地球防衛軍:カルデア   作:エヴァンズ

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帰ったらポーターズの姉さんが話があるって



…バラムに乗り込んでベース228で待ってるってさ!





「本部聞こえないぞ!?…クソ!通信妨害か…!!」


決戦前に…

「「「「………」」」」」

 

 

 

 

…もうすぐセイバーと対峙するというのに重い空気に包まれているカルデア組。

 

 

 

 

…先程の戦いで知ってしまった…ストームの事を…本人にはあまり触れてほしくないのか皆とは距離を置いていた。

 

 

 

 

 

 

そんな中でキャスターが口を開いた

 

 

 

「…そろそろ大聖杯だ。これが最後の一休みになるが、やり残しはないよな?」

 

 

 

するとマスターの立香が両頬を一度パンッ!と叩いて気合いを入れ直し

 

 

 

「…うん!問題ないよ!!」

 

 

 

キャスターは立香がストームの事を気にしてるのが分かっていてもあえて指摘せず笑った

 

 

「そりゃ頼もしい。ここ一番で胆を決めるマスターは嫌いじゃない。まだまだ新米だが、お前には航海者に一番必要なものが備わっている。運命を掴む天運と、それを前にした時の決断力だ。その向こう見ずさを忘れるなよ?そういうヤツにこそ、星の加護ってヤツが与えられる」

 

 

 

しかしここでオルガマリーが皆を止めた。呆れた顔をして藤丸の両肩を掴みジッと顔を見ながら

 

 

 

「なにを言っているんだか。進むにしろ戻るにしろ、その前に休憩が必要でしょう。ドクター、きちんとバイタルチェックはしているの?藤丸の顔色、通常より良くないわよ」

 

 

《え!?あ…うん、これはちょっとまずいね。突然のサーヴァント契約…しかも魔力の大半はカルデアが補ってるとは言え3騎ものサーヴァントと契約して使われていなかった魔術回路がフル稼働して、脳に負担をかけている。

マシュ、キャンプの用意を。暖かくて蜂蜜のたっぷり入ったお茶の出番だ。》

 

 

 

「了解しましたドクター。ティータイムにはわたしも賛成です」

 

 

 

おいおいドクターじゃなくて所長が気付くのかよ…まあ最終決戦の前に最後のティータイムは良いことだ。

 

 

リラックスは重要だぜ?

 

 

 

イギリス人だってティータイムを大事にしてたぞ?

 

第2次世界大戦中に味方の砲撃支援を途中で切り上げてティータイムを取ってたぐらいだしな…

 

 

 

 

 

 

…この小説のネタだと思うだろ?実話なんだよなぁ…これ

 

 

 

 

 

 

 

 

「…?私がどうかしましたか??」

 

 

「…いや、何でもない」

 

 

 

おっとついリリィをジッと見てしまった…

 

 

 

 

 

「お、決戦前の腹ごしらえかい?んじゃオレはイノシシでも狩ってくるか」

 

 

「いないでしょ、そんな生き物。そもそも肉はやめて肉は。どうせなら果物にしてよね」

 

 

 

「何だと?肉の何が悪い?肉は最高だぞ!!」

 

 

 

「まあ、こんな洞窟の奥地では猪は期待できねぇよ、またの機会にな?」

 

 

 

 

一行は決戦前の最後の腹ごしらえとまではいかないが休息を取りリフレッシュを取る事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……満足です。所長がドライフルーツを隠し持っているなんて、改めてその周到さに舌を巻きました」

 

 

「懐かしい…この味…戦闘糧食のデザートは何時もこれだった」

 

 

 

「たまたま所持していただけよ。頭痛には柑橘系が効くのよ。それより――――…あー…えっと…」

 

 

オルガマリーは何やらモジモジしながら立香を見てる…これは…あれか?

 

 

 

 

 

 

 

「…小便か?それとも生理??」

 

「違うわよ!デリカシーの欠片も無い奴ね!!」

 

 

ストームにデリカシーの欠片も無い事を言われて顔を真っ赤にしてガーッと怒るが周りは皆この光景を見慣れたのか

 

 

 

 

「あ、おかわりですか?」

 

 

立香がポンッと手を叩いて指摘する。

 

 

 

「一杯で十分よ!それと、わたしは紅茶より珈琲派だと覚えておきなさい!い、いえ、そうじゃなくて、そういうコトじゃなくて・・・ああもう!」

 

 

 

頭をガリガリと掻きむしり立ち上がった。そしてフゥーっと大きな深呼吸をして

 

 

 

 

「こ、ここまでの働きは及第点です。カルデア所長として、あなたの功績を認めます」

 

「……え?」

 

 

 

まさか自分をあんなに嫌っていた所長からそんな事を言われるとは思ってなかった

 

 

 

 

「…ふん。なによその顔。どうせまぐれだろうけど、今は貴方しかいないのよ。

その調子でうまくやれば褒めてあげてもいいってコト。三流でも一人前の仕事はできるんだって分かったし」

 

 

《なんと。立香ちゃんを一人前と認めてくれるなんて、何か甘いものでも食べました?》

 

 

ロマンが驚いた様に…茶化すように話すとオルガマリーはギロリ!と睨み付けて

 

 

 

「ロマニ。無駄口を叩く余裕があるなら、藤丸に補給物資の一つでも送りなさい。本人が頑張ってるのに、装備不足で失敗するなんて可哀想じゃない」

 

《おや?『可哀想』とはお優しい。これはもしや、所長にもようやく心の雪解けが?》

 

「バ…!あ、哀れでみじめって意味よ!そんなコトも分からないの!?」

 

《いやぁ、いつ見てもいいものですね、少年少女の交流というものは。少女と言うには所長はちょっとアレですが》

 

「そうでしょうか。所長は確かに年上ですが、趣味嗜好はたいへん近しいものを感じます。親愛を覚えます。」

 

 

まさかのマシュが所長いじりに参戦。

 

 

 

《マリーちゃん可愛い》

 

 

「マリーマジ天使」

 

 

 

ロマンとストームはまだしもマシュにすらもからかわれて再び顔を真っ赤にして否定する。

 

 

 

 

「なに言ってるのアンタ達!?アンタたちなんてわたしの道具だって言ってるでしょう!?」

 

 

 

「――――(ウンウン)」

 

 

 

 

お、すぐ横のスケルトンも頷いてるぞ

 

 

 

 

「…ん?所長!?」

 

 

「何よ!?ほら見なさい、こんな黒っぽくて怪物っぽいのさえ同意してるじゃない!」

 

 

「あー…お嬢ちゃんそう言う訳じゃないと思うぞ?」

 

 

 

オルガマリーがスケルトンの肩に手を当てて…当てたところで状況が分かったらしくギギギ…!と首をスケルトンの方に向けて目が合った瞬間

 

 

 

「あ――――…あひぃいいい!?マシュ!ストーム!リリィ!キャスター!!早く排除して!食べられる食べられるぅぅう!!」

 

 

 

「うぇあ!?皆!所長を助けてあげてー!!」

 

 

 

 

「は…はい!今行きます!!」

 

 

「俺はレーダーで気付いてたけどな」

 

 

「ストォォォォム!あんた覚えてなさいよぉぉぉ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後スケルトンはリリィが一刀両断しまして所長は助かりました。

 

 

なおストームは所長とマスターから怒られた。

 

 

解せぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういや嬢ちゃん、ストームと喋れるようになったな」

 

「え!?」

 

「そういえばそうね…今までずっとストームとは意思疏通をあまりしてなかったけど」

 

《ストームは立香ちゃんが契約しているサーヴァントで唯一の男性だから緊張でもしてたかい?》

 

「それは…確かにありましたね…いきなり成人の男の人にマスターって呼ばれるのが……」

 

 

「あー…マスターはまだ本当に子供だったな。悪かったな、配慮が足りなかったか??」

 

 

ストームがスマンスマンと謝りながらも立香はそんなことないと慌てて否定する。

 

 

 

「それじゃあ…お詫びにマスターの質問に何でも答えてやろう」

 

「え?いいの??」

 

 

「構わん、構わん!子供が遠慮するな!!」

 

 

 

 

ドンと来い!と胸を張るストーム。子供子供と言われて若干イラッとしたが…私の口は無意識にある事を聞いていた。

 

 

 

 

「…ねえ、ストームってどうして兵士になったの?」

 

「ちょっと藤丸…!」

 

 

 

 

皆先程の黒いアーチャーとの戦闘の様子からストームの過去に関しては気になっても触れないようにしていた。

 

 

 

 

「急にどうしたんだ?」

 

 

 

「…気になったの…だって英雄に憧れを抱かれる英雄って凄いじゃん?」

 

 

 

「…確かに俺も気になる、あの野郎があんなに他人に畏まるなんて見たことが無かったらな」

 

 

 

 

キャスターもその話に入ってくる。

 

 

 

「…どうしても知りたいのか?」

 

 

「…だって私は貴方のマスターだから…貴方の事を知りたいと思うのは当然でしょう?」

 

 

 

立香が笑って…無意識にストームの左手を握った。

 

 

 

 

 

 

すると観念したのかストームが空いてる右手でコーヒーを一口含んで…ゆっくりと口を開いた。

 

 

 

「生まれながら兵士になろうとした訳じゃない。むしろ兵士になったのは偶然だったんだ」

 

 

「偶然ですか?」

 

 

マシュがビックリした様子で話した。

 

 

 

「ああ、俺の始まりは日雇いの警備員だった」

 

 

 

「アルバイトぉ!?あんたが!?」

 

 

 

 

「派遣会社に務めててな?仕事でEDFの軍事施設に赴きそこで戦争が始まってしまい必然的に巻き込まれただけなんだよ。それがなかったらただの一般人で人生を終えてたんだけどなぁ…」

 

 

ハッハッハ!と笑っていたが…手を握っている立香には…何かのイメージが頭に流れてきた。

 

 

 

 

…何これ…?…巨大な…蟻…?

 

 

 

 

「初めはただその地獄から守って貰えた。しかしそこで地獄の様な光景を見てしまった…

 

完膚無きにまで破壊される町々、次々と喰われて焼かれて最終的に殺し合う人々…俺がEDFに入ったのは地球人としてなにもしない訳にはいかなかったと思ったんだ」

 

 

「…そこはあの弓兵と同じか?」

 

 

 

 

 

 

立香に再び頭の中にイメージが流れてくる

 

 

 

逃げ惑う人々…酸に溶かされる人々…糸に巻かれる人々……逃げる人々とは正反対の方向に走る兵士と…警備員の格好をした人。

 

 

 

 

 

 

「ってのが建前に過ぎないぞ?」

 

 

ズルッ!!

 

 

 

全員が面白いようにずっこけた。

 

 

 

 

 

「実際は当時の状勢では兵隊ぐらいしか職が無かったからだ」

 

 

「…そんなに人類は劣勢だったの?」

 

 

「開戦5ヶ月で人類の2割が死んだ」

 

 

 

カラーン!

 

 

 

「2わっ…!?」

 

 

 

《そんなっ…!?》

 

 

 

立香は思わずまだコーヒーの入ったカップを落としてしまった…それだけ彼の言葉は衝撃的だった。

 

 

 

 

ストームは流すような口調で話すが周りに与えた衝撃は計り知れなかった…。

 

 

 

 

「んで、当然ながら経済は物凄い勢いで悪化した…いや悪化するどころか産業そのものが消滅するケースも沢山あったぞ?」

 

ストームはそのまま俯いて…自虐的に笑った。

 

 

「…俺は英雄になるつもりで戦った訳じゃない。軍人になるつもりも無かった…俺はあの黒いアーチャーの様に最初から人の為に戦うつもりなんてなかった…あの時の俺は自分の意思で自分の為に戦っていた」

 

 

 

自分の先輩に当たる軍人達が次々と倒れて…気付いたら自分が一番前を走っていた。

 

 

 

 

そしてその《結果》として…英雄になっちまった。それだけさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……彼は最後まで戦い抜いた。彼は戦い抜いて、彼という英雄の下、EDFという人類の希望は形を保ち続けた…

 

 

 

彼の行いで人類は救われたかもしれない。でも彼自身は?そんなの確実に一人の人間が抱えられる許容量を超えている。いつ命を落としても不思議は無い。

 

彼を止める人は誰もいないのだろうか?

 

嫌な汗が流れた。

 

一旦、落ち着こう。

 

 

少し冷静になって考えた。

 

 

彼は自分の為に戦っていたのにいつの間にか地球の為に死ぬ決意をしていたのだ。

 

 

何故そこまでしたのだろう?…仲間たちの屍を踏み越えて…守るべきものも次々と踏みにじられて…どんなに傷付いても進み続けて…こんなの…こんなの…普通の人間が耐えられるモノじゃない…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…先輩!先輩!?どうしたんですか!?」

 

 

 

「…え?」

 

 

 

「!マスター!?大丈夫ですか!?」

 

 

 

…立香は気付いたら涙を流していた。

 

 

 

 

「あ…あれ!?どうして…!!」

 

 

立香は慌てて涙を拭う。

 

 

 

「おっと欠伸の涙か?子供はおねんねの時間だったか?」

 

 

「な…!?ちょっとストーム!?私は貴女のマスターなのよ!?弄るのは所長だけにして!!」

 

 

「私を弄るのもやめなさいよ!?」

 

 

直ぐにストームが空気を変えて元気そうな立香にマシュはまだ心配そうだが一安心した。

 

 

 

 

 

すると皆に見えないように立香だけに顔を向けて

 

 

 

 

 

「…ありがとう……」

 

 

 

「あ…!」

 

 

 

 

ストームは立香に向かって確かに言った…彼は途中で気付いていたのかもしれない…でも敢えて見せたの…?

 

 

 

…少しだけ…彼の人となりを知ることが出来た私は……

 

 

 

 

 

 

 

 

《こちらバレンランド、テンペスト発射準備完了》

 

 

《衛星軌道兵器ノートゥング。冬木市に照準固定完了♪

 

ああ…早くぅ…早く撃ちたいわぁ…!

 

 

あ、そう言えば貴方に話があるわ、そのまま聞いて?》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、休憩は終わりだろ?…行こうぜ」

 

 

 

「そうだな…セイバーの野郎も待ちくたびれてるだろうなぁ」

 

 

そう言って周りは皆立ち上がり簡易キャンプの後片付けをして…大聖杯があるであろう奥に進み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

…何かストームの無線から一瞬何か聞こえた様な気がする…気のせいかな?…そしてそのストームも若干顔色悪くなった様な……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…そりゃどう言うことだ?」

 

 

 

ストームは皆と距離を置いて聞こえない程度の声でヘッドギアの通信機で誰かと話している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《だから言ったじゃないの?…貴方のレーダー装置は故障してないわ?そのオルガマリーとか言う女はもう死んでるのよ》

 




「今回の話は今後の展開構想の時間稼ぎか?」


それも僅かにあるがちょっとぐた子とストームの関わりが少ないと思ってここで親睦を深めて貰った。


「…あれで親睦を深められたのか?」


「じゃあお前が行けばいいだろストーム4?それとも唾つけといた獲物を取られて泣き寝入りか?」


「ふん…所詮は小娘だ。取られたら奪い返せばいい」


「大人の余裕と言いたいのか?汗がダラダラと出てるぞ、汚い…空を飛ぶときに撒き散らすな」


「…ふん…ろくな女も抱いた事もない青二才が…貴様はハツカネズミとでもヤってろ」


「「……やるか?」」


「クッ…!また胃が…!!」


「ほら胃薬だストーム2」


「すまんストーム3…ストーム1…俺は限界だ…!頼むから早く戻ってきてくれ…!!」









…ところで5のDLCインフィルノの《地底》が未だソロクリア出来ない…誰だよマジであれ考えた奴…










《おい!?これどう言うことだ!?》


《どういうことって…?》



《どうしてノートゥングが『2基』も同じエリアに展開している!?このもう1基は何なんだ!?》




《ええと…ノートゥング07…ダメです!応答しません!!搭載兵装は…!!》



《搭載兵装はなんだ!?サテライトか!?スプライトか!?》













《07の搭載兵装は…『ラグナ・ブラスター』です…!!》












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