アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
あと、総合評価がとうとう900を超えました。
多くの方々に支えて頂いている事を改めて実感した次第です。
これからもよろしくお願いいたします。
今後の方針について話し合った翌日、横須賀一鎮と横須賀二鎮を再度、元の建物に移転させる事になりました。
当面、深海棲艦の大規模侵攻も無いみたいですし、各地は資源の備蓄に努めて下さいとの長官からのお達しです。
艦娘達にも来るべき時に備えて英気を養っておくように指示が下りました。
で、帰る前に青葉達もこうやって横須賀一鎮と横須賀二鎖の移転作業をお手伝いしている訳ですが…。
お、あそこに二航戦のお二人がいらっしゃいますねぇ。識別票は…、二鎮ですか。
ちょっーと会話に耳を傾けてみましょう。
「もうデスシャドウ島を司令部にしてしまえば良いじゃん。また移転なんて…。」
「そうそう、蒼龍の言う通りだよ。トイレもハイテクだし、水回りもキレイだし冷暖房も直ぐに効くし、そこから戻れなんて…。ねえ、加賀さん?」
「戻る事はやぶさかでは無いのだけれど…。」
「どうかしたんですか?」
「こう変更が続くとあの時(ミッドウェー)を思い出してしまって…。」
「「「あー…。」」」
なるほど、一航戦と二航戦の方々には運命の五分間とダブってしまったんですね。
「心配するな。俺がいる限りお前達を沈ませはしない。」
肩を落とす四人に後ろから来たアルカディア号さんが、俺が守ってやると大胆宣言!
おかげで四人とも真っ赤になってフリーズしてしまいました。
特に肩ポンされた加賀さんに至ってはシュンシュンと蒸気タービンの音がここまで聞こえています。
いやはや、相変わらずアルカディア号さんは無自覚に粉をかけまくっていますねぇ (笑)。
ここはウブな機動部隊四人衆を一枚頂きっ、と。
次回の良いネタが出来たと喜んだ青葉でしたが(嬉しい事に)、これで終わりではなかったんです!
「ちょっといいかしら?」
「どうした加賀?」
今度は険しい表情をしたウチの加賀さんが!
いえ、加賀さんだけではありません。
「どうしたではありません! 一体、どういう事ですかっ!」
何時も柔らかい装情の赤城さんも、アルカディア号さんを睨んで一喝です。
これは修羅場のヨカーン(グッ)!
「私達は沈んでもいいというのね。側室筆頭艦に選ばれて喜んだ私が馬鹿だったわ…。」
ヨヨヨとワザとらしく目元を押させる加賀さん。
「あーあ、私達が接待をしなかったばかりに…。」
飛龍さんが蒼龍さんの胸元を覗き込みます。
言葉には出していませんが、正規空母ナンバー1の立派な二連山を遊ばせていた事を責めているようです。
「そうですね。私も空母枠の正室に選ばれて営業努力を怠ってしまったのは事実です…。」
おおっと、今度は赤城さんが意味深発言!
飛龍さんの言う接待と赤城さんの言う営業とは一体どんな接待と営業なのでしょうか?
ひょっとして性とか枕が付くアレですか?!
「待て待て、そんな訳があるか。ウチの所属艦娘であればそれこそ沈ませることは無いぞ。」
珍しくアルカディア号さんが慌てていますねぇ。
ここも一枚頂きっと(笑)。
「本当ですか?」
赤城さんが目をウルウルさせてアルカディア号さんを下から見上げます。
普段はあんなおっとり系のお姉さんを演じているのにやばり女の武器を知り尽くしているんですねぇ、いやぁ女というのは怖い怖い(笑)。
「勿論だ、水雷戦隊だけではなくお前達大型艦の救出に向かった事も何度かあっただろう。」
「それに最初に助けられたのは誰だか忘れたのか?」
「「あ…。」」
一航戦のお二人の声が重なりました。
「お前達が沈んでもいい、というのであれば、あの時点で助けはしない。」
そう言うとアルカディア号さんはニヤリと笑ってお二人の頭をポンポンしてウチの一航戦も大破させてしまいました。
青葉には赤城さんの『真上…、直上?!』という心の悲鳴が聞こえたような気がしたのですが、ま、気のせいでしょう(笑)。
当然、これも一枚頂きです。
「ほう。では私の南雲部隊と花火の南雲部隊が危機的状況にあった場合、貴公はどうするのだ?」
「それは私も気になりますね。どうなんですか?」
後ろから聞こえてきた声に振り返るとブルーメール指令官と北大路司令官のお二人が!
「そんなの両方助けるに決まってるだろう。このアルカディア号ならそれが出来る!」
胸を張るアルカディア号さんですが、これはちょーっと頂けませんねぇ。
その返答はこういう場合、一番ダメなヤツだと…。
「確かにそうかもしれないけれど…。」
「そんな答えを聞きたかったわけじゃないんだよねぇ…。」
青葉の思った通りです。
加賀さんと蒼龍さんがジリジリとアルカディア号さんに詰め寄った時、これまた特上のネタが転がり込んできたんです!
「そんな質問をしてアルカディア号さんを困らせるものではないわ。」
アルカディア号さんが両方の南雲部隊に囲まれた時、なんと藤技少将と台羽さんが腕を組んでやってきたんです!
「かえでさん、って貴女?!」
「花火さん、色々と心配をかけたわ、ごめんなさいね。」
「いえ、それは構いません。でもそれ…。」
「昨日ね、汚れてしまった私に台羽君は心まで汚れた訳では無いって言ってくれたのよ。」
ウフフと喉奥から笑う藤枝司令官。
ハイライトが消えた目が怖いです。
桐島司令官がおーい、帰ってこーい、と手をヒラヒラさせていますが、当の藤枝司令官はまるでミュージカルのように両手を上に広げその間で二〜三回く一るくる。
そのせいでスカートが広がって…。
おおーっと、これは
藤枝指令ってば、結構大胆なのを着けているんですねぇ。
身長の高いタチバナ司令官が
とにかく、これも頂きです、ハイ(パシャパシャ)!
っていうか、これで台羽さんを誘惑したんですね?
「彼は私に貴女が汚れているはずがないって。そう言って私を受け入れてくれたの。」
そう言って台羽さんに寄り掛かる藤枝指令ですが…。
(絶対嘘だ。『かえで』さんが彼をパクッといったに決まってる…。)
困ったような顔の台羽さんを見てそう思ったのは青葉だけではないはずです。
妖精さんの姿に戻った台羽さんを藤枝司令官がカエルのように舌を伸ばして捕食するシーンが青葉の脳内で再生されると同時に謎のナレーションが!
♪~♪♪
アルカディア号が活躍した頃、宿毛湾の第一泊地に『藤枝かえで』という怪しいが美しい女性がいました。
その女性の側にいた台羽妖精はたちまち捕食されてしまったといいます。
その正体は何か?
海軍軍令部は『藤枝かえで』の謎を探るため一人の新聞記者艦娘を呼びました。
その名は…、青葉参上!
って、古い古い。
今時このネタが分かる方が一体どれだけいるのやら(汗)。
「と、とにかく、アルカディア号さんにとっては全員が大切な仲間よ。順位付けなんでさせるものではないわ。」
私達から目を逸らしつつもっともな事を仰る藤枝司令官。
「そうですね、おかしなことを聞いて申し訳ありません。」
「そうだな、私としたことが費公には随分と失礼な事を…。」
北大路司令官とブルーメール司令官が謝りますが…。
「アルカディア号さん?」
何故でしょうか、今度はアルカディア号さんが呆然としていますねぇ。
一体どうしたんでしょうか?
※アルカディア号が活躍したころ…。
正しくは豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だったころ琵琶湖の南に金目教という怪しい宗教が流行っていた…です。
あの忍者のOPですね(笑)。
※さすがの青葉もアルカディア号が自分のクルーである台羽君に藤枝かえで少将を取られて大変なショックを受けているとは見抜けなかったようです(笑)。