間は俺達のマスターを含めて消えて残ったのはサーヴァントだけだった」

 

 

僅か1日でこんな地獄になってしまったと聞き一同に衝撃が走った。

 

 

「真っ先に聖杯戦争を再開したのはセイバーの奴だ。奴さん、水を得た魚みてぇに暴れ出しやがってな

 

 

優良なクラスのサーヴァントとは言えアーチャー、ランサー、ライダー、アサシン、バーサーカーを切り伏せちまった」

 

 

「ん?ランサー?ならさっきのランサーは??」

 

 

立香がキャスターに問う。先程まで確かに現界しており我々に襲い掛かってきたランサーは何なのか疑問が生じたがそれに関しては直ぐにキャスターが答えてくれた。

 

 

「それがセイバーに倒されたサーヴァントはさっきのランサーみたいに真っ黒い泥に汚染された。

 

連中はボウフラみてえに湧いてきやがった怪物どもと一緒に何かを探し始めやがった」

 

 

 

「探し始めた?聖杯の事かしら?」

 

 

 

オルガマリーがそう尋ねるがキャスターは首を横に振り苦い表情を浮かべて

 

 

「聖杯に関しては既にセイバーが確保した。他のサーヴァントが奴に倒されて手下に成り下がったのも奴が聖杯を持ったせいだ。

 

 

…んで、面倒な事に探し物には俺も含まれてる。俺を仕留めないかぎり、聖杯戦争は終わらないからな。」

 

《残ったサーヴァントはセイバーと貴方だけ…では貴方がセイバーを倒せば、》

 

 

キャスターからの情報によれば聖杯はセイバーが掌握してその力を使って倒された他のサーヴァントがセイバーの手下になってしまった。そして残った正規サーヴァントはキャスター1人で彼が倒されてしまえば冬木の狂った聖杯戦争はセイバーが勝利してしまいこの地獄もそのままとなってしまう。

逆にキャスターがセイバーを倒せばこの聖杯戦争はキャスターの勝利となり…街が元に戻るかは不明だが少なくともこれ以上酷くなる事はないだろう。

 

 

「…なるほどつまり貴方はセイバーを倒したいけど聖杯のバックアップのあるセイバーには1人では勝ち目がないから私達に目を付けた?」

 

 

キャスターの魂胆が見えたオルガマリーは厳しい口調で話す。

 

 

 

「おうさ、全くランサーだったら…そら、お客さんの登場だぞ?」

 

 

 

 

GuOOOOOOOO!!

 

 

 

雄叫びを上げてスケルトンの集団がこちらに向かってくるのが見えた。

 

 

 

 

「ひぃ…!」

 

 

オルガマリーは先程とは打って代わり怯えてマシュの後ろに隠れた。

 

 

 

「それに問題はセイバーだけじゃねぇんだよ!こいつらも無尽蔵に湧いてきやがる。味方は多いに越した事はねぇってこった!!」

 

 

 

キャスターはそう言ってケルト式のルーン魔術を展開して一同も戦闘状態に入る……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおお!!」

 

 

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

突然ストームが雄叫びを上げた。

 

 

 

 

 

何事かと皆ストームを見るが…そこには物凄い雄叫びを上げてスケルトン達に向けてプロ野球選手のバックホーム並みの美しい投擲フォームで何かを投げ込むストームの姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは玩具の様に見えた…。

 

 

「お?爆弾で…も…??」

 

 

「ストー…ム…さん…?」

 

 

 

 

ボカボカボカボカボカーン!!

 

 

 

 

 

着弾した瞬間にスケルトンは次々と粉々になる…しかしその威力は爆弾と言うより…

 

 

 

 

 

…うるせぇ!侮るな!!

 

 

 

その武器はEDFの…EDF技術開発部が戦時中の徹夜の寝不足で頭が回らない状況でテンションと勢いで作ってくれたEDF正式特殊兵装!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー増える魔球(かんしゃく玉)

 

 

 

 

 

 

「これがEDFじゃああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーム再びかんしゃく玉を投擲!そのフォームはプロ野球選手いやメジャーリーガーを唸らせる美しい投擲姿!!

 

 

 

 

 

スケルトン軍団に命中!爆発四散!!

 

 

 

 

 

 

リロードタイム0!武器となるのは自分の肩と肘だ!

 

 

 

 

 

かんしゃく玉!それを投げれば何時でもどんな戦場でも青春の甲子園!!

 

 

 

 

 

「…す…ストームさん……」

 

 

 

「…なんつーか…ぶっ飛んでんなアイツ」

 

 

 

「凄い…私もあの肩力を見習わなくては…!!」

 

 

 

「フォーウ!!」

 

 

 

「待ってリリィ…お願いだからあれは見習わないで…?…フォウ君もね…?」

 

 

 

「これが…未来の戦い…??」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

…そこからはストームの独壇場で…沢山いた筈のスケルトン達は全て粉々に粉砕した…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで銃使ってないのよ!?」

 

 

「いやランサー手強かったしちょっと遊ぼ…新しい武器の試運転しようと思ってさ」

 

 

 

「聞こえたわよ!?もう2度とそんな玩具なんて使わないで!?」

 

 

ストームは正座をさせられてオルガマリーに説教を喰らっていた。その様子をキャスターは面白そうに眺めてリリィはアワアワしていてマシュは「先輩を守るためには私にも肩力が必要…?」と真剣に悩み慌て立香はそのままでいいと説得していた。

 

 

 

ストームにオルガマリーがそのふざけた花火はもう今後は使うなと説教するがストームはキョトンとして

 

 

 

 

「何言ってんだ?これはEDFの正式特殊兵装だぞ?」

 

 

 

「はあ!?…いやそんな嘘なんてねぇ…!!」

 

 

 

「いやマジで、地球を守るEDF兵器開発部の傑作兵器だぞ?」

 

 

「…嘘でしょ?ねぇ?嘘だと言ってよ…ストーム…!」

 

 

「残念ながらそれが真実だ…世界は何時だって残酷なんだ……」

 

 

「あ…ああ…!!」

 

 

「しょ、所長さん!気を確かに!!」

 

 

 

 

オルガマリーは思わず天を仰ぎ倒れそうになりリリィが慌てて支えていた。

 

 

 

 

 

未来はどうなってるんだと不安になってしまう…まあストームのいた未来は斜め上をいく絶望的な事態になってしまっていたが…

 

 

 

 

「あとでお前にも投げさせてやるよリリィ」

 

 

「本当ですか?ありがとうございます!」

 

 

「…ハッ!?やめなさい!リリィを汚すのはやめなさい!!」

 

 

「汚すんじゃない、新しい道を開かせるんだ。目指せメジャーリーガー!!」

 

 

「めじゃーりーがー?」

 

 

 

「アンタもう黙りなさいよ!!」

 

 

カンカンに怒っているがストーム本人は何も反省していない様だった。

 

 

 

 

 

 

 

一方キャスターと立香、マシュは今後の事をストームの相手をしている所長抜きで話し合った。

 

 

 

「たく、俺がランサーとして召喚されてればセイバーなんざ一刺しで仕留めてたんだがね。やっぱりキャスターは合ってないわ、冬木の聖杯戦争でキャスターなんてやってらんねえっての…」

 

 

 

文句を言いながら持っている杖を槍みたいに持って槍が恋しいと嘆いている。

 

 

 

「ランサーだったらって…貴方は本来はキャスターじゃないの?」

 

 

 

初心者マスター立香が疑問を投げ掛ける。それにマシュが答えてくれた。

 

 

「そういう事もあるんですよ、先輩。英霊の中には複数のクラス適正を持つものがいます。

この人は槍の使い手でありながら。魔術師の側面も持つ高いレベルの英霊と思われます

 

 

…憶測に過ぎませんが、きっとトップサーヴァントの、一人です。

妖精情報誌(ヴィヴィアン)にも載ってそうな」

 

 

「はえー…そんなサーヴァントもいるんだ…」

 

 

立香がほー…と感心していると説教から解放されたストームが

 

 

「だと思ったぜ、お前どっちかと言うと俺と近いもんな」

 

 

「…お前と一緒にされるのはちょっとアレだがまあ、そういうこった。」

 

 

 

「何でだよ!?」

 

 

 

ストームは文句を垂れるがそれを無視して

 

 

 

「…さっきの話に戻るけど敵の残存戦力は?」

 

 

「ん?ああ、そうだった。ライダーとアサシンは俺が既に片付けた。ランサーもおたくらがやったから残るはセイバー、アーチャーとバーサーカーだな…

アーチャーは俺がやれば何とかなるが問題はバーサーカー…まあでもセイバーでも手を焼いた怪物だが近寄らなきゃ襲ってこねぇ。だから無視して構わん

 

聖杯を確保すればヤツも消えるだろうし」

 

 

「…つまりセイバーさえ倒せばこの特異点Fの異常も収まる可能性が高いわね…セイバー達の居場所は?」

 

 

「ああ…この土地の心臓を守ってやがるのさ…汚染された《大聖杯》を守ってやがる…さっきも言ったがアーチャーの野郎は俺が片付ける。奴とはハッキリと決着を着けなきゃならん」

 

 

キャスターはどうやらアーチャーとは因縁があるみたいだがオルガマリーが神妙な面持ちでキャスターに問いただす。

 

 

「本当に信用していいの?貴方はこちらの事情を殆んど把握してないんでしょ??」

 

 

その問いにキャスターは悟ったように笑い

 

 

「サーヴァントってのは自分の時代以外の事情には深く関わらない。あくまで兵器として協力する。それが鉄則だ」

 

 

「…そこは割り切ってるのね…」

 

 

 

「そりゃ当然だマスター。俺達はサーヴァントってのは既に《終わった存在》だ…時代を創れるのはその時代に生きる者だけでサーヴァントはあくまでもその補助に過ぎない。今この時代に生きている者達こそ尊い…その先を行く者に過去の感傷を押し付けてはいけないんだ…まあ、俺は君らの少し先の存在だがな」

 

 

 

それに関してはストームも同じ考えで言葉には出さなかったがリリィも少し切なそうな表情を浮かべていたが理解している様子だった。

 

 

 

「ま、俺の目的は聖杯戦争の幕引きであんたらの目的は特異点の調査。利害は一致してるんだ、手を組もうぜ?」

 

 

キャスターがどうだ?と問い掛けて…オルガマリーが少し考えてフウッと溜め息をつくと

 

 

「…良いでしょう。我々はキャスターと手を組み聖杯の確保、特異点の原因究明のためにセイバーを撃破、聖杯を確保しその後カルデアに帰投します」

 

 

「よっしゃ!それじゃこの聖杯戦争中よろしく頼むぜ!!」

 

 

 

キャスターはそう言って取り敢えずここにいてもまたスケルトン達に来られちゃ敵わんと早速出発しようと歩きだした

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

皆がいざ出発と歩き出す中でストームがヘットギアに…通信機に手を当てて…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…コンバットフレームを準備しろ」




かんしゃく玉1号

パチンコ玉ほどの超小型爆弾を10個単位で鷲掴みにしてバラまき広範囲に爆発によるダメージを与えるEDFの画期的な素晴らしい武器です。
またリロードの必要もありません。武器となるのはかんしゃく玉と自分の肩と肘です。


とあるEDF隊員には《かんしゃく玉の投げすぎでトミーリージョン手術した》と言う隊員もいます…都市伝説ですが…

なお彼の投擲フォームはレーザービームとも呼ばれる送球でかつて地球を破壊した(別の世界線)とある日本人メジャーリーガーを参考にしてその人?を師匠と慕っている。





増える魔球(かんしゃく玉)

ランク:D~C

種別:対軍宝具

レンジ:1~18

最大捕捉:90人

由来:巨大生物一掃には絶大な火力を誇り多くの猛者達がかんしゃく玉をマスターして除隊後に野球選手となった(嘘)


実際かんしゃく玉は名前に騙されるがリロード時間0秒で投げて投げて投げ込むという永遠の連投が可能。更に武器レベルは低くても難易度インフィルノでも普通に使える良作装備である。










「面白かった、やっぱりかんしゃく玉最高です」



んじゃ次はバーナーだな


「本部よく聞こえない…!クソ!通信妨害か…!?」
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