アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※お昼に特別な瑞雲によるショーを披露した柱島第七泊地の伊勢と日向。
攻防一体の瑞雲ファンネルに全艦娘が見入っていたようですが、やはり航戦四人衆と航巡六人衆が目を輝かせていたようです。



第107話 宴会編1(艦娘側:赤城1)

 「ではお昼に特別な瑞雲のショーを見せてくれた柱島第七泊地の伊勢さんと日向さんに感謝しましょう、乾杯!」

 

 「「「「「「乾杯(うぇーい)!」」」」」」

 私の乾杯の声と共に皆のグラスが次々と合わさっていきます。

 居酒屋鳳翔を武蔵さんが貸し切ってくれたおかげですね。

 最初は戦艦娘だけだったみたいですが、鳳翔さんが空母の()達も入れてくれるならという条件で貸切になりました。

 本当に鳳翔さんには感謝してもしきれません。

 

 「あの瑞雲はいいな。私達に配備されるのはいつなのだ?」

 

 「それは分からん。ウチでもまだ試作段階なのだ。それにあれは誰にでも扱える代物ではない。かなりの空間訓練が必要だ。」

 早速、ウチの日向さんが柱島第七泊地の日向さんに特別な瑞雲の事を聞いていますね。

 

 「私はあの瑞雲の真価は攻撃よりも防御にあると見た。三機で囲えば三角形、四機で囲えば四角形の防御壁を展開できる、あれは凄い。」

 「瞬時に相手の攻撃を防ぎたい箇所に持っていけるし大きさも自在に操れる。これからは航空戦艦の時代が来るぞ。」

 そう言って武蔵さんが柱島第七泊地の日向さんの肩を叩いています。

 

 「なんだか面はゆいな。だがここの武蔵殿は話が分かるようだ。さあ、飲もう!」

 執務室ボイスでも分かるように日向さんも伊勢さんもお酒が好きですからね。

 まだ始まったばかりだというのに瞬く間に空になった瓶と空になった料理皿が並んでいきます。

 

 「でもペラが無くてカウルからあの不思議な光線が出ていマシタ。推進源というか動力はどうなっているのデスカ?」

 

 「ああ、金剛の疑問も尤もだな。あれは思念派で操るんだ。だからあまり遠くへは飛ばせないし、距離があれば使えない。」

 

 「それであの瑞雲には妖精さんが搭乗してなかったのですね。」

 私もどうして無人の機体にあれだけの動きが出来るのか不思議だったのですが、これでようやく合点がいきました。

 

 「そういう事(笑)。まあ分類としては近接戦闘用ってトコね。」

 柱島第七泊地の伊勢さんは何でもないような感じですが、あれだけの数を操れるという事はやはりかなりの訓練を積まれたのでしょう。

 

 「当面は瑞雲だけよね。私達にまで実装されたらとても操り切る自信なんてないなぁ。」

 

 「良かったわね、五航戦。お払い箱にならなくて。」

 

 「な、何よ! 加賀さんだってあんなの操り切れないでしょーが!」

 

 「私達にも瑞雲ではないけれどそれに代わるもの(噴進弾ファンネル)が近接防御用として各自試験配備される予定よ。せいぜい励みなさい。」

 

 「げっ!そんな情報要らなかったよ…。」

 ふふ、あの二人(瑞鶴さんと加賀さん)ったらいつも通りですね。

 

 「でさ、今回の宴会の趣旨ってもう一つあって(ニヤニヤ)。」

 

 「アルカディア号さんのこと色々と教えて欲しいんだよね〜(ニヤニヤ)。」

 蒼龍さんと飛龍さんったらいきなりですか。

 まあ誰しも(当然私も)知りたい事なので全員が身を乗り出しました。

 

 「やはりか。」

 

 「いいよ、知ってる事なら(笑)。何から聞きたいの?」

 柱島第七泊地の伊勢さんと日向さんも予想していたようですね。

 こうなったら好みのタイプから好きなべ物や趣味まで徹底的に丸裸にしてやりましょう。

 もちろん、物理的に丸裸にできればなお良しです!

 

 「ちょっと、二人とも!」

 さすがに横須賀第一鎮守府筆頭秘書官の大和さんは止めに掛かりますが、逆にこんな時ぐらいお堅いのは無しと瑞鶴さんに止め返されてしまいました。

 

 「コホン、ではまず酒は強い方か?」

 

 「強いぞ。酔わせてどうこうはまず出来ないと思った方が良い。」

 

 「くっ、そうか…。」

 それを聞いた長門さんが項垂れます。

 

 「好きな女性のタイプはどうでしょうか?」

 いきなり核心に迫る榛名さん。

 でもおかげで全員の耳がダンボのようになっています(笑)。

 

 「初日に青葉が皆の前で好みのタイプを聞いた事がある。その時は胸部装甲よりも美脚に憧れると。」

 日向さんから予想外の事実が?!

 

 「まさかの脚フェチ?! 瑞鶴さん!」

 

 「先輩、これは私達にもチャンスですよ!」

 

 「二人とも何で私を見るかな…。」

 

 「「やっと私達にも日の目が当たる時が来たんです!」」

 

 「だから何で二人とも私にすり寄ってくるかな…(泣)。」

 顔を輝かせる大鳳さんと葛城さんに対してうんざりした顔の瑞鶴さんですが、これはいけません。

 私達、大型艦最大の武器が消えてしまいました。

 

 「大丈夫、胸部装甲はそれほど気にしないってだけみたいだから(笑)。」

 伊勢さんのフォローも、それほど脚に自信が無い私にはツライ宣告です。

 

 「他には何か仰っておられませんでしたか?」

 何か他に突破口は無いのでしょうか。

 藁にも縋る思いで日向さんに目を向けます。

 

 「そうだな、ただのキレイな足ではなくパンストが似合う美脚の持ち主がどうのと言っていたな。」

 

 「あら、あらあら?! まさかのパンストフェチなの?」

 陸奥さんがニヤニヤしていますが、事実だとすればまだ私にも希望が!

 

 「どうかなあ。それが似合う脚ってだけで健康的な素足なら十分だって言ってと思うけど…。あ、でもタイツはキライなんだって。」

 

 「外反母趾もな。生理的に受け付けないそうだ。」

 これは上々です。幸いにも私も加賀さんも該当しません。

 

 「食べ物の好みはあるのでしょうか?」

 鳳翔さんは胃袋から掴みにかかる気ですね、流石です。

 

 「脂身の多い肉だな。中でも特に牛肉が好きみたいだ。スジ肉を柔らかく煮て甘辛い味付けにしたモノが大好きだ。あとは粉物・ラーメン・寿司・カレー・ハンバーグ・天ぷら等だ。」

 

 「逆に嫌いなのは瓜系統だね。キュウリは勿論、スイカもメロンも駄目みたいよ。漬物は大丈夫って言ってたけど。」

 あらら、随分と可愛らしい味覚(子供舌)をお持ちなのですね。

 

 「お酒は御強いとの事ですが甘いモノは苦手なのでしょうか?」

 来年のバレンタインデーに向けた情報収集(索敵)は大事です!

 

 「いや、それは大丈夫だ。彼は和菓子も洋菓子もいけるぞ。」

 これは朗報です。

 今度横須賀に来られた際は彼をスイーツデートに誘ってみましょう。

 そして甘いモノも良いがもっと食べてみたいものがある(君を食べてみたい)なんて言われたら私…。

 ですが、そこから先の想像に待ったが掛かりました。

 陸奥さんが禁断の領域に踏み入ったのです!

 

 「ふーん、じゃあ私からの質問。アルカディア号さんはもう各艦種とも正室と側室筆頭は決めたのよね? 誰と誰なの?」




※アルカディア号が選んだ各艦種の正室と側室筆頭に一喜一憂する横須賀第一鎮守府の戦艦娘と空母艦娘達。
自分が選ばれた訳ではないのに名前が出るたびキャーキャーと黄色い声が!

※しばらくは日常回の投稿を考えています。その傍らで月一の提督会議に陸軍が乱入し提督達を人質に取る話を考えているのですが、これがなかなか話がまとまらずで…。
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