アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
出撃組がまだ全員出てなかったので急遽、変更となりました。
大嘘ついて申し訳ありません…。
「さあみんな、アルカディアさんの所に行くわよ。」
「その意気だ、我ら妙高型こそあの人の側にふさわしい。」
「ええ…。あ、待ちなさい、こら那智!」
「うう…。男の人、緊張します。」
もう羽黒、取って食われはしないわよ。さっさと付いていらっしゃいな。
「アルカディア号よ、失礼するぞ。」
那智姉さんがアルカディアさんに声を掛けたわ、これで妙高型がお酌一番乗り!
「今日は妙高姉さんと足柄を助けて頂いたそうだな。姉妹二人を救ってくれた事、感謝する。改めて私からも礼を言わせてもらおう。」
「はい、私からもお礼を言わせてください。特に足柄姉さんは足手纏いを嫌って敵艦隊に特攻したとか。足柄姉さんには私からキツく言っておきましたので…。」
「ほう、珍しいな。こういうのはてっきり妙高か那智の役目だと思っていたが?」
「ちょっと羽黒! わかったわよ、アルカディアさんもその話に触れないで。」
もう羽黒ったら!
理路整然と退路を全て塞ぐ説教は妙高姉さんとはまた違う妙な怖さがあるのよね。
「ふっ、足柄も苦手なものがあるのか。いずれにしろお前が沈むという事は姉妹が悲しむのはもちろん、この世から美女が一人減るという事だ。男としては考え直して欲しい。」
ア、アルカディアさん、今何て言ったの?
び、美女って私の事よね?
飢えた狼とか色気が無いとかいわれるこの私を?!
この不肖足柄、一生貴方についていくわ!
「ひっ、足柄姉さんが幽体離脱しちゃってます!」
「あ、足柄! 帰ってきなさい、早く!」
危ない、危ない。
羽黒と妙高姉さんがいなかったら本当に天国に行っていたかもだわ…。
「さあ那智、飲め。」
あら、アルカディアさん随分と奇麗な色のお酒ね。
那智姉さんだけでなく私達にもお願いするわ。
「アルカディアさん、貴方いける口なの? 私からも注がせてもらうわね!」
念願の殿方へのお酌!
「私からも改めてお礼を。今日は本当にありがとうございました。このご恩は一生忘れません。」
うぐぐ、私よりもずっと上品なお酌。敵は身近にいたなんて…。
「そうそう、私達4人とも色は白のままですがタイツからストッキングにしてみました。どうでしょうか?」
妙高姉さん、それ私が言おうと思ってたのに!
「いいではないか。妙高型の清楚で大人なイメージに良く合っているぞ。」
清楚で大人なイメージ…。清楚で大人なイメージ…。清楚で大人なイメージ…。
ハッ、姉妹四人でトリップしてたわ。
「それはそうと足柄は揚げ物が得意だそうだな。機会があればぜひ頼む。」
キター!
まさかの手料理、手料理の依頼よ!
このまま胃袋をガッチリつかんで見せるわ!
よーし、漲って来たわ!
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「川内、参上、夜戦なら任せておいて! やっほー。アルカディアさん、私達も注ぎに来たよ。」
「ね、姉さん。それはあまりに失礼では…。」
「川内姉さんを助けてくれてありがとね。そうだ、今度ライブに招待しちゃうね、きゃは!」
「執務室でも言っただろう。礼には及ばん。」
さすがアルカディアさん、話が分かるぅ。
「何も見返りを要求してこないなんて…。アルカディアさん、何て男らしい。」
隣で感心している暇があったらほら、神通もアルカディアさんに注がないと。
何しに来たのかわかんないじゃん。
「アルカディアさん、私達もストッキングにしてみたんです。喜んでいただけましたか?」
げっ、神通が太腿部分をつまんでアルカディアさんにアピールしてる。
「お前たちもか。妙高達も言ってたんだが何故だ?」
「アルカディアさんがそう言ったんじゃん。」
えー、そんなこと言われたら不安になっちゃうじゃん。
そんなきょとんとしないでよ。覚えてないの?
「ほら、さっき控室から出て来る時。青葉に好みのタイプを聞かれて胸部の質量なんかどうでもいい、パンストフェチなんだって。」
「あら、本当ですか? じゃあ、いつも黒いストッキングの私は一歩リードですね。」
上機嫌でアルカディアさんにワインを注ぎ足す北大路提督。
心なしかもう顔が少し赤い。
「待て待て、川内。確かにパンスト映えする美脚の持ち主がイイとは言ったが、パンストフェチとは言ってないぞ。その証拠に二航戦の健康的な素足だって十分キレイで魅力的だと思っている。」
くっ、向こうの空母組席で飛龍さんと蒼龍さんが歓声を上げてハイタッチしてる。
「えー、一緒じゃん。そ・ん・な・事・よ・り…。」
えーっと、こんな時は雑誌の情報だと上目遣いだよね。
「アルカディアさんは夜戦得意? 夜はイイよね、夜はさ!」
上半身を乗り出してアルカディアさんに迫る。
「勿論だ、海賊の戦いにおいても夜戦を制する者は戦いを制するからな。」
「やったぁ、アルカディアさんも夜戦好きだあ! ね、今度私と夜戦しよ?!」
そっか、何ていったって海賊船だもんね!
そりゃ夜の戦いにも慣れてるに違いないよね、うんうん。
「いいだろう、アルカディア号の夜戦火力を甘く見るなよ。」
「じゃあ、あたしが勝ったら週一で夜戦演習してよね?」
「よかろう、では俺が勝ったら川内は何をしてくれるんだ?」
よっし! その言葉、待ってたんだよね。
「うーん、じゃあアルカディアさんの彼女になってあげるよ!」
い、言っちゃった!
シーンとなって時が止まったのが自分でも分かるけど、もう後には引けない。
「ヘーイ、川内! そそそそ、それは一体どういう事デース?!」
「致し方ありません、追撃戦に移行します!」
「ここは譲れません!」
「敵艦(川内)見ゆ。砲戦用意、みなさん行きましょう!」
「面倒だな、ここで殲滅させてもらう。」
「全航空隊発艦始め!」
「練習巡洋艦を甘く見ないで。装備と練度は十分です!」
「提督さん、新しい船(恋敵)できたみたい…。」
「ふふ、不知火を怒らせたわね…。」
「っ、敵艦(川内)もなかなかやるな。」
「ふふん、ここで全力で叩くのさ。いっけぇー!」
「敵艦(川内)補足、全主砲薙ぎ払え!」
「さあ、青葉も追撃しちゃうぞ。」
「勝手は、榛名が、許しません!」
「お前…、あたしを怒らせちまったなぁ…。」
「私を本気にさせるとは悪い子ね。死にたいの? うふふ…。」
やっば!
みんなの目が本気だよ。
でも何故か私ではなく、アルカディアさんに殺到したので命からがら逃げだした。
神通と那珂には散々文句言われたけど、やっぱり想いは伝えないとね。
ライバルは半端なく多そうだけど(笑)。
※待っていてくださった方々も、そうでない方々もお久しぶりです。
だいたい週一ペースで投稿できればと思っていますが、なかなか難しいですね。
次回辺り、ついに主人公の変態ぶりが爆発します。
お酒で寝入ってしまうとスンスンされたぐらいでは気が付きませんからね。
いやぁ、怖いですねぇ。特に脇が丸見えの金剛型や大和さんは気を付けないと。