アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※すいません、今回はつなぎ回なので短い上にいつもに増してツマラナイし短いです…。




第103話 影山サキ編1(艦娘側:日向2)

 「日向。」

 ライトセイバーについての懸念をアルカディア殿や伊勢と話していると後ろから私を呼ぶ声がした。

 いや、振り向かなくても分かる。柱島第七泊地で散々私達を苦しめてきたあの声を忘れるはずはない。

 

 「貴様に気安く名前を呼ばれる覚えはない。一体何の用だ?」

 私は振り返る事もしなかった。実際、返事さえもしたくなかったのだが仕方ない。

 ところがここで影山サキは予想だにしなかった行動に出た。

 

 「持っていきなさい。」

 何と自らが持つ剣を私に渡してきたのだ。

 

 「これはアルカディア殿と同じタイプの剣ではないか?! 貴様、一体どういうつもりだ?」

 何を企んでいるというのか?

 全員に一気に緊張と警戒が走る。

 先端に少し膨らみがあるあの形、あれは問違いなく重カサーベルだ。

 

 「だって私が持っていても仕方ないもの。」

 が、当の本人はあっけらかんとした調子だ。

 

 「話して見ろ(用件を聞こうか)。」

 私達を少し後ろに下げたアルカディア殿が前に出る。

 何故だろう、今一瞬だけ太眉の厳つい殿方がアルカディア殿に重なって見えた気がしたが…。

 

 「もう私には使えないもの。だってマソーンの種子を抜くって言ってたじゃない。」 

 そう言った影山サキの目には達観と諦めが浮かんでいた。

 

 「しかしそれではキミが死んでしまうかもしれないんだ。医者というのは人の命を預かり救うのが使命だからね。そんな危険な橋を渡る訳にはいかないんだよ。」

 アルカディア殿と初めて会った時を思い出す。

 ドクターゼロはあれだけ派手にやられた私達を小破前後にまで直してくれた腕利きの名医だ。

 もちろん、それにはヤッタラン副長の修理技術もあってこそだが、そのドクターゼロが二の足を踏むとなるとやはりマゾーンの種子を取り除くのは本当に難しいに違いない。

 いや、それどころか失敗にかこつけた自決を狙っているのかもしれない。

 いずれにしろ貴様の思い通りにはさせんぞ。

 

 「貴様をどうするかは貴様自身が決める事ではない。決めるのは軍令部だ。」

 アルカディア殿が影山に釘を刺す。

 

 「とにかく今は貴女を軍令部へと移すのが先です。さ、後を付いてきて下さい。」

 長官はそう言うとサッサと廊下に出て行ってしまった。

 私達も慌てて後を追う。

 

 ん、部屋から何か影山の慌てる声がする。

 そして手足を拘束された影山サキが出て来た。

 それも何とアルカディア殿に抱えられてだ。

 

 「万ーという事がある。軍令部までこのままにさせてもらうぞ。」

 アルカディア殿は私達の視線や神崎中将のぐぬぬという唸りをどこ吹く風と受け流しそのまま長官の後を追い始めた。




※最近、グダグダ回ばかりで本当に申し訳ありません。事実、☆1も(笑)。
 まだしばらくアルカディア号の出撃は無いです(影山サキの状況と艦娘達と本音のやり取り等が続きます)。
 ただ、京極大臣や葵叉丹の陸軍上層部は良からぬ計画を進めているというか牙を研いでいますので嫌でもアルカディア号は駆り出される破目になります。
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