アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
※2020年06月07日 一部修正
「『柱島第七泊地指令官』北大路花火大佐、ならびに同泊地所属第五航空戦隊旗艦翔鶴、保護艦アルカディア号三名参りました。」
「遠路はるばるご苦労様です。入って下さい。」
北大路提督がドアをノックすると男の声で入室を促す返答が聞こえてきた。
大きな鎮守府だからか帝都のお膝元だからかは分からないが、やはり軍にも男性が存在するらしい。
中に入ると真宮寺さくら大将が穏やか笑顔で席に着くよう指示してきた。
北大路提督によると大神元帥と真宮寺さくら大将が艦娘を人間と同じようにみなすホワイト派のトップとの事だ。
彼女の隣には…、性器世紀の12股男、大神隊長デスカ。
まあ、なんとなく予想はしてましたケド。
くっそー、自分ばっかりハーレムを作りやがって(今に見てろ)。
しかしムカつく事ばかりではない、ハーレムの先達として色々とノウハウをお聞かせ願おう。
さらには東京花組の中で一番のお気に入りである神崎すみれ嬢が前の方ではあるが座っているし、俺の隣にはロシアンビューチーであるマリア・タチバナ嬢が!
他にも桐島カンナ嬢や李紅蘭嬢の姿も見えるな。
後でサインを貰おう。
俺自身はすぐに着席したものの、マリア・タチバナ中将の女性特有の体臭と肉付き加減に体の一部が反対に起立してしまった。
どうすんだよ、コレ…。
「では、私から改めて…。急な招集にもかかわらず集まってくれた事、感謝する。本日の案件は事前に伝えた通り、柱島第七泊地で保護されたという男性艦についてだ。」
げ、コイツ紅のミロクじゃねーか!
もう悪者決定じゃん、何らかのイベントを待たずにここで始末してもいいんじゃなかろうか?
「柱島第七泊地指令、北大路花火大佐。そちらの保護艦について現時点で判明している内容の説明を願おう。新たに判明したものがあればそれも含めて頼む。」
北大路提督は俺が今とは別の世界の未来(約960年後)からきた船である、艦種は海賊船である、鬼姫級三隻+レ級三隻が相手でもたった一隻で戦局を変える力を持つ、軍属になる気は無いが共闘依頼は了承済みである等を説明すると前の方でダン、と机を叩く音がした。
「手ぬるい! 艦娘とは建造はもちろん、顕現(ドロップ)艦であってもこの世に生まれ出た時から軍属と相場が決まっているんだぞ! だというのに北大路、貴様一体何を考えている!」
ああ、藤枝あやめさんか。
それもあのツラは殺女に堕ちた方だな。
うん、もうワル確定。
やはり何らかのイベントを待たずして(ry。
「落ち着いて下さい姉上、どうしてそう極端なのですか? 共闘して下さるというのならそれで十分でしょう。焦ると元も子も無くしますよ、閣下。」
姉上?
ではこちらの方が妹のかえでさんか。
ダークサイドに堕ちた姉と違い表情も随分と穏やかだ。
俺的にはコチラの方がずっと好みである。
いくらキレイでもあまりに尖り過ぎな女はお断りだ。
まあ、向こうもそんな気は一切ないだろうが…(泣)。
「では北大路、藤枝の両司令官に問おう。その話が事実だとして海賊船など無法者の極み。今後そのような『ならず者』が我々に反旗を翻さないという保証があるのか?」
アンタ達がこちらに手を出して来たり卑怯な手を回してきたりしなければ、こちらもかかわる気ゼロなんですけど?
「それは我々も同じでしょう。配下の艦娘達が強硬手段に出るという可能性は何も彼だけではないと思いますが?」
神崎中将がブラック鎮守府運営をするから、いつ反旗を翻されるのかと怯える必要が出て来るのだと真っ当な意見を述べる。
「だから艦娘に人権などを与えてはイカンのだ! 中途半端に甘い顔をするからそのような心配をする破目になる! 普段から姉妹艦を盾に取るなりして徹底的に押さえ付け反抗できないという事を分からせないといつ寝首を欠かれるか分かったものではない!」
何じゃそら?!
台本を読んでいるのではないかという位の典型的なブラック鎮守府に仰天する。
だが、真宮寺大将の険しい表情を見るに間違い無くこれは寸劇などではない。
「だからこそ、抑えるだけではダメだというのです! 指揮官と艦娘、お互いの信頼が無いと戦果だって上がりません。さらに信頼があればそのような心配事をする必要だって無いはずです!」
神崎中将の言う通りである。
というかよくこれで呉第一鎮守府の艦娘さん達が我慢してるな。
楽園(ハーレム)を抜きにして本気でブラック鎮守府撲滅を実行したくなってきたぞ。
「神崎、貴様は甘過ぎる。軍属にならないなら、そのようなならず者の危険因子は即刻解体すべきであろう!」
あれは花火が持っているのと同じ対艦娘専用銃?!
宴会の時に見た司令官のみが携帯を許されるというシロモノらしい。
ヒエエエ、なんちゅう物騒なモノをむけてくるんじゃい!
その他のブラック鎮守府運営を是とする提督達からも賛同の声が上がる。
「殺女くん、その銃を下したまえ。」
「大神元帥?! しかし!」
「聞こえないのか、藤枝中将。銃を下すんだ。」
あまりの事に固まっていると12股男が藤枝中将に銃を下すよう命令してくれた。
渋る彼女に、しかし逆らい難い雰囲気で再度命令する大神元帥。
うーむ、やはり元帥の肩書は伊達ではない。
ここぞという時のオーラは特筆すべきものがある。
俺には無いだけに羨ましい(グギギ)。
「まあ、何だ。せっかく協力してくれるってんだ、何もそう頭から危険なヤツとか敵認定する事はねえんじゃねえか、な?」
「そうね、噂ではかなりの戦闘力らしいし、ここは協力して頂けるように持っていくのが最良だとおもいますが?」
『佐世保第一鎮守府』指令官の桐島カンナ中将と『舞鶴第一鎮守府』司令官のマリア・タチバナ中将も助け船を出してくれる。
桐島カンナ中将とは離れているので無理だが、隣のマリア・タチバナ中将には小声で礼を言っておく。
い、いえと返事をくれたものの、その一瞬目を合わせただけで彼女は下を向いてしまった。
くっ、そんなに下を向きたいなら、俺の下にあるモノを剥かせてやるぜ。
…。
……。
………。
うん、素直に軍警事案です、スミマセン…。
起立しっぱなしだった体の一部もいきなり銃を向けられた事ですっかり大人しくなってしまった。
お隣のマリア・タチバナ中将はどちらの状態がお好きなのだろうか?
ここはひとつ確認しておかなくてはなるまい。
「タチバナ中将殿。」
前を向いたままタチバナ中将に小声を掛ける。
「は、はひっ?!」
「中将殿は(形状的に)『きのこの山』と『たけのこの里』どちらがお好きか?」
「え? いや、は?」
「『きのこの山』と『たけのこの里』どちらがお好きか?」
「お菓子の、ですか?」
「うむ。」
「え、ええ、(味的に)『きのこの山』ね。軸(クラッカー)の食感が固い方が好みかしら。」
「そうか。」
やはりクワッサリーことマリア・タチバナ中将は軸の(意味深)固い方がお好きらしい。
まあ、年齢的にも大人だしな。
ん、何やらタチバナ中将が不思議そうな顔をしている。
ははあ、どうやら俺が7.7ミリ機銃しか装備していないと思っているな?
ふっ、近いうちにそれが間違いであることを教えてやろうではないか(ダークスマイル)。
「アルカディアさん、私には聞いて下さらないのですか?」
「うん?」
「私は『たけのこの里』派です。竹の子というぐらいですから竹の幼子ですよね。形もチョコっとした姿で可愛らしいですし。」
何ですと!
幼子がお好きと申されますか!
北大路提督、ここでまさかのショタコン、いや稚児フェチをカミングアウトである。
あまりの事に固まっていると誰かが走ってくる音がして扉が勢いよく開けられた。
全員が何事かと視線を向けた先には息を切らせた大淀が立っていた。
※アルカディア号、二度目の実戦が近づいてきました。
しかし、本人の希望する意味深の実戦は未だ訪れる気配が無さそうです(笑)。
頑張れ、主人公! 少しづつではあるが確実に距離は縮まってきてるぞ!