アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※イベント丙と乙の差あり過ぎ…。


第40話 出撃編3(アルカディア側8)

 『戦艦全員でタイミングを合わせて一斉射を行いなさい。』

 サッサと片付けて早く花火と翔鶴の下へ帰ろうとお仕事に勤しんでいると、何処からか声が響いた。

 レーダーの感度を最大にまで上げるが何も感知できるものは無い。

 仕方ない、気にはなるが今は目の前の敵に専念しよう。

 

 「させませんっ!」

 

 「黙って見てると思ったら大間違いネ!」

 一鎮の大和とニ鎮の金剛が相手に主砲を向けて援護してくれる。

 「パルサーカノン発射!」

 独特の音と共に三本の光が伸びていく様は機械化惑星で暴れまくった本物のアルカディア号を髣髴とさせてくれる。

 

 「ええ?!」

 戦艦水鬼と戦艦棲姫二隻が一撃で大破したのを見て目を丸くする飛龍。

 飛龍と蒼龍の魅力はそのコロコロ変わる表情とあのキレイな素足といってもいいぐらいですからな。

 ここの飛龍が多聞丸推しでなければ是非ハーレム構成員にスカウトしたい。

 

 「潜水艦を始末する。副長、爆雷を!」

 

 「よ っ し ゃ 、 い ち ご う じ ゅ う ば く ら い!」

 ヤッタラン妖精が鬼姫達の後ろに爆雷をポイッと投げ捨てる。

 すぐに地鳴り(海鳴り)と共に巨大な水柱が吹き上がった。

 

 「あ、あれ爆雷だったのかい?!」

 

 「なんちゅう威力や! あれ絶対、海底の地形まで変わってるやろ!」

 皐月と龍驤が驚くのも無理は無い。

 何といっても約960年後の技術なのだ。

 

 (また地図を書き換えなきゃならんな…。)

 ん、気のせいですかな?

 今、冬月コウゾウ先生の声が聞こえた気が?

 

 「でも『イタイ、ヤメテヨォッ!』って叫び声が聞こえませんでした。本当に大丈夫なのでしょうか?」

 

 「心配は要らんだろう。仮に大鳳、お前が潜水艦だとしてあれが無傷で、いや生き残れるか?」

 

 「絶対に無理です。あんなの真上に立っていても大破は免れないでしょうから。」

 

 「叫ぶ暇さえ無かったという事でショウ。いずれにしろ凄まじい威力ですネ。」

 大鳳も金剛も潜水艦には手痛い目に合わされてるからな。

 気になってしまうのは無理もない。

 

 『あら残念。先にやられちゃった(笑)。』

 またあの声が聞こえてきた。

 

 「信じたくはなかったが…。やはり影山君か!」

 

 『あら、その声は大神さんね。お久しぶり(笑)。』

 武蔵が持つ無線機から大神元帥の声が。

 

 「影山君、何の意図があってかは知らないがこのような事は止めるんだ!」

 

 『そんなのあなた達への復讐以外なにも無いに決まってるじゃない。おまけにこの私を陸戦隊送り?! ふざけるんじゃないわよ!』

 一体この女は何なんだ?

 えらく大神元帥に恨みを持っているみたいだが?

 ははーん、12股男さんよ、アンタ失敗したな(笑)。

 遊びで手を出した女が本気になってしまい、これ以上の深みに嵌らないうちに陸戦隊に放り込んだ、そうだろう?

 

 『まあ、いいわ。また機会と作戦を練り直して各地にお邪魔するから。そうそう、今の私ね、影山サキじゃなくて五行衆の水弧っていうの。覚えておいて下さいネ(笑)。』

 それからはもう12股男さんの元愛人、いや水弧さんの声がする事は無かった。

 それにしても水弧か。なかなか良い源氏名?クラブ名?ではないか。

 五行衆というお店がどこにあるのか知らないが、ぜひ近いうちにお邪魔してみたいものである(期待大)!

 

 さてそのためにはお仕事再開しなくては。

 空母棲姫二人の側頭部に『移乗白兵戦用アンカーチューブ』を打ち込む。

 

 『コレガ ドウシタッテ イウノカシラ。ジツダンニモ タエレルノニ コンナノ イタクモ カユクモナイワ。』

 そう、では遠慮無く(笑)。

 

 『アガッ?!』

 

 『グギッ?! グゲ、ゲ…。』

 突然空母棲姫二人が白目を剥いて苦しみだす。

 周りの鬼姫達も何が起こったのか分からず立ち尽くす中、空母棲姫二人は舌を出して死んでしまった。

 

 「ナノ戦闘員を直接、頭に送り込んで脳を破壊。これが海賊のやり方だ!」

 これ一撃で仕留められるから便利なんだよね。♪

 

 「艦首ミサイル!」

 空母水鬼二隻に艦首ミサイルをぶっ放す。

 空母棲姫二人の突然死にあっけて取られていた分、反応が遅れたのだろう。

 数発の直撃を受けあっけなく彼女達の後を追って行った。

 

 戦況を判断したのか逃亡を図る戦艦水鬼と戦艦棲姫二隻。

 うーん、どうも背中を見せている相手を狙うのは気が引ける。

 スラスター噴射で海上をホバーで滑走、そのまま正面に回り込みパルサーカノンで撃沈。

 あいつらでも恐怖で顔が引き攣るんだな。

 ちょっと撃つのを躊躇ってしまったわ…。

 

 「ウアアアッ!」

 一人になってしまった戦艦水鬼が破れかぶれで突っ込んできた。

 降り降ろされてくる巨大な拳を受け止める。

 

 「クッ、ハ、ハナセ!」

 せっかくの女?の手を握れたというのにそう簡単に離してたまるかい(必死)。

 もう片方の腕も受け止めたため、手四つに組んだ状態になってしまった。

 そういえば深海戦艦とこんなに近くで向き合うのは初めてだ。

 深海さん達も混乱や大破したらある程度、御召し物(笑)が破れるらしい。

 それを見て以前から気なっていた事を思い出した。

 

 「なあ。」

 

 「ナンダ?」

 

 「深海棲艦の乳首って何色?」

 

 「ハ?」

 

 「ちょっと見せて。」

 

 「ナニヲ…、イッテイル?」

 

 「いいだろ、減るもんじゃないし。ほらケチケチしないの。」

 

 「ヤダ! ゼッタイ ヤダ!」

 

 「よろしい、ならば戦争(力比べ)だ。」

 

 「ヒッ! ヤメロ、ヤメテクレ!」

 双丘の先端まであと少しという所で戦艦水鬼が蹴りを入れてきた。

 あ、これこの距離じゃ避けられないやつだわ。

 

 「ぐっ、良い蹴りじゃないか。」

 思わず膝をついてしまったぜ。

 しかし、前を見ればこれまた際どいバミューダトライアングル(ショーツ)があるではありませんか!

 

 「なるほど、下ならいいのか。実は海藻の存在(意味深)も気になるんだよなぁ。では遠慮なく(喜々)。」

 そのまま、前方へと戦艦水鬼の腕を押し返していく。

 

 「クッ、コノォ、ヘンタイヤロウガ(鬼気)!」

 

 「変態で結構、俺にとっては誉め言葉だしな。変態と書いて紳士と読むのを知らんのか(笑)。それそれ、御開帳まであと少しだぞぉ?」

 

 「アアアッ! ヤメテクレ! イヤダ、イヤダ!」

 目の前の三角布を引っ掛けるために人差し指をピンと伸ばした時、戦艦水鬼が砲身を蝶結びにされた事を忘れて主砲をぶっ放した。

 ア、アホかっ!

 そんな事したら…。

 ああ、やっぱり暴発事故になっちゃったじゃん。

 完全に浮力を失ってしまった彼女はゆっくりとその身(実?)を海中へと没していった。

 

 「己の信念に殉じたか。例え許しがたい敵だとしても使命のために倒れた者には最大の敬意を表す。俺も信念の赴くままに死にたい。」

 まさに敵ながら天晴というべきであろう。剣を前に構えそのまま彼女を見送った。

 へ?

 この場合の信念?

 そりゃ、ハーレムですよ、ハーレム。

 実現への道は遠そうだが…。

 土から傀儡を作る方が簡単かも、ってそりゃゴーレムか。

 

 ハア…、何つまんない事言ってんだろう。

 ため息をついて辺りを見渡す。

 先程までの激しい戦闘があった事を示すものはなにも無い。

 深海さん達とはいえ、何かしら彼女達の存在した証でも見つけてやりたかったが…。

 

 「さあ、帰るぞ。」

 振り向いて横須賀の18名に帰投を促す。

 

 「はい!」

 そこには最高の笑顔を浮かべた戦乙女達の姿があった。

 




※大神元帥さん、あなた何か盛大な勘違いされてますが大丈夫ですかね?

※主人公と戦艦水鬼の間でこんな会話があったとは…。
 大浴場に乱入してくる艦娘達と違い、深海さん達の方が恥じらいを持っていたとは!

※主砲発射の暴発事故で沈んでしまった戦艦水鬼ですが、主人公は構成員、
 いえ捕虜として連れ帰ろうと考えてたみたいです。
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