アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
※アルカディア号と翔鶴には最大のピンチが!
「嬉しい…、です。」
「はい、私も。」
北大路提督が噛み締めるように想いを…。
私も胸が一杯です。
だって、想いがアルカディアさんに通じたんですから!
しかもブルーメール少将とのお話の中でアルカディアさんも私と提督に一目惚れだった事が分かりました。
まあ、これは話半分でしょうけれど今夜は嬉しくて眠るどころではありません。
「二人ともいいか?」
何でしょう、アルカディアさんが真剣なお顔で…。
「嫌な思いをさせるかもしれん。だが一応、聞いておきたいのだ。」
「わかりました。」
「アルカディア号さんにとって大切な事であれば構いません。」
今度は私と提督が彼に応える番です。
「これ、『ドッキリ大成功!』というプラカードを持った青葉が出て来たりとか?」
「「…。」」
はい?
「いや、申し訳ないとは思うが花火も翔鶴も俺には眩し過ぎる。そんな二人が何故、俺のような無法者にと…。それゆえに聞きたいのだ。」
ふふ、アルカディアさんも私達と同じなんですね。
本当なのか心配になってしまったと(笑)。
「さすがに青葉さんでもそんな事はやらないと思いますよ? 多分…。」
まあ、ドコの青葉さんでも多少の疑いは掛けられても仕方ないのでアルカディアさんが警戒するのも仕方が無いですが(笑)。
「二人とも本当にいいのか? 海賊船など無法者の極みだぞ。」
「はい。それにアルカディア号さんは決して無法者なんかではありません。」
「ええ、北大路提督の仰る通りです。それこそあなたは自分の胸に自分の正義をお持ちですから。」
「偏った
「要するに変態さんという事ですね、わかります!」
脚フェチなんてメジャーな部類ではありませんか。
それぐらいなら変態上等です!
私の脚なんて好きにして頂いて結構なんですよ。
というか私の全ては貴方のモノなんですから。
「恥ずかしかったですが、キレイな脚だと褒めて頂いて嬉しかったです。私も二人きりの時なら…。ぽっ。」
「そう言ってもらえるのは有り難いが、俺が好きになったのはあくまで北大路花火と翔鶴という個人だ。それは忘れないでくれ。」
嬉しい、ちゃんと私を見てくれてるなんて!
「それに何を勘違いしておられるか分かりませんが、私はアルカディアさんが思っているような女ではありません。むしろはしたないぐらいです(笑)。」
「それこそまさかだ。翔鶴がはしたないなど…。」
「そうですか? ではもう言ってしまいますがアルカディアさんの匂い、男の人の匂いというのでしょうか? どうしようもなくドキッとしてしまうんです。ね、提督?」
「ええ、まあ、その…。大神元帥さんの匂いとはまた違いますが、それでも男の人の匂いにクラクラしてしまって…、やだ、翔鶴ったら何を言わせるのよぉ…。」
真っ赤になってしまった提督が両手で顔を覆ってしまいました。
「いや、それをいうならこちらもだ。女性特有の何ともいえないあの甘い体臭が堪らなくてな。」
「なら私もです! ずっとアルカディア号さんの臭いに包まれていたいなんて考えているんですから!」
て、提督…。
「「「…。」」」
「フッ。」
「うふふ。」
「あはっ」
今回の横須賀行に同行させていただいて本当に良かったです。
北大路提督には感謝しかありません。
これで争奪戦レース(何の?!)艦娘の部は私が大きくリードです。
ランボルギーニ(イタリア艦)、テスラ(アメリカ艦)、ポルシェ(ドイツ艦)、ロールスロイス(イギリス艦)、ボルボ(スウェーデン艦)になんかに負けませんから!
失礼しました、あまりのハイテンションにわけのわからない例えを…。
翌朝、柱島第七泊地に私達が到着すると門前で待っていた所属艦娘全員から歓声が起こりました。
やはりアルカディアさんの姿を見るまでは皆、不安だったのでしょう。
「お帰りなさい、提督。それに翔鶴さん、アルカディア号さん。」
大和さんが代表して前に出てきてくれました。
「はい、ただいまです。特に変わった事は無かったですか?」
「変わった事ですか…。そう…、ですね。はい、特には…。」
「え、どうしたの? その間が気になるのですが。」
提督が首をかしげました。
「何かあったのなら遠慮なく言って下さい。特に軍では些細な事が重大な結果を引き起こしてしまう事もありますから。」
北大路提督が瞬時に司令官の顔へと変わります。
「そうですか、では。」
オホン、と大和さんが一呼吸置きました。
「アルカディア号さん、提督を呼んでみて下さい。」
「ん? 花火をか?」
「はい、もうそれで結構です。」
一体、大和さんは何がしたいのでしょうか?
「大和、貴女一体どうしたの?」
北大路提督も訳が分からないといった感じですが…。
「まず一つ目、アルカディア号さん。いつから北大路提督を名前で呼ぶようになったのでしょうか? 何かお二人の
北大路提督とアルカディアさんが固まります。
「それから二つ目、『何 故 か』伊勢さんが大荒れで大変でした。私達、宥めるのに大変だったんです。」
何があったの? 伊勢さんの目が据わってる?!
「三つ目、妙高さんと高雄さんどうぞ。」
妙高さんと高雄さんも前に出てきました。
「アルカディア号さん、明日は私達が、ここ柱島第七泊地を隅から隅まで案内いたしますので、お昼は重巡全員でサンドイッチにしましょう。」
アルカディアさんがナゼシッテルノ?的な顔になっていますね。
私達の知らない何かがあったという事なのでしょうか?
「四つ目、瑞鶴さんどうぞ。」
完璧重巡レディースが下がり今度は妹の瑞鶴が出てきました。
「私だけじゃないわ。ね、大和さん、榛名さん?」
大和さんと榛名さんも前に出てきました。
瑞鶴、あなたまで一体?
「提督、アルカディア号さんを少しお借りします。」
そういって大和さんと榛名さんがアルカディアさんの腕を取ると瑞鶴と伊勢さんの四人で戦艦寮へと足を向けました。
「え、でも…。」
北大路提督は何か言いたそうでしたが、大和さんの次の一言でまた固まってしまいました。
「そうそう、遠慮なくという事でしたので夕食後にでも先程の返答を聞かせて頂きますね。提督?」
北大路提督が涙目に…。
「も、もう、アルカディア号さんに聞いて頂戴!」
そう言うと提督は本館建物内に駆け込んで行ってしまいました。
私も後を追おうとしたのですが…。
「待ちなさい五航戦の白い方。貴女にも聞きたいことがあるわ。」
「ええ、向こうで何があったのかではなく、行き帰りを含めてアルカディア号さんと何があったのかを、ね?(ニッコリ)」
ヒイイイイ! 今、最も声を
「そうだねぇ。こんなのを見せられたんじゃ、第二次攻撃の要を認めない訳にはいかないよね?」
そう言って飛龍さんと蒼龍さんが今朝、発売のゴシップ誌(金曜日?)を開いて差し出してきました。
そこにあった画像を見た瞬間、私は悲鳴を上げていました。
誰が撮ったのでしょう、そこにはブルートレインの客車窓越しにアルカディアさんと私がその、舌を絡め合うシーンが?!
「そりゃあ、帝都駅みたいな人が大勢いる所でこんな事をしたら格好のネタというか餌食だよねぇ。」
と蒼龍さんに極上の笑顔を向けられた私はその場にへたり込んでしまいました。
か、神様、助けて下さい!
※この後、翔鶴さんと主人公君はどうなったのでしょうか?
筆者も恐ろしくて聞けずじまいです…。
命に別状は無かったみたいですが、数日は憔悴しきった表情だったとか。
まあ、安い代償ですよね。
※空母艦娘達は艦種正妻の座をほぼ奪われた訳ですからかなり荒れたみたいです。
まあそうなるな…。
残る側室筆頭の椅子を手に入れるのは誰でしょうか?!