アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
またしばらくは投稿間隔が開くと思います(スイマセン)。
※さて、横須賀第一鎮守府での会議はアルカディア号どころでは無くなって
しまう案件が飛び込んで来たみたいですよ。
「大淀、会議中よ! 一体、どうしたというの!」
大慌てでドアを開けたのはココの大淀さんでした。
会議中にもかかわらず、飛び込んできた事を神崎中将が叱責しますが…。
「大変ですっ、哨戒部隊旗艦由良偵察機より緊急入電! 鬼姫級12隻が2部隊に分かれてここ横須賀第一鎮守府と横須賀第二鎮守府を目指して侵攻中ですっ!」
「何ですって!」
神崎中将が立ち上がりました。
大神元帥や真宮寺大将をはじめ会議室内が俄かに色めき立ちます。
「成程な、各地の指揮官が一堂に集まる機会を狙ったという訳か。」
艦娘達はいくら無能やブラック提督でも指揮官がいなければその力を半分も発揮できません。
考えてみれば各地に侵攻するよりもアルカディアさんの言う通り月一の指揮官会議、この瞬間を最大戦力で狙う方がはるかに効率的で効果的です。
「既に横須賀第二鎮守府からは『金剛(改二)』・『榛名(改二)』・『赤城(改二)』・『大鳳』・『飛龍(改二)』・『瑞鶴(改二)』さん達が迎撃のために出撃しました!」
「何を勝手に!」
横須賀第二鎮守府司令官は私の親友グリシーヌです。
それを聞いた彼女が会議室を飛び出そうとします。
「待ちなさい、ブルーメール少将。大淀、敵の編成はどうなっているの?」
流石、神崎先輩です。
こんな時でも無闇に慌てずしっかりと司令官として行動されています。
「はい、ここ横須賀第一鎮守府への侵攻部隊は『戦艦棲姫』・『戦艦水鬼』・『空母棲鬼』・『空母水鬼』・『重巡棲姫』・『駆逐水鬼』、横須賀第二鎮守府への侵攻部隊は『戦艦棲姫』・『戦艦水鬼』・『空母水鬼』・『軽巡棲鬼』・『潜水新棲姫』・『潜水棲姫』です!」
「そんな!」
何てこと…。
迎撃に向かった横須賀第二鎮守府部隊に潜水艦への攻撃手段を持った艦種が一つもありません。
せめて五十鈴さんか由良さん、いえ神通さんでもいてくれればよかったのですが、これでは夜戦はもちろんの事、雷撃戦に持ち込まれたらかなり危険です。
出来るだけ遠くで食い止めようと相手編成が分からないまま出撃したのでしょうが、このままでは改二の高レベル艦といえども最悪の事態を招いてしまう可能性があり、特に大鳳さんが心配です。
グリシーヌが会議室に備えられている無線を使ってすぐに撤退するよう指示を出そうとしますが…。
「無線が、通じない…。」
グリシーヌが顔を覆ってカーペットにへたり込んでしましました。
「しっかりなさい! 指揮官がそんな事でどうするの?! こうなったらあの子達を信じるしかないでしょう!」
神崎先輩がグリシーヌにカツを入れますが…。
「沈むっ、沈むうっ! あの子達が、沈んで…、イヤアアアアッ!」
いつものグリシーヌからは想像もできない程、取り乱してしまっています。
出撃メンバーが戻ってきたら親友の私からもしっかりと言い聞かせる必要がありそうですね。
戻ってきたら…、ですが。
「ブルーメール少将とやら。気持ちはわかるが、貴様の指揮する第二鎮守府にはまだ大勢の艦娘達がいるのだぞ。」
見かねたのでしょう。
そう言ってアルカディアさんがグリシーヌの肩に手を置きます。
「俺の予想ではあるが『五十鈴』・『由良』・『皐月』の三人を中心に救出艦隊を編成して少将閣下の出撃命令を待っているはずだ。それなのに指揮官がみっともない姿を見せてはいられまい。事態も好転はしないぞ。」
アルカディアさんに見つめられたのと触れられた事でグリシーヌは真っ赤になってしまいました。
これは個人的に大いに面白くありません。
いくら親友でもこれは許しがたいです。
アルカディアさん、早く離れて下さい。
グリシーヌもアルカディアさんに諭されて目が覚めたのでしょう。
内線で救出艦隊の編成を指示しようとしたところ、アルカディアさんの言う通り『五十鈴』さんを中心とした編成を組んで出撃命令を待っていたようです。
アルカディアさん、あなたという人はどこまで…。
いけない、私まで涙が出てきてしまいました。
「大淀、『武蔵(改二)』・『大和』・『赤城(改二)』・『大鳳』・『翔鶴(改二)』・『瑞鶴(改二)』を至急ブンカーに! 大和型にはタービンを忘れずに装備させて!」
そう言い残してブンカーに走っていく神崎先輩の後を全員が追います。
高火力艦と装甲空母、ブンカーには既に先程の六名が出撃準備を整えて待っていました。
恐らく命令が無くとも神崎先輩ならこの布陣を組むと分かっていたのでしょう。
「武蔵(改二)以下5名、出撃準備完了だ。いつでも出れるぞ。」
「ごめんなさい、かなり厳しい戦いにあなた達を出す破目になってしまったわ。恨んでくれても構わないのよ。」
「なに話は聞いている。指揮官が集まった所を最大戦力を以て叩く。フッ、連中も考えたものだ。」
「まだ敵の第一艦隊と第二艦隊はそれほど離れてはいるまい。最大戦速で飛ばせば第二鎮守府の連中と共闘できる。今は撃退ではなく少しでも生存確率を上げる事を考えろ。」
アルカディアさんからの的確なアドバイスに神崎先輩と出撃メンバーの顔が少し綻びます。
敬礼で出撃メンバーを見送った後、大神元帥の提案でここ横須賀第一鎮守府の大会議室を急遽、作戦本部とする事になりました。
大会議室に戻ろうとした時です。
アルカディアさんがウチの翔鶴に何かいると柱を指さしました。
あれは…、駆逐イ級が各柱に一体ずつ!
しかも体に爆薬を?!
いけない、自爆する気です!
瞬間、轟音がしてブンカーが大きく揺れました。
※横須賀第二鎮守府の出撃メンバーは相手が4隻だと思い込んでいるのでかなり
危険です。
※アルカディア号が動くのはもう少しだけ先になります。
※少しづつ北大路花火提督が音無響子さんチックになりつつある気が…。
※本文に動画URL等を埋め込むのはハーメルンの規約違反になるのでしょうか?
どなたかご存じでしたらご教授ください。<(_ _)>