アルカディア号になって艦これの世界にお邪魔してみた   作:Archangel

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※新たな大物登場です!





※2021年03月07日 誤字修正


第97話 軍令部編2(アルカディア側1)

 デスシャドウ島を横須賀沖に停泊させて鎮守府埠頭のズーム映像をディスプレイで確認する。

 念のために上陸場所の確認をしておこうという訳だ。

 

 あー、やっぱり陸軍が出てきてるな。

 後、多数集まっている報道陣まで纏めて神崎中将閣下が一人で相手にしていると…。

 んんっ!

 あれは…、男が二人?!

 男が二人も混じっているだと!

 

 「あれは『すみれ』さん? 相手は陸軍の様ですわね。まさか向こう(陸軍)さんまで影山サキを狙っているとは…。

 真宮寺長官がため息をついた。

 

 何ですと?!

 やはりあの二人も男として影山サキを狙っているというのか?

 彼女はこっちが先に目を付けたんだ、渡す訳にはいかん。

 陸軍は研究材料として狙っているのかと思っていたのに油断も隙も無いな。

 こっちは連結準備万端だというのに。

 

 「陸奥の言った通りだな。どうする?」

 本来ならどうするなんて聞いている場合では無いのだが長官の手前、勝手に暴れる訳にはいかない。

 

 「どうすると言われても行くしかありません。アルカディア号さん、お願いします。」

 まあ、そうだよな。さて陸軍さんにはどうやってお引き取り頂こうかな?(笑)

 力で抑え込むのが一番手っ取り早いのだが、それはあくまで最終手段。

 万一、報復と称して別働隊で柱島第七泊地に乗込まれたりしたら花火を残してきたのが裏目に出てしまう。

 

 「分かった、大事になる前に急ごう。」

 鎮守府や泊地と云えども場所は陸の上なので陸戦専門の部隊に攻込まれては防ぎようがない。

 艦娘の武装が強力でも戦術に関してはやはり陸軍の方が数段上だろうからな。

 特殊部隊の潜入により司令官(花火)を抑えられてしまってはそれで終わり(ゲームセット)なのだ。

 

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 

 

 ランチを接岸させると神崎閣下の声が聞こえてきた。

 おそらく海軍の立場を説明しておられるのだとは思うが…、何?!

 驚いた事に神崎閣下が正対していたのは『山崎慎之介』こと葵叉丹ではないか!

 後で伊勢に聞いたところ階級は少佐、世間では美青年だけあって大神元帥を抑えて女性人気No.1だそうな。

 TVクルーまで集めやがって…。

 この非モテ同盟の(バラモス)め!

 まあ、冷静に考えればサタンってルシフェルで元は天使だし、そりゃそうか。

 高位の悪魔ほど元は位の高い天使だから見目麗しいと聞いた事がある。

 が、さすがは神崎閣下である。その程度で私がなびくとでも? といった感じでかなり強気だ。

 あれだけの美人である。

 これだけ男の少ない世界でも引く手あまたなのだろう。

 そうすると俺なんかもっとダメという事ではないか。

 はっはっは…。

 

 ところがそんな神崎閣下を子供扱いするヤツが現れたのである。

 山崎少佐の取り巻き連中が左右に分かれると出て来たのは陸軍大臣の『京極慶吾(ゾーマ)』!

 これサクラ大戦2のラスボスじゃん…。

 こんなヤツまで影山サキを手に入れるつもりなのか?

 オッサン、もう45才だろ?

 ちょっとは自重してくれよ、いつまで盛ってるんだよ、マッタク…。

 このカブトムシ野郎め。

 

 「『京極』陸軍大臣、『山崎』少佐、わざわざお出迎え痛み入ります。ですが、一体何を揉めているのか教えて頂けるかしら?」

 ランチから降りようとする長官を止める。

 陸に上がってしまったら多勢に無勢になってしまうからだ。

 

 「そちら(海軍)さんの神崎中将が影山サキの引き渡しを拒んでおられるのだ。これは相手の艤装を徹底研究できるチャンス。陸軍としてもこの機を逃す訳にはいかん。」

 「しかも影山サキは元海軍の提督で人間だったというではないか。人間に装備できる事が可能な艤装となれば一気に戦力地図を書き換え可能だ。これを機に人類は大規模反攻作戦に移る事になるだろう!」

 オイオイ、お前が研究しようとしているのは影山サキの二連山(おっぱい)谷川(クレバス)だろう?

 上手いこと誤魔化すじゃないか。

 

 「そうですか。ですが神崎の言う通り影山は元海軍の人間ですから海軍(の査問)が先なのは当然です。」

 よっしゃ、真宮寺長官のお墨付きが出たぜ!

 海軍側(オレさま)が先に味見をしていいという事ですね、分かります!

 

 「何と! これは困りましたな(笑)。国民の皆さん、海軍さんは我が陸軍に対して協力的ではないようだ!」

 山崎がTVクルーに向かって肩を竦めて見せている。

 

 「そう解釈されるならそのようにされるがいいでしょう。少なくとも海軍としては先というだけで引き渡さないとは一言も申し上げておりませんので。」

 そうだそうだ! もっと言ってやれ!

 

 「真宮寺長官、陸軍大臣の命令ですぞ!」

 諦めの悪いヤツだな。

 空気を察知したのか伊勢と日向も飛行甲板と特別な瑞雲を準備完了だ。

 

 「では海軍側は大神元帥の命令です。どうぞお引き取り下さい。」

 

 「なんですと?! 陸軍と京極大臣を愚弄するおつもりか!」

 は?

 山崎のヤツ、剣に手を?!

 くっ、丸腰の女性に武器を使うとは許せん!

 

 「それは戦闘の意思があるという事だな?」

 そう思うと気が付くと考えるより早く体が動いていた。




※筆:影山サキが気に入ったの?
 ア:うむ、かなりの美人だしな。それに何故かバラの女王様(アマノカズミ)を思い浮かべてしまって…。
 筆:ふーん。
 ア:どうした?
 筆:北大路提督よりも?
 ア:それは無い、花火は特別な存在だ。
 筆:被るとすれば同じ系統『すみれ』嬢という事ですね、分かります!
 ア:無理に火種を作りに行かないで下さい、お願いします!
   それよりもカブトムシ野郎とは一体、どういう事なのだ?
 筆:小さい頃、カブトムシ飼ったこと無い?
 ア:当然あるぞ。よく捕まえてきたものだ。
 筆:カブトムシって寝てるか食べてるか盛ってるかだったでしょ?
 ア:ああ、そういう…。
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