アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

2 / 198
第2話 本当に艦これの世界に?!

 気が付くと海に浮かんでいた。

 浮かんでいるといっても通常ではありえない状態、足で立って海上に浮かんでいるのだ。

 

 (やべーよ、やべーよ。俺、マジで艦娘、いや艦息になってる…。)

 水の冷たさ、海水の塩辛さなど全てこれが夢ではなく現実のものである事を嫌でも分からせてくる。

 

 (あちゃ~、これ俺マジで死んじまったのか。だから高齢者は免許自主返納をとあれほど…。)

 愚痴りながらスペースウルフを1機発進させ自身の姿を確認してみる。

 

 見た目は悪くない。

 何といっても、あの某宇宙海賊そのままである。

 違いは両目が見えるためアイパッチが無いぐらいか。

 後ろにはアルカディア号最大の特徴、スターンキャッスルと噴射口、両手には緑色のマッコウクジラ型の船体前半分。

 腰には二本のベルトとそれぞれに重力銃サーベルと戦士の銃、艦首にはこれでもかといわんばかりの髑髏のレリーフ。

 武装は三連装パルサーカノンが左腕に2基、右腕に1基の計3基、艦首には大型ミサイル6基、後はスペースバスターに艦載機発進口が確認できる。

 

 (まさにアルカディア号じゃないか。でもこれが深海棲艦に通用するのか? いやしてもらわないと困るんだが…。)

 

 重力サーベルを抜いてしげしげと見つめてみる。

 どう見ても剣の形としてはレイピアだよな、これ。

 日本刀ならまだしも西洋剣の切り結び方なぞ全くわからない。

 もし海外艦、特にヨーロッパ勢に会う事があれば指導してもらおう。

 ネルソンやアークロイヤル、ビスマルクにグラーフ・ツェッペリン、ガングート辺りが嗜んでいそうだ。

 指導による密着、そこからのオウフなムフフ展開、これだ!

 

 サーベルを戻し戦士の銃を抜く。

 重くはないがズッシリとした重厚感、さすがは名銃。

 何ともいえない凄みがある。

 

 取り敢えず艦娘達と接触しないと話にならないので、妖精さんにレーダー作動の依頼をする。

 すると可愛らしい生き物がヒョッコリと現れレーダーを動かし始めた。

 

 あー、これまんま有紀螢じゃん。螢が妖精になった見た目してるよ。

 おお、ドクターゼロ妖精やヤッタラン妖精も出てきた。

 ということは台羽妖精やミーメ妖精もいるのかな?

 ミーくん妖精もぜひ見てみたいぞ。

 

 (ん、早速レーダーに反応あり? 2時の方向41キロ先、数は…。24ってそんなバカな、多過ぎるぞ。一体何が起きてるんだ?)

 

 「行くぞ、魔地機関長!両舷一杯最大戦速!」

 (らじゃー、きゃぷてん!)

 

 一刻も早く艦娘に会いたい、邪な欲望に基づいてその思いから高度を取り一気にスラスターを全開にする。

 

 もしこの時、最大戦速(自分に正直)でなかったら18名もの艦娘が水底行きになっていたであろう。

 何も禁欲的な行動が全てに良い結果をもたらすとは限らないのだ(ドヤァ)。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。