アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※諸兄氏は艦これの春イベ、進み具合はいかがでしょうか?
 私はこれからE‐3海域の攻略を開始する所です。
 堀りは大嫌いなので新規実装艦が一人も拾えないまま、終わりそうですが(泣)…。



第109話 軍令部編7(アルカディア側)

 ふと目が覚めた。

 時計を見るとAM04:40。

 隣ではあの『神崎すみれ』嬢が全裸で寝息を立てている。

 まあ胸の谷間までが少し見えるだけで、あとは毛布でしっかりと隠れているのだが…。

 それでも常夜灯(淡いオレンジ)に照らされた姿は十分官能的(見応えあり)ですわ。

 椅子には彼女の着衣が二つ折りで掛けられており、ブラとショーツを手に取ってスーハーしたい誘惑にかられる(だって手を伸ばせば届く所にあるんだぜ?)。

 が、本体?中身?が隣で寝ている以上、そちらで楽しむべきだろう。

 そんなの悩まなくても両方楽しめばいいじゃん、という同志諸君。

 万一、彼女が目を覚ましたら人生詰んでしまうかもしれないのだ。

 命あっての物種だぞ(帰ろう、帰ればまたこられるから)

 

 つーか、ヘッドロックを極められ過ぎて首が痛い(ついでに腕も)!

 それにしても、これだけキレイな人でも脇や足はあの特有の臭いがするのか…。

 花火ほどではなかったが、それでも十分だったわ。

 まてよ、神崎中将閣下は夕方、スミレ色のワンピースに合わせて肌色のパンストになってたな。

 ひょっとしたら、執務中からずっと履いていた黒パンストだと花火を超える熟成具合だったりするのか?

 いずれにしろ、あれだけ搾り取られたのにそのギャップからくる破壊力で暴発させてしまった程ですわ!

 

 「まだ10代後半ながら帝都お膝元の第一鎮守府を任されているのだ。遊びたい年頃の中、色々と気苦労も多いだろうに。」

 寝顔を堪能しつつ、気持ちよさそうに寝ている彼女の頭を撫でる。

 

 「一刻も早く戦争を終わらせ、再び皆と共に帝国華撃団の舞台に立たせてやりたい。何より普通の女の子に戻してやりたいものだ。」

 撫でる度に香る髪の匂いを堪能した後、シャワーへ向かった。

 え?

 女性の部屋のシャワーを勝手に?

 お守りの中身(意味深)を捜すつもりだろって?

 起きたら勝手に使っていいって言われたんだよ!

 いや、勿論探しますけどね(笑)。

 

 シャワーから戻ると『すみれ』が目を開けていた。

 いや、起床されたからには中将閣下と呼ぶべきだろう。

 

 「む、すまん。起こしてしまったか。」

 髪を拭きながらベッドに腰掛ける。

 

 「頭を撫でて頂いてる間に目が覚めましたわ。」

 クスッという笑い声。

 

 「聞いていたのか。」

 

 「アルカディア号さん。」

 体を起こすと彼女はコチラに寄り掛かってきた。

 

 「先ほど仰っていただいた事、私とても嬉しかったですわ。そう言ってもらうだけで十分ですわ。それこそ思い残すことは無いぐらいに。」

 

 「そちらは無くても俺が困る。次は俺が閣下を連れまわす番だ。」

 

 「アルカディア号さん…。」

 キスをくれた後、中将閣下は小走りでバスルームへと消えてしまった。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

 

 少し熱めのお湯が昨晩の汗と一緒に私の不安まで洗い流してくれるようですわ。

 石鹸とボディタオルを手に取りそのまま体を洗っていきます。

 ちょっと勿体無いですが、内腿に伝う初めての証もキレイに洗い流さないと。

 その間も先程、彼に掛けて頂いた言葉が頭の中から離れません。

 思えば前回の騒動(『鬼姫級十二隻による横須賀第一守府及び横須贺第二鎮守府急襲事件』)から私、『神崎すみれ』は陥落していたのですわ。

 

 「何か気の利いた朝食でも作れたらいいのに…。」

 私は調理に関しては一切何も出来ません。

 今ほどそれが恨めしいと思った事は無いですわ。

 バラ色の新婚生活に必要なモノ、それは私の料理スキルですわ!

 早速、今日から大鲸さんに弟子入りですわ!

 え?

 Hで始まる名前の誰かを忘れていないか、ですって?

 鳳翔(HOSHO)さん(上級コース)は大鲸さん(初級コース)を履修してからですわ(違)。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

 

 朝食後、金剛型の部屋で紅茶を頂いていると神崎中将閣下から呼び出しが掛かった。

 不服そうだった金剛四姉妹も軍令部からの依頼であると聞き、只ならぬ事態である事を悟ったようだ。

 何でも軍令部に京極と山崎が部下十名程度を引き連れて影山とその艤装を引き渡せとやって来たらしい。

 

 「ヘーイ、提督ゥ! 大神サンは二〜三日後と言っていたはずデース。それが何故、今日に?」

 

 「恐らく海軍(私達)が影山さんを保護するのを防ぐためでしょう。アルカディア号さんたら、よくぞデスシャドウ島へと収容して(匿って)くれましたわ。」

 全員が小走りで軍令部へと向かう。

 勿論、特別な瑞雲を装備した伊勢と日向も一緒だ。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

 

 「大臣殿、私は三日後と伝えたはずだが?」

 

 「それについては申し訳なく思っている。だが我々にも時間が無いのでな(笑)。」

 軍令部の大ロビーに着いた時には既に元帥殿と陸軍大臣が対峙していた。

 それぞれの後ろ(セコンド)には…、ブルーメール少将と山崎少佐か。

 

 「一刻も早くマゾーンや深海棲艦側の技術が必要なのだ。何せ海軍さんにはこれ以上任せておけんという事が分かったのでな(笑)。」

 

 「なんだと! 貴様…。」

 落ち着くんだ、少将閣下(ブルーメール提督)。ここで山崎の挑発に乗ってしまっては奴等(陸軍)の思う壺だぞ。

 それに連れている部下達も全員が女とはいえ(この世界では当たり前か)只者ではない雰囲気だな。

 間違いなく特別警護隊のエリートばかりを集めているのだろう。

 直ぐにドクターゼロが種子と艤装を運んで来た。

 それを見た京極と山崎がおお、と声を上げる。

 

 「ところで肝心の影山サキは何処だ?」

 

 「摘出後に反乱を企てたため、アルカディアさんが巳む無く艤装で射殺した。」

 元帥殿が言い終わらぬうちに特別警護隊の一人が銃を向けてきた。

 

 「大神元帥殿。京極大臣殿も山崎少佐殿もふざけている訳では無いのでありますよ。」

 胸にぶら下げているモノの数から見るにコイツが隊長なんだろう。

 本当に元帥殿を狙って撃つかもしれない以上、迂閣に動くのは危険だ。

 

 「もう一度、聞くであります。影山サキは何処(いずこ)に?」

 

 「くっ、何度聞かれても答えは同じだ。摘出後に反乱を企てたため、アルカディアさんが已む無く艤装で射殺した。」

 もう一度同じ返答を繰り返す大神元帥。

 俺が前に飛び出すと同時に再び発砲音が!

 間に合うか?!

 

 「デヤーッ!」

 重カサーベルを一閃させる。

 全員が息を止める中、チャリーンと音がして真っ二つになった銃弾が床で刎ねた。

 飛んでくる拳銃の銃弾を見切り、さらに(重力サーベル)を走らせるなんて芸当など普通は出来るはず無いのだが、何故かこの時の(拙者)には出来るという確信があったのでごさる。

 さらに(拙者)が切ったのは銃弾だけではござらん。

 

 「ヒッ?!」

 特別警護隊長が悲鳴を上げた。

 見ると下着姿になったヤツ(隊長)が涙目で上と下を抑えている。

 その周りではヒラリハラリと先程まで賑やかな勲章を付けた制服が細切れになって彼女の周りを舞っていた。

 

 「また、つまらぬモノを切ってしまった…。」

 「大神殿をお守りするために影山サキは間違いなく拙者が始末致した。疑われるのであれば貴殿で再現してみせても良いが、いかがなされるか?」

 そのまま剣先を突き付ける。

 後ろでは伊勢と日向が特別な瑞雲(瑞雲ファンネル) を展開(準備) させている。

 二人ともよくやった、今使わずしていつ使うのかという場面だからな。

 

 「これは失礼したな。では影山サキはこの海賊船の武装で吹っ飛んだと?」

 

 「貴様、部下が元帥殿に向かって発砲したのだぞ?! 何を呑気に!」

 

 「いや、ブルーメール閣下。あの警護隊長は俺に向かって撃ったのだ。大神殿を守るために飛び出てしまった俺に思わず引き金を引いてしまったのだろう。」

 

 「ふむ、思った以上に話の分かるヤツのようで助かる。で、影山サキは死亡したと言うのは間違いないのだな?」

 

 「ああ。その通りだ。」

 

 「では大臣、仕方ありません。この艤装と種子を七三一部隊へと持ち込みましょう。」

 そう言うと彼らはお邪魔したなと一言残して帰って行った(もちろん下着姿の隊長も回収されていった)。

 

 「一体どうしたというのだ? 何か気になる事でもあるのか?」

 全員が一様に安堵の表情を浮かべる中、一人難しい顔をしていたのが気になったのだろう、ブルーメール閣下に声を掛けられた。

 

 「うむ。ああも陸の連中があっさりと引き下がるとは…。」

 

 「そうだな。事実、私も拍子抜けしたぐらいだが、それならそれで良いであろう。」

 

 「少将閣下、次の月例提督会議はいつだ?」

 

 「二週間後だが…。それがどうかしたのか?」

 

 「嫌な予感がする。」

 考えたくは無いが深海棲艦側に現れたブレーンがマゾーンの地球侵略先造部隊の誰かであれば、再び月例会議が狙われる可能性がある。

 それも陸軍によってだ。

 ましてや影山サキが言っていた通り、陸軍や政治家の中にもマゾーンの種子を仕込まれている連中がいるとなれば可能性は低くない。

 

 「伊勢、日向、帰りは鉄路だ。デスシャドウ島はここに置いていくぞ。」

 

 「ええっ?!」

 

 「どういう事なんだ?!」

 伊勢だけではなく日向までが慌てている。

 

 「大神殿、真宮寺長官。それに神崎・ブルーメール両閣下! 月例の提督会議までに軍令部、及び第一鎮守府と第二鎮守府の機能を一時的にデスシャドウ島へ移転させる!」

 

 「そ、そんな急に! 一体どうしたというのですか?」

 

 「そうですわ、機能を移転と仰られても機材はおろか重要書類まで一切合切を運ぶ必要がありますのよ! そう簡単にいきませんわ!」

 

 「相応の理由が無ければ難しい話だな。聞かせてもらおう。」

 神崎・ブルーメールの両提督も何を言い出すのかといった感じだ。

 

 「どうせ直ぐに影山サキは手に入れる事が出来るのだ、今の時点で大騒ぎすることは無いと陸軍の連中が考えているとしたらどうだ?」

 

 「言っている意味がよく分からん。どういう事なのだ?」

 ブルーメール少将が首をかしげる。

 

 「再び月例会議が狙われるかもしれんという事だ。しかも今度は陸軍にだ。陸軍や政治家の中にもマゾーンの種子を仕込まれている連中がいる以上、クーデターに似た形でここに攻め込まれる可能性が高い。」

 

 「なっ、馬鹿な…。」

 絶句するブルーメール閣下。

 

 「長官、藤枝中将のネックレスを切った時に聞こえた声の主、波野静香とやらを覚えているか?」

 

 「もちろんです、あれだけの騒動だったのですから。」

 

 「俺の思い過ごしであれば良いが、その名前は現首相秘書の名前と同じではないか?」

 全員の顔色が変わった。

 やはり元帥や連合艦隊司令長官、また横須賀鎮守府の提督ともなると政府の高官ともそれなりに面識があるのだろう。

 

 「少しづつでいい、今日から日が暮れたのを見計らって出来るだけ多くの機材や書類を運び出せ。勿論、他には悟られないようだ。」

 

 「それぞれ使用できる区画エリア等がある。付いてきてくれ、実際にデスシャドウ島で説明しよう。」

 が、この時、俺は次回の月例提督会議開催時に自分が柱島に残されたままになるとは思ってもなかったのである。




※Hで始まる名前の誰か:『HOSHO』さんではありません。『HANABI』さんです。

※また、つまらぬモノを切ってしまった:どこかで聞いた事があるような気もするのですが、はて?
 またハーロックが侍言葉を話すはずが無いのですが、違和感が無いのは何故でしょうか?

※海軍の中枢を抑えに来る:嫌な予感ほどよく当たるモノですが果たして?!

※柱島に残されたまま:今回の仕返しに今度は主人公が花火さんに置いて行かれるようです。
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