アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※諸兄氏はもうマサチューセッツと会えましたでしょうか?
 私はやっとE-5が終ったところです。

※ヤッタラン、アンタ何ちゅうモンを完成させたんや…。


第154話 新たな姫級編12(アルカディア側2)

タウイタウイ第一

 「最上・時雨・満潮・朝雲・山雲、おかえりなさい。」

 「それから柱島第七泊地の扶桑と山城も反対派の妨害にも負けずによくやってくれました。」

 そう言ってサジータ・ワインバーグ少将がタウイタウイ第二泊地のメンバーに右手を差し出してくれた。

 真っ先に陸攻隊の御礼をと思っていたのだが、彼女はすでにタウイタウイ第一泊地の桟橋で秘書艦(官)のサラトガさんと一緒に我々の帰投を待ってくれていたという訳だ。

 こちらも剣を前に掲げ海賊式敬礼を返し、ヤックラン妖精に依頼をする。

 

 「副長、タウイタウイ第一陸攻隊の損失は甚大だったはずだ。ここの開発妖精と協力して代わりの機体を大急ぎで頼む。」

 サジータ少将の目が輝いたが普通の陸上攻撃機だぞ?

 オーバーテクノロジーな機体ではないからな?

 だが気付くべきだったのだ、工廠妖精が飛行場を拡大し始めた時点でおかしいと。

 

 艦娘達の入渠後、サジータ少将がささやかな宴を開いてくれた。

 終わって帰ろうとするところを呼び止められる。

 

 「今回の扶桑と山城についてですが、大神殿と長官以外には普通にドロップしたということにした方が良いと思います。」

 不思議そうな顔をする7人だが影山提督は意味が分かったようだ。

 

 「絶好の検体となる、深海棲艦のスパイ扱い(不信感)、あるいは奇異の目で見られるという事ね。」

 

 「ええ、特に兵器派からは風当たりが強いどころでは済まないでしょう。」

 

 「なるほど、扶桑と山城の身が危険に晒されるという事だね。」

 両提督の説明に最上達7人も理解したようだ。

 

 「ところで…。アルカディア号さん、あれは何かしら?」

 3倍ほどに拡大された飛行場に駐機されてる巨人機を指さすサジータ少将。

 しかも1機だけではない、30機程がターボプロップ音を響かせているのだ。

 

 「おい、副長。」

 俺の呼びかけにドヤ顔をしたヤッタラン妖精が現れた。

 それだけではない、腕組みをした同じポーズの工廠妖精もその後ろにずらっと一列に並んでいる。

 ちなみに、一式陸攻の穴を一式陸攻で埋めるなんで能が無いでっしゃろ、とは副長本人の弁だ。

 いや、だからって何?

 え、いいの、あんなの本当に良いの?

 あれ幻の超重爆撃機ってやつじゃないの?

 

 「な、何だい、あのバカでかい機体は?!」

 時雨もこんなの本当に飛べるのかい、と目を真ん丸にしている。

 

 「富岳や。」

 ややあって副長が口を開いた。

 

 「しかもただの富岳やあらへん。エンジンは6発ともジェットエンジン化してますねん。B-29が空の要塞なら、富岳は空中戦艦や!」

 確かにイベントでは絶大な威力を発揮するだろう。

 その武装は相手戦闘機でも容易に近づけないに違いない。

 顔を引き繰らせた俺の横でサジータ少将は次の大規模作戦が楽しみです、とご満悦だった。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

海軍軍令部

 「タウイタウイ第二泊地臨時指令影山サキ、並びに海峡夜棲姫攻略部隊参りました。」

 影山提督がドアをノックすると、中からこの度は作戦完遂お疲れ様でした、お入り下さいという長官の声が聞こえてきた。

 中に座っていたのは大神殿・長官・参謀総長の御三方。

 皆、今回の結果にとても満足そうだ。

 長官から椅子に座る様に勧められ影山提督はじめ全員が着席する。

 その後、大神殿と参謀総長からも全員が労いの言葉を賜り、海峡夜棲姫となっていた扶桑と山城の両名は良く帰って来てくれたという事と後で聞きたいことがあるので長官室に来てもらいたいという事だった。

 「長官、サジータ少将からですが今回の扶桑と山城については普通に顕現した事にした方が良いのではというご意見を頂きました。」

 

 「なるほど、研究施設送りと海軍内のパニック防止という訳だな。」

 それは一体…、と不思誰がる長官だったが、御父上の真宮寺参謀総長は直ぐに理解してくれたようだ。

 長官も私の不徳とするところで情けない話ですが、その方が良いでしょうと賛成してくれた。

 

 その後は横須賀第一鎮守府食堂を貸し切っての祝勝会。

 もちろん、軍令部に仮所属のタウイタウイ第二泊地の艦娘達も一緒だ。

 扶桑と山城を見て涙を流す長門や加賀達に長官もそっと目尻を拭われていた。

 やはり人の心が分かる人間がトップにいるとこちらもホッとする。

 サプライズで台羽機による最終決戦の映像を流すとあちこちで歓声が。

 特にクライマックスシーンで流れた『栄光の架橋』がハマったのだろう、7人は勿論、その他の艦娘達の多くが大泣き。

 

 中でも、

 『決して平らな道では無かった』で時雨がカルチェラ提督に吹っ飛ばされたシーン、

 『幾つもの日々を越えて辿り着いた今がある』で海峡夜棲姫のボスマスにたどり着いたシーン、

 『もう駄目だと全てが嫌になって逃げだそうとした時も~たくさんの支えの中で歩いてきた』で長官とサジータ提督の資源援助と陸攻隊援助シーン、

 『希望に満ちた空へ』で俺が時雨の手を取って引き金を引いたシーン、

 『幾つもの日々を越えて辿り着いた今がある』で扶桑と山城が帰って来たシーン、

 『だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架け橋へと』で、今度こそ全員で帰ろうと誓ったシーンでは泣声しか聞こえなくなってしまった。

 特に真宮寺長官などは2~3回ハンカチを絞っていたぐらいだ。

 誰だよ、これ編集したの?

 さっきまで楽しい宴会だったのにどうするんだ、これ?

 いや、自分自身だったわ、えらいこっちゃ…。

 まさかこのような事になるなんて思わなかったんだよ!

 

 後日、この時代にはない曲だという事で多くの艦娘や提督からも問い合わせが合ったほど、『栄光の架橋』は上場の反応だった。

 そしてこれ以降、演習で住島第七泊地を訪れたメンパーの中にはデスシャドウ島のAVルームに入り浸る者が多数出るようになった。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

おまけ:タウイタウイ第二泊地海峡夜棲姫攻略当日夜

 影山提督の部屋のドアをノックするが返事が無い。

 鍵は掛かっていないので入って来てくれてよいとの事だったが、まさかただの屍になっているのでは?!

 

 「お邪魔しまーす…。」

 扉を開けて中を覗く。

 部屋の奥へ進むと廊下を曲がった先の部屋、鏡の前でハンガーに掛かったままの際どい衣装をとっかえひっかえしている彼女がいた。

 

 「やっぱり清楚・清純系の白でいくべきかしら? でもあれだけの事をしておいて今更…、よね。となるとヤッパリ黒基調の方が…、うーん。」

 

 (あれってどこかで見た事があると思ったらドラクエシリーズの衣装だよな?)

 

 「でもそうすると夏季第一種正装の白ストから黒ストに兵装転換…。パンストって脱ぐのも履くのも面倒なのよねぇ、でも…。あー、決まらないワ!」

 

 「では、天使のレオタードだな。」

 よくよく考えればこの兵装転換とやらがミッドウェーで運命の五分間を作り出したのだ。

 ここに山口多門少将がいればきっと同意見であろう。

 

 「そうね、ヤッパリそれがいいかしら。」

 

 「ああ、それに良く似合うと思うぞ。」

 

 「そんな、似合うだなんて(テレテレ)。でもちょっと待って。私はさっきから誰と会話をしているのかしら?」

 

 「少なくとも独り言ではないのは確かだと思うが?」

 

 「そうよね、そう言えば私、あの人にこの時間に部屋に来てって…。」

 ギギギ、と擬音が聞こえそうな感じで影山提督の首が後ろを向いた。

 

 「…。」

 

 「…。」

 

 「やだ、何時からいたのよぉ…。」

 両手で顔を覆って影山提督が座り込んでしまった。

 

 「この時間に部屋に来てくれと言ったのは影山提督自身だぞ。開いているから勝手に入って来てくれと…。」

 それはそうなんだけど、顔を覆ったまま首を横に振る。

 

 「うう…。」

 気を取り直して?くれた影山提督とグラスを傾ける。

 色々と話してくれた中で分かった事は意外にも彼女は寂しがり屋という事だ。

 いつも心の奥底で誰かとのつながりを求めていたという。

 

 「一度だけでいいの…。私にも殿方の温もりというのを教えて下さらないかしら…。」

 コンバイン、OK! コンバイン、OK!

 キター!

 ホームの柱島第七泊地よりも他所の提督や艦娘達の方が好感度が高いのはナンデ?

 ともかく脳波が一致という事で…。

 

 では…、レエエエェェェェツ、コンバイン!




ふふ、こんなに女の臭いに反応する人も珍しいわネ。
タウイタウイなんて暑いから汗も酷いのに…。

でもこれは使えるワ。
ただムダ毛の処理だけはキッチリしておかないと。
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