アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
アルカディア号自身は知らないけど、彼にもキャプテンハーロックの血が
流れています。
ま、当然といえば当然ですが。
ここで、クイズ?です。
こんな事をあの『キャプテンハーロック』の前でやったらどうなるでしょう?
「素晴らしい、アルカディア君! 君は英雄だ!」
手を叩きながら細川大将が後列より出て来た。
「む、細川大将殿。一体、どうされたのか?」
何ですのん? 出撃前と偉い違いますやん。
「大将殿は貴殿を救国の英雄だと仰られているのだよ。」
あ、そういう事だったんですか(笑)。
いやあ、それ程でもぉ(某園児風)。
「今後はその力をぜひ帝都防衛に! いやその力は帝都防衛にこそ発揮されるべきであろう!」
へ?
なんかこの老け顔細川大将の言う事ってもう一つ良く分からん。
「どういう事…、でしょうか?」
ほら、花火も訳が分からないみたいではないか。
「決まっているだろう、こいつを貰っていくという事だ。」
ファ?
何だよ、パチンコの景品みたいに。
失礼なヤツめ。
待てよ?
帝都防衛といえば横須賀所属になるのか?
まあ、ここの艦娘さん達の方が積極的でハーレムを作りやすそうな分、アリといえばアリなのかもしれんが(笑)。
でも未だ俺は自身の分身を花火の(検閲により削除)にパイルダーオンさせていない。
想いを遂げずに余所に移る訳にはいかん(キッパリ)!
丁重にお断り申し上げようとしたところ、それよりも早く花火が叫んだ。
「そんな、横暴過ぎます! それに彼は軍属では無いと説明したではありませんか! それなのに転属命令だなんて!」
ほら、花火だって反対しているではないか。
嬉しくなってしまうが、これはもうすぐ始まる期間限定海域の攻略要因としてなのだ…。
「なるほど、確かにそうかもしれんな。」
「だったら!」
いや翔鶴さん、せめてあなたは期間限定海域へ一所に出撃して下さい(涙)。
「だがこれは彼に対しての命令ではない。貴様の主に対しての命令だ。上官命令である以上、北大路大佐には従ってもらおうか(笑)。」
「なに簡単な事だ。北大路大佐はアルカディア殿に何も命令する必要は無い。ただ一言、『柱島第七泊地では貴殿の身柄を預かる事が出来なくなった』といえば良いのだからな。」
はーん、なるほど。そうきましたか。
「…、です。」
「何?」
「イヤですっ! 真宮寺大将や神崎中将、グリシーヌといった方ならともかく、艦娘を消耗品のように考えていらっしゃる貴方のもとになんて絶対にやれません!」
あの大人しい花火がここまで声を上げるとは実に意外である。
いや、柱島第七泊地の艦娘達を曳航した時に川内や霧島、それに摩耶が花火は絆を非常に大切にすると言ってったっけ。
「では、本日現時刻を以って北大路花火大佐殿、貴様は戦死だ。」
え? 細川のヤツが花火に銃を?
アイツ、気でも狂ったのか?!
「いい加減にしないか!」
今度は見かねた12股男さんが細川に銃を向ける。
「細川大将、すぐに銃を降ろすんだ!」
低い声で命じる12股男さんの迫力に細川が少し怯むが…。
「あなたは甘過ぎるのですよ。それこそ元帥、いえ将官としても失格な位にね。」
しかし藤枝中将が真宮寺大将のこめかみに銃を当ててきた。
「藤枝中将、あなた…。」
「姉上、それに細川大将殿! あなた方は自分が何をしているのか分かっておられるのか?!」
藤枝少将も結構、尖ってるなぁ。
雰囲気的にも髪型的にも姉の『殺女』よりはずっとタイプであるが、果たしてこの俺に乗りこなす事が出来るのだろうか?
自信が無くなってきた…。
「フン、かえでか。私に意見するとは随分と偉くなったものだ。だがな、姉より優れた妹など存在しないのだよ!」
藤枝中将、たった今、何かしらの良くないフラグが立ったよ…。
「軍にクーデターは付き物だしな。さて大神元(もと)元帥殿、夫婦別姓とはいえ最愛の人の頭に穴を開けたくなかったらその銃を降ろしてもらおう(笑)。」
これは意外、お二人とも恋人同士だと思ったら御結婚されてるんですか?!
夫婦別姓なんで分かりませんでしたわ。
でも何で夫婦別姓?
いやいや、そんな事を言っている場合では無い!
「細川大将殿。帝都防衛なら柱島第七泊地にいても十分可能だ。幌筵泊地やラバウル、タウイタウイ泊地であっても瞬時に急行可能だ。」
さすがの俺にも事態が大変な事になりつつあるのがわかる。
こんな事なら会議室でこの二人を緊縛拘束しておけばよかったぜ。
「分かっていないな。貴様の任は帝都防衛だけではない。私の剣としても役立ってもらう必要があるのだ。」
何だよ、横須賀ではなく海軍軍令部行きかよ?!
それもお前の用心棒…、いや凶器として行くのか?
「これを切っ掛けに海軍はおろか陸軍をも掌握し新たな政権を造るのだよ(笑)。」
え、何この人?
完全に危ない人ですやん…。
大体、古今東西においてクーデター政権が長続きした例はあまりない気が。
もはや凶器ではなく狂気である。
「く、狂ってる…。」
花火が呟く。
いや、全く持って同感ですわ。
この俺だってそんな事をしようとは夢にも思わん(ひょっとしたら出来るのかもしれんが)。
そんな事(政権掌握)よりもハーレムっすよ、ハーレムぅ!
「あぐっ!」
は?
いや、え?
コイツ、本当に花火を…、撃った?
「提督!」
「北大路君!」
「花火っ!」
翔鶴や大神元帥、グリシーヌが駆け寄ろうとするが、細川の銃がチャキッと音を立ててそれを阻んだ。
だが、細川大将と藤枝中将は忘れている。
銃の扱いにかけてはこの人の右に出るものはいない事を。
視界の端でマリア・タチバナ中将がそっと銃を抜くのが見えた。
「返して、返してよ…。」
このアルカディア号こと期間限定海域特攻チート艦が引き抜かれると思っているのだろう、翔鶴と花火が泣き始めた。
細川に藤枝よ、花火と翔鶴を泣かせたか。
いやそれだけではない、あのキレイな花火の足に傷を付けたな。
あれは擦り傷ではなく火傷だ。破れたように見えるパンストは恐らく熱で溶けているはず。
間違いなく後が残る傷だ。超えてはならん一線を超えたな。
(女神:足フェチにとってだけどね…。)
「そうだ、そのまま私の所へ来い。」
前を向いて銃を構える細川大将と藤枝中将の後ろに立つ。
安心し切っている所を悪いが、そのまま細川の手首を思い切り鷲掴みにして吊り上げてやると同時にマリア・タチバナ中将の銃弾が藤枝中将の銃を弾き飛ばした。
※筆:え? 『かえで』少将を乗りこなせると思っているんですか?!
ア:最悪、乗ってもらうでもいい(キッパリ)。
筆:横須賀、行かなくていいの?
ア:神崎中将閣下の所なら構わん。あと横須賀ではないがマリア・タチバナ中将
の舞鶴一鎮やシー・カプリス中佐、エリカ・フォンティーヌ大佐の所でもな(笑)。
筆:…(アンタ、いつか絶対、刺されるわ)。
細:ちょっといつまでこんな役回りさせるつもりなのかしら?
藤:スチュワーデス物語であの嫌な役、誰だっけ?
名前忘れたけど、あの女優さん、日常の買い物に出かけても子供達から石を投げら
れたっていうじゃない。
細:そうならない内にサッサと退場させて欲しいわね。
筆:あー、申し訳ないです。
もう少しなので我慢して下さい。<(_ _)>