シュカが喋り終わった瞬間俺たちの体は転送された。
スノウ「それじゃあ、ついたらr」
俺が喋ってる途中で転送は終了した。今の現在地を確認するためにスマホを出すと変なアプリが2つあることに気づいたのでダーウィンズゲームのアプリを開いて見ると説明文が書かれていた。
『ジブヤの街に隠された宝を見つけ、一気に大量ポイントをゲットしよう!ゲームの制限時間は24時間!参加プレイヤーは300名。全員バトルロイヤルモードに設定されるから、もちろん攻撃OK!
ゲームに出現する「リング」はトパーズ、べリドット、ラピスラズリ、ルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンドの7種類。「リング」はゲーム終了後、それぞれ以下のポイントと交換されます。順に100pt,150pt,300pt,500pt,800pt,1200pt,2000pt。
もし、ゲームがクリア出来ずに制限時間が過ぎた場合、「リング」の所有数が3個未満のプレイヤーはゲームオーバーです。
「リング」は、地図と新機能「異次元カメラ」を使って探そう!イベントエリア内ではプレイヤーサーチは無効化されます。またイベント期間中にイベントエリア外に出た場合ゲームオーバーです。
さあ、みんなで仲良く楽しく宝探しをしよう!』
スノウ「仲良くって……ないな。」
俺は説明文を見終わって直ぐにそう思った。だって絶対にリングが人数分配られるとは思わないから。
そう思ってると携帯にメールが来たので見てみた。
『渋谷全域にリングが300個配られたよ!』
これからどうするかを考えていたのだがとりあえず新アプリである異次元カメラを開いてみた。
すると
スノウ「え、廃墟なのかこれは?」
俺が画面越しに見た渋谷はところどころ瓦礫が崩れており廃墟にしか見えなかった。だが現実には何も変わってないことからただの背景だろうと思うと廃墟のなかで光ってる所があるのでそこを探すとリングが出てきた。
スノウ「なるほどこれがリングでこのリングは……ルビーかつまり300ptのやつか。でもとりあえず念の為俺の分とレインの分は集めとくか。」
俺はそう思うとまずはレインにメールでどこにいるかを聞いたところ今は渋谷セントラルタワーにいるらしくそこには同じく転送されたカナメもいたので一緒に行動するようだ。それとタワーに閉じ込められたらしいので助けに来て欲しいとの事だった。
もちろんレインのことを助けないなんて選択肢はありえないのでレインにはリングを集めながら向かうと伝えた。
スノウ「さて、それじゃあ始めようか、宝探しを。」
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一方スノウが探索を開始した頃、ビルの屋上ではエイスの
ワン「おやぁ?なんだお前自殺志願者か?」
アカネ「そんなわけないでしょ。1番厄介な奴を潰すだけよ、燃えろ!」
アカネは直前に投げていた紙くずを媒体にしてワンの体を燃やして殺した―――――そう思った瞬間アカネはビルから落下していた。
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スノウは異次元カメラをちょくちょく見ながらリングを探しながら渋谷セントラルタワーに向かっていたのだが、途中でビルから落ちてくる影が見えたのでさすがに見殺しにするのは忍びないのでビルの壁を走りながらキャッチした。
スノウ「ちょっと黙って捕まってろよ、舌噛むから。」
アカネ「……っ!?」
スノウはそう言うと一気に加速すると隣のビルの間に入ると壁を交互に蹴りながら降りた。
スノウ「こんな所でいいか、俺はもう行く。」
アカネ「ちょっと待って!なんで私のことを助けたの?」
スノウ「ビルから落ちてくる女の子の影が見えたんでな一応助けただけだ。とりあえず急いでるから俺はもう行く。」
俺はそう言うと再びリング集めを再開した。
すると、次は少し行ったところに動くリングが4個くらいあったのでそこへ向かうとそこでは2vs4の構図で銃撃戦をしていたのでまずは4人の上の方へ近くの壁を走りながら行くと壁を蹴って一気にまずは1人の首を斬った。それでやっと気づいたようだ。
敵A「なんだこいつ!?いつの間に俺たちの後ろに回りやがったんだ!?」
そうやって叫んでるやつも一瞬で殺すと俺は向こう側にいるやつらにも聞こえるように言った。
スノウ「全員戦闘をやめろ。そして大人しく持ってるリングを渡せ。そうすれば命までは取りはしない。」
俺がそう言うと1人が俺に銃を向けると撃ってきたのでそいつの後ろに回り込むと一瞬で首を斬った。
スノウ「無駄だ俺に銃は効かない。もしもこれ以上従わない場合全員殺す。」
俺が威圧しながら言うと全員が銃を地面に置いて出てきた。そしてそのままリングを合計4つ置いたのでそれを拾った。
スノウ「ちゃんと全部だな。それじゃあさよなら。」
俺はそう言うと今度は一直線に渋谷セントラルタワーに向かった。
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一方スノウが戦闘に乱入する前のレインとカナメは植物を使役するシギルを持つヒイラギイチローに苦戦していた。
レインは洗脳状態にされた銃を持った人間からラプラスを駆使して逃げていてその隙にカナメは壁伝いに下の階層へと降りていって現在カナメはヒイラギイチローとの戦いに勝利を収めていた。
ヒイラギイチローとの戦いから約1時間後にカナメは起きた。
カナメ「あれ?俺はアイツと戦って勝って………あれ、あの後の記憶が無い?」
すると部屋のドアが開くとレインが入ってきた。
レイン「どうやら目が覚めたようですね。無事なようで何よりです。」
そう言うとレインはカナメにあの後のことを話した。そして話し終わった頃にヒイラギイチローとフルアーマーの男が入ってきた。
ヒイラギイチロー「1階の出入口のバリケードは張り終わったよ。おや、目が覚めたようだな少年。」
カナメ「ヒイラギイチローさんか。それとあんたはフルアーマーの人か。」
リュージ「とりあえず自己紹介しとくが俺の名前はリュージだ。」
するとカナメはイチローとリュージに提案をした。
カナメ「なあ、あんた達に提案があるんだけどこの宝探しゲームの間だけ手を組まないか?」
ヒイラギイチロー「それはこのゲームの間の即席のクランということか。私は構わないが彼は……」
リュージ「悪いが俺はカナメ、あんた達となら別に構わないがこのオッサンだけは嫌だね。人の体を勝手に使いやがったんだからな。」
そう言うとリュージは部屋から出ていこうとしたがレインの一言で足を止めた。
レイン「そうですか、それだとこれからの戦いはかなりきつくなりそうですね。どうやらエイスのワンもこのゲームに参加しているらしいので。」
リュージ「おい、お前今『エイスのワン』っつたか!?」
突然の食いつきようにレインは驚きながらも頷いた。
リュージ「そうか、ならやっぱり俺もお前らに協力してやる!そのオッサンに体乗っ取られたことは今は水に流してやるよ。」
カナメ「なんで急に?」
カナメがそう聞くとリュージは自分の過去を語った。自分の弟がワンに殺されたことを。
カナメ「分かった、リュージのことは俺は信じるよ。ついでに顔を見せてもらえると有難いんだが。」
リュージ「ああ、確かにこれから仲間になるんだしな。別にいいぜ、ほら。」
そう言ってリュージは顔を見せるとカナメとレインが固まった。
その反応にリュージは?マークを浮かべた。
カナメ「あ、いや知り合いに似てたから。」
レイン「凶暴な面構えを想像していたので。」
そう言うとリュージは納得してくれた。
レイン「とりあえず私は兄に連絡しますね。」
そして、レインがスノウに27階の何号室に居ると教えると直ぐに行くと返ってきたのでそれを言うと
ヒイラギイチロー「そうか、ならばバリケードを解除しに行こう。」
レイン「いえ、どうやらその必要は無いようですよ。」
そう言いながらレインは異次元カメラで下を見ていたので全員が自分のカメラで下を見ると光がどんどん近づいてきていた。
カナメ「は?嘘でしょ…」
リュージ「………はっ!?」
イチロー「…………」
そして数秒後ガラス窓を割って1人の人間が入ってきたと思うとレインに抱きついた。
スノウ「会いたかったぞレイン!怪我は無いか?大丈夫か?お前の為にリングを6個も集めてきたぞ!」
レイン「分かりましたから離れてください、恥ずかしいでしょう。」
そう言いつつもレインも少し嬉しそうにしていたが一旦離れた。
スノウ「カナメも無事だったんだな。」
カナメ「ああ、当たり前だ。」
そう言っているとレインが咳払いをすると
レイン「兄さん、こちらは私たちの仲間になってくれることになったリュージさんとヒイラギイチローさんです。それとこちらが私の兄さんのカシワギスノウです。」
すると3人が同時に
スノウ、リュージ、イチロー「君(あんた)のシギルは?」
素晴らしいぐらいにハモった。
それぞれが自分のシギルを教えたあとにスノウはもうひとつカナメに言った。
スノウ「なあカナメ、あいつめっちゃ似てね?」
カナメ「ああ、俺も最初思った。」
レイン「2人ともまずは話を戻しましょうか。とりあえずはここの5人で敵を迎え討ちましょう。」
レインがそう言うとカナメが
カナメ「でもよ、ホントに来るのか?」
リュージ「ああ、絶対に来るね。あいつは強欲で傲慢なやつだからな。」
それと、と言うと
リュージ「報酬の配分はどうすんだ?」
レイン「ここにあるのは兄さんのを抜くと合計15個で3800ptあります。」
カナメ「なら、ヒイラギのおっさんには全額の半分をやる。残りは俺たち4人で分けるよ。」
その提案にイチローは
イチロー「私が言うのもなんだが本当にいいのかね?」
カナメ「ああ、ここのバリケードを張ってくれてるのはあんただし、それに娘のために大金が必要なんだろ?」
イチロー「ありがとう。」
そうして話しているとレインが画面を見ていたのでどうしたのか聞いて見ると
スノウ「レイン、どうかしたか?」
レイン「実はこのポイント表なのですがおかしいとは思いませんか?」
その言葉に全員が画面を見た。
カナメ、リュージ、スノウ「どこが?」
レイン「男性は宝石にはあまり興味が無いかもしれませんが、トパーズがラピスラズリよりも低いのはおかしいんです。」
リュージ「そんなの適当に決まってんだろ。」
レイン「それにこの説明文ちょっとおかしくないですか?特にこの『ゲームクリア出来ずに制限時間が過ぎた場合、リングの所有数が3個未満のプレイヤーはゲームオーバー』という一文なのですが。」
その言葉にカナメと、リュージはピンとこなかったが俺とイチローさんは気づいた。
イチロー「確かに、この説明文だとクリア条件が分からないな。」
スノウ「となるともしかしたらリングに何かしらのヒントがあったりするのかもな。」
俺がそう言うとレインがリングを調べるとリングの裏側にQRコードがあった。他のリングも見たが全てQRコードがあったので試しに異次元カメラで見たところ何桁かの数字が表示された。
レイン「これはほぼ間違いなくこのゲームをクリアする為の最初の鍵ですね。」
そしてレインが全てのQRコードを見ようとした瞬間カナメの携帯からメールの着信音がしたのでカナメが確認するとそこには信じられない現実があった。
『助けてカナメ』
カナメ「嘘だろ、おい。何かの冗談か何かだよな?」
レイン「いえ、カナメさんや私たちが救援メッセージを送るのには5ptしか使いませんが、A4クラスになると600ptを使いますから、冗談ではないでしょう。」
レインからメールが事実である可能性が高いと言われた瞬間カナメは動き出していた。
カナメ「すまねえヒイラギのオッサン、悪いが入口のバリケードを解除して通してくれねぇか。一刻も早くシュカを助けに行かねぇと!」
レイン「待ってください。今シュカさんの近くにいるのはA4クラスを倒せる実力を持った人間ということになります。1人で行くのは無謀です!」
カナメはそれでも助けに行くと言っていたので俺はついて行くことにした。
スノウ「なら俺も行く。」
俺がそう言うと続くようにリュージも行くと言ったので3人で行くことになった。
レイン「仕方ないですね、なら私は屋上から狙撃による援護をします。距離は大体数キロ程度なら問題ないです。ですがそれ以上の距離や地下などの場合援護は出来ませんので気をつけてください。」
カナメ「分かった。それじゃあ力を貸してくれスノウ、リュージ!」
その言葉に俺たちは頷くとシュカがいる地点へと移動を開始した。