アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※春イベの新規実装艦が本当に一人も来ない。


第111話 柱島第七泊地編2(艦娘側:翔鶴1)

 アルカディア号さんがここ(柱島第七泊地)に帰られてから一夜明けた今朝、私は提督のいる執務室へと向かっています。

 もちろん隣にはアルカディア号さんがいらっしゃいます。

 実は部屋を出た時点から一緒なんです!

 まさかの同伴出勤です、同伴出勤! まさに全艦種正室の特権です!

 さらに言えば昨日の夜から一緒なんです(キャ///)。

 

 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

 

 夕食の後、直ぐにアルカディア号さんの部屋に押し入るを訪ねると大型の青ダンス(JBLの大型モニタースピーカー)からゆったりとしたジャズが流れる中グラスを傾けておられました。

 平気な顔をして飲んでおられるようですが凄い香りです。

 北大路提督が仰っていた『アンドロメダ・レッドバーボン』とは間違いなくコレでしょう。

 提督によると水割りを一口、いえ一舐めしただけで心音が聞こえたとか。

 

 「私も持って来たんです。どうですか?」

 そう言って赤ワインをテーブルへ置きました。

 

 「あと牛肉がお好きという事でしたので(笑)。」

 後は『おつまみ』ですね。牛肉の赤ワイン煮です。

 

 「これは有り難い。わざわざ作ってくれたのか?」

 アルカディア号さんはそう言ってくれますが、残念ながら安いお肉しか手に入らなかったのでそこだけが心配です。

 彼の隣に腰を降ろしグラスを合わせます。

 

 「はい、あーん。」

 お肉をお箸に挟んで差し出すとアルカディア号さんは固まってしまいました。

 

 「いや、そういうのは…。」

 

 「あーん(笑)。」

 彼はやんわりと抵抗を試みますが逃がしません。

 こっちも恥ずかしいんですから早く諦めて下さい。

 

 「ウマい…。」

 観念したのかアルカディア号さんが口に入れてくれました。

 

 「スジ肉か。ここまで柔らかく丁寧に仕上げるには相当な手間と暇が掛かったはずだ。やはり翔鶴の女子力は高いな。」

 心配でしたが、気に入って頂けたようです。

 

 「初めてお会いした時の事を覚えていらっしゃいますか?」

 彼に寄り掛かり目を閉じます。

 

 「初めて? あの期間限定海域攻略の帰りか?」

 

 「ええ、そうです。あの時、決めたんです。私、この人のものになるって。」

 私だって貴方に一目惚れだったんですから。

 だって、見た事も無い航空機隊に見た事も無い光線兵器で相手を圧倒、おまけに空は飛べるし、その上、そんな殿方に命を救って頂いたとなれば誰だってそうなるでしょう?

 

 「言いましたよね。北大路提督、そして神崎提督の次は私だと。」

 上着の前を開き、そのままアルカディア号さんに伸し掛かります。

 

 「この時をずっと…、待っていました。」

 スカートをたくし上げます。本来ならパンティストッキングの下にあるべきショーツは存在しません。

 

 「翔鶴、お前…。」

 

 「北大路提督は紐パンだったそうですので、私はその上を行きますね。」

 

 「それに提督から少しぐらい乱暴(破る)なくらいがより距離を縮められる(燃える)と…。」

 そのまま唇を重ねます。

 

 「あと、女の匂いや髪の匂いは勿論、こんなの(脇や足)も喜ばれるとお聞きしました(笑)。」

 一航戦や二航戦の下駄をモチーフとした足部艤装と違い、私達五航戦の足部艤装はブーツです。

 そのせいでストッキングこそ上品な肌色ですが、足先や足裏からは正反対の下品な(饐えた)臭いが。

 普通なら幻減されるはずですが、先駆者(北大路提督)からの情報は事実のようですね。

 だっていつの間にか握っていた彼の一部が私の手の中で激しく自己主張しているのですから。

 再び、唇を重ね合います。

 やがて下腹部で乾いた音がすると同時に、私の女としての部分だけ圧迫感が消え(風通しが良くなり)ました。

 ………。

 ……。

 …。

 

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 執務室に入ると北大路提督と今週の秘書艦である赤城さんがいらっしゃいました。

 

 「花火、四日後の月例提督会議だが柱島を立つのは何時だ?」

 

 「明日の一番列車で向かいます。それが何か?」

 北大路提督のアルカディア号さんに対する反応が事務的です。

 何故でしょう、それとも私の思い過ごしでしょうか?

 

 「俺は憑いて、いや付いて行かなくていいのか?」

 

 「アルカディア号さんは残って下さい。」

 何と北大路提督からは耳を疑う返事が!

 

 「え? 一緒に行って頂けるのではないのですか?!」

 大先輩である一航戦旗艦の赤城さんも戸惑っておられます。

 

 「赤城は一航戦の旗艦であり歴戦の勇士です。貴女一人で十分でしょう。」

 

 「そんな…。どうして?」

 北大路提督はそう仰いますが、赤城さんは到底納得していないようです。

 まあ、そりゃあそうですよね。

 次は私(何が?)、と意気込んでおられましたし(笑)何より陸軍の鎮圧部隊に対抗するにはアルカディア号さんの力が必要でしょうから。

 

 「先々週アルカディア号さんは私を置いて行きましたよね? 今度は私の番です(ニッコリ)。」

 どうしたのでしょう、普段の北大路提督なら絶対にそんな事は言わないはずですが…。

 

 「提督! 何を子供みたいな事を仰っているのですか!」

 赤城さんが怒るのも無理はありません。

 私としてはここ(柱島第七泊地)に残って頂ける方が一緒に過ごせる時間が増えて万々歳ですが…。

 

 「あら、赤城は私を守ってくれないのですか?」

 

 「そういう問題ではありません! 妙高さんからも今度の横須賀行きは普通では無いとお聞きしています!」

 

 「提督、どうしてもというなら私、一航戦赤城、体調不良により今回の横須賀帯同任務は辞退、もしくは他数名の増員を意見具申いたします!」

 

 「よせ、赤城。辞退の必要はない、増員は第四航空戦隊が適任だろう。ライトセイバーと瑞雲ファンネルを持つ伊勢と日向なら安心して花火を任せられる。」

 

 「お二人は横須賀から帰って来たばかりなのに気が引けますが…。」

 

 「とりあえず俺は残ろう。だが、軍属でない以上、何かあった時は俺自身の判断で動かせてもらう。」

 

 「どうぞご勝手に。」

 

 「提督、いい加減になさって下さい! 一体、どうしたのですか?!」

 

 「三週間、会えなかったというのに帰ってきたと思ったら私を置いて横須賀ですか? 向こうで『すみれ』さんに骨抜きにされて帰ってこなくても赤城は良かったというのですね?!」

 案の定、神崎先輩をお妾さんにしてくるんですから…、と提督がボソッと呟きました(笑)。

 

 「殿方が極端に少ない今の御時世、側室制度は国からも推奨されているというか、半ば義務。それでもアルカディア号さんの正室は提督一人です。」

 「それがどういう意味を持つかもう一度よくお考えになって下さい!」

 

 「赤城のいう通りだ。もし崖に花火と誰かがぶら下がっていたら、俺は迷う事なく花火を助ける。」

 

 「少し一人にして下さい」

 北大路提督はそれだけ告げると執務室を出て行かれました。

 

 「一体、花火はどうしたんだ?」

 

 「ふふ、ちょっとした仕返しなんでしょう。」

 

 「さすがの戦闘海賊船も女心はお手上げですか(笑)。」

 首を傾げるアルカディア号さんが可愛いです。

 

 「二人とも揶揄わないでくれ。キャプテン・ハーロックだって生涯愛した女はマーヤただ一人だ。ましてやその乗船である俺が女の心など分かる訳が無い。」

 

 「あらあら、これは困りましたね。」

 

 「そうですね。これは他の方々の為にも私達でみっちりとお教えする必要があるようです。」

 

 「いや、それはそうだがまたの機会に教えてくれれば…」

 

 「「さ、空母寮へ参りましょう!」」




※お手付き艦娘の第一号はやはり翔鶴さんでした。
 物語の進行上、大和さんも必要なので彼女も犠牲?になってもらいます。

 主人公であるアルカディア号とゴニョニョした艦娘にはある変化が起きる予定ですので(笑)。
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