アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
春イベ(もう夏やけど)も残すは最終海域の最終ゲージのみとなりました。
攻略完了の諸兄氏も多いとは思いますが、私も出来るだけ早く終わらせたいです…。
次もひと月近く開くと思いますが、気長にお待ちくださいませ。
アルカディア
周りを支配する闇がさらに濃くなった。
肌にネットリトまとわりつくような濃密な闇。明らかに夜の闇とは違う異質の闇がこの先に広がっている。
扶桑と山城によれば昼間ボスマスに辿り着いた時に感じられるあの何とも言えない嫌な感じがこの先からヒシヒシと伝わってくるらしい。
それがさらに闇と同化しているという。
確かに俺も異質な雰囲気をヒシヒシと感じる。
数多の修羅場を潜り抜けたキャプテンハーロックの勘。いや感だろう。
あれからも多くの戦闘を経てここまで辿り着いたタウイタウイ第二泊地の西村艦隊。
特に手強かったのは魚雷艇が深海棲艦化したPT小鬼達。
あまりに小さ過ぎて彼女達の攻撃が当たらないのだ。
そして討ち漏らすと最後に魚雷を撃ってくる。
山雲と朝雲が小破させられてしまった。
副長とドクターゼロがいなければ大変な事になっていたに違いない。
だが、俺はここからは進むことが出来ない。
後は西村艦隊を信じるしかないのだ。
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時雨
先導してくれているアルカディア号さんが止まった。
「扶桑。」
「ええ…。」
アルカディア号の隣に並ぶ扶桑も彼と同じくこれから進むべき先をじっと見つめている。
感じているんだ、この先にあるモノを。
この先に居座る異形のモノ達を。
「いるね。」
最上の喉が鳴った。
「この先は通常艦隊でしか入れない。残念だが俺はこれ以上進む事は出来ん。」
アルカディア号さんがボク達に向き直った。
ボク達を守ってくれた彼がいなくなる。
不安は増すばかりだけど
「ここまでありがとう。どうなるか分からないけど死力を尽くすわ。」
満潮の言葉を聞いた彼は帰りも必ず無事に連れて帰ると約束してくれた。
だから思う存分暴れて来いと…。
「西村艦隊、これより全力でレイテに突入します!」
旗艦として全艦隊突入の指示を出す扶桑、単縦陣をとり闇の中へと突入を開始。
さあ、ここは譲れない!
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海峡夜棲姫
「ココ…ハ…トオレナイシ……。……トオサナイ……ヨ……ッ!」
真っ暗な中をどれくらい進んだんだろう?
海底から響いてくるような声が響き渡る。
目を凝らすと徐々に闇の一部が薄くなりついにその相手が姿を見せた。
二人で一体を形成しているその姿は…。
写真で見る以上に扶桑と山城だった。
深海棲艦化してもなお、お互い片方の手をしっかりと握りあっている。
君達はこんなになってもお互いを思いやる心は忘れないというのかい…。
「姉様…。」
「あれが私達の成れの果て…。いえ、一歩間違えれば私達もああなってしまっていたかもしれないのね。」
いつも穏やかな柱島第七泊地の扶桑と山城の目にも深い悲しみが浮かんでいる。
柱島第七泊地もタウイタウイ第二泊地に負けず劣らずなブラック鎮守府だったというから、他人事とは思えないんだろう。
そんな中、最上が扶桑・山城、迎えに来たよと前に出た。
「っ! 下がりなさい!」
満潮がそう叫んで最上を引き戻す。
それと同時に、今まで私達がいた場所に海峡夜棲姫の随伴艦が姿を現した。
第一艦隊に戦艦ル級flagship、戦艦ル級elite、戦艦ル級elite、戦艦ル級elite、戦艦ル級eliteが、第二艦隊に駆逐ナ級後期型、駆逐ロ級、駆逐ロ級、駆逐ロ級、PT小鬼群(D)、PT小鬼群(D)が展開される。
やはり戦わずしての説得は無いみたいだね。
やるしかない、そう覚悟を決め砲を構え直す。
上空には山城から発艦した夜間偵察機が舞っていた。
扶桑・山城、少し痛いかもしれないけど我慢してもらうよ!
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「くっ!」
「朝雲っ!」
被弾した朝雲を庇って最上が前に出た。
「山雲の攻撃、どうかしら~?」
「私が出なきゃ話にならないじゃない!」
山雲と満潮が朝雲を狙った駆逐ロ級達を次々と葬っていく。
「残念だったね。」
そして僕の攻撃が運良くPT小鬼を一匹仕留めた。
これで相手第二艦隊の残りは駆逐ロ級とPT小鬼の二隻!
だけど、ここで水平線の向こうが明るくなって日が昇り始めた。
くそっ、夜戦の間に第二艦隊だけでも全滅させておきたかったのに!
夜の闇が徐々に消えていく。
でもこの肌にまとわりつくような嫌な感じは未だ残ったままだ。
第一艦隊の戦艦ル級たちの薄ら笑いを浮かべた顔がはっきりと確認できる。
第一艦隊全部、戦艦ル級っていったいどんな脳筋編成だよ…。
心が折れそうになった時、遠くから力強いエンジン音とプロペラ音が聞こえてきた。
※山雲と朝雲が小破
ヤッタラン副長とドクターゼロにより途中修理されています。
※魚雷艇が深海棲艦化したPT小鬼
コイツらなかなか攻撃が当たらないんですよねぇ…。
※力強いエンジン音とプロペラ音
一体、何が何処からやって来たのでしょうか?!