アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
※鬼姫級12隻よ、逃げる準備は十分か?
くっ、固い!
そりゃ地盤の柔らかい所に軍事施設を作る訳ないのだが…。
岩盤を割りながらブンカーの外を目指して突き進む。
まるでゲッターロボGのゲッターライガーになった気分だ。
計算では後5メートル進めば地下とはいえブンカーの外のはずである。
距離をもう一度、確認して一気に上を目指す。
海底を割って水中へ、そして水中から水面へと飛び出す。
よっしゃ、脱出成功だ!
ん、これは?
アルカディア号のレーダーが電波をキャッチする。
ああ、明石と夕張か(笑)。
もう各地に映像を流してるんだな。
渋ってたくせにBGMとか背景とか二人ともノリノリじゃねえかァ!
でもちょっと凝り過ぎだろ(笑)。
ニヤけながらもフルスロットルで戦闘海域を目指す。
先の無線内容だと出撃した18名は本当に危険な状態だからだ。
レーダーではとっくに捉えられているというのに肉眼では未だ見えない事にどうしても焦って苛立ってしまう。
そこで前回と同様にレーダー射撃で艦首ミサイルをぶっ放す手段に出た。
ミサイルは追尾式である事に加え、軽い分このアルカディア号よりも早いからだ。
次々と発射されては視界から消えるミサイル12発を祈る思いで見送る。
40秒ほど経った頃、次々とヤツらの悲鳴が聞こえてきた。
9名分の悲鳴、やはり潜水艦は仕留められなかったか。
そして十数秒遅れでようやくこちらも戦闘海域に到着。
18名全員の無事を確認(轟沈者がないだけだが)してホッとする。
さて海面までの高さは7~8メートルといったところか。
口が開きっぱなしの赤城さん二人と龍驤、目が点の金剛と榛名。
瑞鶴の頬を引っ張っているもう一人の瑞鶴、反応が無い艦娘達は意識が無いか立っているのもやっとでコチラが見えていないと思われる。
発進した台羽妖精のスペースウルフ隊が上空から修復バケツを艦娘達にぶっ掛け始めた。
そうそう、今なら無料オプションで白いのもぶっ掛け追加コース有にできますよー。
お申込みお待ち致しております(笑)。
(女神:うわ、引くわぁ…。)
艦娘達の傷が白煙を上げながらものすごい勢いで塞がっていく。
ええー、修復バケツってあんなに凄いシロモノだったのか?!
あんれ?
全員が歯を食いしばってこちらを睨んでいるんですけど?
イヤな予感しかしない。
俺また何かやらかしたんだろうか?
意識の戻った『武蔵』、視力の回復した『大和』に片足が再生した『飛龍』、その他の水雷戦隊のメンバーもコチラに気付いたようだ。
スラスターの出力を調整して海上に降り立つと彼女達を守るように前に出る。
面白いのは深海棲艦側も固まっている事だ。
戦艦水鬼・戦艦棲姫・空母水鬼・空母棲姫それぞれ2名、果ては潜水棲姫に新潜水棲姫までが浮上してこちらを見ている。
戦艦勢は4隻とも小破、空母勢は水鬼1名が小破で残り3人は中破、潜水勢は二人とも小破である。
さすがは戦艦、装甲の厚さは伊達ではないという事か。
重巡棲姫と駆逐棲姫がいないという事は撃沈に成功したのか?
「オマエハ イッタイ ナニモノ、イヤ、ナンナノダ?」
戦艦水鬼が口を開いた。
※ミサイルの数と悲鳴が合いませんが、重巡棲姫は艦娘達が撃沈しています。
12名-潜水艦2名-重巡棲姫=9名です。
※高速修復材は凄すぎる性能のため、原液で使用すると激痛を伴います。
通常はバケツ一杯(5L)を風呂桶(200L)にいれるので、
そりゃ濃過ぎですよね。
※横須賀艦娘さん達、特に二鎮の艦娘さん達はアルカディア号の姿を
見ていないので余計に混乱していますね。
一鎮の艦娘さん達もアルカディア号の戦闘見るのは初めてなので、
仰天する事になります。
※次回はアルカディア号が到着するまでの横須賀二鎮視点になるので、
アルカディア号視点が一話飛びます。
ちょっとズレが発生したので足並みを揃えるためです。