アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
「えー、ほとんどの娘が聞き耳を立てていたから知っていると思うけど…。」
北大路花火提督が宴会の口火を切った。
執務室の外で盗み聞きをしていた事を差しているのだろう、ほとんどの艦娘が肩を竦めて小さくなってしまっている。
「改めて紹介します。今日から、私たちと共闘して下さる事になったアルカディア号さんです。男性が貴重というこの世に初の男性艦だなんて海軍軍令部に報告を入れた際も大変に驚かれました。」
いつの間に?
勝手は、アルカディア号が、許しません!
「海軍軍令部からは、明後日の朝にアルカディア号さんを伴って出頭するように言われています。明日の夜から、私と翔鶴さんでアルカディア号さんを艦隊司令部へお連れしますので長門さん、留守をよろしくお願いしますね。」
出頭ってナンデスカ?!
伴っていらして下さいでは?
ちょっと穏やかならぬ響きがそこはかとなく感じられるのですが…。
「心得た、提督。しかし大丈夫なのか? 無事に帰ってこれると良いが。何ならこの長門型か大和型を伴った方が良いのではないか?」
無事に帰ってこれると良い?!
一体、向こうでナニされちゃうの?
まさかアンナ事やコンナ事、(〃ノωノ)恥ずかしい事を一杯されちゃうのか(期待)?
「ありがとう長門。でも大丈夫、アルカディア号さん自身も戦闘力は桁外れだし、彼は軍属ではないというのがこちらの強みよ。」
え?
ひょっとして物騒系デスカ?
穏やかならぬ雰囲気になって来たぞ。
翔鶴が長門を睨んでいる。
間違いなく俺と一緒に行きたくないのであろう。
何故、もっと強く言わないのだ?というオーラが背中に見える。
「ではアルカディア号さん、一言お願いしますね。」
翔鶴は一体、こちらの何が気に入らなかったのかを考えていると北大路提督からボールを投げられた。
やべーよ、何も考えてねえよ。
第一、そんな物騒な話の後いきなり言われても困る…。
「北大路花火提督から紹介のあったとおりだ。デスシャドウ級3番艦、宇宙海賊船アルカディア号だ。軍属になるつもりはないが共闘依頼を受け今日からお世話になる事になった。この世界の事は良く判っていないので色々と面倒を見てくれるとうれしい。」
来たばかりなのでよくわからない、これは転勤・転部・転校において最強の免罪符である。
ここで一発、申し訳ない雰囲気を出しておくのだ。
下手に頑張りますなんてやると後々、大変な不幸に見舞われる(経験済み)。
時雨や夕立、雷や電なんかはこれでいけるだろう(勝手な推測)。
「なお、当船の規律はかなり緩い。これは私のキャプテンが、いざという時に動ければそれでいい、家でも畏まる必要はないという主義からきているものだ。なのでそこは大目に見てくれると有難い。」
キャプテンハーロックがそう言っていたんだ。
断じて俺自身がだらしないせいではないぞ(多分)。
これも最初にかましておかないと、だらしないとか、何たるザマとか、クレームが舞い込むに違いない。
特に隣にいる柱島第七泊地のリーダーさんとか、パーフェクトレディとか、その二番艦とか執務室に生息する眼鏡っ子あたりから、ハイ。
言い終わるか終わらないうちに宴会場が大歓声に包まれる。
僚艦同士抱き合うもの、涙を流すもの、内腿をモジモジさせるもの…、ってトイレか?
我慢はよくないぞ。膀胱炎になってしまう危険があるからな。
泣いている者は水雷戦隊に編成される面々に多かった。
イベント海域に輸送や水雷戦隊で挑む時の心細さと不安さはよくわかりますぞ。
これからは俺に丸投げでき、その重圧から無事解放された安堵感から涙が出てきてしまったのだろう。
しかし俺、ドラム缶や大発動艇を装備できるのか?
わかんねーよ…。
「みんなグラスは持った? じゃあアルカディア号さんと柱島第七泊地のこれからに乾杯!」
ウダウダ考えを巡らせていると北大路提督の乾杯が掛かった。
それに続いてあちこちで乾杯の声が上がる。
真っ先に北大路提督がグラスを合わせにくる。
ああ、貴女には他に合わせたいもの(凸凹:意味深)があるというのに…。
続いて長門ともグラスを合わせる。
長門ももう少しファッションに気を配ればイイ女になれるのにモッタイナイ。
そこは日向にも言える事ではあるが。
しかし、両名とも十分ハーレム構成員である。
数時間前に二人のバースデースーツ*1を見ているだけに間違いない、太鼓判である。
グラスの中を空にして宴会場の面々を眺めてみる。
北大路提督によれば全員が集まっているとの事であるので、ハーレム構成員を探すのには持って来いのこの機会、しかと利用させて貰おうではないか!
そうと決まれば早速の物色開始である。
まず大和型。
一番艦の大和さんであるが、その清楚な外見に騙されてはいけない。
夕方、執務室で見事にこのアルカディア号を嵌めてくれた謀略家である。
いつかハメ返してやるぜ。
このアルカディア号の夜戦火力を甘く見るなよ?
二番艦の武蔵さん、姉と同じ演習&イベント番長であるが脳筋*2である。
しかしケモミミチックなヘアスタイルを止めてコンタクトにすれば十分ハーレム構成員である。両名とも採用決定、おめでとう。
次は長門型。
長門さんは先程、評した通りだからメインターゲットは陸奥さんか。
見た目と雰囲気は戦艦娘の中ではトップクラスの評価を与えちゃうからね。
その思わせぶりな焦らせ方もまたイイ、という訳で採用決定です。
さらに伊勢型。
伊勢さんはそのフレンドリーさと可愛さで強制徴用です。
日向さんもゲーム内で最初に着任した戦艦という事で彼女も強制徴用です。
それに大浴場でもその、素晴らしかったですから(鼻血)。
それに何故か着用してくれている海自の制服が素晴らしい。
どんどん行きますよ、ハイ扶桑型。
物静かと不幸だわの不幸姉妹。
その儚さの中にある美しさに一部熱心な固定客がついているらしいが、ちょっと当船のハーレム構成員としては次点である。
いや勘違いしないで欲しい、美人ではあるが当方の琴線に触れない*3だけなのだ。
自分でも失礼だとは思うが、声に出していないのでバレる事はないであろう。
戦艦娘の最後は金剛型の登場である。
明るく元気な似非外人と姉さまラブとチョロインと頭脳か。
全員、スタイル抜群(ロングブーツは足が長くないとサマにならないのだ。)なのでオール採用と行きたいが比叡さんは金剛お姉さま一筋なのでコチラを向いてくれる可能性は低い。
なので採用は自動的に3名である。4名中3名であれば上出来であろう。
続いて航空母艦に目を向ける。
まずは一航戦。
愛想良い戦闘狂とクールビューティーの鉄面皮、艦娘界のジャッキー佐藤とマキ上田こと、赤城さんと加賀さんだ。
♪♪ビューティ~、ビューティ、ビューティペア~♪(知ってるよね?ねっ?)
頭の中で何か(メロディー)が…。*4
やはりレスラーたるもの大食漢なのだろう、二人とも噂にたがわぬ大食漢である。
恐らく彼女達が北大路提督でも手に負えない猛獣軍団の筆頭に違いない。
が、ハーレム構成員として飼い馴らす事が出来ればこれ以上の双丘双弓は無くチャレンジしてみる価値は十分にある。
続いて二航戦。
多聞丸推しとやだやだやだぁである。
二人とも健康的な素足が眩しいのだが、コトある事に父親代わりの多聞丸を推してくるキュートな山吹色のファザコン娘には要注意だ。
やり過ぎると多聞丸なる怖いおじさんが出てきてハイエースされるに違いない。
ハーレム構成員にするには障害が大き過ぎる。
やだやだやだぁさん(ちゃんと名前で呼べ? スイマセン…。)、この娘はいい!
このセリフだけでずっと抜き、いやヌキ続けられる。
鞘(皮?)から抜くという意味では間違いではない気もするが…。
嫌がる蒼龍を手籠めにするプレイに心がときめきメモリアルである。
彼女も強制徴用待ったなし!
五航戦。
いつも一航戦の青い方から虐められる可哀そうな姉妹。
翔鶴は器量良し性格良しで当方にとっては全艦娘中ナンバーワンのお気に入りである。
それだけに目も合わせてくれなくなったのはツライ…。
瑞鶴だっていい娘なのに何故加賀があれだけ毛嫌いするのか謎だ。
胸部装甲が貧弱ではあるものの俺的には許容範囲だ。
幼馴染ポジにいて欲しいキャラのトップランカーと断言していい。
早ければ今夜にでも酒席上のハプニングとして膝枕を期待しよう。
当然、ハーレム構成員として逃がしはしない。
「アルカディア号よ、失礼するぞ。」
戦艦と性器正規空母だけでも結構なハーレム構成員が確保できるとほくそ笑んでいると、突然名前が呼ばれた。
妙高型二番艦の那智である。
横には妙高、後ろには足柄と羽黒の姿があった。
※次回は重巡洋艦以降の品定め回になります。