アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
次回からはカルチェラ少佐が率いるタウイタウイ第二泊地が舞台となります。
※この世界では男性が少ない事から、側室を持つ事が奨励されている事を説明される主人公君。
なにより一人だけだと人間関係で柱島第七泊地が崩壊する危険があるからでしょうか?
連行される前にアルカディア号の妖精たちが飛び出してきた。
狐が狸が化けるようなポンという音がしたかと思うと、妖精の姿から各々の姿になって皆の前に姿を現していく。
艦娘達があっけにとられる中、勝手に自己紹介を始める連中たち。
「アルカディア号の副長、ヤッタランや。この姿は初めてやけど、宜しゅう頼むで!」
「同じくアルカディア号の戦闘指揮官、有紀螢です。よろしくね。」
あちこちからキレイ…、というため息に似た声が。
「台羽正です。有紀さんの副官を務めています。戦闘時にはスペースウルフ隊を率います。空母艦娘さん達は特によろしくお願いします。」
やはり若い男だけあって黄色い声があがる。
う、羨ましくなんかないんだからねっ!
「ジュラ星最後の生き残り、ジュラ星人のミーメです。主食はアルコールなのでお酒が大好き、珍しいお酒をたくさん持っています、よろしく。」
目を輝かせる那智・隼鷹・ポーラ。
早速お邪魔するつもりだぞ、あれ。
「綱島ますだよ。アルカディア号の司厨担当さね。台所が忙しかったら手を貸すよ。」
「砲術と機関を担当する魔地だ。機関のメンテならまかせてくれ。」
「ドクターゼロだ。ケガや病気は見てあげるよ、いつでも来なさい。」
「ニャー。」
「あー、お前もいたね。この子はミーくん。私の飼い猫だ。可愛がってやってくれ。」
カワイイのです、と電が早速ナデナデ。
最後は全員でキャプテン、頑張って下さいと体良く送り出されてしまった。
お前達、ネズミかっ!
ネズミは沈む船や船火事を起こす前に居なくなるというが、我がアルカディア号の妖精たちも見事に逃げ出していったわ。
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戦艦寮のロビーで一方的なお話をされるのかと思ったが、連れて行かれた先は談話スペース。
瑞鶴がお座り下さいとばかりに椅子を引いてくれる。
大和達4名は対面のソファーに先に座った。
「さてアルカディア号さん。北大路提督を花火と名前呼びするようになった経緯をお聞きいたしましょうか?」
「どうしてまた?」
こっちだってキャプテンハーロックの眷属なのだ、別に怖くなんて…。
「ええ、北大路提督は私達にとって大切な方ですから。その方を名前呼びするとなると、ねぇ(ギロッ)。」
ヒイイイイ、嘘です! チビりそうです、すいますぇん(涙目)…。
「で? どうなんですか?」
大和が片頬をつきながら足を組む。
スッと真っ直ぐに伸びるキレイな素足、その先端には桜貝のような美しい光沢をもつ足爪が!
早速、脳内SSDに永久保存である。
それに黙秘すればそれだけ長くその素足を堪能できるのでは?!
「ア ル カ デ ィ ア 号 さ ん?」
が、表情の消えた榛名のこの一言で黙秘という選択肢はあえなく消滅してしまった。
見た目は行儀よく足を斜めに揃えて座っている榛名だが大和さん以上の黒いオーラを感じる…。
おまけに素足ではなく肌色パンスト(ひょっとしたらガーターかもしれないが確かめる勇気が無い)の補強部分が邪魔をして大和の様に足爪が見れない。
「うむ、早い話があの二人に一目惚れだったところに、その翔鶴から私達にキスしてくれと…。」
姉の名前に瑞鶴の眉が吊り上がる。
彼女も大変な美脚の持ち主なのだが、おかげで鑑賞している余裕なんて飛んでしまった。
「翔鶴さんの一言で飛びついてしまった、と…。」
大和さんの視線が痛い…。
「翔鶴姉はともかく、提督さんは嫌がらなかったの? まさか無理矢理、唇を奪った訳じゃないよね?」
「もしそうだったら、ココから出て行ってもらいますからね。」
ブルーメール閣下、こりゃ案外早くそちらに行く事になりそうです(泣)。
それにしてもホーム(柱島第七泊地)の榛名さん、ちょっと厳し過ぎない?
榛名の皮を被った悪魔かよ(泣)。
皮なら俺だって半分ほど被ってるんだぞ…。
「さすがにそんな事はしない。花火が好きだと言ってくれたからこそだ。」
「北大路提督が先に言ったのですか?!」
「分かりました。但し後で提督さんにもウラは取らしてもらいますからね。」
大和と榛名が顔を見合わせて頷く。
ええ…。
どんだけ信用無いんだよ、俺…。
「翔鶴姉ったら協定違反ギリギリじゃない。鬼共(赤・青・緑・山吹)から助けに行けないよ、こんなの…。」
「協定違反?」
何だろう、またロクな予感がしないんですが…。
「アルカディアさんには直接関係無い事です。」
「詮索も無用ですから。」
先程と同様、息の合ったピシャリ攻撃を繰り出してくる大和と榛名。
ハエ叩きで叩き潰されるハエの気持ちが良く分かった(出来れば分かりたくなかったが)。
「まあ、正規空母の正室は翔鶴さんでしょうね。」
「ええ、翔鶴さんで決まりでしょう。私達、戦艦で良かったですね。」
何が良かったのだろう?
こちらにすれば何も良くないんですがそれは。
「伊勢さん、もう少しだけお待ち下さいね。」
そう言って大和・榛名・瑞鶴が一斉に立ち上がった。
「うふふ、横須賀の連中に負けてたまるもんですか。」
「ええ、向こうさんはコチラを田舎の一泊地という感じで見ているようですから。」
「思い知らせてやるわ。アルカディア号さんは柱島第七泊地のモノなんだという事をね。」
頷き合う三人。
何でしょうか、横須賀の方々に何か落ち度でも?
前には伊勢、後ろには瑞鶴、左に大和、右に榛名。完全に退路を断たれて絶体絶命。
「アルカディア号さん。私、もっとあなたの事…、知りたい、です。」
ヤッパリだわ。
うん、台詞もほぼ同じだし。
違うのはコチラの腕をとるのではなく、完全に胸に手を当てている事だ。
「この命、榛名、アルカディア号さんのために捧げます!」
なお、榛名も同様の攻撃を見舞ってきた模様。
「そうだよ、そんな大事なこと忘れてたなんて。アルカディアさん、助けてくれて本当にありがとね。」
後ろから瑞鶴が手を回してくる。
一体何故、知ってるのか不思議で仕方ないがとても聞ける雰囲気ではない。
「私、一生忘れないから。」
おい瑞鶴、オリジナルは耳元でボソッとだったぞ。
そんな大きな声じゃなかったから。
「どうですか? 横須賀の私より柔らかいと思うのですが(笑)。」
「横須賀の大和は腕をとっただけだ。そんな押し付けるような事は…。」
「私、徹甲弾パッド外してるんです。」
何ですと、指動かしていい?!
「指、動かしたいですか? 榛名は大丈夫です。」
大丈夫ですか、では遠慮なく(笑)。
「まだなの? 食堂で鳳翔さんが待ってるんだけど?」
が、伊勢の一言で二人が手を離してしまった(血涙)。
伊勢に曳かれて食堂にやってくると予想通りテーブルに鉄火丼とネギトロ丼、そして御丁寧に醤油差しまでが置いてある。
ここでも同じ事を再現する羽目になった事は言うまでもないが、鳳翔さんまで加わってくるとは予想外だったわ。
しかし、このままでは面白くない。
まず伊勢の手を握る時間を長くしてやる。
「横須賀の伊勢よりキレイな手をしているな。それに髪も向こうの伊勢より良い匂いがする。」
そう言うと横須賀の伊勢と同じく真っ赤になって睨み付けてきた。
「そんな顔をするな、伊勢。五周年記念の海自制服、すごく良く似合っていたぞ。また日向と共に生で見せてもらいたい(笑)。」
「え、あんなの見たいの? ちょっと…、いやでも…。うーん、まあ頼まれた事だし協定違反にならないからいっか。日向には強制できないから私だけになるかもだけど。」
結構、結構。
文句などございませんですよ、ハイ。大歓迎です!
「で、アルカディア号さんは当然、北大路提督と翔鶴さんの気持ちを受け入れたんですよね。まさか本命は他所の提督さんや艦娘だなんて事は…。(ジャキッ)」
うん、それは脅迫というんですよ、知ってます?(泣)
※横須賀の明石、夕張、青葉による中継は戦闘後も続けられていた事をアルカディア号は知る由も
なかったようです。
※その後の経緯
1.アルカディア号目当てに連日の演習申込が殺到、柱島第七泊地の艦娘さん達の練度がバグ状態に。
マリア・タチバナ中将の舞鶴第一鎮守府はしっかり月一の定期戦を勝ち取ったようです。
2.各地から転属願いが続々で海軍軍令部の人事担当がパニックに。これは結局、誰も認められなかったようです(笑)。
3.アルカディア号目当てで脱ブラックを果たした提督もチラホラ。
4.柱島第七泊地はおろか他泊地の艦娘さん達まで好感度がヤバイ事に(でも本人は気付いていない)!
5.空母組の正室は翔鶴さんかと思いきや他の空母艦娘達から思い切りクレームがはいったの で、めでたく全艦娘という別枠設立対応となりました。因みに対峙した翔鶴さんは普段の大人しさはどこへやら一歩も引かなかったそうです(笑)。
提督 正室:北大路花火 側室筆頭:神崎すみれ
全艦 正室:翔鶴 側室筆頭:日向
戦艦 正室:大和 側室筆頭:陸奥 側室:残り全員
空母 正室:赤城 側室筆頭:加賀 側室:残り全員
軽母 正室:祥鳳 側室筆頭:飛鷹 側室:残り全員
重巡 正室:足柄 側室筆頭:摩耶 側室:残り全員
軽巡 正室:川内 側室筆頭:龍田 側室:残り全員
駆逐 正室:秋月 側室筆頭:村雨 側室:残り全員
潜水 正室:58 側室筆頭:19 側室:残り全員
そうそうたるハーレム構成ですが、アルカディア号の方は期間限定海域攻略要員の繋ぎ止めとして承諾したに過ぎないと思っているような?!