アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた 作:Archangel
「て、提督?!」
足柄さんが驚いて北大路提督に目を向けました。
「そんな。私達だってこのまま長門さん、加賀さん、足柄さんに行ってらっしゃいと言える程、恩知らずではありません!」
デスシャドウ島で受けた補給や食事、入渠など私達からすれば夢のような時間でした。
今こそ、その恩に報いる時です!
「提督、正直なところ私も陸奥や翔鶴達が戦力として加わってくれるなら非常に有り難い。何しろ相手はレ級だけでも6隻いるのだ。」
長門さんも北大路提督に意見しますが…。
しかし、皆さんはタウイタウイ第二泊地の立て直しには必要不可欠な方々ですからと北大路提督は首を縦に振ってはくれません。
私達にとって提督の命令は絶対です。このままで指を咥えて見ているしかないのでしょうか。
全員が黙り込んでしまいました。
「花火。」
そんな沈黙を破ったのはやはりアルカディア号さんでした。
「彼女達の指揮を、いや彼女達を加えた艦隊の指揮を執ってやってくれ。」
陸奥さんの顔がパッと輝きました。
「花火の言う事は分からないでもない。しかし彼女達は今初めてその人のために戦いたいと思える提督と出会えたのだ。」
羽黒さんが何度も頷きます。
「俺は…、それが花火である事を嬉しく、そして誇りに思う。」
そう言うとアルカディア号さんはそっと北大路提督の手を取りました。
「ズルいです、そんな言い方…。///」
北大路提督は赤くなってそのまま横を向いてしまいました。
え、チョロイですって?
あんなイケメンにそんな事を言われたら誰だってああなってしまいます///。
私なら気を失ってしまう(ついでに処〇も)自信があります(キッパリ)!
「頼む。花火が無茶な指揮をするはずがないというのは全員が分かっている。」
アルカディア号さんは北大路提督の手を取ったまま膝を折りました。
「や、止めて下さい! もう、私が悪者になってしまってるじゃないですか…。」
北大路提督からため息が漏れました。
「貴女達、本当に私の指揮で良いのですね?」
北大路提督が私達に向き直りました。
もちろん全員の答えは決まっています!
「北大路提督よ、改めて聞くまでもない。現時刻を以ってタウイタウイ第二泊地所属『戦艦武蔵』・『戦艦陸奥』・『航空母艦翔鶴』・『重巡洋艦羽黒』・『軽巡洋艦名取』・『駆逐艦響』・『駆逐艦潮』・『駆逐艦電』以上8名、臨時とはいえ柱島第七泊地提督『北大路花火』大佐の指揮下に入る!」
武蔵さんの凛とした声が響きます!
「柱島第七泊地所属『戦艦長門』・『空母加賀』・『重巡足柄』、タウイタウイ第二泊地所属『戦艦武蔵』・『戦艦陸奥』・『空母翔鶴』・『重巡羽黒』・『軽巡名取』・『駆逐艦響』・『駆逐艦潮』・『駆逐艦電』以上11名は長門を旗艦とし、ここタウイタウイ第二泊地に侵攻中の深海棲艦12隻の迎撃に出撃して下さい!」
待ちに待った出撃命令に全員一糸乱れぬ敬礼で答えます。
「先も言いましたが、くれぐれも無茶はしないで下さい。状況をよく見て危険だと思ったらすぐに撤退して下さい。全員での帰還以外は決して許しません、いいですね!」
人命軽視の無茶な迎撃や作戦を平気で行うカルチェラ提督とは全てが違います。
このような立派な方の指揮下で戦えたのです、これが最後になろうとも悔いはありません。
「陸奥・翔鶴・羽黒・名取・潮・電、覚えているな。また旨いものが食いたければ戻ってこい。」
アルカディア号さんたら(笑)。
分かりました、あんな美味しい物が食べられるなら何度でも戻ってきます!
どうやら悔いはありませんが、食いがあるようです(笑)。
五航戦旗艦翔鶴、出撃します!
※悔いはありませんが、食いがあるですか(笑)。
やはりそこは翔鶴さんも正規空母だったということですね。
※アルカディア号がいない状態でどこまで持つか?!