アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
イベント最終海域の攻略に忙しくてなかなか投稿できませんでした。
お許しを…。
※難易度丁にもかかわらず、未だE-7最終ゲージ攻略中です。
今週中には終わらせたいです。
神崎提督に教えてもらった通りに進むと艦娘達の楽しそうな声が聞こえてきた。
ちょっとお昼を過ぎてしまったが、まだまだ多くの艦娘達が昼食をとっているのだろう、チャンスタイム継続中ってヤツに胸が膨らみますわ。
そして夜にはこのアルカディア号の単砲身が膨らむのだ。
ん、どちら様かな?
単砲身を短包芯などと仰られた方は?
オジサン怒らないから手を上げなさい(怒)。
ところが食堂の入り口に立った途端、一瞬にして中が静まり返った。
え、ナニコレ?
まだ何もしていないのにメチャクチャ警戒されてるんですが?!
お嬢さん達、大丈夫だよ~、オジサン怪しい者では無いし、何もしないから怖くないよ?
まあ古今東西、自分で怪しくないなんていうヤツが怪しくなかった試しなど無いのが世の常なのだがな、はっはっは…。
それにしても先程まであれだけ賑やかだったとは思えない。
何しろ食器の触れ合う音さえもしないのだ。
空耳や幻聴では無かったのかと言われれば、そうかもしれないと納得してしまうレベルですよ。
代わりに痛いほどの視線を浴びつつ、カウンターにまで辿り着くと奥にいる鳳翔さんに声を掛けた。
「女将、いや鳳翔殿。ここは現金精算か?」
「いえ、艦娘であれば無料です。それに神崎提督からアルカディア号さんが来られるのはお聞きしておりますので。」
伊良湖や大鯨を制して奥から鳳翔さんが出て来た。
「あと鳳翔殿なんてそんな、鳳翔とお呼びくだしゃい。」
普通に聞いたつもりだったのだが、怯えてしまった鳳翔さんが噛んでしまい目から下をトレイで覆ってしまった…。
これはマズイ、周りから見たら俺が鳳翔さんを脅したようにしか見えないではないか!
何しろ鳳翔さんを敵に回すなど、そこの所属艦娘達を敵に回すのと同義である。
それだけは断じて避けなくてはならない。
しかし、何もしていないのに余りにも理不尽過ぎる(泣)。
「そうか。しかし皆が敬意を持っている中、俺だけ貴女を鳳翔などと呼び捨てにする事など出来ん。悪いが我慢してくれ。」
とにかく敵意など持っていない事を伝えなくては。
呼び捨てなんてとんでもない。
「わ、分かりました。では何にされますか?」
「うむ、カツ丼、いやネギトロ丼を頼む。」
カツ関係は柱島第七泊地の足柄に振舞ってもらう約束をしていたのを思い出してネギトロ丼にする。
なんせ彼女は俺と普通に接してくれる数少ない艦娘だ。
ならばこちらも約束を違える訳にはいかん。
ミーメも第一話で『ハーロックは約束を守る男です、それがどんな小さな約束でも命を懸けて守る男です』と言っていたしな。
さらに足柄は妙高四姉妹の中でも一番のお気に入りだし(笑)。
人気が高いのは長姉の妙高と末妹の羽黒だとは思うんだが皆の意見が聞きたいところですわ。
「お待たせ致しました。どうぞ。」
出てきた丼をみて仰天した。
奈良にある西大寺というお寺で年3回、大茶盛という行事に使われる器と同じくらいの大きさなのだ。
もはや丼ではなく鉢じゃねーか、これ。
とてもじゃないが食い切れんよ、こんなの…。
ギャル曽根でも無理だって。
しかし、ここで多過ぎるから減らせだの作り直しを要求しようものなら、また冷たい目を向けられるのは間違いない。
思わぬところで意趣返しをされてしまったが、頑張って完食するしかない(泣)。
覚悟を決めて箸を取ろうと手を伸ばした時、その伸ばした手を鳳翔さんが抑えてきた。
一瞬にして食堂の空気が変わったのが分かる。
「ひゃうっ! ああああ、あの申し訳ありません!」
箸すら使わせたくなかったので、思わず手が出てしまったのだろう。
しかしいくら何でも余りといえば余りではないか。
俺一応、そこにいる6名を救出してきたんですからね!
箸ぐらい貸して下さいな!
「すまんな。気になるなら消毒液や石鹸で手を洗ってくれ。」
触れてしまったのがよほど嫌だったのか鳳翔さんが涙目になってしまっている。
大丈夫、さすがの俺でも石鹸や消毒液に勝つ程の細菌は持ち合わせていない(つもり)。
しかしこれでは座るというか、座っていい席があるのかかなり疑問だわ。
どこかにボッチ席があればよいのだが…。
「あ、あの! どうぞこちらに!」
思案していると後ろから種田梨沙嬢の救いの声が!
明石か祥鳳かと思って振り向くと妙高が伊勢との間に1席の空きを作ってくれた。
他には日向に高雄と榛名か。
いや助かった、これで何とかなりそうだ。
「すまないな、助かる。」
着席して一息ついたのも束の間、妙高と高雄がじっと俺を見つめているのに気が付いた。
いや、このパーフェクトレディ二人だけではない、日向も榛名もこちらを見つめている。
そんなに見つめるなよ、照れるじゃないかと言いたいが、いつも笑顔の榛名に無表情で見つめられるのは少々キツイものがある。
日向もいつもの柔らかい笑顔ではなく、いつぞやのイベント海域時のような表情だ。
いつもと変わらないのは伊勢だけである。
「高雄に妙高、それに伊勢型と榛名か。艦娘を代表するパーフェクトレディ2人に世界初の航空戦艦、浮砲台となりながらも日本海軍の戦艦として最後の主砲を撃ったフロイラインに同席できるとは光栄だ。」
高雄と妙高は大抵の鎮守府や泊地で秘書官を務める事が多い事から戦闘に限らず事務処理能力も高い万能艦と評価が高い。
伊勢型は世界でも類を見ない航空戦艦だし榛名の主砲はまさに弁慶の立ち往生というに相応しい最後だったと聞く。
はい、ここは彼女達を褒めるところですよ!
「いえ、光栄なのは私達の方です。先程のアルカディア号さんの戦いぶりを見せて頂きましたがあれほどとは…。」
妙高がさらに視線を向けてくる。
ここで俺は彼女の狙いに気が付いた。
俺がここの艦娘さん達に手を出さないよう見張るつもりなのだ。
「ああ、艦載機も私達とは違い墳進式なのに驚いたよ。おまけに君の武装はあの空中魚雷と対空兵装を除いて全て光線兵器なのだな。」
日向は純粋にこちらの武装に興味を持っているみたいでまだ可能性がある。
瑞雲師匠の異名を持つ彼女にはやはり瑞雲をチラつかせるのが一番だろう。
「ああ、あれはレーザーという。俺は伊勢型は勿論、航空戦艦や航空巡洋艦には武装をレーザーに改装した瑞雲のファンネル化が出来ないかと考えている。」
腰の剣をビームサーベルに改装し、シールドを兼ねた飛行甲板から瑞雲ファンネルを射出する伊勢と日向を想像する。
伊勢姉妹をνガンダム化か、胸が熱いな(笑)。
柱島第七泊地に帰ったら明石と夕張に話を持ち掛けてみよう。
「さ、では食べるとしよう。」
考えがまとまった所で箸を割る。
「どうしてカツ丼を止めたのですか?」
高雄がネギトロ丼を覗き込んで鼻を動かしてきた。
「柱島第七泊地の歓迎会で足柄に振舞ってもらう約束をしたのでな。それまではカツ断ちという訳だ。」
「向こうのあの娘(足柄)ったら、そんな約束を…。ここの足柄を呼びましょうか?」
妙高も酢飯の匂いにつられたのか鼻を動かす。
「足柄さんほどではありませんが、榛名も作れます!」
榛名までもがクンクンと鼻を鳴らしている。
「私はそんなに…。アハハ…。」
え?何ですのん、そんなにネギトロ丼の匂いに惹かれるなら自分も頼めばよかったのに(笑)。
それに伊勢嬢、あんた鉄火丼ですやん。
同じ酢飯を使ってるんだから匂いも同じだろうに?
ん、待てよ?
伊勢のヤツ、ヅケ丼でないという事は、俺と同じく醤油を使うはず。
じっと観察しているとやはりテーブル上の醤油差しに手を伸ばした。
醤油差しを掴んだ伊勢の手ごと上から掴む。
伊勢が状況を理解できていない内にそのまま山葵の小皿に醤油を注ぐ。
ちなみに手袋は外しています。先程の神崎提督の手を握った時に学習したのだ(ドヤァ)。
うっほほーい(某園児風)!
神崎提督ほどではないが伊勢も十分キレイな手ですわ!
女性特有の細い指、若さからくる決め細かさ、マニキュア無しでも十分な光沢を持った爪、どれをとっても一級品ですわ!
「お先。」
堪能し過ぎて少し醤油を入れ過ぎてしまったが、伊勢の手を握れたことに対して考えれば些末事だ。
小皿の山葵を溶きながら伊勢を見ると真っ赤になってこちらを睨み付けている。
ふふふふ、伊勢。俺の心の声が聞こえていたら君自身を呪うがいい。
君は素晴らしい艦娘であるが、君の可愛らしさがいけないのだよ、フフフフ、ハハハハハ!
この後、さすがに『アルカディア! 謀ったな、アルカディア!』とか『横須賀第一鎮守府に栄光あれー!』とかは聞こえてこなかったが(笑)。
日向と榛名、高雄と妙高も目をパチクリさせていらっしゃる。
電光石火、パーフェクトレディ二人の目を盗んでの一瞬の早業である。
後で彼女達に小一時間の説教部屋行を命じられるかもしれないが安いもんですわ。
その時には腫物扱いの俺にここまで諭してくれたのは高雄と妙高、お前達だけだと言ってまた手を握ってやろう。
宇宙海賊船アルカディア号、戦艦の火力と『性器』空母並みの航空機運用力…、ね、素敵でしょ?
※妙高四姉妹の一番人気って実際、誰なんでしょうね?
アニメではお嫁にしたい艦娘ナンバーワンとして羽黒が紹介されてましたが。
※鳳翔さんの涙目
この後、立ち直らせるのに大鯨と伊良湖さん二人掛かりで1時間も掛かったそうな(笑)。
※俺の心の声が聞こえていたら~
元ネタは赤い人とガルマ・ザビとの最後やり取り。
有名なので分からない方は『ガルマ・ザビ 名言』ググってみて下さい。